ダイヤモンドS

ダイヤモンドS
芝 3400m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


ステイヤーズSに続く冬の名物長距離重賞。この路線というと同じような馬が何度も好走するイメージがあるが、今年は過去のダイヤモンドSに出走したことがあるのがリッジマンただ1頭という新鮮なメンバー構成。人気を背負いそうな馬に明け4歳馬が多いという点も例年とは異なる。
同じ長距離戦でもステイヤーズSと異なるのはハンデ戦ということ。トップハンデは長距離実績のあるリッジマンと、何とダート重賞馬のサトノティターン。最軽量は牡馬で52キロのステイブラビッシモで、今年はこの馬だけが格上挑戦という形になっている。
近年は1番人気の強さが目立つが、時に大波乱が起こるのが3000m超の長距離重賞。距離経験のある馬がほとんどおらず、フルゲートの今年は果たしていかなる結末となるか。







1枠1番
オセアグレイト
牡4/54.0kg 
野中悠太郎/菊川正達
騎手厩舎連対率:18.2%
東京芝:2-1-1-0 
芝3400m:未経験 
《期待値65%》

前走の迎春Sでは「セントライト記念の前は関東馬で最も菊花賞のチャンスがあると言われていたくらい」や「3連勝中の内容を考えれば3勝クラスでも勝ち負けの力がある」といった陣営の強い心意気をスクープした上で本命公開。セントライト記念の大敗と休み明けで4番人気にとどまっていたが、2馬身半差の楽勝を遂げて3連単2万4700円の的中をお届けした。
迎春Sの時にも「この馬にとって2200mは少し短いのが唯一の懸念」と言われていたほどで、本気で菊花賞制覇を狙っていたくらいの長距離タイプ。前走後にダイヤモンドSを目標とすることはすぐに決まったそうだ。
「前走はこちらの想像以上に成長していて驚いたが、この中間も一度実戦を使った効果で調教ではテンの行きっぷりが違っている」と陣営。野中悠太郎騎手は「小回りでも勝っているけど、広いコースの方が引き出しが多くなる。折り合いの不安はないので3400mには何の心配もない」と強気で、今回は人馬ともに重賞初制覇のチャンス。


2枠3番
ポポカテペトル
牡6/55.0kg 
北村宏司/友道康夫
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:0-0-0-5 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

前走のアルゼンチン共和国杯は「この馬が苦手な上がり勝負の競馬になってしまった」と言うものの0秒4差の6着。復調の窺える内容だった。今回は菊花賞3着の時以来となる3000m超の長距離戦で、関係者は「やっとこういうレースに使ってくれた。大きく変わっておかしくない」と期待を寄せている。
「久々になるが本数は十分過ぎるくらいやってきた。スタミナが豊富で距離延長は好材料」とのことで、「ハミ掛かりが良過ぎるくらいなので、ポジションよりも馬のリズム重視で運ばせた方がいい。内枠から馬群の中で折り合わせたい」という話もあったので今回の2枠3番は絶好。この条件で一発を狙える態勢にある。





3枠5番
リッジマン
牡7/57.0kg 
フォーリー/庄野靖志
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:0-1-0-3 
芝3400m:0-1-0-0 
最高タイム:3.31.9
《期待値60%》

連覇を狙ったステイヤーズSで11着と大敗を喫してしまった庄野靖志厩舎リッジマン。厩舎筋の関係者は「ああいう緩急の激しいレースは不得手で、出たり入ったりで自分のリズムが守れなくなると気持ちが切れてしまう」と振り返っていたが、別の関係者は「昨秋はGⅠを使ったりした反動があって、状態そのものもあまり上がっていなかったのかもしれない」とも不振の原因を指摘している。
今回は「放牧先でも秋より良い動きをしていて、デキは戻ってきた感じがする」とのこと。ダイヤモンドSは2年前に2着に好走しており、「去年は有馬記念を使って阪神大賞典から始動する形になったので使えなかったが、条件としてはステイヤーズSより合っていると思っている」と関係者は気合十分。長距離路線の猛者として、ここで反撃といきたいところ。





4枠7番
タガノディアマンテ
牡4/55.0kg 
川田将雅/鮫島一歩
騎手厩舎連対率:48.5%
東京芝:1-0-0-1 
芝3400m:未経験 
《期待値65%》

クラシック路線では見せ場止まりの惜敗を繰り返し、最後まで結果を残すことが叶わなかった鮫島一歩厩舎タガノディアマンテだが、古馬相手の初対戦、OP特別で53キロだった万葉Sでこれまでの鬱憤を晴らすかのような3馬身半差の圧勝。WORLDも本命公開して的中をお届けしたが、今回も引き続き長距離戦に目標を定め、もう一丁がありそうなムードを漂わせている。
「菊花賞も結果的には早仕掛けでしたが、見せ場タップリの相当強い競馬でしたからね。OPの貧弱なメンバーで53キロならタダ貰いみたいなものでした。55キロで相手がガラっと変わる今回が今後に向けての試金石ですよ」と関係者。「今週も調教の馬場入りでゴネて終いが掛かる追い切りになってしまったように、気難しさがある馬。なので長距離戦では前半控えて途中でマクる形になります」とのことで、東京コースだとどのタイミングで動き始めるかがレース全体の流れも左右してきそうだ。


6枠11番
タイセイトレイル
牡5/55.0kg 
中谷雄太/矢作芳人
騎手厩舎連対率:14.7%
東京芝:0-2-0-2 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

GⅠジャパンカップを除けば常に大崩れのないレースを続けている矢作芳人厩舎タイセイトレイル。前走の日経新春杯は同厩舎のモズベッロに敗れての4着と馬券にはならなかったが、GⅠ挑戦明けの復帰戦で馬体重が14キロ増えていたことを考えれば変わらずよく走っている。
「日経新春杯の時は10日競馬で追い切り2本。やはり太目が残ってしまいましたね。それで4着なら立派だし、今回は明らかにデキは上向いています」と関係者。「頭角を現したのが2600m戦だったので、こういう長距離戦は使ってみたかったようです。東京でも結果を出しているし楽しみですよ」と、ここでも変わらず堅実な走りを見せてくれそうだ。
鞍上は久々に中谷雄太騎手。矢作厩舎との話で言うと、チャレンジC後にステイフーリッシュを(オーナーサイドによってだが)クビにされた経緯があるので、この馬との再コンビは気合が入るところだろう。





7枠14番
メイショウテンゲン
牡4/55.0kg 
池添謙一/池添兼雄
騎手厩舎連対率:11.5%
東京芝:0-0-0-1 
芝3400m:未経験 
《期待値65%》

道悪の弥生賞を大穴で勝ってクラシック戦線に加わるも、その後は世代の上位馬との差を見せ付けられるようなレースが続いていた池添兼雄厩舎メイショウテンゲン。しかし、前走のステイヤーズSで4着と久々の健闘。しかも4コーナーで「謙一がレース後に物凄い形相で怒っていた」というくらいの大きな弾かれる不利があってのもので、古馬になってからの活躍の場が見えてきたようなレースだった。
池添兼雄厩舎は京都牝馬Sにもメイショウショウブを使っており、そちらも池添謙一騎手が主戦を務めているが、関係者によると「謙一が自分でこっちの方が走ると思って選んでいる」とのこと。「距離が合うのはもちろんだが、ダービーの時も地味に伸びていたので東京コースは合っているのかもしれない」と、コース替わりにも前進の期待を掛けているようだ。


8枠15番
バレリオ
牡5/54.0kg 
ミナリク/相沢郁
騎手厩舎連対率:40.0%
東京芝:1-0-0-1 
芝3400m:未経験 
《期待値60%》

デビューから①⑤①①⑤⑤①着というメリハリのある成績で、しかも人気になった時や「デキが良い」と言われていた時に限って案外で、陣営が控え目で人気を少し落としたタイミングで勝ったりするので情報的にもやや扱いの難しい馬である相沢郁厩舎バレリオ。前走に関しては「ブリンカーと外人で最後までちゃんと走り切った」という勝利だった。
今回は最終追い切りが散々だったが、これに関しては「稽古でブリンカーを着けていなかったのが動かなかった理由。レースではちゃんと着けるので大丈夫です」と関係者。また、「調教師は日経賞を使おうと考えていたんですが、東京の方が合うし相手関係も全然違ってくるので」と、エージェントやオーナーサイドとの協議によってダイヤモンドSを使うことに決まったそうだ。能力の高さに関してはデビュー当時から間違いないと言われていた素質馬。力を出し切れば重賞でも。



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