セントライト記念

中山競馬場5日目11R
第74回
セントライト記念
芝 2200m/GⅡ/3歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


秋の3日間開催を締め括る重賞は菊花賞トライアルのセントライト記念。今年はガロアクリーク、サトノフラッグ、ヴァルコスと日本ダービー出走組が3頭参戦しているが、春は惜しくもGⅠの舞台に立てなかったフィリオアレグロ、3連勝中のバビットも人気を分け合っている。
昨年はセントライト記念2着のサトノルークスが本番の菊花賞でも2着に好走。来週の神戸新聞杯に比べると菊花賞への繋がりは薄いものの、フェノーメノ、イスラボニータ、キタサンブラックといった関東馬がこのレースを勝って将来の飛躍に繋げている。
コントレイル、ヴェルトライゼンデらが出走する来週の神戸新聞杯とともに来月の菊花賞に向けては見逃せないレースだが、中山競馬場では来週も芝2200mのGⅡオールカマーが行われる。そちらとの関連性という意味でも、レース傾向はしっかりチェックしておきたい。




4枠4番
フィリオアレグロ
牡3/56.0kg 
デムーロ/堀宣行
騎手厩舎連対率:35.3%
中山芝:未経験 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

サトノクラウンの弟でディープインパクト産駒という堀厩舎自慢の良血馬フィリオアレグロ。新馬勝ち後はこの厩舎らしく間隔を空けながら共同通信杯、青葉賞に参戦したが、どちらもギリギリで賞金加算に届かない3着に終わり、結局春はGⅠの舞台に立つことは叶わなかった。皐月賞・ダービーで2着のサリオスは毎日王冠から天皇賞・秋やマイルCSを視野に入れており、堀厩舎の菊花賞要員はこの馬ということになる。
「青葉賞は早め先頭に立ってソラを使ってしまった。それでも1・2着馬とはクビ・クビの僅差だったし、世代上位の力があるのは確か」と関係者は強気。「右回りは初めてになるが、今までのレースではずっと内にモタれ気味だったのでむしろ合うと思う」とのことだ。
一方で、夏を越しても本格化はまだのようだ。「ジックリ休ませた割に馬体の成長がなく、今回はおそらくマイナス体重になりそう。追い切りでもトモのバランスの悪さが解消しておらず、春からグンと良くなった感じはしない」と、厩舎サイドはやや懐疑的。ただ、仕上がりそのものは良好で、地力で何とかする可能性はある。今回は3着でも権利は取れる。


5枠6番
バビット
牡3/56.0kg 
内田博幸/浜田多実雄
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:未経験 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

未勝利戦、早苗賞、ラジオNIKKEI賞と関東のローカル場で3連勝中の浜田多実雄厩舎バビット。使うごとに進化している印象で、前走は5馬身差の圧勝。「最内枠から楽に行かせてもらったのが良かった」と厩舎サイドは謙遜するが、馬具を換えた効果でモタれる面を見せなくなるなど着実に馬も成長していて、能力がないと出来ない勝ちっぷりでもあった。
「神戸新聞杯ではなくセントライト記念を選んだのは右回りを狙って。気性面は良くなってきたとはいえ、2走前の新潟であれだけ派手にササったのを考えると左回りはまだ怖いので」と関係者。長距離輸送は福島でこなしており、中山コースも合いそうな印象がある。
ラジオNIKKEI賞では直前の落馬負傷で鞍上が団野大成騎手から内田博幸騎手に替わったが、今回は重賞勝ちを評価したのと関東での競馬ということで引き続き内田博幸騎手に。厩舎サイドは「あれだけ乗り難しかった馬を楽に勝たせてくれた」と信頼を置いている。





6枠7番
ガロアクリーク
牡3/56.0kg 
川田将雅/上原博之
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-1-2 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.13.4
《期待値60%》

春クラシックはスプリングS勝ち→皐月賞3着→ダービー6着。スプリングSを勝った時点ではファンも関係者も半信半疑という感じの評価だったが、本番のGⅠでも結果を残し、この世代の関東の3歳馬としては上位の1頭に躍り出た。今年のセントライト記念に出走する前走ダービー組の中では最先着となる。
「春に比べると迫力という点では少し見劣るかもしれない」と厩舎サイドが話しているように、今回はあくまでトライアル仕様の仕上げ。ただ、「リフレッシュした効果があって具合はいい」とも話しており、次の本番も含めてなら春より良い雰囲気で持ってこられていると言える。
鞍上はダービーに続いて川田将雅騎手。当時はヒューイットソン騎手の免許期間が終了した流れでのテン乗りだったが、今回は2度目。春は目立つお手馬に恵まれなかったので、この馬とともに本番に向かいたい。日曜日のローズSでは半年ぶりの重賞勝利を遂げている。





7枠9番
サトノフラッグ
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/国枝栄
騎手厩舎連対率:38.5%
中山芝:2-0-0-1 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

3連勝で弥生賞ディープインパクト記念を制し、皐月賞ではコントレイルに続く2番人気に支持された国枝栄厩舎サトノフラッグ。当時はワーケアの回避とほぼ同時にサトノフラッグにルメール騎手が騎乗することが発表され、ノーザンファームの期待度の高さも感じさせた。しかし、その皐月賞で5着に敗れると、ダービーは見せ場すらなく11着。今回はトライアルとはいえ名誉挽回へ結果を出したい一戦になる。
今回は戸崎圭太騎手と新馬戦以来のコンビになるが、追い切りに乗った戸崎騎手は「当時はそれほど走るという印象を持たなかったが、今日は良い動きでやっぱり走る馬だと感じた。ただ、あんまり切れる感じではないので東京で負けた理由はそこかもしれない。中山の2200mで自分から動く競馬なら期待できそう」と感触を詳細に情報筋に語っている。
厩舎関係者曰く今回の仕上がりは「80点よりは上」という程度のようだが、夏を越しての成長もあり、今回の相手なら前哨戦仕様の仕上げでも結果が出ると見込んでいる。サリオスは菊花賞に出ないということで、菊花賞戦線においてガロアクリークから関東馬トップの立場を奪い返せるか。





7枠10番
ヴァルコス
牡3/56.0kg 
三浦皇成/友道康夫
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:未経験 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

青葉賞では勝ったオーソリティとタイム差なしの2着で、勝ち時計は2分23秒0。オーソリティが骨折でダービーに出られなかったため、代わって好時計決着の青葉賞組として期待されたが、ダービーでは14着と大敗を喫してしまった。鞍上の三浦皇成騎手は「外枠でずっと外を回らされたのが響いた」と敗因を語っていた。
「春先はまだ緩さが残っていてギリギリダービーに間に合ったという感じだったが、当時と比べると心身ともに夏を越して成長してきた」と厩舎筋。「少し早めに栗東に戻して、そこから意欲的に調教を積んできた。大型馬だけど最終追い切りでは軽快に動けていて初戦から仕上がっている」と、状態面に関しては自信がありそうだ。
青葉賞で好時計をマークしている馬だが、厩舎サイドは「馬場が渋ればこの馬に有利」と道悪での持久戦を希望しているようだ。「とにかくスタミナには自信がある馬なので、持ち味が活きる展開、レース運びをしたい」とのこと。小回りコースに対応できれば秋初戦から好勝負。


8枠11番
ココロノトウダイ
牡3/56.0kg 
丸山元気/手塚貴久
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:0-0-0-1 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

条件戦を勝ち上がってのセントライト記念参戦となる手塚貴久厩舎ココロノトウダイ。しかし、スプリングSの時に「ワーケアがダービー直行になったので皐月賞はこの馬で挑戦したい」と手塚厩舎のスタッフが話していたように、春から関係者の期待は高かった1頭。ダービー向きではないと見て早めに休養に入り、復帰戦の猪苗代特別は成長を見せ付ける快勝だった。
この中間は2週続けてフィエールマンと併せ馬を敢行する意欲的な調整。「春と違って馬に硬さがないし、それだけ体がシッカリしてきたということ」と厩舎サイドは仕上がりに自信を持っている。小回り向きの器用さがあり、距離も延びて良さそうなタイプ。この秋こそGⅠの舞台に立てるか注目したい。



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