東スポ杯2歳S

東京競馬場7日目11R
第25回
東スポ杯2歳S
芝 1800m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


昨年はコントレイルがコースレコード&5馬身差の圧勝で、無敗の三冠への道を踏み出す舞台となった東スポ杯2歳S。過去にこのレースを勝ってGⅠ馬となった馬は枚挙にいとまがない。今年も少頭数だが、上位入線馬は来春までクラシック路線の中心となっていくだろう。
今週は3日間開催ということで、既に東京で2日分の競馬が行われたが、芝コースは明らかに各馬とも大きく内を避けている。たまに内ラチ沿いを突く馬もいるが、ほとんど結果は出ておらず、外目の良い位置を通ってこられるかが重要になりそうだ。
来週に控えるジャパンカップに向けても今の東京の状態はチェックしておきたいところ。秋の東京開催終盤はそれまでの天気や芝の調整方法によって傾向が左右されやすく、去年のジャパンカップはとんでもなく内が有利なレースになっていた。
マイルチャンピオンシップは◎グランアレグリアからキッチリと的中。いよいよ迎えるジャパンカップのWORLDの結論にも注目して頂きたいが、まずは来年に繋がる東スポ杯。




1枠1番
ドゥラヴェルデ
牡2/55.0kg 
ルメール/木村哲也
騎手厩舎連対率:52.5%
東京芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.49.5
《期待値65%》

夏の新潟開幕週の新馬戦を3馬身差で快勝。今回はそれ以来4か月ぶりの復帰戦となる。新馬戦の時には「荒削りだけど、馬っぷりがよくて素質はかなりのモノがある。東京最終週で使う予定もあったが、大きいところを目指せる馬なので完璧に仕上がるまで乗り込むことにした」という話があった。
今回は北村宏司騎手からルメール騎手への乗り替わり。これは関係者の期待の高さを証明するものだが、北村宏司騎手としては新馬戦の時にも「これはずっと乗り続けたい」と話していたので悔しい気持ちがあるだろう。事実、この中間はレースで乗れないことを分かっていながら志願して追い切りに騎乗してきたという。「乗れないのが残念なくらいの動き。素直に勝ってほしいです」と関係者に語っていたが、その心中やいかにというところ。とはいえ、ルメール騎手は 今後も様々な有力馬に騎乗するはずで、北村宏司騎手に手綱が戻ってくる可能性は十分にある。
今後に向けては初戦のレースや中間の調教で見せている、左右のバランスの悪さや追ってモタれる面をどう修正するかが課題。上を目指すならば賞金加算はもちろん、内容面でも収穫を得たい。


2枠2番
タイトルホルダー
牡2/55.0kg 
戸崎圭太/栗田徹
騎手厩舎連対率:37.5%
東京芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.51.4
《期待値65%》

10月4日の中山最終日の新馬戦でデビューし、逃げて1馬身1/4差の快勝。このレースは元厩務員グループがタイトルホルダーから本命公開して3連単万馬券的中をお届けしている。血統的には小柄な馬体で人気のメロディーレーンの弟。ただ、タイトルホルダーは新馬戦が472キロと標準的な馬格をしている。
「心肺機能の高さは1歳の頃から牧場で評判になっていたくらいで、上を狙える馬なのは間違いないよ」と厩舎関係者。「前走に比べると体がシッカリしてきたし、身のこなしが柔らかくて無駄のない動きをする。稽古の感じからは終いも切れそうなので、溜める競馬でも問題ない」と栗田徹調教師の話ぶりもいい。
鞍上は初戦に続いて戸崎圭太騎手。「順調に来ている。ここでもレベル的に足りる」と評価しており、「初戦は逃げ切りになったけど、本当は逃げたくない。前に馬を置く競馬でもやれると思う」と、今回は控える形を狙っているようだ。


3枠3番
ダノンザキッド
牡2/55.0kg 
川田将雅/安田隆行
騎手厩舎連対率:44.4%
東京芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.48.3
《期待値65%》

6月阪神最終週の芝1800m戦を3馬身差で圧勝。この“宝塚記念当日の芝1800m”という新馬戦は昔から名だたる馬が勝ち上がっている番組で、2019年はレッドベルジュール(デイリー杯2歳S)、2018年はブレイキングドーン(ラジオNIKKEI賞)、2017年はダノンプレミアム(朝日杯FSなど)が勝利。ダノンザキッドが重賞を勝てばこの新馬戦の勝ち馬が4年連続で重賞ウィナーになる。
新馬戦で3馬身差を付けた2着馬ワンダフルタウンは続く未勝利戦を8馬身差で勝って萩Sで3着と、既に結果を出している。それもあって今回は前日オッズで1番人気の注目となっているようだ。
ただ、「1週前も最終追い切りも動き自体は良くない」と関係者。「モタれるし傾くし、手前も上手く換えられず全体的に緩い」と言われている。「初戦もそんな感じで半信半疑だったのにあの勝ち方をしたので、実戦向きなのかもしれないし、ここでも力が違う可能性はある」とのことで、関係者としては「アッサリ勝ってもアッサリ負けても不思議ではない」と考えている様子。


4枠4番
レインフロムヘヴン
牡2/55.0kg 
デムーロ/堀宣行
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:1-1-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値60%》

堀宣行厩舎のドゥラメンテ産駒で、兄にはアクションスターやヴェネトらがいる良血馬。しかし、新馬戦は単勝23.2倍の6番人気で勝利し、2戦目の百日草特別も4番人気で2着。堀厩舎、デムーロ騎手、ドゥラメンテ産駒、社台レースホースというプロフィールからすると、ここまでは意外なほど注目度が低かった。
その理由は気性面。デビュー前の調教では集中力を欠いて全く時計が詰まらず、調教の段階からチークもブリンカーも着けて、実戦でもブリンカー。レース前には厩舎サイドから「ダメだったら半年くらい牧場で立て直してもらう」という話すら出ていたのだった。それが2戦連続の好走。実戦タイプだったということだろう。
百日草特別ではブリンカーからチークにしていたが、今回は「前走のラストでステッキに反応してヨレたので再びブリンカーにする」とのこと。この中間は精神的に落ち着いていて、これまでの調教後に見せていたスクミもなくなっている。「今回もメンバー次第ですが、東京なら力を出せると思います」とのことで、一戦ごとに関係者の評価は着実に上がっている。



8枠10番
ジュンブルースカイ
牡2/55.0kg 
武豊/友道康夫
騎手厩舎連対率:46.4%
東京芝:未経験 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.48.2
《期待値60%》

9月20日の中京で1番人気に応えて新馬勝ち。2戦目の萩Sは馬場の悪い内目を通りながら最速タイの上がりで2着に健闘している。今年の東スポ杯2歳Sは2勝馬がいないので、実績的にはオープン特別2着があるジュンブルースカイが一番上だと言ってもいい。
友道康夫厩舎が東京の重賞に強いというのは周知の事実だが、東スポ杯2歳Sも去年はラインベックで3着、3年前にはワグネリアンで勝利と結果を出している。鞍上は前走に続いて武豊騎手。このコンビは来週のジャパンカップに出走するワールドプレミアが思い出される。
「前走後も上手く気持ちの面をコントロールできていて、精神的に苦しいところは見せていない。操縦性が高くて東京コースも合っていそうなので、先々が楽しみになるようなレースを期待したい」と厩舎関係者のトーンは上々。今年も友道厩舎がクラシック戦線を引っ張っていくか。



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