中京記念

阪神競馬場6日目11R
第68回
中京記念
芝 1600m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


今年は6月頭から続けて7週間の開催となった3~4回阪神開催。それに加えて今年は梅雨の雨量も多く、土曜日の阪神芝は良馬場ながら全体的に時計が掛かっていた。中京記念もある程度パワー勝負の傾向となりそうだ。
見た目のハンデ差は51キロのギルデッドミラーから57キロの5頭までの6キロ差だが、ギルデッドミラーは3歳牝馬なので実際はハンデが重い側。実質的な最軽量は牡馬で53キロのメイケイダイハードで、上下4キロ差の拮抗したメンバーと言える。
サマーマイルシリーズの第2戦でもある中京記念。例年と違う右回り阪神での競馬が結果にどういう影響を及ぼすか。
来週からは3週間小倉開催がなく、新潟と札幌の2場開催。例年8月頭に行われていた小倉記念は約1か月後の8月16日に行われる。




2枠4番
トロワゼトワル
牝5/54.0kg 
三浦皇成/安田隆行
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:0-1-0-1 
芝1600m:2-1-0-6 
最高タイム:1.30.3
《期待値60%》

前走のヴィクトリアマイルは2戦連続の大敗によって大きく人気を落としていたが、果敢な逃げでゴール寸前まで2着争いに踏みとどまる健闘。京成杯オータムハンデを日本レコードで制したスピードを久々に見せ付けた。今回は2走前に15着だった阪神牝馬Sと同じ阪神コースで挽回を目指す形となる。
鞍上は前走の結果を買われて引き続き三浦皇成騎手。親しい関係者に向けては「前走はマイペースで運べたのが良かったけど、最後までアーモンドアイ以外とは大きな差は無かった。東京よりは阪神の方が合っている感じがするし、今回は一発の期待をしているよ」と前向きな話をしていたそうだ。
陣営が強調しているのは「この馬は夏場が得意」ということ。全5勝のうち3勝が2、3、4歳時の7月で、つまり7月に走ると過去3戦3勝。確かに、前走からさらに動きは良くなっている印象がある。重賞を勝っていてハンデ54キロは恵まれており、前に行くことを考えると絶好の内枠。最終週の荒れ馬場をこなせれば。


4枠7番
ケイアイノーテック
牡5/57.0kg 
岩田望来/平田修
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:2-0-0-3 
芝1600m:3-2-1-7 
最高タイム:1.31.3
《期待値65%》

今年に入ってからはレースのたびにイイ話が入ってきていた情報馬ケイアイノーテックだが、前走の安田記念は豪華メンバーの中で5着に健闘。まだ馬券に絡む走りまでは至っていないものの、着実に良い頃の末脚を取り戻しつつある。今回は「安田記念の後は放牧の予定だったが、状態が良いしあと一歩のところまで来ているので続けて使う」と中京記念に進んできた。
「チークの効果が出ているし、津村騎手と一緒に乗り方を考えてきたのも実になっている。その津村騎手が乗れないのは残念だけど、前半はジックリ溜めてハミを取ったところで動いていくというスタイルが良いと分かったので、もう乗り替わっても力は出せると思う」と関係者は語る。
「GⅠを勝っている馬がGⅢでハンデ57キロというのは恵まれている。確かに長く結果は出ていないけど、今は復調してきたタイミングだから」と関係者。「あんまり渋ると良くないので、稍重くらいまでに収まって差しが決まるような傾向になれば」とのこと。阪神コースは問題なく、相手関係もここ数銭と比べれば手薄。いよいよ復活の勝利となるか。





5枠10番
プリンスリターン
牡3/52.0kg 
原田和真/加用正
騎手厩舎連対率:12.5%
阪神芝:1-0-1-1 
芝1600m:0-1-1-2 
最高タイム:1.33.8
《期待値60%》

今年の中京記念には3歳マイル王を決めるGⅠNHKマイルカップを戦った2頭が参戦。加用正厩舎のプリンスリターンは原田和真騎手とのコンビが毎回注目されてきた馬で、NHKマイルカップは勝負どころで不利を受けてしまったため直線は無理させられずゴール後に下馬(その後の検査で問題なし)という不完全燃焼のレースになってしまった。
「前走は残念でしたが、その後は阪神で行われる中京開催を目標に、一度リセットして立て直してきました」と陣営。阪神コースはききょうS1着、朝日杯FS5着、アーリントンC3着と一度も大崩れが無い。この中間も付きっ切りで原田和真騎手が仕上げ、「2週続けてしっかりした動き。納得のいく仕上がり」と厩舎スタッフも手応え十分。ハンデは52キロで、これはアーリントンCではクビ差だったギルデッドミラーと比べても1キロ軽い。





6枠11番
ソーグリッタリング
牡6/57.0kg 
川田将雅/池江泰寿
騎手厩舎連対率:56.8%
阪神芝:2-0-0-2 
芝1600m:5-3-1-7 
最高タイム:1.32.2
《期待値65%》

オープン入りしてからの戦績が⑫④①①③③③④④②②と、なにやら綺麗に並んでいる池江泰寿厩舎ソーグリッタリング。この並び自体は偶然としても、昨年から長らく善戦止まりで勝ち切れていないという点は事実。今回は厩舎サイドから「この馬を一番分かっているジョッキーが乗る訳だし、なんとかこの馬にタイトルを獲らせてやりたい」と気合十分の話が届いている。
「どんな条件でも堅実に走れるし、馬場も不問。それはここ一連のレースからも明らかです。あとは最後のひと押しをどうするかだけ」と陣営。「不良馬場を走った後なのでレース直後は疲れが出たけど、思った以上に順調に回復したので順調に仕上げることができた」とのことだ。阪神コースは昨年3月に六甲Sを勝った時以来の参戦で相性は良い。


6枠12番
ミッキーブリランテ
牡4/54.0kg 
福永祐一/矢作芳人
騎手厩舎連対率:38.9%
阪神芝:2-0-2-2 
芝1600m:2-1-2-4 
最高タイム:1.33.1
《期待値60%》

今年からサマーマイルシリーズに加わった米子Sで3着に好走し、ポイントを加算している矢作芳人厩舎ミッキーブリランテ。主戦だった坂井瑠星騎手は北海道に滞在しているため、前走は松若風馬騎手が騎乗し、今回はまた福永祐一騎手に乗り替わる。福永騎手は今回人気のギルデッドミラーがお手馬だが、3歳牝馬でハンデ戦なので斤量的に厳しいと考え、早めにミッキーブリランテに乗ると手を打っていたようだ。
一時期調子を崩して大敗が続いた時期があったため2走前の錦S勝ち、前走の米子S3着はともに人気薄だったが、元々はシンザン記念3着などの実績がある素質馬。「既にスランプは脱していて、GⅢくらいなら十分やれるはず」と関係者の期待は大きい。
「まだ先頭に立つとフワフワするような難しさはあるけど、掛かる面は随分改善されてきた。内の狭いところで運んだ方が闘争心を引き出せるタイプなので、福永騎手にもそういう一発を狙う乗り方をしてもらいたい」と厩舎関係者は話していた。この枠からどう立ち回るか、スタートを含めて要注目。


7枠15番
ギルデッドミラー
牝3/51.0kg 
北村友一/松永幹夫
騎手厩舎連対率:37.5%
阪神芝:1-1-0-0 
芝1600m:1-2-2-0 
最高タイム:1.32.8
《期待値65%》

今年の中京記念で1番人気に推されそうなのは3歳牝馬ギルデッドミラー。アーリントンC2着、NHKマイルカップ3着と3歳マイル路線で着実に実績を積み重ねてきて、今回は初重賞勝利を狙って古馬相手のレースに挑む。
新馬勝ち後は気難しい面や左にモタれる面が邪魔をして勝ち切れなかったが、福永騎手が乗るようになってから馬具の工夫やレースでの教育によってその辺りが改善。2勝目を挙げた勢いで重賞連続好走を果たしている。その福永騎手が斤量を気にして乗らなかったのは少々心細いが、代打の北村友一騎手は「仮に50キロになっても減量して乗る」と依頼を受けている。実際に1番人気になりそうな馬でもあり、北村友一騎手の気合の入りようも当然だろう。
最終追い切りに乗った感想は「ハミ受けの難しいところがある割には折り合いはスムーズだった。動き自体はとても良かったので実戦でもリズム良く走らせたい」とのこと。米子Sでも3歳牝馬の桜花賞3着馬スマイルカナが楽勝しており、力を出し切ればギルデッドミラーも通用するはず。


8枠17番
ストーミーシー
牡7/56.5kg 
幸英明/斎藤誠
騎手厩舎連対率:-
阪神芝:0-0-0-6 
芝1600m:2-3-2-23 
最高タイム:1.31.1
《期待値60%》

前走は登録していた安田記念を自重してのパラダイスS。「疲れが抜けなかったのでオーナーにお願いして予定を延ばしてもらった。なので結果が出ないとまずい」と厩舎は話していたが、最終日の東京はあまりにも馬場が悪く、適性と通ったところの差が出て3着だった。
今回は「安田記念を見送って体調回復を優先させたおかげで、パラダイスSの後は目立った反動もなく立ち上げから凄くスムーズ。思い通りの調整ができた」とのことで、「最近では一番と言っていいデキにある」と陣営は状態面に自信アリ。「前走のような極悪馬場は嫌だけど、適度に荒れたくらいの馬場ならこの馬に分がある」とのことで、極端な道悪にならなければ最終週も歓迎だ。
重賞で馬券になったのは2年前のダービー卿CTが最後だが、今はオープン特別ならば普通に有力馬の1頭に数えられる存在。56.5キロ、マイル戦と条件はやや厳しくなるが関係者は色気を持って遠征している。



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する