京成杯オータムハンデキャップ

中山競馬場2日目11R
第65回
京成杯オータムハンデキャップ
芝 1600m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


昨年は1分30秒3という驚異的なレコードが出た京成杯オータムハンデ。馬場が非常に良い秋の開幕週ということで、過去にもレオアクティブが1分30秒台の壁をこのレースで破っている。
今年はサマーマイルシリーズ優勝の可能性がある馬が7頭。メイケイダイハードは完走すれば優勝の権利が生まれ、ラセット、スマイルカナ、ミッキーブリランテ、トロワゼトワル、エントシャイデン、アンドラステは勝てば優勝の可能性が生まれる。
馬によってはここからスプリンターズSに向かう可能性もあるだけに、セントウルSと一緒に注目したい秋競馬の開幕重賞。前日オッズは1番人気馬が4倍台後半の大混戦で、今年も高配当が飛び出す可能性十分。




1枠1番
ルフトシュトローム
牡3/54.0kg 
石橋脩/堀宣行
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:3-0-0-0 
芝1600m:3-0-0-1 
最高タイム:1.33.0
《期待値65%》

デビューから3連勝でニュージーランドTを制し、NHKマイルカップでも厳しい位置から5着まで追い上げた堀宣行厩舎ルフトシュトローム。ニュージーランドTで2着に降したシーズンズギフトは土曜日の紫苑Sで僅差の3着に入り、秋華賞への権利を獲得している。
今回は秋初戦にして初めてとなる古馬との対戦。「先週の時点で夏負けっぽい状態が出ていて、あまり状態は良くなかった。今週になって持ち直したので予定通り使うが、過程としてはあまりよくない」と厩舎関係者は仕上がりに関しては不満げだった。「馬体重そのものは20キロくらい増えているはずなのにアバラが浮く感じになっている」という別の関係者からの話も、夏負け気味だったことの証拠なのかもしれない。
一方で、「能力そのものはココに入っても抜けてるし、中山適性も十分。何とか地力だけでも勝ち負けを演じたい」と、関係者は素質を評価。「ここで頑張ってくれればサリオスはマイルではなく中距離に向かわせられる」と、厩舎サイドは3歳馬の使い分け戦略を描いている。


2枠3番
アルーシャ
牝5/55.0kg 
戸崎圭太/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:66.7%
中山芝:1-0-2-0 
芝1600m:2-1-3-2 
最高タイム:1.32.3
《期待値60%》

前走のパラダイスSはオープン特別2勝目。重賞では3歳春のクイーンC3着が最高着順だが、「今の充実ぶりでマイルのGⅢだったらチャンスは感じる」と藤沢和雄厩舎のスタッフは前向きに参戦している。なお、もう1頭藤沢和雄厩舎から出走させるスイープセレリタスはそこまでのトーンではなく、勝負になるとしたらアルーシャだと考えているようだ。
鞍上は前走で好騎乗を見せた戸崎圭太騎手が継続。「前走は道中で急かさなかったことで直線シッカリ伸びた。前走後はこのレースを狙っていて、休み明けでも仕上がりはかなりいい」とのこと。GⅠで勝負になるようなレベルの馬ではなく、引退の迫る5歳牝馬。どこかへの叩き台という考えはなく、ここでの勲章を狙っている。


3枠5番
アンドラステ
牝4/53.0kg 
ルメール/中内田充正
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:3-0-2-0 
最高タイム:1.33.4
《期待値65%》

エプソムC4着、関屋記念3着と重賞ではあと一歩の競馬が続いている中内田充正厩舎アンドラステ。WORLDとしても期待の大きい馬で、馬場の有利不利が堪えたエプソムCもの狭いところに入って終い伸び切れなかった関屋記念も歯がゆい内容だったが、重賞を勝つ力は十分持っている。
「前走は馬場状態を考えると内枠がアダになりました。外からスムーズに行けば勝ち負けだったと思います」と関係者。今回は三度目の正直での重賞制覇を狙っての続戦となる。
鞍上は岩田望来騎手からルメール騎手に乗り替わり。厩舎としても今までは「望来と一緒に重賞を勝って欲しい」と話していたところだったが、セントウルSに先約があったことで、ルメール騎手とのコンビが実現した。これは岩田望来騎手のことを考えると複雑だが、鞍上強化と言って間違いないだろう。ハンデ戦で斤量はトロワゼトワルに対して2キロ減。チャンスは確実に増している。


4枠8番
シゲルピンクダイヤ
牝4/54.0kg 
和田竜二/渡辺薫彦
騎手厩舎連対率:23.5%
中山芝:0-0-1-0 
芝1600m:1-2-2-2 
最高タイム:1.31.6
《期待値65%》

4歳シーズンの前半は京都牝馬S7着、阪神牝馬S16着、ヴィクトリアマイル6着と弾け切れなかった渡辺薫彦厩舎シゲルピンクダイヤ。今回は新馬戦以来となる牡馬混合のレースになるが、ハンデ戦で54キロ。中山ではターコイズS3着の実績もあり、ここで巻き返しを図る。
「メチャクチャデキは良いです」と厩舎筋の関係者は開口一番デキの良さに手応えを見せている。「体は20~30キロ増えているけど全くもって太目感がない。今までは線の細さが目立っていた馬なので良い成長を見せているということ」とのこと。また、「気性的にも、今までは要らないことばっかりしていたのが落ち着いてきたし、いよいよ競走馬として完成してきたのかも」と、4歳の夏を越して一気に成長した可能性がある。
「精神的に落ち着いているのでゲートの心配もなさそう。これなら勝ち負けですよ」と厩舎スタッフ。前走も良い脚は使えており、ここで復活が成っても驚けない。


6枠11番
ラセット
牡5/55.0kg 
秋山真一郎/庄野靖志
騎手厩舎連対率:80.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:3-4-1-4 
最高タイム:1.31.9
《期待値60%》

今年から4戦制になったサマーマイルシリーズで、実はかなり優勝に近いのが庄野靖志厩舎ラセット。米子S2着で4ポイント、中京記念2着で5ポイントを稼いでおり、現在は3位。1着を取らなければ優勝の権利はないが、逆に1着さえ取ればメイケイダイハードが2着でもポイント差で優勝確定。勝てばOKという非常にシンプルな立場にいる。
1年近い休み明けだった彦根Sを単勝万馬券で制し、米子Sは9番人気2着。中京記念は6番人気2着で3連単330万馬券の片棒を担いだ。「終い一手の馬だから展開が嵌まってくれないと厳しいよ」と関係者は控え目だが、4戦で3度馬券になったらもうマグレとは言えないだろう。「スマイルカナとトロワゼトワルがやり合ってくれたらいいけど、開幕週の馬場がどうかな」とのこと。


7枠13番
ミッキーブリランテ
牡4/54.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:21.3%
中山芝:0-0-0-1 
芝1600m:2-1-2-6 
最高タイム:1.33.0
《期待値60%》

米子S、中京記念、関屋記念に続いて京成杯オータムハンデにも出走し、今年唯一のサマーマイルシリーズ皆勤を果たすこととなる矢作芳人厩舎ミッキーブリランテ。この厩舎はエントシャイデンとの2頭出しだが、「エントシャイデンは中間に外傷してしまって最終追い切りも1日ずらす形になってしまった。順調にきているのはミッキーの方で、ポイントも上だからね」と厩舎サイドは話している。狙うならコッチだろう。
「前走でも脚は見せてくれたが、元々脚を長く使うタイプじゃないので、小回りの中山は合っていると思う」と厩舎サイド。「以前中山で負けた時は詰まってスムーズさを欠いていた。ちゃんと走れば中山でも」とのこと。この馬も勝てばサマーマイルシリーズ優勝。


8枠16番
スマイルカナ
牝3/52.0kg 
柴田大知/高橋祥泰
騎手厩舎連対率:10.7%
中山芝:2-0-0-0 
芝1600m:4-0-1-2 
最高タイム:1.32.7
《期待値65%》

桜花賞3着馬スマイルカナがサマーマイルシリーズ制覇も掛かる京成杯オータムハンデに登場。中山マイルはひいらぎ賞とフェアリーSで2戦2勝の舞台。もちろん開幕週の綺麗な馬場は合っている。
「オークスは距離が長くて負けましたが、1600mの米子Sでしっかり巻き返せた。しかもハイペースで途中でハナに立って押し切る内容。やはりマイルならかなり強い馬ですよ」と関係者。「馬体はあまり変わってないけど放牧から帰ってきてフットワークが良くなりました。52キロならもう一回やれそうですよ」とのこと。
「自家生産じゃないディープ産駒を買ってきて良い結果が出ています」とオーナーに近い情報筋。「中身が充実しているし、仕上がりは上々」とのことで、大外枠でも積極的に行ければ連勝の可能性十分。



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