みやこS

阪神競馬場2日目11R
第10回
みやこS
ダ 1800m/GⅢ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


チャンピオンズCに向けて重要な前哨戦の一つであるみやこSだが、今年は珍しく特別登録の時点で11頭だけと少頭数模様。さらに有力馬の1頭と目されていたウェスタールンドが追い切り後に脚部不安で回避。10頭立てとなった。
これは10回目にして最も少ない頭数で、11頭立てだった2015年以来の少なさ。雰囲気としては限られた馬が競い合う地方交流重賞に近いかもしれない。
昨年のみやこSはインティ、スマハマ、リアンヴェリテが先行争いを繰り広げてズブズブの展開になって大波乱。今年はワイドファラオ、ベストタッチダウンが逃げ候補だが、昨年ほど激しく競り合うイメージはない。
来週の東京で行われる武蔵野S、火曜日に行われたJBCと合わせて、12月6日に行われるチャンピオンズCに向けての情勢を占う一戦。先々まで見据えて今年は阪神で行われる一戦を見届けたい。




1枠1番
ワイドファラオ
牡4/59.0kg 
福永祐一/角居勝彦
騎手厩舎連対率:50.0%
阪神ダ:未経験 
ダ1800m:0-0-0-2 
最高タイム:1.50.3
《期待値60%》

今年のかしわ記念を制してGⅠ馬の仲間入りを果たした角居勝彦厩舎ワイドファラオ。その後は帝王賞4着、マイルCS南部杯7着と交流GⅠを2戦したが、今回はGⅢにランクを落としてのレース。斤量は59キロになる。
「南部杯は雨が降って時計が速くなってしまい、思うような結果が出なかった」と厩舎サイド。テレ玉杯オーバルスプリントから中2か月だった昨年と比べると間隔は詰まっているが、昨年5着だったみやこSを使うのは予定通り。「GⅠを走った反動はない。直前は単走で軽めだったが調整は順調にいっている」とのことだ。
角居厩舎はマグナレガーロとワイドファラオの2頭出し。マグナレガーロはオープンに上がってから2戦結果が出ておらず、ワイドファラオは59キロで次のチャンピオンズCへの叩きという雰囲気で、ワンツーもあるような強気な雰囲気ではなかった。






5枠5番
ベストタッチダウン
牡4/56.0kg 
武豊/橋口慎介
騎手厩舎連対率:50.0%
阪神ダ:1-1-1-1 
ダ1800m:4-1-1-1 
最高タイム:1.48.1
《期待値65%》

大敗明けの太秦Sを逃げて快勝した橋口慎介厩舎ベストタッチダウン。14着に終わったアンタレスSに関しては、前走時にも解説したようにスタートで躓いてトモを捻挫したのが原因。返し馬から歩様が怪しく、川田将雅騎手が競走除外を申し出ようとしていたという話もあった。普通に走れば前走のようなパフォーマンスが出来て当然の素質馬だ。
前走後の岩田康誠騎手は「抜かれる気がしなかった」と勝ちっぷりを絶賛。今回は逃げ馬に乗せれば強い武豊騎手に乗り替わり、陣営も「逃げないとダメな馬ではないが、実際に結果が出ているので今回もレースのしやすい形で」と逃げる形を示唆している。
今回は中2週になるが、太秦Sで結果が出ればみやこSに向かうというプランはレース前から考えられており、中間も獣医師のチェックを受けた上で順調に調整が進んでいる。アンタレスSで一度は跳ね返された重賞の壁だが、改めて期待したい。



6枠6番
クリンチャー
牡6/57.0kg 
川田将雅/宮本博
騎手厩舎連対率:33.3%
阪神ダ:0-3-1-0 
ダ1800m:0-3-1-1 
最高タイム:1.48.5
《期待値60%》

ダートに転向してから②②③②②④着と、勝ち星こそないが善戦を続けている宮本博厩舎クリンチャー。ただ、芝で走っていた時代から長らく勝てていないことを関係者は気にしており、最近は勝つことを最優先にオープン特別に出走。しかし、厳しいローテや他馬より重い斤量が響いて惜敗続きという状況にもなっている。
前走の太秦Sは1番人気で4着。中団に構えてジックリ運んでいたが、3~4コーナーでは周りを囲まれて追い出しを待たされる形に。結果的にそこで前と離されたことが敗因となり、58キロも影響したか最後に伸び負けてしまった。レース後の福永騎手は「結果論になるが、自分で外から動いていくべきだったかもしれない」と語っていた。
今回は最近のレースの中では軽い57キロ。阪神コースでは仁川S、アンタレスS、三宮S、ジュライSと4回走って全て好走している。時計が速くスピード勝負になる京都よりは合っている印象だ。宮本師は「今回は4コーナーで先頭に立つつもりで競馬をしてもらう」と前走の負け方を踏まえて話している。勝ちあぐねているゆえに賞金加算も出来ておらず、今後のGⅠや地方重賞に出られるかは不透明な情勢。ここは相手が強くなるが何とか結果が欲しい。






8枠9番
スワーヴアラミス
牡5/57.0kg 
藤岡康太/須貝尚介
騎手厩舎連対率:36.4%
阪神ダ:1-3-1-0 
ダ1800m:4-2-0-0 
最高タイム:1.50.2
《期待値65%》

今年の春にマーチSを勝っている須貝尚介厩舎スワーヴアラミス。WORLDも昨年の福島民友カップで本命公開して万馬券的中をお届けしたほか、ポルックスS、アルデバランS、マーチSと本命公開していずれも的中馬券をお届けしているお馴染みのドル箱馬だ。
前走は「今後のローテーションの幅を広げるために」ということで東京2100m戦のブラジルCに向かったが、直線で伸びを欠いて5着。厩舎サイドは「休み明けでトップハンデの57.5キロは厳しかった。叩いた次に期待したい」と軽いコメントをしていたが、圧倒的な1番人気で相手の軽いオープン特別だっただけに本音ではショックだったようだ。
今回は適距離に戻しての叩き2走目。鞍上も主戦の藤岡康太騎手に戻る。「前走は色々噛み合わなくて参考外。平安SもGⅠ級のメンバーがいた中での5着だし、このメンバーなら格好を付けたい」と関係者のトーンは落ちていない。



8枠10番
エアアルマス
牡5/58.0kg 
松山弘平/池添学
騎手厩舎連対率:20.0%
阪神ダ:2-0-0-0 
ダ1800m:2-0-0-0 
最高タイム:1.49.1
《期待値65%》

ダートに転向してから5戦4勝でGⅡ東海Sを制した池添学厩舎エアアルマス。レース後に骨折が判明して休養に入ったため上半期のGⅠには出られず、今回は9か月ぶりの復帰戦となるが、陣営のトーンは上々のようだ。
「骨折が判明してすぐにボルトを入れる手術をした。夏は北海道でゆっくり休養して、むしろ良い充電期間になったように思う」と厩舎サイド。「リハビリも順調だったし、牧場との連携も上手くいった。帰厩後の動きもよくて、怪我明けという雰囲気はない」とのことで、仕上がりは良好に思われる。
東海Sではインティとヴェンジェンスを破っているだけあって、能力通り走ればGⅢでは格上の存在。鞍上は今年絶好調の松山弘平騎手が東海Sに続いて騎乗するが、最終追い切りに乗って「ものすごくよかった」と手応えを掴んでいたそうだ。今回の結果次第ではチャンピオンズCでGⅠ馬たちに対抗できる存在になりうる。



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