アルテミスS

東京競馬場8日目11R
第8回
アルテミスS
芝 1600m/GⅢ/2歳/牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランクD】


またも競馬開催の前に雨。東京・府中近辺も土曜16時頃までにかなりの雨量があった。これだけまとまった雨量があると土曜の馬場に影響が出るのは確実。芝はセオリー通りなら「Bコース替わり初日でインが優勢の見立て」だが、それまでのレースで馬場の傾向はシッカリとみておきたい。
さて阪神JFに直結するこのレース。毎年18頭フルゲートが揃う一戦だが、今年はその半数の9頭立て。評判馬2頭(リアアメリアとサンクテュエール)が早々にエントリーを表明したことがこの頭数になった理由になる。
なお、今年の2歳戦線はリーディング独走しているディープ産駒だが、重賞ではまだ一度も連対がない。このレースの人気2頭はディープ産駒だが、さすがに揃って連対圏から消えるとは考えにくい。しかも他陣営の動向がハッキリしている以上、普通に考えたら「人気2頭の競馬がほぼ濃厚」と言えるのだが果たして結果は…。なお先のサウジアラビアRCでは「中内田>藤沢和」の結果が出ている。今回はそのリベンジなるかにも注目。




1枠1番
オムニプレゼンス
牝2/54.0kg 
北村宏司/国枝栄
騎手厩舎連対率:29.4%
東京芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.2
《期待値55%》

「ゲートが悪くて走りのバランスが良くない」とデビュー当初から厩舎の評価はイマイチだった。そんな中でも前走はタフな道悪で勝ったし、厩舎の期待以上にしぶとく走っている。どうやら一般的なディープ産駒みたいに軽い芝でスパッと切れるというタイプではないようだ。今回も「2回使ってデキは上向いてるけど、決め手勝負になると切れ負けしそう」と歯切れは悪いが、雨が残って道悪馬場ならまたも厩舎の期待以上に頑張って走るかもしれない。



2枠2番
ショウナンハレルヤ
牝2/54.0kg 
三浦皇成/矢野英一
騎手厩舎連対率:16.7%
東京芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.38.6
《期待値50%》

「見た目に薄手でやや非力な感じ」というのがデビュー前の話。新馬は高速馬場の超スローを番手から残り2Fだけの競馬で抜け出して勝ったが、あの一戦だけでは評価は難しい。タフな馬場での競馬となった場合、「非力」というのがマイナスになりかねず、今回はそこまで強調材料に欠ける。


3枠3番
ルーチェデラヴィタ
牝2/54.0kg 
池添謙一/西村真幸
騎手厩舎連対率:37.5%
東京芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.38.4
《期待値55%》

新種牡馬キズナ産駒のJRA初勝利となった馬。430キロ前後と小さい馬だが、一息入れたことで「更にパワーアップして帰ってきた」とのこと。体重はもう少し増えて出てこれそうだ。とはいえ、フットワークは軽いのでやはり道悪での競馬はマイナス。直線の長い東京コースでスケール勝負になった場合は見劣りするかもしれない。オープンを勝っている馬ではあるがあくまでも陣営は「力試し」とチャレンジャーの気持ち。



4枠4番
ラインオブダンス
牝2/54.0kg 
デムーロ/矢作芳人
騎手厩舎連対率:66.7%
東京芝:未経験 
芝1600m:0-0-0-1 
最高タイム:1.35.9
《期待値60%》

ハーツ産駒の当たり年ということで、この馬にも期待している向きは多い。そして厩舎のトーンは悪くない。「ここ2戦の走りを見ると右にモタれるような仕草をしているし、左回りの東京に替わるのはいいかもしれない。前走後はここを目標にしてきたし、今週も予定通りの時計で追い切りができた。まだ課題はあるし、強い相手も出てくる。どこまで対応できるか。ミルコとは手が合いそうなタイプじゃないかな」と厩舎サイド。ここ2戦は終いの脚が目立っており、東京で更に磨きがかかりそうだ。食い込み注意の1頭。


5枠5番
ビッククインバイオ
牝2/54.0kg 
大野拓弥/牧光二
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:1-0-1-0 
芝1600m:1-0-2-1 
最高タイム:1.34.7
《期待値60%》

安定した先行力があって時計面でも大崩れなく走れている。しかも前走は初めての右回りにも対応できた。中間は落ち着きがあって、稽古もしっかりやれてイイ動き。「学習能力の高い馬。決め手比べになれば見劣るかもしれないけど、確実に直線半ばまでは先頭で走ってるだろう。あとは馬場がウチのに味方して後続の末脚が削がれるようなら残り目があってもいい。豊富なキャリアを生かしたいね」と厩舎サイド。実績のある左回りならチャンスがありそうだ。



6枠6番
オータムレッド
牝2/54.0kg 
石橋脩/手塚貴久
騎手厩舎連対率:17.4%
東京芝:未経験 
芝1600m:未経験 
《期待値65%》

ここ目標に仕上がり良好。調教師は結構自信持ってる。もともと1200mの馬かもということで1200mでデビューさせたが、競馬を見ると「マイルぐらいでもやれそう」と距離を延ばしてシッカリ結果が出た。ジョッキーも2週続けて乗って「確実に良くなっている。切れる脚を使えるタイプ。牝馬同士の重賞なら勝ち負けしておかしくない馬」と好感触。関西馬リアアメリアの評判は耳に入っていても、それでも「コッチも勝ち負けを意識できる」というのだからかなり期待度があるということ。父ワールドエースは今年の新種牡馬だが、ちょうど先週全弟にあたるワールドプレミアが菊花賞を制覇したばかり。距離の融通は利きそうだし、血統的にも勢いがある。



7枠7番
カイアワセ
牝2/54.0kg 
武士沢友治/星野忍
騎手厩舎連対率:4.5%
東京芝:未経験 
芝1600m:0-0-0-1 
最高タイム:1.36.9
《期待値40%》

戦績や陣営情報から強調材料が何も見当たらない。掲示板あれば上出来。


8枠8番
サンクテュエール
牝2/54.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:50.5%
東京芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.5
《期待値70%》

デビュー前に指揮官が「来年の桜花賞で走ってる馬」と評価していた馬。トモがしっかりしていてフットワークが雄大。体重以上にスケールを感じさせる。デビュー戦もラスト11秒3のラップを差し切ったように、評判通りの内容だった。一部では「ウーマンズハートと互角」という声もあるように、この馬の素質もかなり高そうだ。
今回はその新馬以来となるが「ひと回り大きくなって逞しさが出てきた。実戦も2度目なら追ってからの反応も違うはず」と助手が言えば、普段稽古を付ける杉原Jも「リアアメリアが化け物じゃなければ大丈夫です」と自信タップリ。東西の評判馬、前日段階ではほぼ互角の評価で甲乙つけ難い。


8枠9番
リアアメリア
牝2/54.0kg 
川田将雅/中内田充正
騎手厩舎連対率:46.6%
東京芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.5
《期待値70%》

新馬戦は馬なりで8馬身差圧勝と衝撃のデビュー。昨年のダノンファンタジーに続いて2歳女王を狙う中内田厩舎期待の1頭が東上する。「体がひと回り大きくなっており、前走後から成長を遂げてくれている。追い切りはジョッキーに反応を確かめてもらったが、いい状態にあると思う。初戦のパフォーマンスは素晴らしく、素材としてはかなりのモノ。まだまだ伸びしろを感じる馬なので、重賞のここでも」と厩舎サイド。間隔はあいたが、放牧からトレセンに戻り、調教を始めるとスタンドがざわつくほどの動きを披露。休養明けでも文句ないデキにある。勝ち方によってはクラシックまで突っ走る可能性があり、その走りは要注目だろう。なお、体重は20キロくらい増えているかもしれないとのことだが、それは成長分なので全く気にしなくていい。



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する