ユニコーンS

東京競馬場6日目11R
第25回
ユニコーンS
ダ 1600m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクC】


無料コンテンツの【重賞完全攻略ガイド】でも様々な情報をお伝えしてきた3歳ダートの出世レース・ユニコーンS
前日オッズではルメール騎手×藤沢和雄厩舎のレッチェバロックとレーン騎手×堀宣行厩舎のカフェファラオ、無敗の2戦2勝馬2頭が人気を分け合う格好。その後に青竜S組のデュードヴァン、タガノビューティー、さらに端午S勝ち馬のサトノラファールや海外重賞勝ち馬のフルフラットが続いている。
土曜日のダートは不良→重という馬場状態で行われ、時計はやはり速めの水準。今夜に再び雨予報があり、ユニコーンSも好時計での決着が予想される。近5年の勝ち馬が全て後にGⅠを勝っているという将来のダート王者を決める一戦。新たに名を刻むのはどの馬か。
春の最終週となる来週の東京は宝塚記念の裏で日曜日に重賞はなし。土曜日に障害GⅢの東京ジャンプSが組まれている。




1枠1番
デュードヴァン
牡8/56.0kg 
デムーロ/加藤征弘
騎手厩舎連対率:36.8%
東京ダ:3-0-0-0 
ダ1600m:3-0-0-0 
最高タイム:1.36.2
《期待値65%》

2014年にユニコーンSの前哨戦として創設された青竜S。その勝ち馬のユニコーンSでの成績は、(不)①③③⑨②着となっている。2015年には青竜S出走馬でワンツースリー(ノンコノユメ→ノボバカラ→アルタイル)もあり、同舞台かつ丁度いい間隔の青竜Sは出世重賞ユニコーンSを盛り上げるレースとしてよく機能している。
今年の青竜Sを勝ったのは加藤征弘厩舎デュードヴァン。当時は4番人気だったが人気のダノンファスト、タガノビューティーとの競り合いを制し、1分36秒2の優秀な時計で勝利。これで東京のダート1600m戦は3戦3勝となっている。
「2月に腰をおかしくしてヒヤシンスSを回避し、その後は芝のアーリントンCを叩いて青竜S、ユニコーンSというローテを組み直した。前走はまだ仕上がり途上だったし、状態は今回が今年に入って一番。今回ももちろん期待している」と厩舎サイド。なお、加藤征弘師は「ノンコノユメほどの馬ではない」と評していたそうだ。


3枠5番
レッチェバロック
牡6/54.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:47.0%
東京ダ:2-0-0-0 
ダ1600m:未経験 
《期待値65%》

新馬戦を2秒0差、2戦目の1勝クラスを1秒4差で圧勝している藤沢和雄厩舎レッチェバロック。初戦から2戦目で自身の時計を1秒5縮めている点も優秀で、厩舎スタッフは「進化している」と表現。関係者は「ユニコーンSが1400mだったら間違いなく負けることはない」と豪語している。
ただ、そのコメントからも分かるように、今回の焦点は初めてのマイル戦になること。「芝スタートは関係なく、今回も前には行けると思う。ここまでの2戦が全くの楽勝だったので揉まれた経験がないし、ハナを切る形が安全でしょう」と関係者。「ジョッキーは距離克服に手応えを持っているようだし、スピードの絶対値の違いで逃げ切りたい」と調教助手は展望を語っていた。


5枠9番
メイショウベンガル
牡8/56.0kg 
戸崎圭太/松永昌博
騎手厩舎連対率:-
東京ダ:未経験 
ダ1600m:未経験 
《期待値60%》

今年は前走が1勝クラス勝ちの昇級馬が8頭いるが、レッチェバロックは別格としてその次にインパクトのある勝ち方をしたのが松永昌博厩舎メイショウベンガルだと言っていいだろう。デビューからずっと芝のレースを使っていて昇級後は苦戦が続いていたが、初ダートの前走は好位の外から楽に抜け出して7馬身差。真の適性はダートにあったと明らかに分かる勝ちっぷりだった。
陣営は「芝では頭打ちだったので目先を変えるためにダートを使ったが、それにしても強い勝ちっぷりだった」と想定外の圧勝にいささか驚いている様子だったが、「直線でも追うことなしであの勝ちっぷりだったし、体力の付いた今ならマイルでも問題ない。重賞でも楽しみはある」と強気。「メイショウの松本オーナーにセリ前にアピールしたい」という事情もあるようだ。


5枠10番
サトノラファール
牡6/56.0kg 
三浦皇成/中竹和也
騎手厩舎連対率:50.0%
東京ダ:未経験 
ダ1600m:未経験 
《期待値60%》

端午Sを追い込みで制し、1400mでは2戦2勝となった中竹和也厩舎サトノラファール。2走前は「引っ掛かったりして折り合いが難しい」ということで距離を縮めて成功したが、そのレースで乗っていた三浦皇成騎手が「ノドが鳴っている」と指摘したため次走も引き続き1400mの端午Sを選んだそうだ。
担当厩務員は「食いながら良い稽古ができているのはいい。大型馬で以前はコロンとしていたが、脂肪が取れて良い感じになってきた」とデキの良さを強調。厩舎筋の関係者は「マイルに関しては初めてなので何とも言えないが、フットワークが大きい馬なので東京コースは向きそうだし、ワンターンの競馬自体は合っている」と語っている。
「後ろからになるのは仕方ないので、せめてスタートを五分に切った上でちょうどいい位置に控えたい」と陣営。ちなみに、新馬戦は東京のマイルを使おうとして除外され、京都の1800mに回ったという経緯がある。当時から広いコース向きという印象はあったようだ。


7枠13番
タガノビューティー
牡9/56.0kg 
和田竜二/西園正都
騎手厩舎連対率:17.9%
東京ダ:1-1-1-0 
ダ1600m:1-1-1-0 
最高タイム:1.36.4
《期待値65%》

自慢の末脚で芝にダートに活躍を続けてきた西園正都厩舎タガノビューティーだが、春は以前からお伝えしてきたように「ケンタッキーダービー出走を目指してヒヤシンスS、青竜S、ユニコーンSと東京のダート戦を使っていく」という方針。陣営は「相手は強いが、なんとかココを勝ってケンタッキーダービーに出走させたい」と意気込んでいる。
「青竜Sを使ってユニコーンSに向かうのは予定通り。前回は間隔が空いていた分伸びが今ひとつだったけど、今回は叩いた効果で状態が上がっているしもっと良い脚を使えそうな気配」と厩舎サイド。ヒヤシンスSではカフェファラオを上回る上がり34秒9で2着に好走しており、ポテンシャルは人気の中心の馬たちとも遜色ない。


7枠14番
フルフラット
牡7/56.0kg 
田中勝春/森秀行
騎手厩舎連対率:16.7%
東京ダ:未経験 
ダ1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.37.9
《期待値60%》

初勝利は2歳8月の小倉芝1200mだったフルフラットだが、その後は森秀行厩舎らしい積極的な海外競馬へのチャレンジを敢行。ブリーダーズカップジュベナイルでアメリカに渡り5着に健闘すると、今年2月末にはサウジアラビアのサンバサウジダービーという左回り1600mの重賞を制覇。その後出走を予定していたUAEダービーが中止になったため、帰国してこのレースに備えている。
「馬はちゃんとデキている。この厩舎らしく調教は好時計でしっかり動いてるよ」と厩舎筋の関係者。「遠征の疲れとかは取れているので、あとは力関係だけ。2走前の2着は1800mが長かったものなので、1勝クラスを勝てないような馬ではない」とのことだ。


8枠16番
カフェファラオ
牡6/56.0kg 
レーン/堀宣行
騎手厩舎連対率:52.6%
東京ダ:1-0-0-0 
ダ1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.37.7
《期待値65%》

キャリア2戦2勝の堀宣行厩舎カフェファラオ。新馬戦は後に3連勝で兵庫チャンピオンシップを勝つバーナードループに10馬身差を付けて楽勝し、ヒヤシンスSは普通の馬なら致命的な大出遅れを喫しながら外を回して強引に押し上げていきそのまま差し切り勝ち。今回は再び間隔を空けての3戦目となるが、既に関係者の間では「この馬だけはモノが違う」と騒がれている。
「前走は毛ヅヤが悪く、状態自体は決して良いとは言えなかった。それであんな勝ち方をするんだから驚きですよ」と関係者。「今回は格段に良くなっていて、状態は間違いなくデビュー以来一番。先週の段階でビシっと仕上がって、最終追い切りではレーン騎手が『何もする必要がないくらい動きが良くてハッピーだった』と話していた」とのこと。
強いて挙げるなら初戦が逃げ切り、2戦目が大出遅れからの外マクりだったので「ここまで楽な競馬をし過ぎて覚えるべきことを覚えていない」という点だが、調教師は「ポテンシャルが違う」と全く負ける気はない様子だったそうだ。



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