マーチS

中山競馬場2日目11R
第27回
マーチS
ダ 1800m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


日曜日の中山開催が3R以降降雪により中止となり、マーチSも31日の火曜日に改めて行われることとなった。16頭の出走馬、騎乗するジョッキーに変更はないが、出馬投票をやり直したため枠順は日曜日と異なっている。
関東馬は一度美浦に戻っているようだが、関西馬は中山競馬場に2日間追加での滞在となる。近年の似たような事例としては、昨年2月のクイーンC。あの時も降雪により土曜→月曜の2日間順延となったが、その時は関西馬のクロノジェネシスとビーチサンバが人気に応えてワンツーを決めている。今回も上位人気馬の多くが関西馬という顔合わせだが…?
馬場についても、日曜日にそのまま行われていれば不良馬場が確定的だったが、2日間延びたことである程度含水率は下がりそうだ。
さて、マーチSは中山のダート1800mで行われる唯一の重賞。OP特別は各開催ごとに頻繁に組まれているが、このコースでの重賞は年間唯一だけに、一昨年の勝ち馬センチュリオンのように「ココが年イチの大勝負」と気合を入れて臨むコース巧者もいる。
来週は2場開催で、中山では土曜日にダービー卿チャレンジTが行われる。まずは無事に開催が続くことを願いつつ、日曜阪神の大阪杯を含め、春のGⅠシーズンを楽しみたい。




1枠1番
ワイルドカード
牡6/56.0kg 
北村宏司/木村哲也
騎手厩舎連対率:25.0%
中山ダ:0-0-0-1 
ダ1800m:3-1-1-1 
最高タイム:1.51.0
《期待値65%》

前走のベテルギウスSでスマハマを破ってOP初勝利を挙げた木村哲也厩舎ワイルドカード。関東馬ながら中山では16着大敗の一戦のみだが、当時は脚元に不安を抱えていてまともなレースになっておらず参考外。陣営も「中山は久しぶりだが苦手意識はない」と前向きだ。
「前走は昇級初戦ながらねじ伏せるような勝ち方で驚きました。今回は放牧を挟み、時期的なものもあって前走ほどの雰囲気ではないですが、最後のひと追いで変わってきそうな雰囲気です」と厩舎筋。「以前の体質の弱さが解消されたことで、調教内容も変わってますます力を付けてきました。年齢の割にキャリアも浅いし上積みはありますよ」とのことで、初の重賞となる今回も前走同様に突破していく可能性はある。


1枠2番
クリンチャー
牡6/57.5kg 
石橋脩/宮本博
騎手厩舎連対率:-
中山ダ:未経験 
ダ1800m:未経験 
《期待値60%》

6歳にしてダートに転向し、イキナリ2着と結果を出した宮本博厩舎クリンチャー。以前から時計勝負では苦戦が続いており「ダートを使ってみたらどうか」という話は出ていたが、OPでの初戦から結果を出せたのは適性があればこそだろう。
「道中はどうなるかと思ったけど、直線での脚にダート適性が見えました」と情報筋。別の関係者は「ダート適性だけでなく、休ませたことで馬に前向きさが戻ってきたのも大きかったですね。デキが以前とは全く違っていました」と、状態面の違いも強調している。「パサパサの良馬場だとまた違うかもしれないが、また馬場が渋りそうなのは良かった」とのこと。
今回は関東遠征ということで鞍上は初コンビの石橋脩騎手。本人はトップハンデを気にする一方で、レースのVTRを見て「イメージは出来た」と親しい関係者に前向きに話していたそうだ。


3枠5番
タイムフライヤー
牡5/57.0kg 
ミナリク/松田国英
騎手厩舎連対率:0.0%
中山ダ:未経験 
ダ1800m:0-0-0-1 
最高タイム:1.49.2
《期待値60%》

フェブラリーSでは先行馬の中で唯一5着に残す好内容の競馬を見せた松田国英厩舎タイムフライヤー。ダート転向後の目立った戦績は武蔵野S2着くらいだが、どのレースも着順以上に中身のあるレースをしており、ダート適性の高さは明らか。そろそろダートでも重賞制覇のチャンスがあっていい。
前走後は在厩のままマーチSを目標に調整。GⅠで好走した後だが、「トモがしっかりしたので追い切りの時計が出るようになった」と陣営が話しているように、仕上がりは問題ない。ハンデの57キロも「予想通りだった」とのことだ。
鞍上のミナリク騎手は前走で乗っていたフォーリー騎手にもコンタクトを取るなど気合十分。今回の騎乗は今週までで、「最後に重賞を勝って帰りたい」と話していたそうだ。成績がイマイチだったゆえに、もしかすると短期免許での来日はこれが最後になるかもしれない。美浦で世話をしている関係者は「最後くらいは…」と悲壮な口ぶりだった。


5枠9番
リアンヴェリテ
牡6/57.5kg 
柴山雄一/中竹和也
騎手厩舎連対率:25.0%
中山ダ:0-0-0-2 
ダ1800m:1-0-0-5 
最高タイム:1.50.4
《期待値55%》

今回はクリンチャーと並ぶトップハンデの57.5キロでの出走となる中竹和也厩舎リアンヴェリテだが、近3走はエルムS5着、白山大賞典7着、みやこS13着と右肩下がり。徹底先行タイプだけに展開が向かないと大敗してしまうのは仕方ないが、関係者は「重賞も勝ってないしこの近況なのにトップハンデは厳しい」と本音を漏らす。
「みやこSはインティやスマハマも一緒に潰れたレースなので参考外。今回は今までと比べればマシなメンバーだし、マイペースで行ければ違うかもしれません」と厩舎サイドは反攻を見込んでいるが、「1800mは少し長いし、休み明けで少し馬体に余裕もある」と、不安は残っているようだ。この馬の立ち回りはスワーヴアラミスやメイショウワザシといった有力馬の結果にも関わってきそうで要注意。


6枠12番
スワーヴアラミス
牡5/57.0kg 
藤岡康太/須貝尚介
騎手厩舎連対率:28.6%
中山ダ:1-0-0-0 
ダ1800m:3-2-0-0 
最高タイム:1.50.2
《期待値65%》

ダートではデビュー以来一度も3着を外したことがなく、特に近走はポルックスSでの4馬身差勝ちを含めて安定感が光っている須貝尚介厩舎スワーヴアラミス。福島民友C後にゲート練習を重ねた甲斐があり、ポルックスSとアルデバランSは好スタートを決めて番手からの好走。今回は中山で重賞制覇を狙う。
「前走は勝った馬が強すぎただけで、この馬も後続に5馬身差を付けていました。この舞台で既に圧勝歴があるし、ハンデも許容範囲。これくらいの相手ならいつも通りに走れば勝ち負けになる」と関係者は強気。藤岡康太騎手は高松宮記念でもなく、ホームの阪神でもなく、この馬のために中山に乗りに来ている。火曜日も引き続きの中山参戦だ。
「馬場はどちらでも結果が出ていますが、稍重で時計が速かった3勝クラスのレースが6馬身差。高速決着になっても十分やれますよ」と関係者。雨と違って雪の場合はどこまで馬場に影響が出るかは不透明だが、パワー勝負でもスピード勝負でも対応できるのは強み。


7枠13番
アシャカトブ
牡4/54.0kg 
武藤雅/小笠倫弘
騎手厩舎連対率:23.8%
中山ダ:3-1-0-1 
ダ1800m:3-1-0-1 
最高タイム:1.52.3
《期待値55%》

中山のダート1800m戦で3勝を挙げている小笠倫弘厩舎アシャカトブが年に一度の中山ダート1800m重賞に臨む。昇級初戦ながら前走の勝ちっぷりと54キロのハンデもあって関係者は意外に前向き。「今は本当にデキが良くて充実一途。常識的には楽じゃないけど、ハンデも手頃だしもしかするとという期待はあります」という話をしている。
2走前に負けたアレキサンドライトSに関しては「勝った馬のレース運びが上手くて、他の先行馬は皆潰れてしまった」という話。しっかり自分の形で動いて人気2頭に完勝した上総Sの内容が優秀で、「先行力だけじゃなくて自在性も出てきたのがいい」と厩舎サイドは強気。今年は例年よりも相手が揃っているが、上手く立ち回れれば。


8枠15番
メイショウワザシ
牡5/56.0kg 
柴田善臣/南井克巳
騎手厩舎連対率:0.0%
中山ダ:1-0-1-0 
ダ1800m:2-2-1-6 
最高タイム:1.50.9
《期待値65%》

マーチSの前哨戦と言うべき3月8日の総武Sで1馬身1/4差の快勝を遂げた南井克巳厩舎メイショウワザシ。「間隔は詰まっているが、総武SからマーチSという形は予定通り。デキに関しては前走と同じくらい臨めそう」と関係者は話している。
今回はリアンヴェリテの出方を気にしており、「向こうが行くだけ行くと言っているので、おそらく番手からの競馬になるだろう。別にハナにはこだわらないが、外から被される形が嫌なので早めに先頭に立つような競馬が理想」と厩舎サイド。「前走がかなり楽な逃げ切りだったので、それよりは大変な競馬になるかな」と、展開面は気にしている様子だった。
師走S以来の騎乗となる柴田善臣騎手の関係者も「今回は重賞勝ちのチャンスですよ」と前向き。「あの時は厳しいペースを3着に踏ん張って力を感じる内容だった。その時より良くなっているようだし、ハナか、離れた2番手かでマイペースに運びたい」とのこと。


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