ホープフルS

中山競馬場7日目11R
第37回
ホープフルS
芝 2000m/GⅠ/2歳/牡・牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランクC】


2016年レイデオロ、2018年サートゥルナーリア、2019年コントレイルと勝ち馬が翌年のクラシックを制しており、昨年はコントレイルがホープフルSの勝ち馬として初めて最優秀2歳牡馬に選出された。既にホープフルSはクラシック路線において朝日杯FS以上の地位を得ていると言っていい。
今年は例年より多めの15頭立てだが、実は特別登録直前の出走予定馬として名前が出ていたのは8頭しかいなかった。それが
オーソクレース、ヨーホーレイク、ランドオブリバティ、アオイショー、ダノンザキッド、タイトルホルダー、アドマイヤザーゲ、シュヴァリエローズ
の8頭。もちろんどの馬も上位人気候補の馬だが、逆にいうと、少頭数になりそうだからと休養予定や自己条件の予定を切り替えて急遽ホープフルS出走に舵を切った残りの7頭は本気度で見劣るということになる。
今年は有馬記念の前日に行われるため、有馬記念とともに金曜日の昼から馬券発売が始まっているが、現時点ではダノンザキッド、オーソクレース、ランドオブリバティの三強模様。ここ2年は1・2・3番人気の3頭で決まっているホープフルSだが、今年は上位人気3頭でそのままとなるのか…?
ダノンザキッドの川田将雅騎手は朝日杯FSからのGⅠ連勝、オーソクレースのルメール騎手は記録更新となる年間GⅠ9勝目、そしてランドオブリバティの三浦皇成騎手は悲願のJRAGⅠ初勝利が懸かっている。




1枠1番
オーソクレース
牡2/55.0kg 
ルメール/久保田貴士
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値65%》

キャリア2戦2勝。8月9日の札幌芝1800mで新馬戦を勝ち上がり、放牧を挟んで東京のオープン特別アイビーSを連勝。アイビーSでクビ差の接戦を演じたラーゴムは京都2歳Sで2着に好走している。鞍上は初戦がルメール騎手で、2戦目が池添謙一騎手。今回は再びルメール騎手とのコンビに戻っている。
「まだ精神面が幼く、能力だけで走っている段階」と厩舎サイドは話していて、「ゲートにも課題が残るので、このコースで流れに乗って運べるかどうか」という点にも触れているように、2戦2勝の2歳馬なのでまだ厩舎として掴みかねている部分は大きいようだ。それでも狭いところを割って接戦を勝ち切った前走の内容はかなり優秀。早い段階でルメール騎手はオーソクレースに乗ると決めていたという話もあり、ノーザンF内でも期待は大きい。
父は前身のラジオNIKKEI杯を勝っているエピファネイアで、母はGⅠ馬マリアライト。馬主のキャロットFはサートゥルナーリア、レイデオロ、シャイニングレイでホープフルSを2年に1回のペースで制している。勝って来年の主役となれるか。





2枠2番
ヨーホーレイク
牡2/55.0kg 
武豊/友道康夫
騎手厩舎連対率:46.4%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-0 
最高タイム:2.04.6
《期待値60%》

キャリア2戦2勝。7月12日の阪神芝1800mで新馬戦を勝ち上がり、放牧を挟んで10月17日の紫菊賞を連勝。鞍上は初戦が武豊騎手で、2戦目が福永祐一騎手。今回は再び武豊騎手とのコンビに戻っている。
武豊騎手と友道康夫厩舎は有馬記念のワールドプレミアとともに、2日連続でのGⅠ参戦。どちらも今年は勝ち星こそ好調に伸ばしながらGⅠは一度も勝っておらず、今週の土日は気合が入るところだろう。
関係者は「おっとりしているが、この中間は稽古でもしっかり動けるようになってきた」と成長ぶりを評価。ただし、「新馬戦が7頭立て、紫菊賞が5頭立てで、2戦2勝とはいえ楽な競馬で流れにも恵まれた。頭数が一気に増えて相手も強化される今回は走ってみないと分からない」と、これまでの2戦とは大きく状況が変わることを心配していた。


2枠3番
ランドオブリバティ
牡2/55.0kg 
三浦皇成/鹿戸雄一
騎手厩舎連対率:22.4%
中山芝:1-0-0-0 
芝2000m:2-0-0-0 
最高タイム:2.01.2
《期待値65%》

キャリア2戦2勝。8月9日の新潟芝2000mで新馬戦を勝ち上がり、放牧を挟んで中山のオープン特別芙蓉Sを連勝。芙蓉Sは今回と同じ中山芝2000m戦で、3馬身半差の圧勝だった。鞍上はデビューから3戦全て三浦皇成騎手。
芙蓉Sの後、三浦皇成騎手は「まだまだ子供っぽい面があるし、トモから腰周りがもう少しパンとしてくればもっとやれる」と、鹿戸雄一調教師は「まだ心身ともに幼い現状でこの競馬が出来たことに驚いた」と、それぞれ勝ちっぷりを絶賛。両者から成長途上というトーンの話が出ていたように、芙蓉Sの後は放牧を挟んでジックリと態勢を整えてきた。
帰厩したのは11月27日。「馬体をちゃんと増やして戻ってきたので、調教でこれまでより負荷を掛けることができた。現状としては文句のない仕上がりでGⅠに臨める」と厩舎スタッフはデキに自信を持っている。三浦皇成騎手にとっては初GⅠ、鹿戸雄一厩舎にとってはスクリーンヒーローのジャパンカップ以来となるGⅠ制覇への大チャンス。


3枠4番
ヴィゴーレ
牡2/55.0kg 
横山武史/松永幹夫
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-0-1-1 
芝2000m:0-0-1-1 
最高タイム:2.01.8
《期待値55%》

キャリア5戦1勝。6月21日の阪神芝1600mでデビューして7着。札幌に舞台を移しての2戦目で初勝利を挙げ、その後は札幌2歳S6着、芙蓉S4着、葉牡丹賞3着と大崩れなく走っている。鞍上は過去5戦のうち3戦で騎乗している池添謙一騎手が主戦格だが、今回は阪神Cのステルヴィオに騎乗するため横山武史騎手に乗り替わっている。
キズナ産駒で、昨年のこのレースをコントレイルで制したノースヒルズが送り込む1頭。葉牡丹賞の3着に関しては「完全な行った行ったなので3着という着順自体はあまり評価できないが、ちゃんとスタートを決めて3番手でレースができたこと自体が収穫」と関係者。決め手不足の面はあるものの、大崩れなく走れている点と札幌のタフな展開で勝ち上がってきた点は好材料だろう。



3枠5番
テンカハル
牡2/55.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:17.9%
中山芝:0-0-0-1 
芝2000m:0-1-0-1 
最高タイム:2.01.0
《期待値45%》

キャリア3戦1勝。10月3日の中京芝2000mでデビューして2着。2戦目の新潟芝1800mを勝ち上がり、葉牡丹賞は3番人気に推されるも11着に敗れている。鞍上は初戦から藤岡佑介騎手が3戦続けて乗っていたが、今回は阪神Cのダノンファンタジーに騎乗するため矢作厩舎所属の坂井瑠星騎手に乗り替わっている。
ルージュバックの弟でセレクトセール3億円超えの良血馬だけに、オーナーサイドや厩舎が大きい舞台で活躍させたいと考えるのは当然。実際に葉牡丹賞の時には「勝ってホープフルSに行く」と意欲十分だった。ただ、葉牡丹賞で11着に大敗したことでトーンダウン。担当厩務員は「まだ体が出来ていなくて、トモも使えていない。良くなるのは来年という感じで、できればゆっくり使っていきたい」と話していたそうだ。
しかし、ホープフルSが少頭数になりそうだったため特別登録を行ない、そのまま出走を決定。「ポテンシャルはある馬だが、ここはGⅠ出走をいい経験にして、来年に繋げてくれれば」と話すにとどまっている。「追い切り後にテンションが上がってしまい、カイ食いが良くない」という話も聞いており、輸送にも不安が残る。


4枠6番
ホールシバン
牡2/55.0kg 
丸山元気/高橋義忠
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値45%》

キャリア3戦2勝。9月13日の中山ダート1800mでデビューして3着。続く新潟ダート1800mの未勝利戦を勝ち上がると、阪神で行われた1勝クラスのもちの木賞も連勝した。芝のレースは今回が初めてとなる。鞍上は初戦から和田竜二騎手、岩田望来騎手、福永祐一騎手と毎回乗り替わっており、今回は丸山元気騎手が騎乗する。
デビューからの3戦は全てダート。しかも、「全日本2歳優駿を除外で使えなかったので代わりに登録した」という話で、芝の2000mで走れるかどうかは全くの未知数というしかない。父はパイロで母は2012年の全日本2歳優駿GⅠを勝ったサマリーズ。血統は一流だが、どう考えてもダート向きだろう。
「具合自体は凄くいいし、最終追い切りは芝コースでやってみたが、動き自体は悪くなかった。もしメドの立つ結果が出れば来年の選択肢が広がります」と厩舎サイドは前向きだが、積極的には評価しにくいか。


4枠7番
マカオンドール
牡2/55.0kg 
岩田康誠/今野貞一
騎手厩舎連対率:20.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-2-0 
最高タイム:2.01.2
《期待値55%》

キャリア5戦1勝。6月21日の阪神芝1600mでデビューして4着。2000mに距離を延ばした3戦目で勝ち上がると、その後も2000mのレースを使い続けて紫菊賞3着、京都2歳S3着と連続して馬券に絡んでいる。鞍上は前走の京都2歳Sが初コンビだった岩田康誠騎手が続けて騎乗する。
1勝馬なので京都2歳Sの後は自己条件に戻すことも考えていたが、ホープフルSの出走予定馬の少なさと「状態がいいので」ということでホープフルSに向かうことに。「体質が強いので、レースを使ってもガタがこない。連戦の心配はありません」とのことだ。
前走は直線で進路の奪い合いがあり、岩田康誠騎手は「不利がなければユーイチ君(グロリアムンディ:4着)が勝ってて、俺のが2着だった」と振り返っていたそうだ。岩田騎手は土曜日の中山はこの馬1頭だけだが、これは「GⅠに集中したいから半端な馬は受けないでほしい」とエージェントに指示していたからだそうだ。気合は感じる。


5枠8番
バニシングポイント
牡2/55.0kg 
デムーロ/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:9.1%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-0 
最高タイム:2.02.4
《期待値50%》

キャリア3戦1勝。8月2日の札幌芝2000mで新馬戦を勝ち上がり、逃げて7馬身差の圧勝というパフォーマンスが評価されて2戦目のアイビーSでは1番人気に推されたが7着。3戦目はダートのもちの木賞を選択し、父Tapitという血統背景から再び1番人気に推されたが今度は11着に敗れている。鞍上はデビューから3戦ルメール騎手が騎乗していたが、今回はデムーロ騎手に乗り替わる。
ここ2戦の大敗で評価は落ちているものの、新馬戦は札幌の芝2000mで逃げて7馬身差の圧勝。時計の掛かる暮れの中山コースは合っていそうだし、気難しさがここ2戦の敗因となっているだけに、新馬戦のようにハナを切って気分よく進められれば変わり身はあっていい。今回は陣営もその辺りを意識しており、ブリンカーを着けてきている。
藤沢和雄厩舎はホープフルSにバニシングポイント、ラペルーズ、カランドゥーラの3頭を登録していたが、実際に出走させるのはバニシングポイント1頭だけ。相手との比較は別として、藤沢和雄厩舎としてはバニシングポイントが一番チャンスがあると考えているのだろう。


5枠9番
アオイショー
牡2/55.0kg 
石橋脩/中舘英二
騎手厩舎連対率:27.3%
中山芝:1-0-0-0 
芝2000m:1-0-0-0 
最高タイム:2.04.9
《期待値60%》

キャリア1戦1勝。12月6日の中山芝2000mで新馬戦を勝ち上がり、中2週でホープフルSに向かう。新馬戦は3~4コーナーで馬群の中から進出し、直線だけ大外に持ち出す器用な競馬を見せ、最後は2馬身半突き抜ける快勝だった。鞍上は新馬戦で好騎乗を見せた石橋脩騎手が引き続き騎乗する。
今年のメンバーでは唯一の1戦1勝馬だが、関係者のトーンはかなり高い。石橋脩騎手は「今週はこの馬だけでいい」と言うほどで、「いきなりGⅠで勝てるとまでは言わないけど、大事に使っていけばクラシック路線には絶対に乗れる馬。奥があるし、まだ上のギアを隠している」と、将来的な期待も含めてアオイショーのことを絶賛している。
中舘英二調教師も「初戦の内容から勝負になると感じたのでホープフルSに挑戦させている」と自信十分。中2週なのでガラっと変わった感じはないようだが、前走と同じパフォーマンスができれば通用の可能性は十分にある。





6枠10番
ダノンザキッド
牡2/55.0kg 
川田将雅/安田隆行
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値65%》

キャリア2戦2勝。6月28日の阪神芝1800mで新馬戦を勝ち上がり、放牧を挟んで東スポ杯2歳Sを連勝。東スポ杯2歳Sは馬体重プラス24キロと成長を示し、圧倒的な支持に応えての快勝だった。鞍上は新馬戦が北村友一騎手で、東スポ杯2歳Sと今回は川田将雅騎手が騎乗している。
前走時は「調教の動きが良くないし、手前を上手く換えられなかったりと競走馬として未完成で課題が多い」と陣営は不安がっていたが、実戦に行くと初戦同様に楽勝。「この現状で重賞を勝てればかなりの器だと思っていたが、本当に楽に勝てた。これで自信になった」と、今回は関係者から不安の声が消えている。
この中間は調教の動きも常識に掛かってきており、「これなら気になるところはない」と自信十分。2000mとコーナー4つに対応できれば、いよいよ来年はクラシックの主役の1頭としてレースに向かうことになる。


6枠11番
タイトルホルダー
牡2/55.0kg 
戸崎圭太/栗田徹
騎手厩舎連対率:44.4%
中山芝:1-0-0-0 
芝2000m:未経験 
《期待値65%》

キャリア2戦1勝。10月4日の中山芝1800mで新馬戦を勝ち上がり、続く東スポ杯2歳Sはダノンザキッドと1馬身1/4差の2着。連勝はならなかったものの賞金加算に成功し、ダノンザキッドとともにホープフルSに参戦している。鞍上はデビューから3戦全て戸崎圭太騎手。
前走の東スポ杯2歳Sでは1戦1勝馬のため世間的に半信半疑だった中で「関東馬の中では最も盛り上がっているし、素質は重賞級」という勝負話とともに本命公開して3種馬券的中。「将来のために逃げずに競馬をする」という情報もその通りだった。今回は新馬勝ちしている中山に戻り、さらに器用さが活かせそうだ。
最終追い切りは「既に体はできているので、精神面を重視した調整にした」ということで軽めだが、東スポ杯からの中4週なのでこれでも十分に仕上がっている。戸崎圭太騎手は有馬記念で騎乗予定だったミッキースワローが回避となり、今週のGⅠはホープフルSだけ。気合が入っていることだろう。


7枠12番
アドマイヤザーゲ
牡2/55.0kg 
吉田隼人/友道康夫
騎手厩舎連対率:42.9%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-0 
最高タイム:2.01.8
《期待値55%》

キャリア2戦2勝。9月6日の小倉芝1800mで新馬戦を勝ち上がり、放牧を挟んで阪神の黄菊賞を連勝。鞍上は初戦が川田将雅騎手、2戦目がルメール騎手で、今回は吉田隼人騎手に乗り替わり。吉田隼人騎手は今年「アドマイヤ」のアドマイヤジャスタで函館記念を、友道厩舎のレッドアネモスでクイーンSを勝っている。
友道厩舎は紫菊賞を勝って2戦2勝のヨーホーレイクと黄菊賞を勝って2戦2勝のアドマイヤザーゲで2頭出し。ヨーホーレイクの方は最初から武豊騎手と決まっていたが、アドマイヤザーゲは川田騎手もルメール騎手も乗れないためしばらく騎手が決まらず、吉田隼人騎手に白羽の矢が立った。父は新種牡馬ドゥラメンテで、ダービー馬ロジユニヴァースの弟という良血馬でもある。
「稽古は地味だが実戦に行くと変わるタイプ。キレ味よりもパワーや長く脚を使うスタミナが持ち味なので、冬の中山は合いそうな感じがする」と関係者は語る。ただし、こちらも「前走は少頭数だったので、GⅠで一気にメンバーが強化されるとどうか」と、GⅠでの力関係については半信半疑といったところ。


7枠13番
シュヴァリエローズ
牡2/55.0kg 
北村友一/清水久詞
騎手厩舎連対率:20.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値65%》

キャリア3戦2勝。6月21日の阪神芝1600mで新馬戦を勝ち上がり、2戦目の新潟2歳Sは5着に敗れたものの、距離を1ハロン延ばした萩Sでは上位3頭の接戦を制して2勝目。萩Sの2着馬ジュンブルースカイは続く東スポ杯2歳Sで3着、萩Sの3着馬ワンダフルタウンは京都2歳Sで勝利している。鞍上は前走から続けて北村友一騎手が騎乗する。
「前走後は目標のレースを決めずに良くなるのを待って放牧に出していた。帰厩した時の状態が良かったのでこれならGⅠに行けると思ってホープフルSを目指すことになった」と厩舎サイド。「今は何一つ心配がないし、距離も折り合いが付くので問題ない」と、かなり強気の話をしている。
萩Sで競り勝ったジュンブルースカイとワンダフルタウンは次の重賞で結果を出しており、シュヴァリエローズもGⅠで勝負になる力があると考えていいだろう。


8枠14番
モリデンアロー
牡2/55.0kg 
山田敬士/小桧山悟
騎手厩舎連対率:3.7%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値40%》

キャリア6戦4勝。7月8日の門別ダート1000mでデビューして2着。その後、門別所属で①①⑥①①着の成績を残し、美浦の小桧山悟厩舎に転厩。今回はJRA転入初戦となる。鞍上は厩舎所属の山田敬士騎手。先週の朝日杯FSでビゾンテノブファロに騎乗し、GⅠ初騎乗を果たしている。
転入初戦がGⅠという厳しさもさることながら、門別での勝ち星は全てダートの1200m以下なので芝2000mという条件も明らかに厳しい。追い切りに乗った山田敬士騎手は「稽古の感じなら掛からずに運べそう」と話していたそうだが、折り合い以前の問題のような気がする。
ただ、「馬自身はいいモノを持っている」と厩舎スタッフの感触は悪くない。「今回はさすがに使うだけになりそうだけど、短い距離の自己条件だったらJRAでも通用しそうです」とのことで、今後適した舞台に出てきた時の穴候補として、名前を覚えておきたい。


8枠15番
セイハロートゥユー
牡2/55.0kg 
木幡巧也/牧光二
騎手厩舎連対率:10.5%
中山芝:未経験 
芝2000m:0-0-0-2 
最高タイム:2.03.5
《期待値45%》

キャリア4戦1勝。8月16日の新潟芝1800mでデビューして17着。放牧を挟んで秋の東京で復帰し、芝2000mを使って4着、11着と勝ち切れなかったが、初ダートの前走を快勝した。今回は芝に戻ってのGⅠ挑戦となる。鞍上はデビュー戦のみデムーロ騎手で、2戦目以降は全て木幡巧也騎手。
この戦績を見るとダートが良かったように見えるが、厩舎サイドは別の理由を勝因に挙げている。「前走は出遅れたことで終いに徹するしかなく、結果的にはそれで最後の伸びが違った。今までは出して行って直線でヤメるような競馬ばかりだったので、溜める形なら最後まで集中して走れることが分かったのは収穫だった」とのことで、勝てた理由は芝・ダートではなく戦法だった。
「勝ったことで馬がヤル気になっているのか、今週の坂路は一番時計だった。馬が変わってきたのは間違いないので、あとはGⅠでどれだけやれるか」と陣営。相手関係が厳しいことは間違いないが、ここで負けても年明けに一発がありそうな話ではあった。



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