ファルコンS

中京競馬場3日目11R
第35回
ファルコンS
芝 1400m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクM】


NHKマイルカップのトライアルではないものの、本番と同じ左回りのレースになるのでココからNHKマイルカップに向かう馬も多いファルコンS。昨年はファルコンSで2着だったラウダシオンが続くNHKマイルカップを勝利している。
今年はフルゲート割れの15頭立てだが、なんといっても朝日杯FS勝ち馬グレナディアガーズの参戦が目立つ。一方、ショックアクション、モントライゼは朝日杯ではグレナディアガーズより人気だった馬。1400mという条件で果たして着順が入れ替わるかがポイントになりそうだ。
3月の中京はローカル開催ながら3週全てで重賞が組まれていて、来週はいよいよGⅠ高松宮記念が行われる。今年は京都の替わりに年明けから開催が行われていて馬場の傷みも心配されるところだが、GⅠに向けてもファルコンSの傾向に注目しておきたい。




1枠1番
ルークズネスト
牡3/56.0kg 
幸英明/浜田多実雄
騎手厩舎連対率:20.0%
中京芝:0-2-0-0 
芝1400m:未経験 
《期待値60%》

今年はシンザン記念が中京で行われたが、そこで外から脚を伸ばして2着に好走したのが浜田多実雄厩舎ルークズネスト。今回はシンザン記念と同じ左回りの中京ということで、連続好走への期待が掛かる。
「シンザン記念からファルコンSというのは予定通り。しっかり負荷を掛けながら、思い通りの調整ができた」と厩舎サイドは前向き。「馬がすごく落ち着いていて、調教では凄く乗りやすくなっている」とのことで、幸英明騎手の感触も相当良かったそうだ。
「シンザン記念も折り合いに苦労しながら直線は良く伸びてきた。しかも、当時の中京は内がかなり有利な状態だったからね。今回は1400mでも自信があるし、いい形でNHKマイルカップに向かいたい」と陣営は最後まで強気。上位争い候補の1頭になりそうだ。


3枠4番
グレナディアガーズ
牡3/57.0kg 
川田将雅/中内田充正
騎手厩舎連対率:41.8%
中京芝:0-0-0-1 
芝1400m:1-1-0-0 
最高タイム:1.20.4
《期待値65%》

朝日杯フューチュリティSをレコードタイムで制した中内田充正厩舎グレナディアガーズがファルコンSから始動。朝日杯FSの勝ち馬が次のレースに1400mの条件を選ぶことは珍しいが、これが体裁や常識に囚われない中内田厩舎の戦略なのだろう。
「未勝利戦は1400mで勝っている馬だし、朝日杯FSは距離延長に不安が残る中で、前が引っ張ってくれてこの馬には絶好の流れになったという面があった。今回はNHKマイルカップに向けて左回りを試しておきたいのと、本番までの間隔や勝てるかどうかを考えた上でファルコンSへ。良い内容で、なおかつ2歳王者らしい結果を出したい」と、厩舎関係者は語っている。
左回りは新潟、中京で惜敗しており、陣営としては今回で克服しておきたいところ。2歳時は前向き過ぎるくらいだった気性が今回は「変なくらい落ち着いている」とのことで、これはどちらに出るか。馬体は休ませた効果で幅が一回り大きくなったそうだ。


4枠6番
ニシノアジャスト
牡3/56.0kg 
勝浦正樹/小手川準
騎手厩舎連対率:0.0%
中京芝:0-0-0-1 
芝1400m:1-0-1-0 
最高タイム:1.21.9
《期待値60%》

左回りの新潟で初勝利を挙げ、東京で2勝目を挙げ、前走のクロッカスSでも3着と左回りなら安定して走る小手川準厩舎ニシノアジャスト。2走前の中京2歳Sこそ6着だったが、これは前残りの流れが向かなかっただけ。上がりは最速をマークしており、能力の高さは見せている。
「実戦を経験しながら、徐々に体質が強くなって大人になってきている」と厩舎サイド。「本当に良くなるのは古馬になってからだと思う」としながらも、「ここ一連の競馬を見ていると、重賞でも末脚が通用しそうな感触はある。力試しの一戦だが頑張ってほしい」と、トーンは前向きだった。
鞍上は「ニシノ」「セイウン」の馬ではお馴染みの勝浦正樹騎手。ニシノアジャストとは初コンビになる。今週は日曜のスプリングSでもニシノオイカゼに勝浦騎手が騎乗予定で、このオーナーと鞍上で土日連続重賞。ニシノデイジー以来となる3歳GⅠ参戦を目指す。


6枠10番
ロードマックス
牡3/56.0kg 
福永祐一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:36.4%
中京芝:0-0-0-1 
芝1400m:0-1-0-0 
最高タイム:1.21.8
《期待値60%》

新馬勝ち後は重賞への出走にこだわり、京王杯2歳Sでは勝ったモントライゼとクビ差の2着に好走している藤原英昭厩舎ロードマックス。今回はその時以来の1400m戦で、福永祐一騎手との新コンビで2勝目を狙う。
シンザン記念は折り合いを欠いて大敗してしまったが、厩舎関係者によると「朝日杯の後にすぐに使ったのが失敗だった。馬体が減っていたしレース前からうるさい面を出していて、まともに走れる状態にならなかった」とのこと。どうやら、岩田望来騎手の予定に合わせて重賞を勝たせてやろうとした厩舎の親心が裏目に出たようだ。
今回は放牧を挟んで立て直しての1400m。状態は間違いなく前走以上で、騎乗する福永祐一騎手も「次(NHKマイルカップ)でどうという感じじゃないけど、休み明け一発目の1400mならやれていい」と好感触。巻き返しの可能性を感じる。


7枠12番
ショックアクション
牡3/57.0kg 
戸崎圭太/大久保龍志
騎手厩舎連対率:40.0%
中京芝:未経験 
芝1400m:0-0-1-0 
最高タイム:1.25.4
《期待値55%》

前走の朝日杯フューチュリティSは13着に大敗してしまった大久保龍志厩舎ショックアクションだが、当時は一頓挫あって予定していたデイリー杯2歳Sを使えず、仕方なくブッツケ本番になってしまったという経緯があった。レースも速い流れを追い掛ける形となり、前哨戦を使えなかった影響が出たのか息切れ。ひとまず参考外ということで良いだろう。
今回は朝日杯の時と比べれば仕上がりは良いが、厩舎スタッフは「成長度に欠ける。年が明けても2歳馬のままという感じ」と、伸びシロを不安視。距離に関しても「1400mに短縮して決め手を活かせれば」と語る関係者がいる一方、「朝日杯の時には『年明けは2000mも視野に入れる』という話をしていた馬。短距離向きのスピードはない」という関係者もいて、意見が割れている。今回の結果が今後の進路を占う形になりそうだ。


7枠13番
モントライゼ
牡3/57.0kg 
ルメール/松永幹夫
騎手厩舎連対率:62.5%
中京芝:未経験 
芝1400m:1-0-0-0 
最高タイム:1.21.8
《期待値65%》

朝日亜飛フューチュリティSではハイペースの大逃げでレコード決着を演出し、モントライゼ自身は10着に大敗。とはいえ、残り1ハロンまでは先頭で粘っていて、最終的な勝ち馬との着差も0秒8。スピードのあるところは見せたと言える。ちなみに、1400m地点の通過は1分20秒3。同じペースで逃げれば、単純に計算するとファルコンSは押し切れる。
「前走は初めてのマイルで、不安視していたような負け方になってしまった」と陣営は振り返るが、「逆に、短距離にこだわればいい結果が残せそうな手応えも感じた」とも。今回はNHKマイルカップに向けて工夫のある競馬をさせるのか、それとも目先の勝利のためにスピード全開で飛ばしていくのかが焦点だが、どちらにしてもルメール騎手が引き続き乗りに来るのだから勝算はあるということだろう。
小倉2歳Sで敗れたメイケイエールはメチャクチャな競馬ながらチューリップ賞を勝ち、新馬戦で戦ったヨカヨカは先週のフィリーズレビューで2着。モントライゼも1400mなら世代上位の力を示せるはずだ。



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