スプリングS

中山競馬場9日目11R
第69回
スプリングS
芝 1800m/GⅡ/3歳/牡・牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランクC】


弥生賞で2・3着のワーケア、オーソリティが皐月賞回避を発表したことで、ボーダーが下がった今年の皐月賞。コントレイル、サリオス、マイラプソディなどトライアルを挟まず皐月賞に向かう馬が人気になりそうだったが、弥生賞を勝ったサトノフラッグは堂々とそれらの馬に挑戦状を叩き付ける走りを見せた。スプリングSからも本番が楽しみになるような勝ち方をする馬が出てくることを望む。
今年で言うとサクセッションが該当するが、2000mの弥生賞とは違ってマイラータイプの馬も参戦してくるのがスプリングS。特に昨年は1~3着馬が全て前走1600m以下のマイラータイプで、一昨年は来週の高松宮記念に出走するステルヴィオが制したほどだった。
ということで、来週は1週の休みを挟んだ中京開催の最終週。今年2度目のGⅠ高松宮記念が行われる。例年ドバイワールドカップデーと日程が被ることで騎手絡みの話も多くなるレースだが、今年は過去最大級となる頭数の遠征に加え、コロナ問題も重なってかなり情報が錯綜しているらしい…!




2枠2番
シルバーエース
牡3/56.0kg 
横山典弘/橋口慎介
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:未経験 
芝1800m:1-0-2-0 
最高タイム:1.47.8
《期待値65%》

自己条件のつばき賞3着からの参戦ということで実績的には他の有力馬に見劣る橋口慎介厩舎シルバーエースだが、関係者の評価は以前からかなり高かった1頭。厩舎サイドは「一度使って動きにキレが増しています。権利は取れると思って中山に来ていますから」とかなり色気がある様子だ。関東での競馬は初めてだが、「普段の感じからすると、輸送がダメってタイプではないですよ」とのことだ。
初勝利を挙げたのは昨年のJRA最終日だった12月28日。その時は厩舎から「28日はコレ1頭だけ。勝って今年を締めるよ」という話があり、有言実行の勝利だった。前走は道悪が響いて3着だったが、レース前には「勝ってスプリングSに向かうつもり」と、既に今回の参戦を見越した話があったほど。「スッと前に行けるタイプなのでノリさんでもポツンは出来ないよ」と情報筋は冗談めかして笑っていたが、実際に少頭数の1800mなら前に行けるのは強みになる。





3枠3番
ヴェルトライゼンデ
牡3/56.0kg 
池添謙一/池江泰寿
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-1-0-0 
芝1800m:2-0-0-0 
最高タイム:1.50.8
《期待値65%》

ホープフルSではコントレイルに次ぐ2着に好走した池江泰寿厩舎ヴェルトライゼンデ。レース後の関係者は「今回は相手が強かった」と完敗を認めていたが、その時の3着ワーケアと5着オーソリティは弥生賞で2・3着に好走。ホープフルSが一定以上のレベルにあったことが証明され、ヴェルトライゼンデにもクラシック戦線の主力を担うべく期待が掛けられている。
父がドリームジャーニーでワールドエースの半弟でもあるという池江泰寿厩舎ゆかりの血統で、さらには1つ上の兄が菊花賞馬ワールドプレミア。2歳時は実績の割に地味な扱いだったが、今回キッチリ結果を残せば十分皐月賞の主役候補に名乗りを挙げられる。
ここまではジョッキーを固定してこなかったが、スプリングSで始動するにあたり、帰厩前の2月中旬に「池添騎手で行く」と発表があった。その池添謙一騎手がデビューから乗っていたオーソリティに弥生賞で乗らなかったのは、その時点でヴェルトライゼンデとクラシック本番まで進むことを決めていたからだそうだ。


4枠4番
ココロノトウダイ
牡3/56.0kg 
丸山元気/手塚貴久
騎手厩舎連対率:23.1%
中山芝:未経験 
芝1800m:2-1-0-1 
最高タイム:1.47.9
《期待値65%》

前走の共同通信杯は、元々狙っていた京成杯を骨膜の影響で使えずに仕上げ直してスライドした形。「12キロ増は一旦緩めて立ち上げ直した影響もあっただろうし、レースで力んでいたのもその辺りが影響したのかもしれない」と陣営は振り返っており、共同通信杯の5着は単純な力負けだとは思っていない。
福島のきんもくせい特別で2勝目を挙げており、小回りコースはお手の物。共同通信杯では他に行く馬がいなかったこともあり最初から先行したが、序盤は控える形から動きたいときに動ける機動力も備えている。
そして、手塚貴久厩舎は弥生賞2着のワーケアが皐月賞回避を発表。厩舎では「代わりにコッチの馬で皐月賞に行きたい」と話しているそうだ。ココロノトウダイがいるからワーケアを引っ込めた、とまでの話は聞こえてこなかったが、「中山でこのメンバーなら権利くらいは取らないと」と強気の姿勢ではある。


5枠5番
ファルコニア
牡3/56.0kg 
デムーロ/角居勝彦
騎手厩舎連対率:30.3%
中山芝:未経験 
芝1800m:1-1-0-0 
最高タイム:1.49.0
《期待値65%》

京都での未勝利戦、小倉のあすなろ賞を連勝中の角居勝彦厩舎ファルコニア。あすなろ賞勝ちからスプリングSというローテーションは2018年のエポカドーロや2016年のマウントロブソンと同じで、マウントロブソンはスプリングSを勝利し、エポカドーロの方はスプリングSでは2着だったが続く皐月賞を制している。
「相手関係を考えたら当然今回は期待が大きい。このメンツと頭数なら絶対に権利は取らないといけないし、勝ち負けしないとダメだよね」と関係者はかなり強気。「前走は珍しく出遅れてしまったけど、それでも差し切った点に成長が見て取れた。小回りに対応できる器用さを見せられたことは収穫」と、あすなろ賞の内容も評価している。






8枠9番
サクセッション
牡3/56.0kg 
三浦皇成/国枝栄
騎手厩舎連対率:12.0%
中山芝:2-0-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

今回のメンバーでは唯一の3勝馬になる国枝栄厩舎サクセッション。デビューから一貫してマイル戦を使ってきたが、今回は皐月賞参戦を視野に入れて初めてとなる1800mに挑む。厩舎サイドは「今回の結果を踏まえて、皐月賞に挑戦させるかマイル路線に戻すかを判断する」と話しているが、そのボーダーは権利を取れる3着以内に入れるかどうかだろう。ただ、国枝厩舎としては既にサトノフラッグが皐月賞行きを決めており、サクセッションは無理して皐月賞というムードでもないのかもしれない。
「マイルでの実績ですが、中山では2戦2勝。前走は早仕掛け気味でしたがそれでも楽に押し切る強い内容でした。それに、全兄のクルーガーはマイルだけでなく2000mでも実績がある馬。血統的には中距離でも対応できます」と、関係者は距離適性まで考慮した上で期待しており、これまた様々な陣営から出てくる言葉ではあるが、「この相手なら勝ち負けしないとダメ」と強気。



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