新潟記念

新潟競馬場8日目11R
第56回
新潟記念
芝 2000m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


夏競馬最後の重賞であり、夏の荒れるハンデ重賞シリーズの最終戦。今年の夏は例年以上に重賞レース、各場のメインレースで大波乱が目立ったが、この新潟記念も前日オッズの混戦ぶりからして、簡単な結末にはならないだろう。3歳馬ワーケアが1番人気で、それに良血馬ブラヴァスとジナンボー辺りが続く形になっている。
このレースのために日曜の新潟には池添謙一騎手、岩田康誠騎手、坂井瑠星騎手、ルメール騎手らが参戦。札幌は昨日で重賞が終わり、小倉は重賞も含めて全体的に少頭数なことから、日曜日は新潟が最も騎手の層が厚くなっている。サマー2000シリーズの最終戦で、サマージョッキーズシリーズも佳境という一戦。その辺りも意識した戦いになる。
来週からスタートする秋競馬は、中山と、今年は中京。セントウルSが高松宮記念と同じ中京芝1200mで、神戸新聞杯は2200mになる。来週の中山は土曜の紫苑Sと日曜の京成杯オータムハンデで2重賞。もう秋の3冠目を目指す戦いがスタートする。




2枠3番
ピースワンパラディ
牡4/55.0kg 
池添謙一/大竹正博
騎手厩舎連対率:22.2%
新潟芝:0-1-0-0 
芝2000m:0-1-1-0 
最高タイム:2.02.0
《期待値60%》

前走のエプソムCはデビューから初めて3着内を外す結果となってしまった大竹正博厩舎ピースワンパラディ。この馬自身は不良馬場を苦にするタイプではないのだが、エプソムCは極端な道悪に加えて内有利の前残りというレース展開でもあり、後ろからの競馬となったピースワンパラディは脚を使ったものの3着争いが精一杯だった。
その後は同じ左回りで広いコースの新潟記念を目標に仕上げ直し。「このレースを目標に順調に仕上がった。前走以上のデキで臨める」と関係者のトーンは高い。「この条件は勝ってはいないが32秒台の上がりで2着というレースがあったし、最終週で適度に上がりが掛かる馬場は向いている」とのことで、GⅢならば勝負になりそうな雰囲気。


2枠4番
サトノダムゼル
牝4/53.0kg 
岩田康誠/堀宣行
騎手厩舎連対率:-
新潟芝:2-0-0-0 
芝2000m:0-0-0-1 
最高タイム:2.01.9
《期待値65%》

3歳時は未勝利デビューで一気に3連勝し秋華賞に挑戦。そこでは13着に敗れたものの、4歳になって2戦で3勝クラスを勝ち上がり、再び重賞の舞台に戻ってくることとなった。新潟コースは2戦2勝で、全場重賞制覇を狙う堀宣行厩舎は昨年のこのレースの2着馬ジナンボーと2頭出しだが、目下の充実度や伸びシロから、サトノダムゼルの方に期待する声も多い。
鞍上は水曜想定の段階では岩田望来騎手だったが、父の岩田康誠騎手で確定。これは岩田康誠騎手が騎乗予定だったポポカテペトルが除外になったこともあるが、岩田康誠騎手から「53キロでも減量するから乗せてほしい」という申し出があったそうだ。
「前走は余裕残しでも勝ち切れた。休み休み使ってきたのでまだまだ上昇の余地があるし、今後に向けてメドを立てておきたい」と情報筋は強気。メドどころか、一発で結果を出す可能性も十分。


3枠5番
ジナンボー
牡5/56.0kg 
デムーロ/堀宣行
騎手厩舎連対率:37.1%
新潟芝:0-1-0-0 
芝2000m:2-1-0-3 
最高タイム:1.57.5
《期待値60%》

昨年の新潟記念で2着、今年も小倉大賞典で3着があり、GⅢならあと一歩で勝てるところまで迫っている良血馬ジナンボー。金子真人オーナーは土曜日の札幌2歳Sをソダシで制しており、ジナンボーには自身の重賞初勝利だけでなく、オーナーの土日連続重賞勝利、厩舎のJRA重賞全場制覇が懸かっている。
前走の七夕賞は行き脚が付かず後方からの競馬になってしまいレースの組み立てが上手くいかなかったこともあるが、そもそも3冠配合の超良血馬に重馬場で小回りの福島コースは合っていなかった。参考外ということでいいだろう。
「暑い時期なので元気が無いように見えるけど、この中間の調整は予定通りに運んでいるので状態は悪くない。昨年と同等のデキにはある」と厩舎筋の関係者。「重賞未勝利なのに56キロなのは背負わされすぎだが(去年は54キロ)、勝てる馬と評価されているのだと思って頑張りたい」とのこと。


6枠11番
ワーケア
牡3/53.0kg 
ルメール/手塚貴久
騎手厩舎連対率:38.9%
新潟芝:未経験 
芝2000m:0-1-1-0 
最高タイム:2.01.9
《期待値65%》

ルメール騎手とともに今年の牡馬クラシックの主役の1頭を張り、ダービーではコントレイル、サリオスに続く3番人気に支持されていた手塚貴久厩舎ワーケアが新潟記念に参戦。セントライト記念や神戸新聞杯ではなく新潟記念なのは、ノーザンFの有力馬の使い分け、ルメール騎手の騎乗馬の使い分け、そして皐月賞をパスしてダービーに直行するほど左回りの広いコースに適性があると見込んでいるという背景がある。
「今週の追い切りも劣勢で、見た目だけでは具合が良くないように感じるが、年が明けてからは毎回調教はこんな感じ。それでもワーケア自身追って伸びてはいたし、これで結果も出していた」と厩舎サイド。動きだけで仕上がりを判断するのは早計のようだ。「53キロはハッキリ恵まれているし、ブラストワンピースが楽勝したレースなら、ワーケアもクラシックでの立ち位置的にココは勝てる計算になる」と、関係者はあくまで強気。


7枠14番
カデナ
牡6/58.0kg 
鮫島克駿/中竹和也
騎手厩舎連対率:20.0%
新潟芝:0-0-1-0 
芝2000m:2-2-2-8 
最高タイム:1.57.8
《期待値60%》

昨年の新潟記念は上がり最速で3着。今年2戦目の小倉大賞典を勝って実に3年ぶりの重賞制覇を果たし、続く大阪杯でも4着に健闘した。前走の宝塚記念は道悪の影響で全く動けなかったが、それを除けばほとんどのレースで着順に関わらず上位の上がりを繰り出している。小回り向きと言われていた去年のこのレースで3着に走っていて、今のカデナにコースは不問。今年は58キロのトップハンデが課題となりそうだ。
「先週、今週としっかり負荷を掛けてやっている。去年は押せ押せのローテだったが、今年の夏は新潟記念一本。その分状態は良い」と厩舎サイド。「例年夏場は調子がよくて、小倉で重賞を勝った時より雰囲気はいいくらい。脚が一瞬なので新潟だと乗り方がカギになるが、上手く立ち回れば昨年以上は十分見込める」と自信を見せている。


8枠16番
サンレイポケット
牡5/54.0kg 
荻野極/高橋義忠
騎手厩舎連対率:23.3%
新潟芝:0-1-0-0 
芝2000m:3-2-0-3 
最高タイム:1.59.8
《期待値60%》

長期休養を挟んで4歳秋に1勝馬の立場で復帰すると、地道に条件戦を勝ち上がっていよいよ重賞の舞台に立つこととなった高橋義忠厩舎サンレイポケット。復帰初戦を除くと一度も3着内を外しておらず、WORLDも一連の勝ち上がりの間に2度この馬からの万馬券的中をお届けしている。
本来は目黒記念が重賞初挑戦の舞台となるはずだったが、そこは賞金不足で除外。その後新潟記念に目標を切り替えて3か月待ったのは、左回りを得意としているからだ。「目黒記念も入れば勝ち負けだと言われていた馬で、今はまさに充実期。デビュー当時から上に行けると言われていた馬だったが、怪我を乗り越えてようやく実を結んできた」と関係者。
現在この馬を担当しているのはファインニードルを担当していた厩舎のエース厩務員で、鞍上は主戦の荻野極騎手に戻る。「極はまだ重賞を勝っていないけど、サンレイポケットが条件戦を走っていた頃からこの馬にはそういう期待を持っていた。ようやく巡ってきたチャンスだけに何とか頑張ってもらいたい」と厩舎スタッフの期待を背負ってレースに臨む。


8枠17番
ブラヴァス
牡4/56.0kg 
福永祐一/友道康夫
騎手厩舎連対率:28.6%
新潟芝:0-0-0-1 
芝2000m:3-2-1-3 
最高タイム:1.58.9
《期待値65%》

前走の七夕賞は2着も、関係者に言わせれば「コースも馬場も合っていないのによくあそこまできた」という内容。「バテずに長く良い脚を使う馬なので、前走はたまたま外から押し上げる形が嵌まってくれたが、本来は新潟の長い直線が合っている」と、新潟に替わっての前進、すなわち待望の重賞制覇を見込んでいる。
「デキに関しては前走以上。コースでジックリと乗り込まれていて、暑い時期でも元気一杯。この血統らしく古馬になってからもグングン成長している」と厩舎筋。「最終日ということを考えれば外枠はプラスだし、今の勢いでそろそろ重賞タイトルが欲しい」と期待度は高い。
友道康夫厩舎は昨年の新潟記念をユーキャンスマイルで勝つなど、新潟記念と新潟大賞典は計5勝。最も多く重賞を勝っているのが東京という点からも分かるが、左回りを得意とする馬が多い。



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