日経新春杯

中京競馬場6日目11R
第69回
日経新春杯
芝 2200m/GⅡ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクD】


過去にはメジロブライト、ステイゴールド、ルーラーシップ、ミッキーロケットなどが勝ち上がった伝統の一戦だが、有馬記念の後のハンデ戦ということで、近年はそこまでビッグネームは出走してこない。あまりGⅡという格は気にしなくていいだろう。
今年は例年になくハンデ差が付いておらず、パッと見はあまりハンデ戦という意識が持てないのも特徴的。下が53キロで上が57キロという範囲だが、52キロ以下の馬が出走しなかったのは2005年以来となる。それくらい能力が拮抗していることを表しており、どの馬にもチャンスがあるということを示唆している。
さて、前日オッズを見てみると、1倍台が示す通りやはり世間の注目はもちろんステラヴェローチェだ。クラシック③③④着で有馬記念も④着という成績は立派のひとこと。他馬との戦績比較では当然この馬が最上位ということになる。ただ、これまでも再三指摘してきたように、この馬はスナイパータイプであるのも事実。強い馬相手に漁夫の利を狙う形で着を拾ってきたが、断然人気になった時にこの脚質の馬をどこまで信じれるか。強さを認めつつも、期待値優先であえて逆転候補から狙う手も十分ある。配当妙味をじっくりと考えたい一戦だ。





1枠1番
モズナガレボシ
牡5/55kg 
松山弘平/荒川義之
騎手厩舎連対率:18.8%
中京芝:未経験 
芝2200m:未経験 
《期待値50%》

「色気持って前に行くよりは終いに賭けた方がいいのかも。差し馬向きの展開になって時計が掛かってくれることが条件。中京コースは初めてだけど、この枠なら脚を溜めれそうだね。あとは乗れてる鞍上の手腕に期待」



1枠2番
クラヴェル
牝5/54kg 
横山典弘/安田翔伍
騎手厩舎連対率:27.5%
中京芝:0-0-0-1 
芝2200m:0-0-1-2 
最高タイム:2.12.5
《期待値65%》

エリザベス女王杯でも0秒4差に好走したが、未だ3勝馬という立場。本格化してからは一度も掲示板を外していないように、秘める潜在能力は高くて相手なりに走れるタイプというのが分かる。牝馬同士の愛知杯ではなく牡馬相手のコッチに出走してきたのも自信の表れか。中京2200mは差しが決まりやすい舞台だけに、この選択は吉と出そうだ。
「重賞で好走しているとはいえ、51~52キロのハンデ。56キロでGⅠのエリザベス女王杯はさすがに厳しいと思っていたら3着には驚いた。今回は54キロで出られるし、牡馬相手といってもステラヴェローチェ以外は大した馬はいない。ここも上位は狙えると思う」と厩舎サイド。鞍上の横山典が10戦連続で騎乗する馬は現役でもこの馬のみ。2~3着ではなくそろそろゴールドメダルが欲しいところだ。
今年はこの馬が紅一点となるが、過去に牝馬でメイショウベルーガ、テイエムプリキュア、メジロランバダ、エルカーサリバーなどがこのレースを制している。



2枠3番
マイネルウィルトス
牡6/56kg 
川須栄彦/宮徹
騎手厩舎連対率:8.5%
中京芝:0-1-1-2 
芝2200m:未経験 
《期待値50%》

「ミルコと手が合ってたから乗り替わりになるのがねぇ。まあステラヴェローチェが出てくるんじゃ仕方ないけど…。勝ち切れるかはともかく、瞬発力勝負にならないこういう条件では渋太く走れる馬なのでテン乗りで上手く引き出してくれたら」


2枠4番
ステラヴェローチェ
牡4/57kg 
M.デム/須貝尚介
騎手厩舎連対率:38.1%
中京芝:1-0-0-0 
芝2200m:1-0-0-0 
最高タイム:2.18.0
《期待値70%》

有馬記念は勝ち馬より先に仕掛けざるを得ない展開となった分、外を回されたこともあってゴール前で脚勢が鈍ったが、上がり最速タイの4着と十分な内容。改めて強い4歳世代の上位馬であることをアピールする走りだった。今回は中山金杯に登録してハンデを確認する用意周到さ。4コーナーで取りつくまでに脚を使う中山より、直線の長い中京の方が合っているはずでここでも主役候補の筆頭と言える。
「有馬記念は外を回ってよく追い上げていたし、この馬としてはしっかり走ってくれた。挑戦者の立場として挑んだが上位馬は強かった。見せ場は作れたように、今後に繋がるいい経験が積めたのでは。年明け緒戦には斤量的に有利なAJCCを使うプランもあったのだが、あまりゲートが速い方ではないし、直線の長い中京を選択した。同じ舞台の神戸新聞杯で結果も出しているからね。のびのびと走れる方がこの馬にはいいだろう。いい結果を期待したい」と須貝師。言葉にも自信が漲っている。


3枠6番
ヤシャマル
牡5/54kg 
松田大作/尾形和幸
騎手厩舎連対率:0%
中京芝:0-0-0-1 
芝2200m:0-0-1-0 
最高タイム:2.16.0
《期待値55%》

「準OPを一戦で通過したからさすがにOPに入ると慣れが必要かなと思ってた。なのでこの成績も想定通り。でもこの馬なりには走ってるほうだし、重賞でも1秒も離されずに走れてる。だいぶOPでもメドが立ってきたし、調教通り走れればもう少し走れてもいいかな。左回りはピッタリなのでうまく立ち回って欲しい」


4枠7番
アフリカンゴールド
セ7/55kg 
国分恭介/西園正都
騎手厩舎連対率:6.7%
中京芝:1-1-0-4 
芝2200m:1-1-0-1 
最高タイム:2.11.9
《期待値50%》

「久しぶりに重賞で好走できたね。前付けしたら展開に恵まれたのが好走理由だけど、こういう競馬してればそのうちチャンスがある。ここも有力馬が後方で脚を溜めるタイプが多いみたいだから前走の再現があるかも…」


4枠8番
フライライクバード
牡5/55kg 
武豊/友道康夫
騎手厩舎連対率:44.2%
中京芝:2-1-1-0 
芝2200m:2-1-0-1 
最高タイム:2.11.2
《期待値65%》

2200~2400mで4勝。中京2200mは②①①着と相性がイイ。前走のAR共和国杯はペースが緩くて上がりの競馬になったが、得意でない展開ながら3着に好走。ここへきて馬が充実してきているのを示している。得意舞台のハンデ戦で中間の動きも良好とあらばV圏内突入も十分だろう。
「前走後は放牧でひと息入れ、このレースから始動するのは予定通り。レースの1週前にはしっかり負荷をかけた追い切りができて、馬のコンディションも良さそう。ジョッキーにも跨ってもらい、感触を確かめてもらったが、乗りやすいと話してくれている。使い込むよりも、むしろ久々の方がレースパフォーマンスはいいタイプ」と友道師。厩舎の活躍馬は高齢化が目立っているため、そろそろ管理馬のラインナップも一新したいところだ。


5枠10番
ヨーホーレイク
牡4/55kg 
川田将雅/友道康夫
騎手厩舎連対率:48.5%
中京芝:0-1-0-0 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

強い4歳世代の1頭が帰ってきた。この馬も友道厩舎の所属馬。2勝馬ながら皐月賞5着、ダービー7着の実績は今後の古馬重賞路線で大きく飛躍しそうな雰囲気がある。ディープ産駒でありながら、スパッと切れると言うよりは渋く長く脚を使うタイプ。現状では上がりを要す競馬により適性の高さを感じさせる。復帰戦の感触はどうなのか。
「昨年秋は菊花賞を目標にしていたが、目の外傷を負ってしまい、放牧に出して休養に。怪我は完治して帰厩後は順調にこなしているが、1週前追いは大型馬ということもあって、いくらか動きが重苦しかった。ただ、そこでしっかり負荷をかけたことで中身が変わってきたし、今週の方が動きは良かった。まだ良化余地はあるが、これでレースに向けてもう一段上がるだろう。GⅠでも健闘してきた馬だし、能力はここでもヒケは取らない」と友道師。話からすれば“叩いた方がベター”というニュアンスだが、地力の高い馬だけにいきなり走れても良さそうだ。


6枠11番
ショウナンバルディ
牡6/57kg 
坂井瑠星/松下武士
騎手厩舎連対率:15.8%
中京芝:3-1-1-2 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

中京新聞杯は人気薄で逃げ切り勝ち。「細かい作戦についてはジョッキーに任せていたが、自ら主張してハナに行けたのは良かったし、岩田クンがうまく乗ってくれた。夏場はコンスタントに使っていたので疲れもあったかもしれないが、前回はひと息入れてリフレッシュされ、いい状態で戻ってきたのも良かったのだろう。ジョッキーは初めて乗った際から『重賞を勝てる』と話してくれていた馬。ハナでも控えても競馬ができると言っているし、ここも先行力を生かした渋太いレースを見せてほしい」と松下師。
先週の中京は先行馬が粘るシーンが多かったので、同じような馬場なら楽しみはある。ただ、ハンデがステラヴェローチェと同じ57キロはだいぶ見込まれたかもしれない。中京2200mは逃げ切りの難しい舞台でもあり、前走の再現はどうか?



7枠14番
プレシャスブルー
牡8/55kg 
勝浦正樹/相沢郁
騎手厩舎連対率:40%
中京芝:1-1-0-2 
芝2200m:0-0-1-0 
最高タイム:2.13.7
《期待値55%》

「前走はスムーズさを欠いたし流れも不向きだった。勝浦も『ああなっちゃうと来ないよね』って言ってた。その勝浦も『乗りに行く』って即答してくれたし、脈はあると思っている。状態は凄く良い意味で平行線だし、全然ヘコたれないのは逆に凄いよ」



8枠15番
ダノンマジェスティ
牡7/55kg 
岩田望来/音無秀孝
騎手厩舎連対率:18.2%
中京芝:2-1-0-0 
芝2200m:2-0-0-0 
最高タイム:2.10.8
《期待値55%》

ダービー馬を弟に持つ良血馬ももう7歳。ここまで条件戦では強いが、まだオープンに壁を感じさせる戦績でなかなかブレイクできずにいる。中京2200mは2戦2勝なので、この舞台の相性の良さでどこまで前進ができるか。ひと叩きされて迎える得意舞台なので、少し前進できるだけの条件は揃っている。「前走は大外枠で引っ掛かって6着。まともならプレシャスブルーには先着できる。ハンデ重賞なら通用していい馬。馬場と展開ひとつでチャンスあると見ています」と関係者の感触は悪くはない。



8枠16番
トラストケンシン
牡7/53kg 
池添謙一/高橋文雅
騎手厩舎連対率:0%
中京芝:0-0-0-1 
芝2200m:0-0-0-3 
最高タイム:2.12.9
《期待値55%》

今週は動きすぎちゃったぐらい。今回は戻った時点から凄くイイ雰囲気で、体が増えていても全然太くなく、バランスが良くなってしっかりしてきた。前走に関しては左右に馬がいて気を使っていたし、動くに動けず不完全燃焼だった。テキは「道中外めのいつでも動ける位置にいて、終い勝負がハマればアリっちゃアリだな」と色気は持っていた。



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