中山金杯

中山競馬場1日目11R
第69回
中山金杯
芝 2000m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


1年の競馬の始まりを告げる中山金杯は、6年連続で3連単が万馬券決着。有馬記念が終わった後のハンデGⅢということで、ズバ抜けた素質馬が出走し、そしてそのまま圧倒的人気に応えるというパターンは皆無。1番人気馬は過去10年で[4-1-3-3]という成績だが、連対した1番人気馬は全て単勝オッズが2.5倍以上だった。今年も福島記念勝ち馬クレッシェンドラヴ、明け4歳の雄ザダル、長期休養明けで力を見せたトリオンフらが人気を争いそうだが、どの馬が1番人気になるとしても上位人気は割れそうだ。
ここ2年は『中山巧者』から『香港巧者』へとランクアップしたウインブライトが連続で連対していたが、やはり中山を始めとする小回りコースの実績は重要。そして、ハンデ戦だが勝ち切るのは重いハンデを背負った実績馬が多い。手頃なハンデで勝つのは多くが伸び盛りの明け4歳馬となっている。
WORLDとしても相性が良く、これまでもメンバーの皆様にお年玉の的中をお届けすることが出来ている中山金杯。今年も混戦模様だけに、的中すれば高配当の確率大。最終決断までお楽しみに!
1月の中山は、来週がフェアリーS、再来週が京成杯、そして最終週がAJCCと、各週1つずつ重賞が組まれている。全て芝の重賞なので、年が明けての馬場の変わり目には要注意。




1枠2番
ブラックスピネル
牡7/57.0kg 
津村明秀/音無秀孝
騎手厩舎連対率:-
中山芝:0-0-0-2 
芝2000m:2-1-1-5 
最高タイム:1.57.9
《期待値60%》

今年で7歳シーズンを迎える音無秀孝厩舎ブラックスピネルは初めて中山金杯に参戦。昨年のこの時期は成績悪化で迷走しダートのポルックスSを使っており、3年前は京都金杯で2着に好走した実績があるが、現在は芝の中距離で先行してしぶとさを活かす形が最も合っている。
前走のチャレンジCは好位の馬群の中から競馬をして伸びずバテずの6着だったが、「揉まれ弱い馬なのでハナに行くように指示していた」という厩舎サイドからすると不満の残るレースだったとのこと。ただ、スミヨン騎手としてはあれでも行く気は見せていたようで、あまり逃げの競馬を好むタイプではないスミヨン騎手に手綱を任せたこと自体がミスマッチだったのかもしれない。
今回は津村明秀騎手に乗り替わるが、厩舎からの指示は引き続き「前々で」。前走でハナを奪われたトリオンフを初めとしてココも先行馬は揃っているが、まずはどういうポジションを取れるかに注目だろう。


2枠3番
クレッシェンドラヴ
牡6/57.0kg 
内田博幸/林徹
騎手厩舎連対率:26.3%
中山芝:4-1-1-3 
芝2000m:3-2-0-2 
最高タイム:1.58.7
《期待値65%》

昨年は春のOP入りから秋には福島記念を制し、飛躍の1年となった林徹厩舎クレッシェンドラヴ。唯一の心残りは陣営が「絶対に出したい」と意気込んでいた有馬記念を最終的には補欠1番手で除外となってしまったことだが、2週前特別登録の時点で除外は見えていただけに、すぐに目標を中山金杯に切り替え、重賞連勝を狙って仕上げてきている。
昨年は福島民報杯2着、七夕賞2着、福島記念1着と福島コースで活躍したが、中山も過去4勝を挙げている得意条件。特に芝2000mでは1000万、1600万条件を連勝中で、今回の舞台に全く不安はない。気になるのは前走から2キロ増える斤量と、Cコース替わりで内が有利になるかどうかというところだろう。
「遅咲きのステイゴールド産駒なので、本格化はむしろここから。二ノ宮厩舎にいた頃から大事に育てられてきた甲斐がありました」と厩舎筋の関係者は目下の好調ぶりに目を細めるが、目指すべき目標はGⅢにとどまらない。惜しくも出走が叶わなかった有馬記念に2020年こそチャレンジすべく、今年は初戦から主役としてレースに臨む。


3枠5番
レッドローゼス
牡6/56.0kg 
田辺裕信/国枝栄
騎手厩舎連対率:60.0%
中山芝:3-3-2-1 
芝2000m:3-3-3-5 
最高タイム:1.58.2
《期待値65%》

「前走は『重賞を勝つならこの条件』と狙っていた一戦なのに、見ての通り田辺がよくやる決め打ち失敗だよ」と福島記念後に関係者が憤っていたという国枝栄厩舎レッドローゼス。その福島記念はこれまでのレッドローゼスのイメージには全く無かった最後方待機からの直線大外ブン回し。上がりは最速をマークし、ゴール前の脚色は明らかに1頭だけズバ抜けていたが、先に動いた馬たちを捕らえ切れずに5着に終わった。
「田辺は『オクトーバーSの競馬を踏まえて溜める競馬をした』『道中は馬が進んでいかなかった』と言っていたけど、本来は器用さが売りの馬だから…」と関係者はクビを傾げていたが、それでも田辺騎手が引き続き乗るのは「オクトーバーSを叩いてから得意の小回り2000m重賞を使っていく。鞍上は続けて乗れる騎手に託したい」というプランがあったから。関係者は「ここ2戦を踏まえて、田辺もどう乗るか考えてくれていると思う」と、3戦目での解答に望みを託している。
ただ、この中間は短期放牧中に疲労が溜まっていたため筋肉注射を打っており、帰厩後の24日には熱発。年明けの雰囲気を見る限り態勢は整っているようだが、やはりデキに関しては前走がメイチだったように思われる。





4枠7番
トリオンフ
セ6/58.0kg 
三浦皇成/須貝尚介
騎手厩舎連対率:31.6%
中山芝:未経験 
芝2000m:3-2-0-2 
最高タイム:1.56.9
《期待値60%》

前走は脚部不安明けで1年4か月ぶりの競馬ながら、ハナを切ってあわやの2着に好走。後続が侮ったのか楽なペースで行かせてもらえた面はあるものの、重賞2勝の実力を見せ付けるレースとなった。「仕上がりは決して良かった訳ではないし、馬体も増えていたのにあれだけやれるとは思わなかった」と、関係者も良い意味で予想外といった感じの好走だったが、今回に向けてのトーンは確実に上がっている。
「この中間は調教内容を強化。今はもう脚元の心配もないようだし、状態そのものは確実に上向いている」と関係者。年末に栗東へ調教に乗りに行った三浦皇成騎手も「さすがに長休明けでも結果を出せる馬だなと感じた」と、その能力の高さを感じ取っていたそうだ。
今回気になるのはトップハンデの58キロ。前走のチャレンジCは56キロだったので、なおさら重く感じるところだろう。陣営も「休む前に57キロで圧勝しているので仕方ない」と受け入れつつも、「他の有力馬が思ったより軽いし、この斤量をこなせるかどうかがカギ」と、ハンデ差を最も気にしている様子だった。





5枠9番
ギベオン
牡5/57.5kg 
フォーリー/藤原英昭
騎手厩舎連対率:-
中山芝:0-0-0-2 
芝2000m:2-0-0-3 
最高タイム:1.59.3
《期待値60%》

前走のチャレンジCはランフランコ・デットーリを乗せての勝負駆けだったにも関わらず、そのフランキーの腕が奮わずスタートからゴールまで全て不完全燃焼の競馬に終わってしまった藤原英昭厩舎ギベオン。結局4歳シーズンは一度も馬券に絡めないまま終わってしまったが、明け5歳の初戦は引き続き2000mで復活を期す。鞍上は短期免許では3年ぶりの来日となるシェーン・フォーリー騎手だ。
「前走は不利があっても大きくは負けていないし、復調気配は見えている。使って体はグッと締まった感じだし、良い頃の感じに戻ってきているよ」と関係者は状態に関しては自信アリ。一方で、「昨年の成績を考えると57.5キロは背負わされた感じだし、今だとマイルくらいの方が競馬がしやすいようにも感じるが…」と、条件面に関してはやや懸念を感じているようだ。





6枠12番
タニノフランケル
牡5/55.0kg 
石橋脩/角居勝彦
騎手厩舎連対率:100.0%
中山芝:0-0-2-1 
芝2000m:3-0-1-7 
最高タイム:1.58.9
《期待値60%》

昨年の中山金杯で3着に好走している角居勝彦厩舎タニノフランケル。自分の流れでレースが出来るかどうかが重要な先行馬なので成績にはムラがあるが、ハンデ重賞ならば何度もあと一歩の健闘を見せている。昨年のこのレースと比べれば2キロ増だが、55キロで走れるのは他の有力馬との比較では有利と言えるだろう。
今回注目すべきは初めて着用するブリンカー。「刺激を与えるためにこの中間から使っている」とのことだが、昨年はハナにこだわらないことで競馬が淡泊になってしまっていたので、ブリンカー効果での徹底先行となれば良くも悪くも一変の可能性がある。他の逃げ候補はどれも「他に行く馬がいれば譲ります」というタイプで、昨年同様にハナに行ければ見せ場以上があっていい。





8枠17番
ザダル
牡4/55.0kg 
マーフィー/大竹正博
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:2-0-1-0 
芝2000m:2-0-0-0 
最高タイム:1.58.3
《期待値65%》

3歳シーズンはオーナーサイドの意向に振り回され、決して満足な1年とは言えなかった大竹正博厩舎ザダルだが、明け4歳初戦の中山金杯は絶好の条件。何とかココを飛躍の足掛かりにしたいと燃えている。
昨春は順延開催となったプリンシパルSを勝ってダービーの権利を取るも、「中1週になるので将来を考えて無理させられない」と回避。しかし、ダービー出走はホースマンの悲願。表向きには大竹厩舎も回避に賛成だったが、実のところはサートゥルナーリアという大本命がいるキャロットFがザダルを引っ込めたという側面が強かった。
そして、秋はセントライト記念3着で菊花賞の権利を取るも、厩舎では「菊花賞は距離が長いし関西への輸送ではパニクった過去もあるので秋天を使いたい」と話していた。しかし、今度はサートゥルナーリアが秋天に向かうなどの事情があり、ザダルは菊花賞要員として京都へ。結果は見ての通りで、厩舎としては不満の残る3歳シーズンの最後となってしまった。
今回はやっと使える条件ベストのGⅢ。鞍上には昨年大活躍のマーフィー騎手を迎え、斤量はデビュー以来初めての55キロ。「今年は飛躍の1年にしたい」と、関係者のトーンもかなり高い。大外枠は試練となるが…?


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