セントウルS

中京競馬場2日目11R
第34回
セントウルS
芝 1200m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


今年は高松宮記念と同じ中京コースで行われるセントウルS。ここ2年はセントウルSを制したファインニードル、タワーオブロンドンがそのままスプリンターズSも連勝しており、やはりスプリンターズSに向けて一番の前哨戦であることは間違いない。
GⅠ馬はセイウンコウセイとミスターメロディの2頭で、どちらも高松宮記念の勝ち馬。ただ、実績最上位はGⅠこそ勝っていないがダノンスマッシュということになるだろう。前日発売でも1番人気に推されている。
3歳馬は昨年ファンタジスト、一昨年ラブカンプーと2年連続連対中。今年は3歳スプリンターではトップのビアンフェが参戦する。斤量利のある先行馬だけに、世代間の勝負も注目のポイント。4歳馬は2頭で、5歳馬が最多の7頭となっている。
来週は3日間開催でローズSとセントライト記念が行われる。既に結果の出た紫苑S、2週後の神戸新聞杯と合わせて、3冠目への戦いも続く。




3枠6番
セイウンコウセイ
牡7/57.0kg 
幸英明/上原博之
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:1-1-1-2 
芝1200m:4-3-1-10 
最高タイム:1.07.3
《期待値60%》

今回がキャリア36戦目、7歳の秋を迎える3年前の高松宮記念勝ち馬セイウンコウセイ。最後に馬券になったのは1年以上前のCBC賞だが、今年に入っても1200m戦のレースに限れば毎回小差でまとめており、能力的な衰えはまだまだ見られない。
今年のセントウルSが中京で行われるのはセイウンコウセイにとっては追い風。厩舎サイドもそれは考えており、「今年は得意の中京で走れるので、毎年使っている北海道はパスして早くからココに備えていた」と、明確にセントウルSを狙っていたと公言している。
今回は久々に幸英明騎手が騎乗し、「乗り慣れた鞍上で中京となると、良いイメージで臨める」と関係者も前向き。土曜日も競馬は内が有利だったので先行力を活かしたいところ。


4枠7番
ミスターメロディ
牡5/57.0kg 
北村友一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:19.0%
阪神芝:2-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-2 
最高タイム:1.07.3
《期待値60%》

昨年の高松宮記念の勝ち馬だが、その後はややリズムに乗り切れていない藤原英昭厩舎ミスターメロディ。去年の秋はダートのJBCスプリントを使うも人気に応えられず、今年は予定していたドバイ遠征が中止。帰国後マイルの安田記念を使ったが11着に敗れてしまった。
「安田記念は距離や斤量というよりレース間隔が空いたことの影響が大きかったんだろう。元々が叩き良化タイプなので」と関係者。今回も休み明けの分は不安だが、「左回りしか走らないしデキ自体は良いので、この舞台で恥ずかしい競馬はできない」と話していた。
「今回も強い相手はいるが、この馬も実績は上位。目標は次でも何とかしないといけない」と厩舎スタッフ。


4枠8番
タイセイアベニール
牡5/56.0kg 
松山弘平/西村真幸
騎手厩舎連対率:31.6%
阪神芝:1-0-0-1 
芝1200m:5-7-1-7 
最高タイム:1.07.7
《期待値60%》

前走の北九州記念は急な雨で馬場が稍重になって持ち前のスピードが活きなかった西村真幸厩舎タイセイアベニール。「展開が向かなかったのも響いたが、この馬は1分7秒台の決着や32秒台の上がりが出るような高速馬場でこそ。開幕週の中京で何とかしたい」と関係者は今回に賭ける。
「追い込み馬というと内が荒れている時とかハイペースの前崩れというイメージになるが、この馬は高速馬場でペースが緩んで究極の上がり勝負になればこそ。そういう形で上手く嵌ってくれれば」とのことで、モズスーパーフレアが引っ張った北九州記念よりは勢いを失ったラブカンプーしかいない今回の方がチャンスだろう。


5枠9番
シヴァージ
牡5/56.0kg 
岩田望来/野中賢二
騎手厩舎連対率:37.5%
阪神芝:0-0-0-1 
芝1200m:1-0-0-3 
最高タイム:1.08.0
《期待値65%》

芝の1200mでは淀短距離S4着から始まり、北九州短距離S1着、高松宮記念5着、函館スプリントS5着と全て上がり最速をマークして掲示板を確保している野中賢二厩舎シヴァージ。今回は「2着以上を取らないと賞金的にスプリンターズSは厳しくなる。函館スプリントを一回叩いておいてからセントウルSというのは予定通りなので、何とかココで結果を出したい」と関係者のトーンは高い。
調教師は「一番後ろからの競馬はするなと指示する。脚を使えるのは分かってるから、中団よりちょっと後ろ、4コーナーで前とそんなに差のないポジションにいれば差し切れると思う」と話しているようだが、こういう話になるのは鞍上が若手の岩田望来騎手に乗り替わるため。一部のスタッフは「佑介が乗ると毎回飛行機の滑走路みたいな競馬になるから(ゴールの瞬間に最も勢いが付いている=脚を余しているの意)」と、この乗り替わりを歓迎しているらしい。
最初に述べた通り、他の人気馬と比べると賞金加算という明確な目標があって仕上がりで上なのが強み。ここまでのレースぶりから能力も足りることは分かっている。


5枠10番
トゥラヴェスーラ
牡5/56.0kg 
武豊/高橋康之
騎手厩舎連対率:33.3%
阪神芝:未経験 
芝1200m:2-3-0-5 
最高タイム:1.07.7
《期待値60%》

北九州記念6着からセントウルSに臨む高橋康之厩舎トゥラヴェスーラ。前走は「帯同馬の都合で2日前に競馬場に着いたら馬がボケてしまって力を出せなかった」という敗因があったという。
今回は普段通りの当日輸送で力を出せるはずで、「右手前で走る馬なので左回りの中京は良さそう。メンコを外してから競馬でも行きっぷりが良くなってるし、改めて期待したい」とのこと。馬場は良馬場の方が向いている。
長期休養から戻ってきてからは前走の6着が最低着順と、かなり地力が高い馬。ここで初タイトルを狙う。





6枠11番
ビアンフェ
牡3/54.0kg 
藤岡佑介/中竹和也
騎手厩舎連対率:21.4%
阪神芝:0-0-0-1 
芝1200m:3-1-0-0 
最高タイム:1.08.1
《期待値60%》

今年のセントウルS唯一の3歳馬ビアンフェ。1200m戦ではデビューから連対を外したことがなく、3歳のスプリンターにとっては春の大一番である葵Sはハイペースで逃げてそのまま押し切り力の違いを見せ付けている。
当初は得意の北海道滞在競馬を狙っていたようだが、葵Sを勝ったことでスプリンターズSまで参戦するメドが立ち、夏場は休養して力を溜めるプランに変更。その成果が今回出るかに注目したい。
藤岡佑介騎手はシヴァージもいたが先約でコチラを選択。これはかなり難しい選択だったが、乗るからにはこの馬で勝ちたいところだろう。
「馬体はそんなに大きくなっていないがバランスは良くなった。勝手に二の脚で前に行けてしまうタイプなのでおそらく今回も先行する」と陣営。追い切りでは藤岡佑介騎手がしっかり我慢させていて本人も「完璧に乗れた」と感触を掴んでいたそうだ。





8枠16番
ダノンスマッシュ
牡5/57.0kg 
三浦皇成/安田隆行
騎手厩舎連対率:28.6%
阪神芝:0-0-0-3 
芝1200m:5-1-1-3 
最高タイム:1.07.2
《期待値65%》

短距離路線では長らく上位の一角に位置する安田隆行厩舎ダノンスマッシュ。既に重賞は5勝しており、欲しいのはGⅠタイトルだけ。とはいえ今回のセントウルSも捨てていいレースなはずはなく、そもそもあらゆる前哨戦を勝ちまくっているように休み明けには強い。
「目標は当然ココではないが、仕上がり途上でも良い競馬ができないようではGⅠと言っていられない」と陣営。中京には実績が無いが、左回り自体を苦にしている訳ではないそうだ。
鞍上は安田記念から続投となる三浦皇成騎手。「前走は距離が長いと思っていたけど、期待以上にしぶとく見せ場のある競馬だった。高松宮記念で負けたのは躓いた影響だったようだし、中京も大丈夫だと思う」と本人は親しい関係者に話していた。ちなみに、京成杯オータムハンデのトロワゼトワルも選べる立場だったが、ほぼ即答でダノンスマッシュを選んだそうだ。



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