ダイヤモンドS

東京競馬場7日目11R
第71回
ダイヤモンドS
芝 3400m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


昨年は単勝最低人気でオッズは実に325.5倍というミライヘノツバサが勝利した、冬の東京長距離ハンデ重賞・ダイヤモンドS。2012年にも単勝万馬券のケイアイドウソジンが勝利しており、こういう特殊条件だけに毎年ではないものの驚きの結果がある。
今年は重賞3勝の9歳馬パフォーマプロミスが57.5キロでトップハンデ。格上挑戦などで極端な軽ハンデ馬という馬はおらず1枠のナムラドノヴァン、ダノンテイオーの53キロが最軽量となっている。
今年は半数の8頭が前走から乗り替わり。海外遠征の戸崎圭太騎手や坂井瑠星騎手が騎乗予定だった馬もいる。長距離戦だけに、鞍上にも注目しておきたいところ。







2枠3番
オーソリティ
牡4/56.0kg 
川田将雅/木村哲也
騎手厩舎連対率:44.4%
東京芝:2-0-0-0 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

有馬記念14着以来で、今回が明け4歳初戦となる木村哲也厩舎オーソリティ。東京コースでは骨折休養を挟んで青葉賞とアルゼンチン共和国杯を連勝しており、この距離に対応できれば上位争いは可能だろう。鞍上は池添謙一騎手の予定だったが、騎乗停止を受けて川田将雅騎手が前走から継続騎乗ということになっている。
「距離は初めてになりますが、それはほとんどの馬にとって同じこと。心肺能力の高い馬なのでこなせると思う」と厩舎サイドは前向き。川田騎手の関係者も「放牧を挟んで状態は有馬記念より良いくらいだと聞いている。有馬の後は早くからこのレースを狙っていたようだし、3400mがベストという訳ではないだろうけど、東京コースでこれくらいのメンバーなら力の差で何とかなる」と強気だった。


2枠4番
ヒュミドール
セ5/55.0kg 
吉田豊/小手川準
騎手厩舎連対率:21.4%
東京芝:1-0-0-0 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

初勝利が9番人気・単勝47.5倍で、2勝クラス信夫山特別が10番人気・単勝28.3倍での勝利、3勝クラスノベンバーSが12番人気・単勝47.2倍での勝利。とにかくファンの印象が薄いまま人気薄の勝利を重ねてオープンまで上がってきた小手川準厩舎ヒュミドールだが、前走のステイヤーズSはいきなり5着に好走。引き続き長距離重賞のダイヤモンドSに向かってきたが、長距離適性が分かっている今回はもう極端な人気薄にはならなさそうだ。
「秋の2戦はハードな競馬だったので、放牧先ではさすがにガクっときた」と厩舎スタッフは話しているが、帰厩後は調教を重ねながら良さを取り戻してきたという。「良い頃に比べると物足りなさはあるけど、条件は合うので力を見せて欲しい」とのことで、やや地力に期待というムード。ダートや芝の長距離で勝ち星があり、スタミナに不安はない。





5枠9番
メイショウテンゲン
牡5/56.0kg 
横山典弘/池添兼雄
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:0-1-0-2 
芝3400m:0-1-0-0 
最高タイム:3.31.2
《期待値60%》

前走のステイヤーズSは前残りの展開で後方のまま何も出来なかった池添兼雄厩舎メイショウテンゲン。スタミナ自慢でとにかくバテ合いの展開に持ち込みたい馬なので、3000m超の長距離戦とは思えない上がり勝負では前走のような結果になってしまう。昨年のこの時期はステイヤーズS4着→ダイヤモンドS2着→阪神大賞典4着と長丁場で結果を出しており、このレースを復活の足掛かりとしたいところだろう。
しかしながら、2戦連続の大敗も影響しているのか厩舎サイドのトーンは低め。「奥手の血統なのでこれから良くなっていかないとダメなのに、去年の秋はサッパリだった」とのこと。「後ろからで何も出来ない競馬が続いているので、今回は闘争心を引き出すために併せ馬でビッシリやった」と、調教スタイルを変えている。さらに、鞍上には横山典弘騎手を起用しているが、これに関しては「好きに乗ってもらってキッカケが掴めれば」と、お任せムードだった。


5枠10番
グロンディオーズ
牡6/54.0kg 
三浦皇成/田村康仁
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:3-0-0-1 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

屈腱炎からの復帰後は初戦の江の島Sこそ15着だったが、2走目以降はしっかり本来の力を取り戻し、前走の中日新聞杯でも5着に健闘した田村康仁厩舎グロンディオーズ。3歳時の菊花賞では条件戦ながら鞍上モレイラと長距離適性を期待されて6番人気に支持されていた馬。今回の3400mがプラスに働く可能性は十分だろう。
今回は2/3の抽選を突破しての出走で、サンデーレーシングはポンデザール、パフォーマプロミスと合わせて3頭出しになっている。最初は京都記念を目指していたが、「この距離に魅力がある」ということで、賞金的に微妙な立場であることを承知でダイヤモンドS一本に絞ることにしたという。
帰厩時の馬体重が550キロという大型馬で、実際に一度屈腱炎にもなっている馬のため、この中間はプール調教も併用して馬体を絞ることを意識しながらの調整。レースでは540キロ前後の出走になりそうだが、「これくらいが適正体重だし、今は脚元の状態も落ち着いているので抽選を通って良かった」と陣営のトーンは良かった。


7枠13番
ポンデザール
牝6/54.0kg 
ルメール/堀宣行
騎手厩舎連対率:44.1%
東京芝:0-0-0-1 
芝3400m:未経験 
《期待値65%》

北海道の芝2600m戦で4勝を挙げ、前走のステイヤーズSでも3着に好走している堀宣行厩舎ポンデザール。エリザベス女王杯には見向きもせずステイヤーズを選んだほど長距離戦に自信がある牝馬だが、今回のダイヤモンドSが引退レースの予定となっている。「力はある馬なので、何とか最後にタイトルを獲らせてやりたい」と陣営は意欲十分。
前走は前残りの流れに泣いた形の3着だが、厩舎スタッフは「勝負どころで反応が悪く前と離されてしまったのは馬場状態のせい。東京の良馬場ならもっとスムーズに動いていけるはず」と、コース替わりでの前進を強調。東京では3年前の未勝利戦以来の出走となるが、この距離なら自信があるようだ。堀厩舎とルメール騎手のコンビはフェブラリーSのカフェファラオと同じ。まずはここで勢いを付けられるだろうか。


7枠14番
タイセイトレイル
牡6/55.0kg 
北村宏司/矢作芳人
騎手厩舎連対率:75.0%
東京芝:0-2-1-5 
芝3400m:0-0-0-1 
最高タイム:3.32.5
《期待値60%》

昨年のダイヤモンドSは5着だった矢作芳人厩舎タイセイトレイル。その後は積極的に長距離戦を使うようになり、ここ2走は3600mのステイヤーズSで4着、3000mの万葉Sで3着と好走。昨年以上に長距離戦の実績を積んで2度目のダイヤモンドSに臨む。
「前走も良い競馬だったけど、先着を許した2頭はどちらも51キロの軽ハンデ。最後にその差が出てしまったかな」と厩舎サイド。今回もハンデ戦で自身は55キロだが、万葉Sを勝ったナムラドノヴァンは2キロ増で53キロ。他の有力馬にハンデの重い馬が多く、今回はハンデ的にタイセイトレイルは有利な立場とも言える。「長丁場は得意だし東京コースにも実績十分。いつも通り掲示板以上にはいるはず」と、大崩れのない走りを今回も期待していた。
心配があるとすれば乗り替わり。坂井瑠星騎手とのコンビではアルゼンチン共和国杯5着から崩れておらず、関係者も「瑠星はよくこの馬を掴んでいる」と高評価だったが、今回は海外遠征のため北村宏司騎手に。「長距離戦だし、テン乗りがプラスとは言えないでしょう」という話。


8枠15番
パフォーマプロミス
牡9/57.5kg 
デムーロ/藤原英昭
騎手厩舎連対率:-
東京芝:1-2-1-2 
芝3400m:未経験 
《期待値65%》

今回が9歳初戦となる藤原英昭厩舎パフォーマプロミス。デビューが3歳9月で、何度か脚部不安での休養もあり、それもあって大事に使われてきたため、キャリアは今回でやっと22戦目。9歳馬という字面のイメージよりはフレッシュさがある。2400m前後が主戦場の馬だが、2019年の天皇賞・春では3着。東京コースにも実績があり休み明けにも強い。
「いつも通り、この馬なりに順調。追い切りは普通に動いてるし、この斤量も背負い慣れてるので気にならない。あとは相手関係次第だろう」と厩舎サイド。実績通りなら上位候補だろう。長距離戦はそもそも高齢馬が走りやすい舞台でもある。
鞍上はデムーロ騎手。当初は戸崎圭太騎手の予定だったが、チュウワウィザードとともにサウジアラビアに向かうことになったため変更となった。このコンビでは日経新春杯を勝っている。



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