京都記念

阪神競馬場2日目11R
第114回
京都記念
芝 2200m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


今年は阪神芝2200mで行われる京都記念。条件的には宝塚記念やエリザベス女王杯と同じということになる。開幕週ということも含め、昨年までとは雰囲気の違うレースになりそうだ。
昨年はクロノジェネシスとカレンブーケドールの牝馬ワンツーとなったが、今年はラヴズオンリーユーが参戦しどうやら1番人気に推されそうな雰囲気。昨年はアーモンドアイ、クロノジェネシス、ラッキーライラック、そしてグランアレグリアと牝馬の活躍がとにかく目立ったが、今年もグランアレグリア、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、カレンブーケドールら5歳牝馬、デアリングタクトを筆頭とする4歳牝馬がGⅠで牡馬をなぎ倒していくのだろうか。そういう観点でもラヴズオンリーユーVS牡馬勢という構図には注目。
土曜日の阪神は開幕週、しかも今年最初の開催ということで馬場状態は絶好。力が上の馬は外を回しても届くが、際どい展開になると内を突いた馬が有利という傾向だった。阪神の2200mは内回りで、立ち回りの上手さ、内を活かせる器用さが大切になってくる。
阪神開催は今週から12週間の長期開催。5月2日の天皇賞・春が最終週となる。京都牝馬Sが行われる来週までが例年の京都開催に相当する。




2枠2番
ステイフーリッシュ
牡6/56.0kg 
和田竜二/矢作芳人
騎手厩舎連対率:-
阪神芝:0-0-2-4 
芝2200m:1-2-2-1 
最高タイム:2.11.0
《期待値60%》

今年初戦のAJCCは4着。相変わらずGⅠ以外では常に堅実な競馬を続けている。「骨折明けでも前走は仕上がっていたので、この馬の競馬はできた。相手は揃っていたし、結果にはある程度満足していましたよ」と厩舎関係者。逆に叩き2戦目の今回ガラっと変わったということもないようだが、厩舎サイドは「追える和田竜二を選んだので、その分で前進して欲しい」と語っていた。
昨年の京都記念では3着に好走しているが、今年は阪神の開幕週。阪神コースでは2着が一度もなく、他のコースと比べるとやや成績は低調。時計が掛かった方が走れるタイプなので開幕週の良馬場というのもプラスではなさそうだが、内枠を活かして運びたいところ。





4枠4番
ラヴズオンリーユー
牝5/54.0kg 
川田将雅/矢作芳人
騎手厩舎連対率:71.4%
阪神芝:1-1-1-0 
芝2200m:0-0-2-0 
最高タイム:2.10.4
《期待値65%》

無傷の4連勝でオークスを制して以来、一度も勝利がないまま5歳のシーズンを迎えることとなった矢作芳人厩舎ラヴズオンリーユー。2走前のエリザベス女王杯では強い競馬を見せたものの、有馬記念は10着に敗れている。ただ、有馬記念は香港の予定をスライドして急遽使うことになった経緯があり、陣営からも「中山は合わない」という話があった。
今回は鞍上を川田将雅騎手に替えて心機一転。調教に乗った川田騎手から「片方だけハミ受けが悪い」という進言を受けてハミをトライアビットに交換するなど、復活に向けての調整が進んでいる。「本当に良かった頃と比べるとまだ及ばないけど、鳴尾記念なんかは本当にデキが悪い中で僅差の2着だった。今くらいのデキでGⅡなら勝てるはず」と関係者は前向き。



5枠5番
ダンスディライト
牡5/56.0kg 
岩田望来/松永幹夫
騎手厩舎連対率:33.3%
阪神芝:4-0-2-3 
芝2200m:1-0-0-4 
最高タイム:2.13.9
《期待値65%》

父キングカメハメハ、母ダンスインザムードという良血馬ながら、地道に条件戦を勝ち上がって明け5歳初戦の今回が初めての重賞となる松永幹夫厩舎ダンスディライト。特筆すべきは阪神巧者ぶりで、未勝利戦から3勝クラスまでの全4勝が阪神コース。前走は今回と同じ芝2200mのオリオンSを快勝している。
前走は先行して先に抜け出し、後続の追い上げを凌ぐというこれまでとは違う勝ち方。福永騎手は久々のタッグで勝利に導いたが、レース後に「馬がかなり良くなっていた」と上々の評価だったという。厩舎サイドも「以前と比べるとトモの踏み込みが強くなり、追ってからの脚がしっかりしてきた」と語っている。デビューが遅く出世が遅れただけに、この時期になっての成長があるということだろう。
京都開催が休みの今年はダンスディライトにとっては大チャンス。今回のレースで重賞にメドが立てば、この後は阪神大賞典、天皇賞・春(阪神芝3200m)というローテを思い描いているそうだ。
鞍上は岩田望来騎手。土曜日のクイーンCは出番が無かったが、重賞初勝利の瞬間はもう秒読みの段階。





6枠7番
ワグネリアン
牡6/57.0kg 
武豊/友道康夫
騎手厩舎連対率:43.3%
阪神芝:2-0-1-2 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.16.8
《期待値60%》

古馬になってから一度も勝っていなかったとはいえ、常に上位争いは演じていた2018年のダービー馬ワグネリアンだが、前走の宝塚記念はデビュー以来初めてとなる2桁着順の大敗。レース後にノドが鳴っていると指摘されたため、この中間にノドの手術を行なった上で、復活を期してジックリ立て直してきた。
鞍上は武豊騎手との初コンビ。落馬負傷、騎乗停止で福永騎手以外が騎乗したことはあるが、福永騎手が“選ばなかった”のは初めて。共同通信杯のシャフリヤールがそれほどの大物なのか、それともコントレイルという新たなダービー馬を得て、ワグネリアンへのこだわりが薄れてしまったのか…。それはともかく、武豊騎手にとってはダービー馬を復活させ腕を見せ付けるチャンスといえるだろう。
厩舎スタッフによると「まだノドは鳴ってるし、これだけの休み明けなので試走の意味合いはある」という話だが、「それでもGⅡでこれくらいのメンバーだったら格好は付けたい」とのこと。前走だけは参考外ということでいいので、それ以前の堅実ぶりを評価すべき。


7枠9番
ダンビュライト
セ7/56.0kg 
松若風馬/音無秀孝
騎手厩舎連対率:17.9%
阪神芝:1-0-0-7 
芝2200m:2-0-1-3 
最高タイム:2.11.7
《期待値60%》

2年前の京都記念を制している音無秀孝厩舎ダンビュライト。昨年は去勢手術を行なって休ませていた影響もあって3走しかできず結果も出なかったが、7歳を迎えても現役続行の道を選んだ今年は成績を上げていきたいところ。
今回は4か月ぶりの出走となるが、仕上がりに関しては近走では一番という話。最終追い切りではフェブラリーSに出走予定のサンライズノヴァと併せて先着しており、「ダンビュライトの方に松若が乗っていた分はあるだろうけど、久々にこれだけ動けたのは良かった」と厩舎サイドは仕上がりに納得していた。ステイヤーズSを取り消した影響も感じない。
阪神コースはそこまで実績がある訳ではないが、「この条件自体は良いと思っている」と関係者。開幕週かつ内回りなので、先行する形なら有利になる可能性は高い。


8枠10番
ジナンボー
牡6/56.0kg 
岩田康誠/堀宣行
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:0-0-0-1 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

寒い時期はなかなか体重を絞れないのが課題の堀宣行厩舎ジナンボー。昨年は小倉大賞典から始動したがプラス20キロの太目残りが響いて3着。今年も当初は日経新春杯での復帰を見込んでいたが、体が絞り切れなかったため京都記念までスライドする形となってしまった。ただ、ここまで待って乗り込んできただけあって、「先週くらいから息遣いが良くなって、体を起こして走れるようになってきた」と、仕上がりは進んでいる。
重賞未勝利の立場ではあるが、関係者は「GⅢやGⅡくらいだったらいつ勝っても不思議ない」と評価。土曜日には全妹のアカイトリノムスメが先に重賞クイーンCを制覇。全兄弟での土日重賞制覇となれば快挙だ。
「実績馬も何頭かいるが、この馬も強い相手にぶつけて経験を積んできた。時計勝負になっても大丈夫だし、何とか上位に食い込んでほしい」と厩舎筋の関係者は期待を寄せている。今年で6歳なので、そろそろタイトルに手が届くような快走を。




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