七夕賞

福島競馬場4日目11R
第56回
七夕賞
芝 2000m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


今年は前日1番人気がヒンドゥタイムズで単勝5.8倍。そして、最低16番人気のソールインパクト(単勝91.6倍)だけは別として、ブービー15番人気のレッドローゼスですら単勝が33.2倍しか付かないところから察せられるように、かなりの混戦ムードとなっている。
土曜日の福島芝は稍重。メインレース後に雨が本降りになり、芝のレースが終わった後で馬場状態は重馬場に変わっている。今年の梅雨は雨の日数も雨量も記録的で、福島開催も大きく影響を受けている。夏開催の2週目というイメージでは臨まない方がいいだろう。
福島開催は来週が最後で、重賞はこの七夕賞が最後。是非とも七夕賞“らしい”決着になってもらいたいところだ。




2枠3番
クレッシェンドラヴ
牡6/57.0kg 
内田博幸/林徹
騎手厩舎連対率:12.5%
福島芝:1-3-0-0 
芝2000m:3-2-0-3 
最高タイム:1.58.7
《期待値65%》

去年の七夕賞で2着、そして秋の福島記念で重賞初制覇を果たしており、福島コースでは通算でも4戦4連対と相性の良さが光る林徹厩舎クレッシェンドラヴ。その他の勝利も全て中山か函館コースで、右回りかつ小回りという条件が合っている。
前走の中山金杯は適性と勢いを買われて1番人気だったが、スタートの失敗が響いて7着。その後は日経賞を予定していたが、右臀部の筋肉痛を発症して回避することになり、状態が良くなるのを待って七夕賞で復帰する形となった。
追い切りは2週続けて内田博幸騎手が騎乗しており、「先週しっかりやったので、今週は余力を残した追い切り。疲れはないし仕上がりも良いので期待している」と好感触。昨年のこのレースで追い付けなかったミッキースワローは出走していないので、この馬が受けて立つ立場になる。





2枠4番
パッシングスルー
牝4/54.0kg 
戸崎圭太/黒岩陽一
騎手厩舎連対率:25.0%
福島芝:1-0-0-0 
芝2000m:2-0-0-3 
最高タイム:1.58.3
《期待値60%》

昨年の7月7日に福島で2勝目を挙げている黒岩陽一厩舎パッシングスルー。そこから紫苑Sも制して秋華賞に名乗りを挙げ、明け4歳初戦はやはり芝2000mで牝馬限定戦となる愛知杯から。しかし、このレースは道悪が堪えて全く自分のレースができず、次に選んだのはダート路線。ただ、これも初戦のエンプレス杯は3着に好走したもののマリーンCでは9着に大敗してしまい、今回は再び芝中距離の重賞に戻ってきた。
「前走は疲れが取れてないし距離もこの馬には短かったのに、相手の弱さにつられて使ってしまった。参考外のレースです」と関係者。「あれだけ大敗した後だと再びダートとは言いにくいので七夕賞に向かうことにしたが、能力そのものは牡馬相手でもヒケを取らない。あとは愛知杯で全くダメだったので道悪は避けたい。一応下が緩くなった時の対策にブリンカーを用意しています」とのこと。


3枠6番
ジナンボー
牡5/56.0kg 
レーン/堀宣行
騎手厩舎連対率:46.7%
福島芝:未経験 
芝2000m:2-1-0-2 
最高タイム:1.57.5
《期待値65%》

オープン入り後もGⅢでは新潟記念2着、小倉大賞典3着と上位争いを続けている堀宣行厩舎ジナンボー。大阪杯で6着になった後はサマー2000シリーズを狙うことになり、七夕賞での復帰は予定通り。「夏の間に何としても賞金加算をして、秋は大きいところを走れるようにしたい」と厩舎サイドは気合が入っており、早くも「ココを勝ったら次は札幌記念」という予定も練られているそうだ。
「若い頃と違って体が絞りにくくなっているので、直前もシッカリやってレースに臨んでいます」と厩舎サイド。「まだ完全に難しさが無くなった訳ではないが、色々と経験を積んできたことで精神面は成長。動じなくなったし口向きも改善してきた」とのことで、今まで以上のパフォーマンスを見せられそうな気配がある。金子オーナーの3冠配合から重賞ウィナー誕生となるか。


6枠11番
ヒンドゥタイムズ
牡4/55.0kg 
北村友一/斉藤崇史
騎手厩舎連対率:37.0%
福島芝:未経験 
芝2000m:4-2-2-1 
最高タイム:1.58.8
《期待値60%》

関係者からすれば今回が古馬重賞初挑戦というのは遅すぎると言っても過言ではない。それだけ斉藤崇史厩舎ヒンドゥタイムズはデビュー当時から高い期待を掛けられてきた。もしも京成杯で2着に上がっていれば、もしもあのレースを取りこぼさず昇級できていれば、など一つ歯車が上手く回っていれば、既に芝重賞戦線で活躍を見せていた可能性だってある素質馬だ。
「前走後は小回り2000mの七夕賞が目標。至って順調にきています」と陣営は前向き。「前走がかなりハイレベルなメンバーだったので、昇級戦で55キロというハンデも想定していました。それだけ強い馬だと認められているということだし、これでも他の人気馬よりは有利ですからね」と、その話しぶりには自信がみなぎっている。
この春は好調だった斉藤崇史厩舎の中でも期待の大きい存在で、今回も2頭出しのリュヌルージュと比べて「断然コッチ」と厩舎サイドは断言。ここを勝って一気に夏の主役となれるか。


6枠12番
ヴァンケドミンゴ
牡4/54.0kg 
酒井学/藤岡健一
騎手厩舎連対率:28.6%
福島芝:4-0-0-0 
芝2000m:2-0-1-5 
最高タイム:1.58.5
《期待値60%》

WORLDメンバーの方々にはお馴染みかもしれない無類の福島巧者ヴァンケドミンゴ。前走のエールSを勝って福島コースでは4戦4勝となったが、兄のサンリヴァルが得意としていた中山コースや、「福島とコース形態がほぼ同じだから」と使いに行った小倉コースでは結果が出ておらず、厩舎関係者も「ここまで極端だとなぜ走るのか分からないが、福島だけ走りっぷりが違うのは確か」と極端なコース巧者ぶりに驚いている。
こういう馬だけに、エールSの勝利でオープン入りを果たした後に七夕賞が目標となったのは自然な流れ。「目標にしていたレースなので仕上がりは十分。ハンデ差を活かして上手く立ち回れば、この程度のメンバーなら食い込みは可能だろう」と、今回は一気の重賞挑戦となるが陣営は福島5戦5勝の快挙に向けて色気を持っている。





7枠13番
ブラヴァス
牡4/55.0kg 
福永祐一/友道康夫
騎手厩舎連対率:31.4%
福島芝:未経験 
芝2000m:3-1-1-3 
最高タイム:1.58.9
《期待値60%》

福永祐一騎手にとってはJRA10場重賞制覇の記録が掛かる一戦。そのお供となる友道康夫厩舎ブラヴァスは前走の新潟大賞典が初めての重賞挑戦で4着。3着馬とはハナ差の内容だった。
その前走も「元々古馬になってから伸びてくる血統だし、障害練習を取り入れたことで走りがしっかりしてきた」というイイ話を聞いていたが、今回も状態に関しては万全。「ハミにぶら下がりながら走る面が解消されたのがいい。道悪もこなせるし、2走前にはヒンドゥタイムズに勝っているからね」と関係者は強気。確かに、ヒンドゥタイムズと人気の面で大きな差が付いているのは不自然かもしれない。





7枠14番
オセアグレイト
牡4/55.0kg 
野中悠太郎/菊川正達
騎手厩舎連対率:10.0%
福島芝:1-0-0-0 
芝2000m:0-1-0-1 
最高タイム:2.02.6
《期待値60%》

オープン入りしてからなかなか勝利に手が届かない菊川正達厩舎オセアグレイトだが、5月の2戦にはともに敗因があると関係者は語る。「2走前は内で詰まって動けなくなり、脚を余しての敗戦。そのせいで野中騎手が一旦クビになったほどだから、どれだけ不完全燃焼の競馬だったかは明らかでしょう」というのがメトロポリタンSで、続く目黒記念は「外枠からそのまま外を外を回り過ぎたし、中2週で見えない疲れがあったと厩舎では言っていた」とのことだ。
今回は鞍上が野中悠太郎騎手に戻り、「GⅢなら地力上位だと思っている馬。今度こそ決めたい」と意欲十分。近走は長めの距離を狙って使っていたが、「テンに行けない訳じゃないから2000mでも問題ない」と野中騎手は話しているという。1年ぶりの福島コースで巻き返しなるか。



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