京成杯

京都競馬場8日目12R
第64回
京成杯
芝 1200m/GⅢ/3歳上/国際/別定


ジャパンカップが行われる東京は雨が降り続いて芝の状況が把握できないくらい悪化している。いくら情報が良くても馬場適性がなければ結果が伴わないことはしばしば。情報を優先するか適性を優先するか、その部分のサジ加減が難しいが、そこはプロとしての腕の見せ所。注目度の高いレースだけにキッチリと結果でお応えしたい。
対して、京都は何とか雨が回避されて良馬場で行われそうだ。土曜の注目の一戦であった京都2歳Sは、当社の結論通り◎→○で決着。勝ったマイラプソディはこれで3戦3勝でクラシックレースの主役候補に躍り出た。デビューの頃から「キーファーズが初めてG1を狙える素材」とお伝えしてきたが、青写真通りに3戦無敗でステークスウィナーまで駆けあがってきたのは何より。次走はどこから始動し、春はどんなローテを組むつもりなのか。そのあたりの情報も入手し次第、皆様にもお伝えする予定だ。
さて、京都のオーラスは古馬スプリント戦の京阪杯。このレースは逃げ馬が強い傾向にあるが、今年は「久々に差し競馬になるんじゃないか」という声も多数。その主な要因は快速馬モズスーパーフレアの存在と馬場の傾向から。ハイペース展開になれば差し勢の台頭がある。今年はどっちに転ぶか…。展開を読むためにも関係者情報は必須。以下の情報を大きなヒントにしていただきたい。




1枠2番
アポロノシンザン
牡7/57.0kg 
横山武史/鈴木伸尋
騎手厩舎連対率:13.6%
京都芝:0-0-0-1 
芝1200m:1-2-2-1 
最高タイム:1.08.0
《期待値50%》

本当はダート1200mのオータムリーフSを使いたかったけど、そこだと斤量が61キロになってしまうため回避。「とりあえず今回はモズスーパーフレアがいるので、それを見るような位置で運ばせるつもり。前回の千直で敢えて馬混みで競馬させた経緯もあり、今回はその経験が生きてくるんじゃないか」という見立て。そもそも取り消し明けの前回より追い切りは動いているので、うまく流れが向いてくれれば勝ち負けはともかく見せ場はあるかもしれない。



3枠5番
ビップライブリー
牡6/56.0kg 
松岡正海/清水久詞
騎手厩舎連対率:50.0%
京都芝:2-2-0-6 
芝1200m:1-1-1-7 
最高タイム:1.07.7
《期待値50%》

2年前の2着馬でこの条件は相性がイイ。ただ、前走みたいにあれだけ引っかかったら話にならない。燃えすぎる気性がネックなので折り合いが付くのが条件。「勝ってるジョッキーになる点には期待してますけど、往年のデキには、、」が陣営の本音。土砂降りの雨にでもなってくれれば可能性はアップするが…。






3枠6番
ライトオンキュー
牡4/56.0kg 
古川吉洋/昆貢
騎手厩舎連対率:35.6%
京都芝:2-0-1-2 
芝1200m:1-1-0-1 
最高タイム:1.08.1
《期待値65%》

オパールSを使う予定もあったがワケ(オフレコ)あって出走をパスし、その後は在厩で順調に調整されてきた。これについては「ワンクッション置いたのがむしろ良かったんちゃうか」と陣営も前向きに解釈してる。坂路でも馬が唸ってて絶好調を示す動き。「荒れ馬場も問わないし、楽しみしかない」と鞍上のトーンはかなり上がっている。そのフルキチにとっても中央重賞は1年半近くVから遠ざかっており、ここは久々のチャンス到来だ。ゴドルフィン=ビュイックのラインを考えれば、同日にジャパンカップがなければおそらく乗り替わりになってはずで、本人としてもこのチャンスは絶対にモノにしたいところだ。



4枠7番
カラクレナイ
牝5/54.0kg 
大野拓弥/松下武士
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:1-1-2-8 
芝1200m:1-1-2-5 
最高タイム:1.07.6
《期待値60%》

京都の芝1200mに限ると④③④②③着とオープン以上で掲示板を外していない。追い込み脚質でこの結果は間違いなくコース相性の良さを示すもの。「最近は好位で競馬して安定してきたし、大野も手の内に入れてるみたいだね。今回も乗り方は本人に任せるけど、この枠だったらインでロスを減らす形で運んで欲しいかな」と厩舎サイド。注文通りの騎乗が出来れば再度掲示板以上がありそうだ。ノーマークにはできない1頭。





6枠11番
アウィルアウェイ
牝3/53.0kg 
北村友一/高野友和
騎手厩舎連対率:28.2%
京都芝:1-0-1-0 
芝1200m:2-0-1-1 
最高タイム:1.08.2
《期待値65%》

厩舎は「早熟タイプ」と思い込んでいたので、この馬は3歳春の戦いを中心に考えていた。 しかし前走は古馬相手に完勝。「正直、3歳春が終わった時点で、もう成長力はないだろうって見ていた。だから前走はまったく期待していなかったんだ」と指揮官も嬉しい誤算であることを明かす。しかも10キロの体重増での勝利で「まだ奥がある」と評価を上方修正している。確かに兄インディチャンプを見ても古馬になっての成長力も期待できる。そしてこの馬も京都コースの相性がイイ。ここへきて俄然侮れない1頭に浮上してきた。






6枠12番
アイラブテーラー
牝3/53.0kg 
和田竜二/河内洋
騎手厩舎連対率:16.7%
京都芝:2-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.09.1
《期待値65%》

キャリア5戦で重賞まで駆け上がってきた。ひとことで「充実一途」。これはホントに具合が良いみたいで、日曜にコース長めでシッカリ負荷かけて、木曜に坂路を馬なりで上がってきた。前走は狙ったレースを除外されたりしてローテが合わずテンションが高かったけど、今回はそういうところも見られない。「折り合い考えたら1200mの方が競馬しやすいね。プロフィールは地味な馬かもしれないけど本当にマジメで走ることに前向き。これまでも昇級しても相手なりに走れてきたし、重賞でも期待しかない」と厩舎サイド。こっちの3歳牝馬もまだ底が見えていない。






7枠13番
リナーテ
牝5/55.0kg 
三浦皇成/須貝尚介
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:1-1-0-1 
芝1200m:4-1-1-3 
最高タイム:1.07.9
《期待値65%》

前走のG1こそ崩れたが、それ以外は今年に入って全て3着以内と安定。サトノダイヤモンドの妹にようやく重賞勝ちが見えてきた。キーンランドCでは、後のG1馬タワーオブロンドンとハナ差。ここ2戦より相手が落ちた今回は、初重賞勝ちのチャンス。三浦も「前回は坂で伸びあぐねた格好だった。直線平坦の京都はかなり魅力的だしこの馬に乗りに行くからには結果を出したいと思ってる」とかなり本気モード。最終週で外差しが利いているのもこの馬にとっては追い風。先行勢が飛ばせば飛ばすほど出番はアップする。






7枠14番
モズスーパーフレア
牝4/56.0kg 
松山弘平/音無秀孝
騎手厩舎連対率:19.0%
京都芝:0-0-1-2 
芝1200m:6-2-1-4 
最高タイム:1.07.0
《期待値60%》

「先週までにしっかり稽古が積めて仕上がっているので、今週は予定通り馬なりで。それでも時計も動きも良かったし、デキはかなりいいと思う。前走のG1でも惜しいレースをしてくれたように、自分の競馬ができれば本当に渋太い。ここも先手を奪って4コーナーまでひとり旅でいければ」と音無師。今回も迷うことなく自分の作戦に徹する構えだ。今回は乗り替わりになるが、逃げが上手な松山へのスイッチならマイナスに働くこともないだろう。なぜか京都に実績がないのが気になる点だが、逃げ切りの多いレースだけにデータは後押しする。






7枠15番
エイシンデネブ
牝4/54.0kg 
藤岡康太/坂口智康
騎手厩舎連対率:-
京都芝:0-1-0-0 
芝1200m:4-1-0-4 
最高タイム:1.06.9
《期待値65%》

「ここ2走はとても届かないようなところから凄い脚を使っている。能力は相当。いずれも最後に内にモタれていたから、今回はリングハミに替える予定。それで真っ直ぐに走れば重賞でも好勝負は十分に可能だと思う。正攻法の競馬をしても持ち味が生きないので今回も後方からになると思うが、離され過ぎないところで運びたい」と坂口智師。モズスーパーフレアとは真逆の脚質で、こっちも自分のやることに徹するというムード。本来は川田が乗る予定だった(ワグネリアン騎乗のためJCへ)のが急遽乗り替わりになったのは誤算と言えば誤算だが、康太はこの手のタイプの追い込みは上手な部類。今回も後方で脚を溜めに溜めて一発狙い。



8枠17番
ファンタジスト
牡3/56.0kg 
浜中俊/梅田智之
騎手厩舎連対率:20.0%
京都芝:未経験 
芝1200m:2-1-0-2 
最高タイム:1.07.2
《期待値55%》

使い方が迷走中。正直言えば前走のJBCスプリントが全く余計だった。今はブリンカーを着けても全く効果がないようで、馬が走る気を失くしてしまっているとのこと。これは気持ちの問題なので、今回は「とにかくゲートからぶっ叩いて行ってくれ。可愛がってもこの馬のためにならないから」と厩舎から浜中に出して行く指示が出ている。セントウルSのような乗り方でできれば巻き返しもあるが、この臨戦過程で果たしてそれが可能かどうか。



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