日経賞

中山競馬場1日目11R
第68回
日経賞
芝 2500m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


中山開催の開幕週から始まった無観客競馬は今週で5週目。ドバイの中止が日本競馬に大きな影響を与えたり、今週から馬主の競馬場入りに自粛要請が掛かるなど状況は予断を許さないが…。GⅠを含む4重賞が組まれている今週の競馬を前向きに楽しんでいきたい。
時々大波乱が起こることで知られる日経賞だが、昨年はかなり落ち着いた配当に。1番人気で2着だったエタリオウは2勝目を狙って今年も出走してきている。7歳馬ガンコは2年前の勝ち馬だ。
そして、今週は金曜日から日曜日まで雨模様。中山は今週までAコースだが、日経賞の発走までに馬場状態にどれだけの影響が出ているのかは気になるところ。今年は道悪で勝った実績のある馬もいれば、過去に道悪で人気を大きく裏切ったような馬もいて、馬場状態の判断は馬券の結論を出すのに影響を与えそうだが…。




1枠1番
サトノクロニクル
牡6/56.0kg 
大野拓弥/池江泰寿
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-1-1-2 
芝2500m:0-0-0-1 
最高タイム:2.34.3
《期待値60%》

前走のアメリカジョッキークラブCは1年半ぶりの競馬だった池江泰寿厩舎サトノクロニクルだが、直線で追われるとシッカリ反応して5着まで浮上。重賞1勝+2着3回の実力をしっかりと見せ付けた。前走時には「順調に乗り込んではいるけど、坂路主体の仕上げなので実戦での息保ちが心配」と話していた厩舎サイドも今回は「この中間は反応も息遣いも確実に良くなっている上積みは大きい」と強気に転じている。
阪神大賞典で2着の実績があり、今回の距離は十分守備範囲。「前目に付けることもできるし、このコースなので内枠を引けたのもプラス」と関係者は前向きだ。気になる点といえば週末の雨予報。古い話にはなるが、キセキが勝った不良馬場の菊花賞では道悪を苦にして全く競馬にならなかった。前走の稍重程度ならこなせるが、それ以上に悪くなった時は未知数。


3枠4番
レッドレオン
牡5/56.0kg 
藤岡佑介/角居勝彦
騎手厩舎連対率:40.0%
中山芝:未経験 
芝2500m:未経験 
《期待値60%》

初めての古馬重賞だった日経新春杯で2着に好走した角居勝彦厩舎レッドレオンだが、元々は金鯱賞への出走を予定して2月中旬には厩舎に戻ってきていた。ところが、騎乗予定だった北村友一騎手が騎乗停止になり、「今から急にリーディング上位の騎手を確保することが難しい」として、金鯱賞を見送って藤岡佑介騎手で日経賞に向かうことを発表した。
騎手の問題、しかもリーディング上位とはいえ北村友一騎手が乗れないだけで2週スライドするとは、という気もするが、他にも「両レースの予定メンバーを考えて」や「秋以降を見据えて長距離輸送を経験させておきたい」といった理由もあるようだ。メンバーという点では、金鯱賞には同厩舎のサートゥルナーリアがいたので、角居厩舎側はレース変更を最初からオーナーサイドに提言していたのかもしれない。
金鯱賞に使う予定で調整を進めており、金鯱賞の1週前追い切りで強い負荷を掛けてしまっていたためスライド決定後の調教はやや難しくなったが、追い切りに騎乗した藤岡佑介騎手は好感触を持ったとのこと。輸送に関しては初めてなので何とも言えない様子だったが、道悪は「こなしてくれるタイプだと思っています」と前向き。





5枠8番
エタリオウ
牡5/56.0kg 
岩田康誠/友道康夫
騎手厩舎連対率:17.9%
中山芝:0-1-0-1 
芝2500m:0-1-0-1 
最高タイム:2.32.4
《期待値65%》

シルバーコレクターだった昨年春までの姿はどこにいったのか、天皇賞・春から5戦続けて馬券圏外の敗戦が続いている友道康夫厩舎エタリオウ。しかし、昨年2着の日経賞に臨むにあたり、関係者のトーンはかなり上がってきている。
「着順だけ見ればどんどん悪くなっているように見えますが、去年のジャパンカップと有馬記念はレースの中身が違います。馬場や展開や相手関係もあってどちらも数字は悪いですが、ノリさんが立て直してくれた効果が出て馬にヤル気が戻っていたし、腰の状態も良い時と同じ感じになっていました」と厩舎スタッフ。確かに、近2走は久しぶりに先行できるようになり、最後は後退したが見せ場はしっかりと作っていた。
今回は横山典弘騎手がミッキースワローに乗るため岩田康誠騎手との新コンビ。岩田騎手は先週も友道厩舎のユーキャンスマイルで阪神大賞典を勝っているが、厩舎からは「エタリオウで勝ったら春天は好きな方を選んでいい」と言われているらしい。これは厩舎サイドが勝ち負けを意識している証拠で、1週前追い切りに乗った岩田騎手自身も「コレはメチャクチャいい。(今週出走の)ユーキャンスマイルより仕上がりが進んでいるくらい」と手応え絶好だったそうだ。





6枠10番
モズベッロ
牡4/56.0kg 
池添謙一/森田直行
騎手厩舎連対率:38.1%
中山芝:0-0-0-2 
芝2500m:0-0-0-1 
最高タイム:2.35.7
《期待値60%》

格上挑戦だった日経新春杯を52キロで制した森田直行厩舎モズベッロ。2馬身半差の完勝だったので斤量に恵まれただけとも思えないが、今回は56キロを背負ってさらに強い相手との競馬となる。まず考えるべきはこの要素だろう。
陣営は「今回は別定戦だし、まだ肩のバランスが悪くて手前を換えるのがぎこちなかったり追ってヨレたりと未熟なところがあって本格化は先。今後のためにも、これくらいのメンバー相手にどれだけ走れるかを確かめたい」とあくまで挑戦者という立場だが、確かに反応にてこずる面はあるものの、嵌ってからの伸び脚は間違いなく重賞級。小回りの中山をこなせれば今回もチャンスはある。
状態そのものは「放牧を挟んだことでリフレッシュできて去年より良い」とのこと。重馬場は1勝クラスで圧勝した経験がある。





7枠12番
スティッフェリオ
牡6/57.0kg 
田辺裕信/音無秀孝
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-0-4 
芝2500m:0-0-0-1 
最高タイム:2.34.0
《期待値60%》

アメリカジョッキークラブCの敗戦後に調教師から「このところは開き直って逃げる競馬をしてきたが、元々は差して勝っていた馬なので、次は再び差す競馬をさせてみたい」という話が出ており、今回は「ワンパターンの競馬ではどうしても展開に左右される。今回は控える形でどこまでやれるか」と、逃げ宣言ならぬ差し宣言。田辺騎手もそういう競馬が上手い騎手として早めに確保していたそうだ。
オールカマーの勝ち鞍があり本質的に小回り向きの馬でもあるので、放牧を挟んで日経賞というローテーションは関係者にとっても予想通り。デキに関しては良くも悪くも変わらないといった感じのようだ。「前走は馬場よりも好位勢のプレッシャーが厳しくて息の入らない流れになったことが敗因です。道悪はこなせるタイプだし、差しに構えて直線まで脚が残せるような形に持ち込めば展開も向きそうです」とのことで、復活のシーンを一考。





8枠14番
ミッキースワロー
牡6/56.0kg 
横山典弘/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:31.8%
中山芝:2-2-0-3 
芝2500m:0-0-0-1 
最高タイム:2.33.1
《期待値65%》

アメリカジョッキークラブCは4コーナーでの故障馬が絡んだ不利が全て。一緒に馬場の大外まで弾き飛ばされて3着だったラストドラフトは金鯱賞で上位争いをしている。ハンデ戦は使いにくくなってきたが、GⅠでは…というミッキースワローにとって、日経賞レベルのGⅡは何としても結果を出しておきたい一戦になる。
関係者は「ココ目標に仕上がりは万全。最近は運が無いレースが続いていますが、今回こそは取りこぼせない気持ちです」と自信十分。菊沢師も「前走はまともならもっとやれた。幸いダメージは無かったし、暖かくなって馬は良くなっている」と好感触の様子だ。「どんなレースになるかはスタート次第だけど、この枠なら無理に出して行かず差す形じゃないか。馬場は悪くなっているし道悪なら綺麗なところを通っての大外一気が決まるかも」とのことで、レースのイメージはしやすい。



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