スワンS

京都競馬場8日目11R
第62回
スワンS
芝 1400m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクD】


京都方面も夕方まで結構な雨量があった。この開催はずっと雨が降って馬場の推移が非常に読みにくい。例えば台風襲来だった秋華賞前の土曜日の馬場は終日不良馬場で時計の価値が比較できないほどの馬場になってしまったが、ああいう馬場になるともう完全に馬場の巧拙だけで勝敗が決まってしまう。逆に雨が降っても馬場が回復途上だった菊花賞前の土曜日あたりならば多少は常識的な狙いも通用している。いずれにしても馬場の状況によって狙い方が変わってくるレースになりそうだ。
そもそもこのスワンSはレースの性質上、マイルCSへのトライアルという位置付けで、ここをメイチで狙ってくる馬は少ない。今年はメンバー的にもだいぶ小粒で、普通に走っても“波乱確実”という組み合わせ。更に馬場状態によっては思い切った人気薄でも通用して何ら不思議ないので穴党ファンには是非ご注目頂きたいレースだ。




1枠1番
ロードクエスト
牡6/57.0kg 
シュタルケ/小島茂之
騎手厩舎連対率:-
京都芝:1-0-0-4 
芝1400m:1-1-0-3 
最高タイム:1.19.9
《期待値55%》

昨年の覇者で千四がベスト。鞍上も乗れてるシュタルケならチャンス十分…と見れるが、状態面は「あまり良くない」という話もある。というのもサマーマイルシリーズを使い続けているし、そもそも1年以上も休みらしい休みをとっていない。「馬は頑張ってるけど、パンチ不足」なのはそのあたりにも出ているのだろう。この枠でいかに脚を溜めて一瞬脚を使えるかに懸かってくる。






1枠2番
ノーワン
牝3/52.0kg 
松山弘平/笹田和秀
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:1-0-2-1 
芝1400m:1-0-0-1 
最高タイム:1.22.0
《期待値60%》

オークスを使った後にぶっつけでスプリンターズS。距離が一気に半分になるという、とんでもない使い方した割には結構頑張って走ったのは高く評価できる。「さすがに道中は忙しかったけど馬の能力は確認できた。反動さえなければ今回はもっとヤレるんじゃないか。ここでやれれば先が楽しみ」と陣営も期待十分のコメント。1400mの距離は3歳春にG2勝ちがあり、案外馬鹿にしたものではなさそうだ。穴の資格は十分ある。



2枠3番
マルターズアポジー
牡7/56.0kg 
松若風馬/堀井雅広
騎手厩舎連対率:-
京都芝:0-0-0-1 
芝1400m:0-0-0-1 
最高タイム:1.21.1
《期待値45%》

1200mのGⅠでも番手に行けるスピードは見せた。「平坦の1400mで56キロなら少しは粘りを増してもよさそう。ただ、最近は同じ掛かっているにしても全然脚が溜まっていない。そのへんが歳ってことなのかも…」とトーンは上がらず。



3枠6番
アマルフィコースト
牝4/54.0kg 
坂井瑠星/牧田和弥
騎手厩舎連対率:20.0%
京都芝:0-1-2-1 
芝1400m:1-1-2-2 
最高タイム:1.21.1
《期待値55%》

1600mでも走れるが1400mがベスト。「減っていた身体も戻って来て体調もアップ。相手なりのタイプなので、ここでもヒケはとらない。ジョッキーも手の内に入れてくれてるし、枠を生かして上手く乗ってくれればチャンスはありそうだよ」と厩舎サイド。牧田厩舎はロンドンタウンでダート重賞勝ちがあるが、早く芝の初タイトルが欲しい。






4枠7番
グァンチャーレ
牡7/56.0kg 
松岡正海/北出成人
騎手厩舎連対率:40.0%
京都芝:3-5-3-4 
芝1400m:0-0-1-1 
最高タイム:1.21.1
《期待値65%》

安田記念では見せ場タップリの4着。「あれだけのメンバーを相手にあそこまで頑張ってくれた。3歳から重賞を勝ってくれて、早い時期から走ってはいるが、この1年間で本当に力をつけている。昨年も3着したレースなので舞台はいいと思うが、もともと叩き良化型。使った次は更に良さそうだが、今回は休み明けの影響がどうかな。格好はつけてほしい」と調教師。7歳にして今がピークを迎えており、昨年3着時より上の状況にあるので、3歳時のシンザン記念以来の重賞勝ちのチャンス。金曜日の雨で時計が掛かる馬場ならよりチャンスは増しそうだ。






4枠8番
マイスタイル
牡5/56.0kg 
田中勝春/昆貢
騎手厩舎連対率:25.0%
京都芝:1-1-1-2 
芝1400m:未経験 
《期待値65%》

早めにココ目標にしてきた。北海道シリーズではG3を勝った勢いで札幌記念まで使っても良かったんだけど、そうすると秋にお釣りがなくなるのでパスして正解。「広いコースなら1400mくらいが良さそう」という見立て。ブリンカー効果で前走も差し返してたし、他に行く馬いなければ行くシーンもあるだろうけどハナにはこだわらない。ダービー卿でノリさんが「物見してなかったら突き抜けるだけのものがあった」って言ってたことを信じている様子。なお、この馬はこの後はマイルCSを予定している。



5枠9番
トゥザクラウン
牡5/56.0kg 
福永祐一/池江泰寿
騎手厩舎連対率:57.1%
京都芝:0-1-1-5 
芝1400m:2-0-1-2 
最高タイム:1.19.5
《期待値55%》

「前走は熱中症の影響もあり度外視可能。今回は立て直してブリンカーは継続して着用する。稽古も動いているし気性的にも久々は苦にしないタイプ。前が残る形なら一変しても不思議ない」と陣営のコメントは悪くない。ただ、コースではいつも遅れるけど、それにしてもラストで急失速ばかり。どうやらノドの影響があるようで、そのあたりが京都の成績に表れている(下り坂からのヨーイドンが不得手)。ここを叩いて阪神カップが本線のようだ。






5枠10番
モズアスコット
牡5/57.0kg 
岩田康誠/矢作芳人
騎手厩舎連対率:35.0%
京都芝:1-3-0-2 
芝1400m:2-3-0-1 
最高タイム:1.19.9
《期待値65%》

「前走後に少し疲れが出たが、その後のケアはうまくいっている。直前は終いビシッと追ったが、力強くていい動きを見せていたし、このひと追いで変わってくると思う。この秋は2回使ってマイルCSに向かう予定でいるが、今だと1400mは少し忙しいかもしれない。目標は次なので、そこに向けたいいレースをしてほしい」と厩舎サイド。確かに1800m→1400mのローテは馬にとっては戸惑いがないとは言えず、あくまでも次の1600mに合わせるためのステップの位置付け。情報的には今回がメイチの勝負ではない。ただ、相手がここまで落ちれば能力だけで上位争いしてしまっても全然おかしくはない。



7枠13番
キャナルストリート
牝5/54.0kg 
浜中俊/大竹正博
騎手厩舎連対率:100.0%
京都芝:未経験 
芝1400m:4-1-0-2 
最高タイム:1.19.6
《期待値50%》

「前回は前が開くのが早くてソラ使ってしまった。手前の関係で右手前だとモタれる。右回りの1400mは以前から使いたかった。これでもうひと押し足りないのが補えれば」とこの条件を求めて初めて関西遠征。右回りは新馬以来かなり久々だが、もしかしたら合うかもしれない?






7枠15番
スマートオーディン
牡6/56.0kg 
武豊/池江泰寿
騎手厩舎連対率:25.0%
京都芝:1-1-0-1 
芝1400m:1-0-0-1 
最高タイム:1.19.7
《期待値60%》

今年2月の阪急杯で初の1400mで大外から突き抜けた後、高松宮記念に向かわずにマイル路線を選択。結果的に京王杯→安田記念は大外一気が利く馬場ではなかったため不発に終わったが、もともと「条件さえ嵌れば…」というタイプだけに評価を落とす必要はない。「脚元に爆弾を抱えてる馬だからとにかく一戦一戦を無駄に出来ない。現状では1400mが一番合うと思ってるし、外差しが利きそうな馬場になりそうな感じなので楽しみは持ってる。乗れてる鞍上に期待だね」と一発を狙う口ぶり。56キロの斤量に戻るのはプラスだろう。これは人気問わず常に警戒が必要なタイプ。





8枠17番
ダイアトニック
牡4/56.0kg 
スミヨン/安田隆行
騎手厩舎連対率:-
京都芝:4-0-0-0 
芝1400m:4-1-0-0 
最高タイム:1.19.6
《期待値65%》

「涼しい時季になって馬の調子は良さそう。5カ月ぶりでも1週前の稽古からいい時計で動いているし、力を出せる態勢にある。G2のメンバーなので出来の良さだけでは何ともならないかもしれないが、この馬にとって1400mの距離はベスト」と安田隆師。スミヨンも稽古に乗って「凄く良い。厩舎には『歩様が硬いから気を付けてくれ』と言われたけど、全く気にならなかった」と好感触。両者の話を聞く限り十分勝負になりそうなトーンなのが分かる。なお、厩舎としては1400mという距離にこだわっていて、この後は勝っても負けても阪神Cの予定とか。(ただ、このレースの結果とスミヨンのジャッジ次第でマイルCSも視野には入れている)


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