京王杯スプリングC

東京競馬場7日目11R
第65回
京王杯スプリングC
芝 1400m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


京王杯スプリングCは藤沢和雄厩舎が過去8勝しているレースで、現在ムーンクエイク、タワーオブロンドンで2連覇中。今年もタワーオブロンドンとライラックカラーの2頭出しで臨む。
また、レッドファルクスとレッドスパーダで「レッド」の東京ホースレーシングが近年2勝。今年はレッドアンシェルが出走する。
そして、過去3年はデムーロ→ルメール→レーンと外国人騎手が3連勝中。今年もこの3人が揃って騎乗している(グルーヴィット、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュ)。
安田記念の前哨戦ながら、今年は高松宮記念からのローテの馬が多く、スプリント色が強めのメンバー。1400mという距離なので、1200mか1600mで負けた馬の巻き返しが多いレースでもあるが、今年は波乱か順当か。実績馬の取捨がポイントになりそうだ。



1枠1番
ラヴィングアンサー
牡6/56.0kg 
吉田豊/石坂正
騎手厩舎連対率:50.0%
東京芝:1-0-1-1 
芝1400m:2-1-2-7 
最高タイム:1.19.5
《期待値55%》

石坂正厩舎にとっては最後となる高松宮記念出走に向けて勝負駆けを続けてきたラヴィングアンサーだったが、結果が出たのは高松宮記念への出走が叶わず回った春雷S。状態の良さは毎回伝え聞いていたが、大外一気で人気馬との叩き合いを制する派手な勝ち方だった。
「状態は変わらず良いし、前走以下ということはないよ」と関係者。「去年はこの時期の東京で準OPを勝ち上がっているし、前走は流れが向いたけど本当は1400mの方が合っています」とのことで、引き続きトーンは高い。「あんまり馬場が渋ると良くないので雨は降って欲しくない」とのこと。


2枠2番
グルーヴィット
牡4/56.0kg 
デムーロ/松永幹夫
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:0-0-0-1 
芝1400m:0-1-0-0 
最高タイム:1.21.0
《期待値60%》

初めての1200m戦だった高松宮記念で6着に追い込んだ松永幹夫厩舎グルーヴィット。今回は芝・ダート合わせて過去3戦3連対の1400mへ。左回りではファルコンS2着と中京記念1着があり、東京コースもここまで結果は出ていないものの条件としては合っている。
「初めての1200mでもラストはしっかり脚は使ってくれたが、やはり前半の追走やポジションを考えると少し忙しかった」と厩舎サイド。それだけに1ハロンの延長は好材料と考えているようで、「デビュー当時に使っていた1400mは競馬がしやすい。しっかり賞金加算をしておきたい」とトーンは前走以上だった。
こちらは稍重の中京記念を勝ち、重馬場の高松宮記念でも脚を使っているので「週末の雨予報は気にならない」とキッパリ。好調デムーロ騎手と好枠を活かして久々の勝利へ前進。


3枠3番
ケイアイノーテック
牡5/57.0kg 
石橋脩/平田修
騎手厩舎連対率:-
東京芝:1-0-0-5 
芝1400m:0-0-0-1 
最高タイム:1.21.9
《期待値65%》

3走前のチャレンジCと2走前の東京新聞杯は着順こそ一息だったが上がり最速。そして前走のダービー卿CTは4着と、ジワジワとだが復調気配を見せているのが2年前のNHKマイルカップ勝ち馬ケイアイノーテック。特に2走前から乗っている津村明秀騎手の評価が高く、「全く能力は衰えていない。キッカケ一つで復活する」と話していた。
今回は津村騎手が落馬負傷のため同じエージェントの石橋脩騎手が代打で騎乗するが、1400mの京王杯を使うのは津村騎手の「本番(安田記念)の前に一度短いところを使ってピリッとさせたらどうか」という進言によるもので、チークピーシーズを着けるのも前走後の津村騎手の「ハミを取らなかったのは気持ちの問題」という進言によるもの。
先ほどの話の通り、今回はあくまでも安田記念に良い形で向かうためのステップ。しかしながら「状態は凄く良い。本番前なのが勿体ないくらい」というほどで、関係者は「この距離がハマれば試し乗りでも一発あるかも」と密かに色気を持っている様子。安田記念は相手が一気に厳しくなるだけに、ココで狙う手もあるか。





4枠5番
レッドアンシェル
牡6/56.0kg 
福永祐一/庄野靖志
騎手厩舎連対率:16.7%
東京芝:0-0-0-2 
芝1400m:1-1-2-0 
最高タイム:1.20.7
《期待値60%》

シルクロードSは歩様に違和感を感じたフォーリー騎手が追わなかったため18着に終わった庄野靖志厩舎レッドアンシェル。レース後の検査で脚元に異変は見られなかったものの、放牧後に熱発して調整が遅れてしまったため高松宮記念は自重し、サマースプリントシリーズを見据えて京王杯スプリングCで復帰することとなった。
「1200mで変わった馬なので1400mは気持ち長いですが」と関係者は慎重だが、「この中間は歩様も問題ないし、カイ食いも良いので状態に不安はありません。乗り慣れた鞍上に戻るのでレースでも上手く導いてくれるでしょう」とのことで、前走のような負け方をする雰囲気はない。距離と輸送さえ克服すれば一変も。





7枠10番
タワーオブロンドン
牡5/58.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:50.5%
東京芝:2-1-0-2 
芝1400m:3-0-0-0 
最高タイム:1.19.4
《期待値60%》

高松宮記念は12着に大敗。「道悪に泣かされた」とのことで、レースは他にも力を出せずに終わった馬が多数いた。結果自体はそれほど気にしなくてもいいだろう。京王杯スプリングCは昨年勝っているレースで、今年は連覇が懸かる一戦。気になる点があるとしたら、現在は1200mの馬にシフトしていて久々にこの距離を使うということだろうか。
日曜日に調教の時計が出ていないのは熱発のためだが、すぐに収まったので水曜は予定通り追い切って出走へ。「前走後に一息入れているが、今週、先週の追い切りの動きを見る限り、一連のデキはキープできている」と厩舎サイドはジャッジしている。レコード勝ちを連発するスピードの持ち主で、その一方重馬場の前走は大敗。今回も雨は降らない方がベターだろう。





8枠12番
ステルヴィオ
牡5/57.0kg 
川田将雅/木村哲也
騎手厩舎連対率:100.0%
東京芝:1-2-0-2 
芝1400m:0-0-0-1 
最高タイム:1.20.5
《期待値65%》

初めての1200m戦だった高松宮記念は9着。ただし、これはタワーオブロンドンやダノンスマッシュと同じく道悪の影響があってのもの。「2走前の阪急杯が休み明けながら良い内容だったし、今は短めの距離の方が合っている」とのことで、東京の1400mならば前進がありそうな雰囲気だ。
「今回は最終追い切りも予定通りで上手くいった。走りに力みがないし絶好の仕上がり」と厩舎サイドは調整に手応え。最近は後ろからの競馬が続いているが、今回は距離を延ばしての少頭数競馬ということもあり、マイルCSを勝った時のような好位からの競馬も考えているようだ。
ちなみに、鞍上が川田将雅騎手なのは「レーン騎手がダノンスマッシュとステルヴィオの両方から依頼を受けていて、ダノンスマッシュとを選んだので余ったステルヴィオの方に川田騎手が乗ることになった」とのこと。つまり、川田騎手は先にダノンスマッシュをクビにされていたということで、対ダノンという点で対抗心を燃やしているそうだ。





8枠13番
ダノンスマッシュ
牡5/56.0kg 
レーン/安田隆行
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:0-0-0-1 
芝1400m:2-1-0-1 
最高タイム:1.21.9
《期待値65%》

高松宮記念はスタートの失敗、道中のゴチャ付き、道悪と悪条件が重なって10着に敗れ、またもGⅠには手が届かなかった安田隆行厩舎ダノンスマッシュ。今回は「負け方に納得がいかない」ということで最初のプランにはなかった京王杯スプリングCに参戦。今回の結果に関わらず、安田記念に出走する意思は今のところないそうだ。
「タワーオブロンドンとは再び2キロ差で、ステルヴィオとも1キロ差。大きいところを勝てていないメリットですね」と関係者は斤量的に有利なところを強調。2走前のオーシャンSでも2キロ差だったタワーオブロンドンに完勝しており。とにかくGⅠ以外では強い。
1200m以外のレースを使うのは2年ぶりで、陣営としても「1400mならこなせる」という程度の感覚だが、距離は鞍上と斤量差、そして地力でカバー。秋のGⅠ再挑戦に向けてリズムを取り戻しておきたい。


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