金鯱賞

中京競馬場6日目11R
第56回
金鯱賞
芝 2000m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクB】


昨年の有馬記念にて“満場一致”の本命馬として復活劇を予告したサートゥルナーリア。その4歳シーズンの初戦は金鯱賞となった。昨年はダノンプレミアム、一昨年はスワーヴリチャードと世代トップクラスの明け4歳馬が制しており、特にスワーヴリチャードはその後の大阪杯も連勝。サートゥルナーリアも日本競馬の王道路線のトップに君臨すべく、復帰初戦を制することが出来るかに注目が集まる。前日オッズは1倍台前半。当然のように大きな注目を集めている。
対抗勢はダービーでサートゥルナーリアにアタマ差まで肉薄したニシノデイジーや、5連勝中のロードマイウェイ、同舞台の重賞・中日新聞杯で1・2着だったサトノガーネット、ラストドラフトら。各馬ともサートゥルナーリアの存在は強く意識しているようだ。
土曜日は中山牝馬Sで馬連4万8730円を的中。今年の金鯱賞でそんな配当が出るとすれば、サートゥルナーリアがダービーや天皇賞のように圏外に敗れた時となるが…?
来週、中京開催は1週中断となり、中山・阪神の2場で3日間開催。その翌週がいよいよ高松宮記念となる。




2枠2番
ラストドラフト
牡4/56.0kg 
吉田隼人/戸田博文
騎手厩舎連対率:33.3%
中京芝:0-1-0-0 
芝2000m:1-1-0-3 
最高タイム:1.59.0
《期待値65%》

中日新聞杯2着、AJCC3着と重賞での好走が続く戸田博文厩舎ラストドラフト。今回は2走前にアタマ差の2着となった中日新聞杯と同じ中京の2000m戦だが、相手のレベルは大きく異なっている。AJCCの後は在厩のまま調整し、距離やコース相性を考えて金鯱賞へ向かうことを決めたが、やはりサートゥルナーリアを筆頭に強力な相手が揃っていることは気になるようだ。
「前走は勝負どころで不利を受けて外に振られてしまったが、それでも諦めずに最後まで伸びてこられたし、併せたミッキースワローには先着。精神的に強くなったところを感じました」と陣営。「サートゥルナーリアとは2キロ差。今のデキなら併せる形に持ち込めれば分からない」と前向きだ。





3枠3番
ニシノデイジー
牡4/56.0kg 
田辺裕信/高木登
騎手厩舎連対率:20.0%
中京芝:未経験 
芝2000m:0-0-1-2 
最高タイム:2.00.1
《期待値65%》

3歳シーズンは牡馬クラシックの王道レースを完走し、明け4歳初戦はAJCCで迎えた高木登厩舎ニシノデイジー。しかし、不利の影響はあったものの物足りない内容の6着に敗退し、「正直今年こそはGⅠという気持ちで臨んだ中で、案外な結果だった。中山コースの相性が良くないのか、距離が長いのか…」と厩舎サイドのトーンは落ちてしまっていた。
しかし、この一敗で諦めることは出来ない4歳世代の上位馬。今回は距離を2000mに短縮し、「東スポ杯を勝っていてダービーでも5着。左回りの方が合っているのかもしれない」と、東京と同じ左回りの金鯱賞に向かうことを決めた。
鞍上の田辺騎手は前走からの継続騎乗。関係者は「本人としても上手く乗ったつもりだったので、あの結果には物足りなさを感じていた」と話していたが、「あれが久々や距離の影響だったら今回は変わる余地がありそう」と、前向きな要素も見込んでいるようだ。


5枠5番
サトノガーネット
牝5/54.0kg 
岩田望来/矢作芳人
騎手厩舎連対率:-
中京芝:1-0-0-0 
芝2000m:2-0-0-2 
最高タイム:1.59.2
《期待値55%》

2走前に中日新聞杯を勝ち、日経新春杯6着を挟んで再び中京にやってきた矢作芳人厩舎サトノガーネット。当地との相性の良さは証明されているだけに陣営も気合が入っているかと思いきや、意外に慎重な様子だった。
「中日新聞杯の時も道中から追走に苦しんでいて、よく流れが向いてくれたという感じだった。あの様子だとGⅡではさらに苦労しそう」と関係者。「日経新春杯が急仕上げだったのでそこから上がってくるかと思ったが、中間にカイ食いが落ちたりして馬体維持が難しかった。2走前ほどのデキにはない」と、仕上がりは正直今一つのようだ。
鞍上の岩田望来騎手は今開催の中京で既に12勝。厩舎サイドは「調子の良さもそうだが、ずっと追い通しになる馬なので、一生懸命乗ってくれる騎手がいいと思って」という理由で騎乗をオーダーしたそうだ。土曜日は中山牝馬Sで団野大成騎手が大穴をあけたが、ここも若手のガムシャラさが実るか。





5枠6番
サートゥルナーリア
牡4/58.0kg 
ルメール/角居勝彦
騎手厩舎連対率:50.0%
中京芝:未経験 
芝2000m:2-0-0-1 
最高タイム:1.57.1
《期待値75%》

有馬記念で距離への不安を払拭した今、競馬界の頂点に立つために見せ付けるべきは左回りでの好走。WORLDは以前から東京での凡走を左回りやコース形態ではなく「地下馬道と大歓声によるレース直前の急激なイレ込み」にあると指摘してきたが、左回りで2戦2敗という成績であることは事実。このタイミングで左回りでも走れる姿を見せておくことは関係者にとっても安心の材料となるだろう。
「先週の段階ではまだ太かったけど、ルメールのスケジュールの関係で今週の最終追い切りにしか乗れなかったのでこういう形になった。時計は予定より速くなったが、間隔が空いているのでこれくらいで丁度いい」と厩舎筋。
「ダービーの時にイレ込んでスタートを失敗したので無観客競馬はいいでしょう」と関係者。「今回は今後への選択肢を広げるために敢えて左回りの中京を使っている。普通に考えたら負けられない」と自信十分。


6枠7番
ギベオン
牡5/56.0kg 
福永祐一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:37.2%
中京芝:1-0-0-1 
芝2000m:2-0-0-4 
最高タイム:1.59.3
《期待値65%》

「前走はチャレンジCで厳しい競馬をさせられた影響が残っていたのか、道中に力みが見られた。2走前からスムーズに力を出し切れていない」と関係者がここ数戦の不調を説明している藤原英昭厩舎ギベオン。今回は「左回りの方がスムーズに走れるので、相手が強いことを承知で」ということで金鯱賞に参戦している。
「この頭数だし、バラける展開になれば力まずリラックスして走れるはず」と関係者。ある関係者は「ハナからサートゥルナーリアの2着を狙って乗るので、圏内には食い込めると思いますよ」という情報を伝えてきたが。中京コースは一昨年の中日新聞杯を勝った舞台で、向いていることは間違いない。


6枠8番
サトノソルタス
牡5/56.0kg 
藤岡康太/堀宣行
騎手厩舎連対率:20.0%
中京芝:0-0-0-2 
芝2000m:1-0-1-2 
最高タイム:1.59.0
《期待値60%》

前走の中日新聞杯は5着までだった堀宣行厩舎サトノソルタスだが、今回は関係者のトーンが高く前走以上がありそうな雰囲気だ。「前走は包まれて走りにくい位置取りになってしまったが、ブリンカー効果が窺えて最後まで伸びていた。前走後に休ませたことで馬体のハリが良くなってきたし、状態も上がっている」と厩舎筋の関係者は前向きな話をしている。
抜け出してから気を抜く面については「追い切りで敢えて併せ馬から先に抜け出して、そこから最後まで走り切れるように訓練してきた」と調教で工夫している。「スムーズなら2、3着争いは出来ると思う」という言葉はサートゥルナーリアだけ別格だと認めた上でのものだが、今回は着順的に前走以上があっていい。





7枠10番
ロードマイウェイ
牡4/56.0kg 
川田将雅/杉山晴紀
騎手厩舎連対率:33.3%
中京芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-1 
最高タイム:1.59.1
《期待値65%》

目下5連勝中で打倒サートゥルナーリアの筆頭格と見られている杉山晴紀厩舎ロードマイウェイ。今回はもちろん6連勝を目指しての出走だが、それ以上に「今後に向けての指針になるレース」とは厩舎サイドの話だ。
「今回の結果をしっかり見て、大阪杯や安田記念といったGⅠロードに進むのか、それともしばらくGⅡ~GⅢを転戦するのか。それを決めたいと思います。サートゥルナーリアを筆頭に良い馬が揃った今回は良い試金石です」と、杉山調教師は6連勝が懸かる今回のレースを試金石だと考えている。
重賞制覇を果たしたチャレンジCはアタマ差の辛勝だったが、「出遅れていつもと違う後方からの競馬になったし、ペース的にも完全に逃げ馬有利。それを差し切ったんだから優秀な内容でした。それに負かしたトリオンフは次の中山金杯を勝ちましたからね」と、関係者の評価は高い。2000mへの適性も証明しており、左回りは東京、新潟で勝っている。あとは力関係だけだ。


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