小倉2歳S

小倉競馬場8日目11R
第40回
小倉2歳S
芝 1200m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


今年は未勝利馬も含めて10頭立てとなった小倉2歳S。函館2歳Sとともに早熟スプリンターのためのレースだった一昔前とは違って、昨年のラウダシオン、一昨年のファンタジストなどマイル以上にも対応できる将来性のある馬が出走してくるようになっていたが、今年はやや小粒だと言うべきかもしれない。
土曜日は札幌2歳Sで◎▲○の大本線の万馬券的中をお届けしたが、メイケイエールは白毛ではないがソダシと同じシラユキヒメ牝系の馬。フリードは2歳レコードを更新し、モントライゼは前走が1秒7差の大差勝ち。ルクシオンとカシノレオは九州産馬。こうして見ると、少頭数ながらバラエティに富んだメンバーは揃っている。
来週から秋競馬が始まり、中京では同じ芝1200mでも古馬GⅡのセントウルSが行われる。ダノンスマッシュ、ミスターメロディ、ビアンフェといった名前が出走予定馬の中ではまず目立つところ。




2枠2番
フォドラ
牝2/54.0kg 
北村友一/牧浦充徳
騎手厩舎連対率:0.0%
小倉芝:未経験 
芝1200m:1-0-0-1 
最高タイム:1.09.6
《期待値60%》

函館で新馬勝ち→函館2歳S4着と走ってきた牧浦充徳厩舎フォドラが小倉2歳Sに参戦。同じ芝1200mの2歳重賞とはいえ、北海道から暑い小倉への転戦となるこのローテは例年あまり多くなく、厩舎筋の情報筋は「この馬のローテはノーザンファームが主導で決めているようだが、小倉2歳を使うとは思わなかった。大丈夫かな」と心配していた。
というのも、馬体が400キロ程度しかなく、滞在の函館でも馬体重の維持に苦労していた馬。さらに、馬場入りを渋るなど気性面も未熟で、輸送競馬になると馬体、精神の両面に不安が残る。とはいえ、函館2歳Sはハイペースで逃げて4着に残しているようにスピードは確か。「台風の影響は気になりますが、小倉の軽い馬場は函館より合うかもしれません」と、関係者はスピード決着ならと期待していた。


5枠5番
アールラプチャー
牝2/54.0kg 
太宰啓介/千田輝彦
騎手厩舎連対率:50.0%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.08.8
《期待値60%》

先週の新馬戦を勝って、そのまま小倉競馬場に滞在しての連闘で小倉2歳Sに臨む千田輝彦厩舎アールラプチャー。勝ち時計の1分08秒8は新馬戦ということと、開催終盤の荒れてきた馬場ということを考えれば優秀だ。
「この厩舎の仕上げで新馬勝ちしたんだから楽しみはありますよ」と関係者が話すように、千田輝彦厩舎は基本的に新馬戦からビシビシ仕上げることはせず、使いながら良化を促すタイプ。なので、連闘でも叩いた上積みの方が大きいと考えていい。
「まだまだ心身ともにデキている訳じゃない」と、あくまで厩舎サイドは新馬勝ちしたので腕試しで使うという態度だが、「今回も展開が噛み合えば」と、密かに色気は持っている様子。馬体は絞れていた方がいいようだ。


7枠8番
メイケイエール
牝2/54.0kg 
武豊/武英智
騎手厩舎連対率:33.3%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.09.4
《期待値65%》

2週前の新馬戦を5馬身差で圧勝した武英智厩舎メイケイエール。鹿毛で馬主も名古屋競馬なので意識されないが、母は白毛のシロインジャーで、祖母がユキチャン、曾祖母がシラユキヒメという血統。すなわち、土曜の札幌2歳Sを勝ったソダシと同じ白毛一族の馬となる。鞍上は札幌2歳Sでピンクカメハメハに乗っていた武豊騎手で、日曜は小倉2歳Sのために小倉に移動する。
「前走の圧勝が本物かどうか、ココが試金石ですね」と関係者。「調教でも本気で追ったことがない馬で、初戦も楽に勝ち過ぎました。メンバーが強くなって本気の叩き合いになった時にどうなるかでしょう」という話だ。初戦で乗っていた福永祐一騎手は「重賞を狙えるポテンシャル」とレース後にコメントしており、能力に関しては間違いないと考えてよさそうだが。
また、新馬戦の時は早めに小倉入りして滞在の形でレースに向かったが、今回は中1週で栗東からの輸送競馬。「当日のテンションや馬体重はチェックしておいた方がいい」と関係者は注意していた。


8枠9番
モントライゼ
牡2/54.0kg 
川田将雅/松永幹夫
騎手厩舎連対率:42.9%
小倉芝:未経験 
芝1200m:1-1-0-0 
最高タイム:1.10.2
《期待値65%》

新馬戦は今や3戦3勝で九州産馬の星だと話題になっているヨカヨカと一騎打ちの末アタマ差敗れたが、2戦目で大差、着差にして2着馬と1秒7差という大圧勝で勝ち上がった松永幹夫厩舎モントライゼ。「着差に関しては相手が弱すぎたという面もあるし、稍重だったので時計も目立たないけど、ヨカヨカの活躍を考えるとこの馬も今の2歳では上の力があることは間違いないからね」と関係者は話している。ちなみに、1秒7差を付けたリサコーハクも勝ち上がって小倉2歳Sに出走している。
阪神で勝ち上がって約2か月の間隔が空いているので「リフレッシュさせたことで精神的にずいぶんリラックスできた」とのこと。「パワーがあって前走のような馬場もこなして圧勝したので、速過ぎる馬場よりは力が要る馬場の方がいいはず」とのことで、この馬は台風による雨風を望むタイプだろうか。


8枠10番
フリード
牝2/54.0kg 
和田竜二/西園正都
騎手厩舎連対率:17.2%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.07.5
《期待値60%》

前走は前半3ハロン32秒9の超ハイペースで逃げて、そのまま2馬身差で押し切って勝ち時計がレコード1分07秒5という圧巻の勝ちっぷりを見せた西園正都厩舎フリード。WORLDも「1200mの時計勝負なら」と当時7番人気ながら本命に抜擢し、3連単6万4700円の的中をお届けしている。
ただし、持ち時計の単純な比較だけなら今回もフリードが逃げてそのまま圧勝ということになるが、関係者は意外に慎重。「前走の勝ち方には驚いたけど、時計の出る馬場に乗じて強気で行ったら後続が潰れてくれたという感じ。馬場も相手も違うここで同じことが出来るほど競馬は簡単じゃない」と、あくまで前走は前走と割り切っているようだ。
仕上がり自体は順調で、最終追い切りでは和田竜二騎手が乗って上がり重点ながら「仕掛けたらビュンと行った」と好感触だったようだ。レコード勝ちの馬だけに雨はどうかだが、意外と血統的には渋った馬場も良さそうな印象も受ける。



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