京都大賞典

京都競馬場2日目11R
第55回
京都大賞典
芝 2400m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


昨年は単勝90倍のドレッドノータスが勝利して3連単は100万馬券に。そのドレッドノータスは故障により引退しているが、昨年の2着ダンビュライト、3着シルヴァンシャー、4着ノーブルマーズ、6着グローリーヴェイズが今年も参戦している。
一方で、前日オッズで1・2番人気になっているのは昨年の京都大賞典には出走していなかったキセキとキングオブコージ。キセキはタイプ的には合っているレースだったが昨年までは違うローテで走っていて、キングオブコージは昨年のこの時期はマイルの1勝クラスを走っていた。
ある程度上位人気馬だけで決まる年も多い一方、昨年やヒットザターゲットが勝った2013年のように時として大波乱となるのが京都大賞典。エリザベス女王杯や春の天皇賞もそうだが、京都外回りの長距離戦は時として極端な展開からの大波乱が巻き起こる。今年は実力馬で順当か、それとも驚きの穴馬の台頭があるか…!?
来週の京都ではデアリングタクトが無敗の牝馬三冠を狙う秋華賞が行われる。既に特別登録馬は出ているが、デアリングタクトを止め得る馬はいるのか?菊花賞とともに競馬の歴史に刻まれる一戦となる。







1枠1番
ダンビュライト
セ6/56.0kg 
松若風馬/音無秀孝
騎手厩舎連対率:16.8%
京都芝:1-1-1-2 
芝2400m:0-1-0-3 
最高タイム:2.23.7
《期待値60%》

昨年の京都大賞典で2着に好走している音無秀孝厩舎ダンビュライト。京都の長距離戦では京都記念も勝っていて、今回もコース適性を加味して京都大賞典を秋初戦に選んでいる。
今回は去勢明け3戦目で、厩舎からも「そろそろ去勢した効果が出てくる頃だと思う」という声が出ている。最終追い切りは南部杯に出走予定のサンライズノヴァと併せてしっかり動けており、状態は整っていると考えていいだろう。
「昨年と同じく前々で流れに乗って粘り込みたい」と陣営は話していて、今年も他にどうしてもハナを切りたい馬はいないので最内枠という点も考えると去年のこのレースと同じくハナを切る形までありそうだ。道悪はそこまで得意なイメージがないが、土曜の時点で重馬場に回復していたので当日はさらにダンビュライトにちょうどいい馬場になるかもしれない。





1枠2番
キセキ
牡6/57.0kg 
浜中俊/角居勝彦
騎手厩舎連対率:7.7%
京都芝:1-0-0-1 
芝2400m:0-2-1-2 
最高タイム:2.20.9
《期待値60%》

宝塚記念は勝ち馬のクロノジェネシスには6馬身離されたものの、3着モズベッロは5馬身離す2着。またも菊花賞以来の勝利は逃したものの、これでGⅠの2着は4回目となった。今年は京都大賞典を始動戦に選び、昨年2着のジャパンカップや2年連続5着の有馬記念といった長めの距離を狙っていくようだ。
「早めに帰厩して、じわじわと調子を上げていく感じで仕上げていきました。この馬の目標はあくまでGⅠですが、息なんかはしっかり出来ていて結果を出せる態勢ですよ」と厩舎サイドは一応前向き。「ザ・前哨戦って感じなのでどうしても今回勝ち星が欲しい訳ではありませんが、この馬なりに回ってきて結果が出ればいいですね」と、あまり結果にはこだわっていない感じだが、それでも地力上位は明らかだ。
今回関係者が気にしているのは鞍上がテン乗りの浜中俊騎手であること。「出遅れたり折り合いを欠いたりと難しい馬なので、イキナリはどうか。鞍上も実戦で乗りながら次に向けて合わせていく感じかな」と厩舎サイドはココも先を見据えたコメントをしている。


3枠6番
ステイフーリッシュ
牡5/56.0kg 
藤岡佑介/矢作芳人
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:1-1-1-1 
芝2400m:0-0-0-2 
最高タイム:2.24.2
《期待値65%》

オールカマーでも3着に善戦し、GⅡまでなら大崩れしないという個性をしっかり発揮した矢作芳人厩舎ステイフーリッシュ。勝ち星は2年半前の京都新聞杯からずっと遠ざかっているものの、その間に重賞では2着4回、3着6回を数えている。GⅠでは結果が出ないものの、GⅡ以下では不利など特別な理由がない限り大敗していない。今回もGⅡということで信頼度は高そうだ。
「オールカマーから中1週になるけど、前走が休み明けで緩かったので上積みはありますよ」と厩舎スタッフ。「中1週で京都大賞典というのは実は急に決まったんだけど、前走はスローで消耗も少なかったし、状態としてはちょうどいい感じ。最後に勝ったのと同じ京都の外回りだしチャンスはあります」と前向きなトーンだった。
「雨は残ってくれた方がこの馬に有利」とのことで、関係者からは「今の矢作厩舎は神戸新聞杯を勝って、水木の交流重賞を連勝してと勢いがあるからね」という話も。この馬が久々の勝利となれば、ますます菊花賞に向けて勢いが付くだろう。


6枠11番
バイオスパーク
牡5/56.0kg 
和田竜二/浜田多実雄
騎手厩舎連対率:18.8%
京都芝:2-2-0-0 
芝2400m:0-0-0-1 
最高タイム:2.27.8
《期待値60%》

オープン入り後、大阪城S4着、都大路S2着、函館記念3着と好調を持続している浜田多実雄厩舎バイオスパーク。京都コースは過去4戦4連対と得意にしており、今回は以前大敗している長距離戦ながら京都コースならばと京都大賞典への参戦を決めている。
「今回は距離だけです。2400mに対応できるかだけ。最初からこのレースを使おうとは考えていなかったですが、カシオペアSまで待つと時間が空くので京都適性を見込んでココから始動することにしました。結果が出れば秋天に挑戦してもいいし、ダメだったら大人しくカシオペアSですね」と厩舎サイド。
「戻ってきた当初はいかにも休み明けという感じでしたが、先週ジョッキーに乗ってもらったら『全然そんなことない』と言ってもらえて、仕上がりは期待以上に進んでいます」とのこと。休み明け自体は得意としていて、道悪も実績はある。今の充実ぶりなら距離と相手関係を克服できていい。





7枠13番
グローリーヴェイズ
牡5/58.0kg 
川田将雅/尾関知人
騎手厩舎連対率:28.6%
京都芝:1-2-0-3 
芝2400m:2-0-0-1 
最高タイム:2.24.3
《期待値60%》

今年の春はドバイ遠征が中止となって宝塚記念の一戦だけ。坂のあるコースを苦手としていたため本当は宝塚記念は使いたくなかったが、海外遠征の中止でローテが狂ってしまっては仕方がなかった。しかも、当日の雨で全く合わない馬場になってしまい17着大敗。ちょっと不完全燃焼の上半期となってしまった。
今回は「直線が平坦のコースが合っている」ということで昔から積極的に遠征し、結果も残している京都コース。距離の同じ日経新春杯で重賞を勝っている。「宝塚記念と比べたら仕上がりは良いですよ。春の鬱憤を晴らすレースをしたいですね」と陣営は前向きだ。
ただし、宝塚記念で全く競馬にならなかったように、道悪は苦手。レースまでにどこまで馬場が乾くかがポイントになりそうだ。1頭だけ重い58キロで外枠というのも不利な材料で、「鞍上にはなんとか壁を作って上手く運んでほしい」とリーディング2位の川田将雅騎手に託していた。





8枠15番
パフォーマプロミス
牡8/56.0kg 
福永祐一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:36.1%
京都芝:2-0-2-2 
芝2400m:1-2-0-0 
最高タイム:2.25.1
《期待値65%》

1年以上の休み明けだった鳴尾記念を勝利して能力の高さを改めて示した藤原英昭厩舎パフォーマプロミス。レース後は「長期休養明けであのメンバー相手に勝つのだから、やはり凄い馬だ」と藤原英昭師自らが絶賛。「膝の骨折箇所はやはり気になるので、慎重に次走を決めたい」と夏場は休ませて京都大賞典で復帰する形となった。
この中間も脚元を慎重に見極めながらの調整で、坂路でしか追い切りは行なっていないが、それ自体は前走と同じ。プールも併用して体を絞りつつ、1週前にはジョッキーを乗せて強めに追っている。
8歳馬だが何度も長期休養があってキャリアは今回で20戦目。GⅠ以外では大崩れがなく京都コースでは日経新春杯勝ちの他、天皇賞・春の3着もある。続けて結果を出せればGⅠ戦線でも注目の1頭に。


8枠17番
キングオブコージ
牡4/57.0kg 
横山典弘/安田翔伍
騎手厩舎連対率:54.4%
京都芝:1-1-0-0 
芝2400m:未経験 
《期待値65%》

距離を延ばしてからレースぶりが一変し、4連勝で目黒記念を勝った安田翔伍厩舎キングオブコージ。今回は重賞連勝と5連勝の掛かる一戦となる。勝てばジャパンカップや有馬記念に向けて自信が付くだろう。目黒記念はハンデ54キロだったが、今回は他より重い57キロ。そこを克服してGⅠ戦線に向かいたい。
厩舎サイドは「休み明けで一回リセットしたし、まだ春の雰囲気には劣ります。前走はノリさんの神騎乗のおかげでもあるし、今回は改めて試金石の一戦というつもりで臨みます」と意外に控え目だが、これは勝って兜の緒を締めよ、ということだろう。横山典弘騎手はもちろんキングオブコージのために京都に遠征。厩舎スタッフも「あの人の感性は本当に凄い。キングオブコージがここまでの成績を収められたのはノリさんのおかげ」と褒め称えている。
この秋は横山典弘騎手の「有馬記念に使おう」という進言を受けて、逆算して京都大賞典からの始動を選んだそうだ。「今回勝ってGⅠの時にお釣りがなくなるよりは、ノリさんに使おうと言ってもらえた有馬記念でピークを迎えたい」とのことで、やはりデキが万全という感じではなさそうだが、能力と鞍上の技で5連勝となるか。


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