フラワーC

中山競馬場7日目11R
第34回
フラワーC
芝 1800m/GⅢ/3歳/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクM】


先週、馬連487倍の的中をお届けした中山牝馬Sと同じ、中山芝1800mで行われるGⅢ牝馬限定戦のフラワーC。今年は上位馬の層が厚いので、先週の中山牝馬Sほどの大波乱になるとは言い難いが、それでも普通のレースと比べればイレギュラーが起こりやすいのが牝馬限定戦。日曜日のスプリングSや阪神大賞典と比べれば馬券妙味は大きいレースと言えそうだ。
この時期に行われるが、桜花賞トライアルではなく本番までは中2週。これは毎日杯に使う牡馬にも通じることだが、このレースに使う馬が桜花賞狙いなのか、オークス狙いなのか、それを見極めることは馬券的中へのヒントになる。
過去6年の勝ち馬で考えると、コントラチェック、カンタービレ、エンジェルフェイスはオークスに直行。アルビアーノはNHKマイルCに直行し、ファンディーナとバウンスシャッセは皐月賞に向かっている。エールヴォアやトーセンブレスのように2着で賞金加算し桜花賞に出走した馬もいるが、近年のトレンドは桜花賞より後の目標を見据えて出走してくる馬のようだ。




3枠3番
チェスナットドレス
牝3/54.0kg 
石橋脩/西村真幸
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:未経験 
芝1800m:1-0-1-2 
最高タイム:1.48.4
《期待値60%》

未勝利戦ではスプリングSで人気になりそうなファルコニアに2馬身半差で完勝しており、休み明けで昇級初戦、しかも牡馬相手だった前走のつばき賞も0秒3差の4着。西村真幸厩舎チェスナットドレスの戦績は例年のフラワーCなら穴人気しても不思議ではないレベルだが、今年はそれ以上に見栄えのいい実績を重ねてフラワーCに挑む馬が多く、チェスナットドレスは馬券的には盲点の1頭になっている。
「前走は牡馬相手にそれなりの競馬ができていたし、休ませたことによる成長は感じました。叩き2走目の今回はさらに動けそうです」と厩舎サイドは前向き。今回は1800mの距離にこだわって中山に遠征してきたが、「好位で競馬をする器用さがあるが、あまり速い脚は使えないのでコーナー4つが理想」ということで、初めてとなる1800mかつコーナー4つという条件にも魅力を感じているという。


5枠8番
フラワリングナイト
牝3/54.0kg 
デムーロ/金成貴史
騎手厩舎連対率:26.7%
中山芝:1-0-1-1 
芝1800m:0-0-1-1 
最高タイム:1.49.0
《期待値65%》

初勝利を挙げた未勝利戦で『元厩務員グループ マムシ』が「順調に育っていけばオークスを狙える素材」と推奨していた金成貴史厩舎フラワリングナイト。デビューから一貫して中山の1800m以上を使い続けているのは長距離適性を見込んでいるからで、コース経験の豊富さは強みになる。
「ゲートの音に驚いて出遅れてしまう」というのがデビュー戦からの課題だったが、ようやく慣れてきたのか3戦目の前走は今まで一番良いスタート。しかし、スタートを決めたことでポジションを取りにいったため引っ掛かってしまい、持ち味の末脚を繰り出せないレースになってしまった。
「ゲートは出るようになってきたので、あとはもう少しレースの流れに応じた立ち回りが出来るようになれば」と陣営。相手が強くなる今回は勝った時のような後方待機からのマクりの方が嵌まるかもしれない。


6枠9番
ミアマンテ
牝3/54.0kg 
丸山元気/木村哲也
騎手厩舎連対率:26.9%
中山芝:1-0-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

デビューから2戦2勝の良血馬ミアマンテが復帰戦に初の1800m戦となるフラワーCを選択。ミスエルテの半妹という血統を考えるとマイル以下の距離にこだわって桜花賞を狙うのかと思われたが、実は年末に飛節がモヤついたことで乗り込みが不足し、元々使いたかった2月のクイーンCに間に合わなかったという経緯がある。鞍上もルメール騎手の予定だったがドバイ入りを早めたことで乗れなくなり、急遽丸山元気騎手に替わっている。
「元々はクイーンCを目標にしていたくらいだし、そこを回避した分しっかり乗り込んできているので状態は悪くありません」と陣営は強気。「この血統は上も精神面に課題を抱えているので距離とコーナー4つのコースは課題」と認めつつも、「不良馬場だったとは言え牡馬のあのメンバー相手に2勝目を挙げたんだから能力は確か」とのことで、注目が必要な1頭。


6枠10番
ポレンティア
牝3/54.0kg 
池添謙一/田中博康
騎手厩舎連対率:20.0%
中山芝:0-0-1-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

前走のフェアリーSは札幌での新馬勝ちから5か月ぶりの競馬での3着だった田中博康厩舎ポレンティア。新馬戦は1500m、そしてフェアリーSは中山のマイル戦だったが、「これまでのレース内容から距離が延びるのはプラスに働く」と考えた上でのフラワーC参戦。「少し力の要る今の中山も合っていると思う」とのことで、今回の条件は良さそうだ。
関東の田中博康厩舎の馬ながら、鞍上は札幌の新馬戦からずっと関西の池添謙一騎手。厩舎スタッフが「この馬は鞍上がずっと評価してくれているので重賞でも楽しみ」と話していたように、これは素質を感じている池添騎手が手放さないという形のようだ。前走は出遅れて道中押し上げるロスがあったが、スタートが五分なら好位からの競馬も出来るタイプ。重賞実績を支えにココで賞金加算を果たしたい。


7枠11番
クリスティ
牝3/54.0kg 
吉田隼人/杉山晴紀
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:未経験 
芝1800m:2-1-0-0 
最高タイム:1.47.8
《期待値65%》

2勝目を挙げた前走は、平場の1勝クラスながらハイレベル。2着に負かしたアリストテレスはその後若駒S、すみれSでも連続で2着になり、3着レザネフォールはあすなろ賞でファルコニアの2着、4着エカテリンブルクは梅花賞、すみれSで3着。これらの牡馬を破ったクリスティは評価されて然るべきだろう。その前には阪神JFに参戦して8着、さらにアイビーSではワーケアの2着もある。
これまでも牝馬限定戦より長めの距離で走ることを優先してきたように、狙いは桜花賞よりオークスというタイプ。2歳のうちに2勝を挙げている関西馬ながら桜花賞トライアルではなく中山のフラワーCに遠征してきたのも得意の1800mを狙ってのことだ。「休む前より折り合いがスムーズになり、フットワークも体全体を使った走りに変わってきている」とのことで、心身ともに成長中。「センスが良いので中山でも大丈夫だと思う」とのことで、今回も有力候補。


7枠12番
シーズンズギフト
牝3/54.0kg 
横山典弘/黒岩陽一
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-0-0 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.50.4
《期待値65%》

デビューからの2戦をいずれも力の違いでねじ伏せるような競馬ぶりで連勝してきた黒岩陽一厩舎シーズンズギフト。牝馬としては珍しく秋の福島の2000mでデビューしたが、そのレースで『元厩務員グループ マムシ』が推奨していたように、明らかに長距離向きのタイプ。今回結果を出せればオークス直行という形もありそうだ。
今回と同じ中山芝1800mの若竹賞で牡馬相手に完勝した後は、NF天栄への放牧を挟んで3月4日に帰厩。ノーザンFのクラブ馬お得意の外厩で仕上げてきたパターンで、美浦での調教内容は気にしなくてもいい。「まだ精神的な若さがあってコントロールが難しいところがあるが、この中間はリングハミに換えて操縦性が良くなったし、鞍上にも追い切りに乗って癖は掴んでもらった」とのことで、今回は主に折り合いや操縦性を意識しながらの調整。


8枠14番
レッドルレーヴ
牝3/54.0kg 
ヒューイットソン/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

先週のアネモネSに出走したバルトリは気性難を露呈して敗れてしまったが、この世代の藤沢和雄厩舎の牝馬は無限化と思えるほどの手駒の豊富さ。フラワーCには東京サラブレッドクラブ期待の良血馬レッドルレーヴを送り込んできた。
母ラストグルーヴはエアグルーヴのラストクロップとして、牝馬としては破格の3億7800万円で落札され、しかも新馬勝ちの1戦1勝で引退したことでさらなる話題を呼んだ馬。長兄リシュブールは現2勝クラスで、次兄ランフォザローゼスは京成杯・青葉賞の2着があるが最近はやや低迷中。初めてクラブの募集馬となったレッドルレーヴにはこの2頭以上の活躍が求められている。
「血統的に一本筋が通っている良血馬。ジックリ育ててきたので伸びシロも十分にあります」と厩舎筋の関係者の期待は高く、厩舎スタッフも「ポテンシャルの高さでここでも勝ち負けになります」と自信がある様子。昇級戦の1勝馬だが能力的には賞金上位馬たちに見劣らない。



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