京都記念

京都競馬場6日目11R
第113回
京都記念
芝 2200m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


クラージュゲリエが挫跖により出走取消となり、2012年以来の1桁9頭立てで行われることとなった今年の京都記念。昨年のGⅠ戦線で活躍した明け4歳馬2頭が注目を集める格好となっているが、この後の情報内でも触れているように、カレンブーケドールもクロノジェネシスも決して死角ゼロの万全というレースではない。馬場状態や天気も不安定なだけに、波乱があっても驚けない。
2月の京都は重賞が全て芝のレース。1200mのシルクロードS(◎アウィルアウェイから馬連本線的中)、1800mのきさらぎ賞(◎アルジャンナから3連複的中)、今回の2200mの京都記念と続き、最終週には外回り1400mの京都牝馬Sが組まれている。稍重で行われた土曜日の競馬では松籟Sでトーセンカンビーナ、洛陽Sでヴァルディゼールが差し切り勝ちを決めており、最後は外が有利に映る状態だったが、果たして明日、そして来週はどうなるか。当日の天候もチェックして馬券を検討して頂きたいところ。







1枠1番
カレンブーケドール
牝4/53.0kg 
津村明秀/国枝栄
騎手厩舎連対率:46.2%
京都芝:0-1-0-0 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

3歳シーズンはオークス、秋華賞、ジャパンカップとGⅠで2着が3回。特にジャパンカップで歴戦の古馬牡馬を相手に勝ちに行く競馬で2着に好走したことで、2勝馬ながら世代の牝馬屈指の実力馬という評価を受けている。
今回はドバイシーマクラシックに向けた始動戦として京都記念で復帰。これはブエナビスタの明け4歳シーズンと同じローテーションということになる。国枝厩舎は「無冠のまま海外に行きたくないんだ」と、勝ってドバイに向かう気を見せており、アーモンドアイとの同厩舎ドバイ連勝も懸かっている。
ただ、本質的に叩き良化型でこれまでも使いつつ成績を上げてきた馬である点には注意が必要だろう。この馬のために京都入りする津村明秀騎手だが「この馬の休み明けはいつもこうだけど、いつも太いし動きが重苦しい」と仕上がりには多少不満げ。「やっぱりレースを使って良さが出てくるタイプなんだろう」と、仕上がり途上であることは認めていた。ただ、今回は相手関係が手薄で、それでも地力の違いで突破できる可能性は十分にある。


5枠5番
ステイフーリッシュ
牡5/56.0kg 
岩田康誠/矢作芳人
騎手厩舎連対率:31.8%
京都芝:1-1-0-1 
芝2200m:1-2-0-0 
最高タイム:2.11.0
《期待値60%》

AJCCは4コーナーでのアクシデントの影響を受けずに完璧な進路取りで先頭に立ったルメール騎手のファインプレーも光ったが、そもそもGⅢ~GⅡならば常に上位争いができる実力の持ち主。今回は新たに岩田康誠騎手とコンビを組む形になるが、厩舎筋の関係者によると「中谷はチャレンジCの騎乗で相当怒られていて、この馬には一生乗れない」とのことだ。
関係者誰もが「持ってるものを出し切れていない」と語るほどの難しい馬で、それが勝ち切れない成績の原因にもなっているが、この中間は岩田騎手が2週続けて調教に乗り、「道中ノーステッキで進めた方が良さそう。とにかくラチ沿いで競馬をさせてみる」と、具体的なイメージを掴んでいる模様。昨年のこのレースは1番人気で2着。京都芝2200mは最後に勝った京都新聞杯と同コースだが、久々の勝利に手が届くか。


6枠6番
アルメリアブルーム
牝6/54.0kg 
フォーリー/高橋康之
騎手厩舎連対率:-
京都芝:4-2-1-5 
芝2200m:1-0-1-2 
最高タイム:2.13.1
《期待値60%》

本来は前走の愛知杯が引退レースだと内々で決まっていたというサンデーレーシングの6歳牝馬アルメリアブルームだが、その愛知杯でクビ差2着に好走したことでオーナーと厩舎が改めて相談することになり、「既定の3月まではまだ時間があるので、もう一度重賞にチャレンジさせたい」と京都記念へと続戦する形となった。今回はクラブ内のレポートでも「次走をラストランと捉えている」と告知されている。
調教師は「おそらく最後になるので悔いのないように仕上げました」と気合十分。「前走は小倉の荒れて特殊な馬場が合っていたと思うが、その意味では今の京都も同じようなもの。条件は引き続きいいし、差し脚が活きる流れになれば牡馬相手のGⅡでもチャンスはあると思う」と、ラストランでの大仕事へ手応えは感じている。





7枠7番
クロノジェネシス
牝4/54.0kg 
北村友一/斉藤崇史
騎手厩舎連対率:10.0%
京都芝:1-0-0-1 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.14.4
《期待値65%》

阪神JF2着、桜花賞3着、オークス3着、秋華賞1着、エリザベス女王杯5着と、3歳までの牝馬が出走すべきGⅠに皆勤し、その全てで結果を残してきたクロノジェネシス。明け4歳の始動戦は54キロで出走できる京都記念。デビュー以来初めて3着内を外した前走のエリザベス女王杯と同じ条件で、厩舎は「2200mはベストじゃない。古馬になってからの適性を考えると2000m」と話し、北村友一騎手も「この距離だとちょっと競馬が難しいかも」と言っていたが、それでもここから始動するのは今後の可能性を広げるため。「今回勝てれば大阪杯や宝塚記念を目指してもいい」という話が出ているようだ。
元々調整がしやすく安定して力を出せる馬だが、この中間も順調そのもの。「稽古をやってもカイ食いが減らないのは牝馬としては強み。馬自身は充実期を迎えつつあるし、馬場状態も問わない」と、前述の距離以外に不安らしい不安は出てこない。今年の京都記念は少頭数で同じ4歳牝馬のカレンブーケドールと人気を分け合うようなレベルだけに、キッチリ結果を出して次に進みたいという位置付けではある。


7枠8番
ドレッドノータス
セ7/57.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:18.5%
京都芝:4-1-1-2 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.14.5
《期待値60%》

昨年の京都大賞典を11番人気・単勝90.7倍の大穴で制したドレッドノータス。流れが向いたのは確かだが、ドレッドノータス自身京都コースは京都2歳SとOPアンドロメダSを勝っており得意としていたコース。その適性も活きたということだろう。休み明けのレースに京都記念を選んできたのも納得だ。
「秋天は京都大賞典を勝ってしまったので使っただけ。ハナから勝負になるとは思っていませんでした」と関係者。「GⅠの後で疲れが出たのでゆっくりさせて、得意の京都での復帰は予定通り。京都大賞典の時と同じだけのデキにはあります」とトーンは前向きだった。「荒れた馬場は得意じゃないので、今の馬場状態と雨が心配」という話には注意しておく必要があるが、2走前に結果を出しているだけに今回も軽視は禁物か。


8枠9番
ノーブルマーズ
牡7/56.0kg 
シュタルケ/宮本博
騎手厩舎連対率:-
京都芝:1-3-5-6 
芝2200m:2-1-1-4 
最高タイム:2.11.4
《期待値65%》

「常にそこそこは走る」といった評価を受けがちなノーブルマーズはこれがキャリア41戦目。前走の中山金杯は3着馬とクビ差、勝ち馬からは0秒2差の4着で、まさにこの馬らしい“そこそこ”という結果だったが、今回は在厩のままの中5週で、なかなか意欲的な調整を続けている。
「前走は中山への輸送も込みで496キロでしたが、良い頃を考えるともう少し絞れる余地があります。この中間はレース後に間を置かずプールでの調整を始めて、乗り込み量も十分。動きはシャープになってきています」と関係者は状態面の良化に手応えを持っており、「ここ数戦よりもデキは明らかに良いですよ」とのこと。高倉稜騎手とのコンビを解消してからは毎回違うジョッキーだが、今回のシュタルケ騎手は2週続けて追い切りに乗って良い評価をしていたそうだ。
「前走は内々で進めたことで踏み遅れた。こういう馬場や非根幹距離は得意だし、天気と展開次第ではかなり面白いところがある」と関係者の間でも密かに注目を集める1頭。今回のメンバーレベルなら勝ち負けに顔を出せるか?

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