シルクロードS

京都競馬場2日目11R
第25回
シルクロードS
芝 1200m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


昨年はダノンスマッシュ、一昨年がファインニードルが勝利し、そのまま高松宮記念でも主役となったレースであるシルクロードS。今年は確たる主役不在の混戦模様で、今回結果を出した馬が本番の高松宮記念に向けて一歩抜けた存在となるだろう。
短距離重賞にある程度共通した傾向ではあるが、このレースはとにかく2桁人気の馬が2~3着、特に3着に食い込んでくる。その反面、上位人気の馬がしっかりと勝利することも多く、馬券的には強い情報馬からの紐穴狙いが決まれば面白い。
後半戦に突入した京都開催は来週以降もきさらぎ賞、京都記念、京都牝馬Sと芝の重賞が続く。今年は最初から馬場が悪い状態が続いていたが、コースが替わってどのように傾向が変化するかにも注目。







1枠1番
レッドアンシェル
牡6/57.0kg 
フォーリー/庄野靖志
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:2-1-2-0 
芝1200m:2-0-0-0 
最高タイム:1.07.3
《期待値65%》

1200mに転向してから2連勝でCBC賞を制し、スプリンターズSでも有力候補の1頭に数えられていた庄野靖志厩舎レッドアンシェル。しかし、前哨戦のセントウルSに向けて帰厩したところで「屈腱炎の前駆症状」により休養することに。「今の段階で休ませれば悪化することはないし、それほど時間は掛からず立ち上げられる。さらなる成長のための休養と捉えたい」と厩舎はあくまで前向きだった。そして、「来年の高松宮記念にはと思っている」という話通り、シルクロードSでの復帰を果たすこととなった。
「本番は次だけど、まずはここで勝ち負けできるだけの仕上がりにある」と陣営。「2週前からこの馬らしい良い動きになってきましたよ」と、仕上がりには手応えを感じている。「今のパワーが要る馬場も合っているし、あとはブランクがどうかだけ」とのこと。京都では他の距離でも一度も3着を外していない。





2枠3番
モズスーパーフレア
牝5/56.0kg 
松若風馬/音無秀孝
騎手厩舎連対率:21.1%
京都芝:0-0-1-3 
芝1200m:6-2-1-5 
最高タイム:1.07.0
《期待値60%》

これまでの実績的には「中山での高速決着が滅法得意で、時計の掛かる条件は苦手」という傾向がハッキリしている音無秀孝厩舎モズスーパーフレア。平坦よりも直線に坂がある方が、スローペースよりも厳しいペースで引っ張った方が得意という、肉を切らせて骨を切るタイプの逃げ馬で、前走はテン乗りの松山弘平騎手が京都でスロー逃げ。馬群に飲み込まれてしまったのも仕方のない結果だった。
ただ、今回は同じ京都でも強調材料があるようだ。「前走はGⅠの後で稽古でビシっとやっていなかった。調教の内容が実戦で結果に繋がるタイプで、今回はビシっとやっているので期待できる」と関係者。「今度は松若だしガンガン行くはず。実績のない京都だけど今回はやれそうだよ」と、前走とは違った姿を見せられそうな雰囲気。





3枠6番
エイティーンガール
牝4/53.0kg 
四位洋文/飯田祐史
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:2-1-0-1 
芝1200m:4-2-0-4 
最高タイム:1.08.4
《期待値60%》

2019年最後のレースでOP入りを果たし、今回のシルクロードSが明け4歳の初戦となる飯田祐史厩舎エイティーンガール。今回は武豊騎手が根岸Sのヤマニンアンプリメに騎乗するために東京に行っており(騎乗決定後に回避)、池添謙一騎手はディアンドルに騎乗。そのため調教師転身を控える四位洋文騎手が騎乗するが、「1週前追い切りでしっかり感触は掴んでもらった」とのことだ。
「53キロだったら能力的に足りますよ」と関係者。「京都にも実績があるし、決め手はここでも通用します」と前向きな話をしている。一方で、「調教にも乗ってもらったけどやっぱり難しいところがある馬。前走のように後ろから進める形になりそうです」という話もあった。展開の助けは必要かもしれない。


4枠8番
アウィルアウェイ
牝4/55.0kg 
川田将雅/高野友和
騎手厩舎連対率:46.7%
京都芝:1-0-1-1 
芝1200m:2-0-1-2 
最高タイム:1.08.2
《期待値65%》

前走の京阪杯は故障したファンタジストの煽りを受けながらの4着。「モロに手綱を引っ張ることになってしまったし、トモに外傷を負ってしまっていた。それで4着まで巻き返したんだからやっぱり走る馬ですよ」と厩舎筋の関係者は前走内容を前向きに評価している。
「勝ったオパールS、そして京阪杯の内容を評価して、前走後は同じ京都のシルクロードSを目標にしてきました。状態は前走以上だし、2~3歳時に出世の妨げになっていた気難しさも少しずつまともになってきています」と陣営は強気。「今の力の要る京都は合いそうだし、自在性があるのでこの枠も活かせるでしょう」とのこと。「このレースの結果次第で高松宮記念に進むかどうかを決める」という話で勝負度合は高い。



5枠9番
ラヴィングアンサー
牡6/54.0kg 
和田竜二/石坂正
騎手厩舎連対率:4.5%
京都芝:1-1-1-3 
芝1200m:2-0-2-3 
最高タイム:1.08.0
《期待値55%》

石坂正厩舎は来年の2月末が定年。残りは13か月といったところで、GⅠという意味ではフェブラリーSだけ残り2回(ただし今年は出走予定馬不在)、他のGⅠは今年がラストチャンスということになる。
ラヴィングアンサーは「ここで何とか賞金加算して、何としても厩舎最後の高松宮記念の舞台に立たせたい」と意気込む1頭。OP入り後の実績はなく人気薄が想定されるが、厩舎が気合を入れるだけの状態にはある。
「放牧明けから秋とは比べものにならないくらい良い状態で、このままだとレース前にピークが過ぎるんじゃないかと心配になるくらいだった。それが、1月の中旬に調教中に傷バレして2日間ほど乗り運動を休むことになったんです。これでむしろちょうどいい仕上がりになりました」と厩舎スタッフはこの中間の調整過程を語る。デキとしては「昨年の春に連勝していた頃くらい」とのことで、大駆けの機運あり。


5枠10番
ペイシャフェリシタ
牝7/54.0kg 
岩田康誠/高木登
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:0-0-0-1 
芝1200m:3-4-1-11 
最高タイム:1.07.3
《期待値55%》

高木登厩舎ペイシャフェリシタはこれが引退レースの予定。前走のカーバンクルSは「次への叩き台なので仕上がり途上」という話だったが、それでも地力の高さと中山適性で好走。今回は「予定通りひと叩きし狙い通り。良い意味での引退仕上げです」と、厩舎サイドもかなり色気を持っている。
「昨年のシルクロードSは7着でしたが4コーナーから直線にかけて詰まったのが響いた。コース自体に苦手意識はないし寒い時期は走る馬。ハンデ戦ならチャンスはあります」とのこと。昨年のことがあるのか厩舎は「外枠がいい」と話していたが、5枠10番なら思い通りの競馬ができそうだ。


6枠12番
ジョイフル
牡6/56.0kg 
川又賢治/吉村圭司
騎手厩舎連対率:14.3%
京都芝:0-0-1-2 
芝1200m:3-0-2-4 
最高タイム:1.07.4
《期待値55%》

長らく条件クラスでそこそこ程度の競馬を続けていたが、5歳の夏に川又賢治騎手とコンビを組み、追い込み競馬に徹するようになってから才能が開花。勝てていなかった3勝クラスを2戦で勝ち上がると、前走のタンザナイトSで初のOP勝ちを果たした。
「放牧を挟んでこのレースが目標。初の重賞挑戦としては満足な仕上がりだし、ハマった時の差し脚は魅力。自分から動くようなレースは出来ないので展開の助けが必要ですが、可能性は感じています」と情報筋は展望を語っている。





7枠13番
ディアンドル
牝4/55.0kg 
池添謙一/奥村豊
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:1-0-0-0 
芝1200m:5-2-0-1 
最高タイム:1.08.0
《期待値65%》

デビューから一貫して1200mにこだわり同世代のレースで5連勝を達成した奥村豊厩舎ディアンドル。初の古馬相手のレースとなった北九州記念で2着と連勝が止まり、初GⅠのスプリンターズSでは13着に大敗。最後は壁にブチ当たることとなってしまったが、明け4歳の再始動に向けてしっかり立て直してきた。
今回新たにコンビを組む池添謙一騎手は「高松宮記念までセットで乗れる騎手を」という形での依頼。1週前追い切りで跨り「聞いていた通り、馬場に入った途端に行く気を見せて抑えるのが大変だった。それで抑えて抑えて全体の時計が52秒台ですから、ポテンシャルの高さをかなり感じました」と語っていたそうだ。スプリンターズSは馬群の中でも揉まれる形になったことも敗因で、今回は外枠からスムーズに立ち回れる枠。GⅢなら十分勝負になる力はある。


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