クイーンS

札幌競馬場4日目11R
第68回
クイーンS
芝 1800m/GⅢ/3歳上/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクM】


今年の前半は例年以上に大波乱の結果が目立った牝馬限定のGⅢレース、その北海道ラウンド。今年は3歳牝馬の参戦はなく、4歳馬6頭、5歳馬5頭、6歳馬3頭の計14頭で争われる。別定戦で賞金上位のスカーレットカラーとフェアリーポルカが56キロ、残りの12頭は55キロ。このレースは他の牝馬限定重賞より少し重い斤量設定になっている。
波乱を警戒したい一戦ではあるが、今回は前日段階で最低人気のモルフェオルフェでも単勝59.5倍。一方で上位人気は4頭がほぼ差がなく分け合うような感じで大混戦ムード。軸馬選びも穴馬探しも簡単ではない。だからこそ、上手く仕留めれば大きな馬券になることは間違いないところ。しっかりWORLDの情報を活かして頂きたい。
来週は札幌でエルムS、新潟でレパードSと2つのダート重賞が行われる。レパードSはユニコーンSやジャパンダートダービーとともに3歳ダート馬にとっては後の飛躍が約束される出世重賞。エルムSも今年はかなり良いメンバーが揃うと聞いている。異例の夏の2場開催ラスト、引き続き面白いレースとなりそうだ。







2枠2番
スカーレットカラー
牝5/56.0kg 
岩田康誠/高橋亮
騎手厩舎連対率:30.0%
札幌芝:0-1-0-0 
芝1800m:2-1-0-3 
最高タイム:1.44.5
《期待値65%》

昨年のクイーンSではミッキーチャームとクビ差の2着だった高橋亮厩舎スカーレットカラー。その後の府中牝馬Sで重賞初制覇を飾り、エリザベス女王杯、有馬記念と続けてGⅠに挑戦。今年の前半は阪神牝馬S2着からヴィクトリアマイルに参戦して15着だった。
「昨年はマーメイドSからのローテだったので今年は少し休ませる余裕があった。1週間前に札幌に持っていくのは昨年と同じ流れ。現地のスタッフは『昨年と変わらない』と言っていた」と厩舎筋の関係者。「調教を緩めるとすぐ馬体が増えてしまう馬だが、夏場は仕上げやすい」とのことだが、去年もこの時期に4戦連続で好走している。
「もう5歳なので勝てるレースは勝っておきたい。条件は合っているので、内枠で嫌なポジションに閉じ込められず直線捌ければ」と関係者は前向き。今年は1歳下の4歳勢たちを受けて立つ立場に。



4枠6番
カリビアンゴールド
牝6/55.0kg 
藤岡康太/鮫島一歩
騎手厩舎連対率:9.5%
札幌芝:1-0-1-1 
芝1800m:0-2-3-6 
最高タイム:1.46.1
《期待値60%》

昨年のクイーンSではスカーレットカラーとアタマ差で、勝ったミッキーチャームともタイム差なしの3着だったカリビアンゴールド。札幌、函館合わせて北海道シリーズでは通算[1-3-3-1]と安定感のある競馬を見せており、前走の巴賞も牡馬相手に3着だった。
「前走は休み明けで、元々クイーンSへの叩き台のつもりだったので状態はイマイチだった。それでも3着に走れたのは収穫だし、デキは青写真通りに良くなってきている」と陣営は手応えを感じており、「良馬場でやれれば勝つところまであっていい」と強気の話も聞こえてきている。
最近2桁着順に敗れたレースはどちらも道悪。前走の通り、良馬場ならばデキがイマイチでも牡馬と渡り合える地力がある。





5枠7番
コントラチェック
牝4/55.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:47.0%
札幌芝:1-0-0-0 
芝1800m:2-0-1-1 
最高タイム:1.47.4
《期待値60%》

今年に入って2戦連続2桁着順の大敗を喫している藤沢和雄厩舎コントラチェックだが、勝ったフラワーC、ターコイズSのレースぶりを振り返るまでもなく持っているスピードは一級品。スピードを活かせれば牝馬同士のGⅢは獲れる馬だ。
ヴィクトリアマイルの後はNF天栄への放牧を挟み、7月10日に札幌競馬場に直接入厩。そこから3週間ダートコースと芝コースで追い切りを消化してきた。「入厩当初は少し硬い面もあったが、だいぶほぐれてきた。最終追い切りに乗ったルメール騎手も好感触だったし、態勢は整っている」と厩舎の現地スタッフは前向き。
中山牝馬Sは道悪で全く持ち味が活きず、ヴィクトリアマイルはトロワゼトワルにハナを譲ったのが痛かった。2歳時は逃げなくても好走できていたが、過去4勝はすべて逃げ切り。まずは強気に行き切れるかどうかがカギになる。





5枠8番
フェアリーポルカ
牝4/56.0kg 
和田竜二/西村真幸
騎手厩舎連対率:26.7%
札幌芝:未経験 
芝1800m:3-0-0-0 
最高タイム:1.46.8
《期待値65%》

中山牝馬S、福島牝馬Sを連勝中の西村真幸厩舎フェアリーポルカ。中山牝馬Sの時にはWORLDも本命公開して、馬連4万8730円という大波乱を仕留めている。今回はこの2戦と同じ右回りの小回りコースで牝馬限定のGⅢということになる。
「放牧明けになるが、当初からココを目標にしてきたので調整は順調。3連勝を狙ってしっかり仕上げられている」と厩舎サイド。この話から分かるのは、ヴィクトリアマイルやマーメイドSといった他の牝馬限定戦には見向きもせず、勝ったレースと条件の近いクイーンSを狙っていたということ。名より実を取りに来た格好だ。
和田竜二騎手はレースだけでなく水曜日の最終追い切りにも乗りに来ており、西村真幸厩舎は函館で4勝を挙げてリーディング2位と北海道シリーズは好調。走らせる側の意欲と勢いもある。斤量は初めての56キロになるが、能力でカバーしたい。





6枠9番
ビーチサンバ
牝4/55.0kg 
福永祐一/友道康夫
騎手厩舎連対率:28.6%
札幌芝:未経験 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.44.4
《期待値60%》

3歳秋のローズSを最後に3着以内の好走がない友道康夫厩舎ビーチサンバ。勝ち星を挙げたのはデビュー戦だけで、元々安定して走る一方で勝ち切れないというキャラではあったが、4歳の今年は京都牝馬Sが5着、阪神牝馬Sが4着と掲示板の下側止まりで、ヴィクトリアマイルが9着。異なる世代も加わってのレースとなったことで着順を落としてしまっている印象がある。
今回はローズS以来の1800m戦。古馬になってからはマイル以下の距離にこだわって勝負するという話もあったが、結果が出ていないことと、レースで後手を踏む形が増えてきたため再び距離を延ばす選択をしたようだ。
ただ、「マイル戦でも出して行こうとすると突っかかる馬で、二の脚も付かない。距離が延びても小回りの1800mでは却って序盤のポジション取りが難しくなるかもしれない」と関係者は懸念を感じている。能力そのものは牝馬同士なら上位だが、今回はこの条件で立ち回りがカギになる。土曜日新潟で4勝を挙げた福永騎手の腕に期待。


6枠10番
リープフラウミルヒ
牝5/55.0kg 
丹内祐次/相沢郁
騎手厩舎連対率:22.7%
札幌芝:2-0-0-1 
芝1800m:2-2-3-9 
最高タイム:1.46.7
《期待値60%》

2走前の福島牝馬Sで13番人気2着と大波乱の片棒を担いだ相沢郁厩舎リープフラウミルヒ。前走のマーメイドSは「道悪を気にしてハミを上手く取らず、レース中も何度かノメってスピードに乗れなかった」とのことで見せ場なく終わったが、今回は馬場の良い札幌。去年の夏も札幌で勝ち上がっているだけに条件は好転している。
再コンビとなる丹内祐次騎手は追い切りに乗っており、「ちょうどいいくらいの時計で追い切れました。動きが良くて良い状態ですよ。ある程度前でレースができる馬ですし、この仕上がりなら十分勝負になると思います」と好感触。レースでは乗らないが普段から接している石川裕紀人騎手(相沢厩舎所属)も「かなり体調が良さそうだし、2走前くらいはやれそう」と注目しているという。


8枠13番
サムシングジャスト
牝4/55.0kg 
武豊/松田国英
騎手厩舎連対率:0.0%
札幌芝:未経験 
芝1800m:1-1-0-2 
最高タイム:1.46.9
《期待値55%》

昨秋から4戦3勝と勢いに乗ってオープン入りしていた松田国英厩舎サムシングジャストが久々となる重賞に参戦。初音Sを制した後は放牧を挟んで阪神牝馬Sに向かう予定だったが、阪神牝馬Sに向けての調教中に鼻出血を発症してしまい仕切り直し。チャンピオンズファーム淡路で立て直しを図り、6月27日に栗東に帰厩。7月21日に函館競馬場に移動し、札幌には23日に入っている。
「鼻出血明けですが、その影響はもう大丈夫だし、時間を掛けてジックリ乗り込めたので間隔が空いた感じはありません」と関係者。最終追い切りでは武豊騎手に感触を確かめてもらい、好時計をマークして「問題なく、調子良くきている」というコメントを得ている。「以前と比べるとレースでの立ち回りが上手くなり、狭いところからでもスッと抜けてくることが出来るようになった。今なら小回りの札幌でも大丈夫でしょう」と厩舎サイドは前向き。



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