目黒記念

東京競馬場12日目12R
第134回
目黒記念
芝 2500m/GⅡ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


今年は目黒記念にもフルゲート18頭が参戦。5頭が除外されており、格上挑戦の軽ハンデ馬は不在。最軽量は準OPを勝ち上がったばかりのゴールドギアで53キロというメンバー構成になった。
ハンデ戦、非根幹の2500m、そしてダービーの直後という独特の雰囲気のためなのか、過去10年間のうち最終レースとして行われた9年間は、ほぼ毎年のように人気薄の馬が突っ込んでくる波乱傾向。今年も上がり馬のキングオブコージが割れた中での1番人気になりそうで、順当には収まりそうにない。
来週の東京は連続GⅠのラストとなる安田記念。ただでさえ超豪華メンバーだったところにアーモンドアイの参戦が決まり、相当注目度が高まっているが…。安田記念に波乱があるとすれば、そのカギはアーモンドアイの走りということになるだろう。まずは明日のダービーと目黒記念だが、安田記念に関してもWORLDからの情報は要チェック。




1枠1番
タイセイトレイル
牡5/55.0kg 
デムーロ/矢作芳人
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:0-2-1-3 
芝2500m:0-2-0-0 
最高タイム:2.31.7
《期待値65%》

ダービーは大本命のコントレイルと1枠1番を引いたサトノインプレッサの2頭出しで臨む矢作芳人厩舎だが、その後の目黒記念も2頭出し。特別登録の段階では3頭出しの予定だったが、チェスナットコートが除外されたためタイセイトレイルとステイフーリッシュの2頭で臨む形となった。厩舎のトーン的にはタイセイトレイルが期待大。
「前走は逃げ馬の展開になってしまいましたが、展開不向きの中で長く良い脚を使って頑張っていましたよ」と関係者はメトロポリタンSの内容を評価。GⅠのジャパンカップを除けば昨年からほとんど大崩れがない堅実派だが、今回は「ブリンカーの効果が出ているし、ハーツクライ産駒らしくここにきてもう一段馬が良くなってきた感じ」と、厩舎サイドのトーンも近走以上のようだ。デムーロ騎手の継続騎乗も心強く、前走以上の着順を見込んでいい。


2枠4番
アイスバブル
牡5/55.0kg 
レーン/池江泰寿
騎手厩舎連対率:-
東京芝:1-1-0-3 
芝2500m:0-1-0-2 
最高タイム:2.28.4
《期待値55%》

水曜想定までは津村明秀騎手が騎乗予定だった池江泰寿厩舎アイスバブル。しかし、津村明秀騎手が落馬負傷の影響を気にしており、「ダービーに全力を注ぐためにその他の騎乗は絞りたい」ということでアイスバブルを含むダービー以外の騎乗をほぼキャンセル。そこに、ヒシゲッコウが前走で負けたことで乗り馬がいなくなっていたレーン騎手が同じエージェントの流れで収まることになった。池江厩舎のもう1頭サトノクロニクルにも乗れたようだが(その場合は武藤雅騎手がアイスバブルにスライドしたのだろう)、レーン騎手が両馬を比較してアイスバブルを選んでいる。
「近走はワンパンチ足りない競馬が続いていますが、去年の目黒記念2着馬。同じ東京でもスタミナの問われる2500mの方が合っているし、前走(メトロポリタンS6着)よりは走れるはずです」と関係者。ハイペースで上がりが掛かる展開の方が持ち味が活きるタイプで、先行馬が引っ張ってくれれば復活のチャンス。


3枠5番
キングオブコージ
牡4/54.0kg 
横山典弘/安田翔伍
騎手厩舎連対率:57.1%
東京芝:0-0-0-2 
芝2500m:1-0-0-0 
最高タイム:2.34.7
《期待値60%》

3歳時は1勝クラスで伸び悩んでいた安田翔伍厩舎キングオブコージ。その転機となったのは横山典弘騎手とコンビを組んだ3走前の明け4歳初戦で、そこから怒涛の3連勝で一気にOP入りを果たしている。
関係者は「ノリさんが乗るようになって変わったのは馬に前向きさが出てきたこと。元々良い末脚は持っている馬でしたが、連勝中は全て好位からの抜け出しで快勝していますからね」と馬の変化を語る。「2走前の2500m戦を進言したのもノリさんだし、この手替わりがなかったら未だにマイルの1勝クラスでダラダラ走っていたかもしれません」と、横山典弘騎手の手腕には本当に感心している様子だった。
今回は勢いがあるとはいえ毎日杯以来の重賞挑戦で、経験も実績も少ない左回りの東京。なので厩舎サイドは「試金石の一戦。このコースと相手関係でどれだけ走れるのかを試すいい機会」と控え目だが、以前とは馬が変わっている今、54キロなら決して劣勢ムードではない。


6枠12番
ゴールドギア
牡5/53.0kg 
三浦皇成/伊藤圭三
騎手厩舎連対率:28.6%
東京芝:2-0-1-4 
芝2500m:0-0-2-0 
最高タイム:2.34.3
《期待値60%》

前走の緑風Sは2年ぶりの東京でのレースで、新馬勝ち以来ほとんど実績もないコースだったが、33秒台の上がりを繰り出して快勝。準OPに上がってから1年半かけて遂にOP入りを果たした。
前走は田辺裕信騎手とのコンビで勝利したが、今回は田辺騎手がニシノデイジーに騎乗するため三浦皇成騎手に乗り替わり。三浦騎手もゴールドギアにはよく乗っていて、今回は「追い切りに乗ったけど、やっぱり背中が良い馬。ハンデも有利だし前走の感じなら東京の2500mもピッタリ。何といっても田辺さんから『ニシノよりゴールドギアに乗りたかった』と言われたのでテンションが上がった」とのことで、かなりヤル気になっているようだ。
あくまで展開待ちのタイプであり、今回は一気に相手のレベルが変わることも確かだが、久々の東京であそこまでの変わり身を見せた前走は注目に値する。末脚が活きる展開になれば一発の可能性はあるだろう。





8枠16番
オセアグレイト
牡4/55.0kg 
ルメール/菊川正達
騎手厩舎連対率:-
東京芝:2-1-2-1 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

前走メトロポリタンSのレース前、この馬とコンビを組み続けてきた野中悠太郎騎手が「この状態でこのメンバーに負けるとすればジョッキーのせい」とまで豪語していた菊川正達厩舎オセアグレイトだったが、結果は1番人気で5着。しかも、逃げ馬が押し切るスローペースを内で動くに動けず脚を余すという負け方で、本当にジョッキーのせいと言われても弁明できない結果となってしまった。
今回、野中悠太郎騎手からルメール騎手に乗り替わったのはやはり前走の負け方が理由のようだ。「厩舎ではかわいそうという声もあったが、明らかなミスだったからね。目黒記念は元々春の目標にしていたレースだし、何としても結果を出したいから」とのことだが、ルメール騎手を確保するとは何とも気合が入っている。
「中2週ですが、最初からメトロポリタンSを叩いて目黒記念という予定だったので調整に不安はありません」と菊川師。前走負けたことでハンデが55キロというのは有利な材料で、勝負掛かりの一戦であることは確か。


8枠17番
ボスジラ
牡4/54.0kg 
武豊/国枝栄
騎手厩舎連対率:57.1%
東京芝:1-1-0-0 
芝2500m:1-0-0-0 
最高タイム:2.34.0
《期待値60%》

ダービーのサトノフラッグと同じ武豊騎手×国枝栄厩舎のコンビで出走するボスジラ。同じレースに出走するポポカテペトルの全弟、オークスに出走して7着だったミヤマザクラの全兄という、金子真人オーナーの良血馬。この血統は基本的に晩成傾向で3歳秋や古馬になってからワンランク良くなるが、ボスジラも3歳夏から3連勝でOPまで駆け上がっている。
「前走は武豊騎手の進言もあって阪神大賞典にチャレンジしましたが、初めての3000mと一気の相手強化では勝ち負けまでは難しかったですね」と厩舎サイド。「今回は勝ったことがある距離だし、東京でも2400mで勝っているので問題ないでしょう。同じGⅡでも前走よりは良い競馬になると思いますよ」とのことで、雰囲気は前走より上向いている。ハンデ戦になって斤量が減るのもプラス。





8枠18番
ニシノデイジー
牡4/56.0kg 
田辺裕信/高木登
騎手厩舎連対率:40.0%
東京芝:1-0-0-1 
芝2500m:未経験 
《期待値55%》

3歳になってからは一度もレースで馬券に絡めていない高木登厩舎ニシノデイジー。内容的には健闘と言えるダービーの5着や展開不利だったセントライト記念の5着など、2歳時の強さが垣間見えるようなレースもあったものの、今年に入ってからのAJCCと金鯱賞は正直どちらもパンチ不足を露呈するような6着。復活に向けては何かカンフル剤が必要な状況だろう。
今回はダービー以来の東京コース。距離もここ2走から延ばしてきている。「東京コースは東スポ杯を勝ってダービーでも5着と相性がいい。前走は左回りを求めて中京に向かったが、2000mのスローペースでは決め手勝負で見劣った。この距離でしぶとさを活かせれば…」と関係者は語る。
GⅠでは結果が出なかったが、世代の中心の1頭として昨シーズンの競馬を引っ張ってきた存在。このまま頭打ちになってしまうのは寂しいが…。今回は大外枠を引いてしまったこととハンデの不利をどう覆すか。



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