府中牝馬S

東京競馬場5日目11R
第67回
府中牝馬S
芝 1800m/GⅡ/3歳上/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクD】


超スローなら逃げ先行馬の雪崩れ込み、ミドル以上の展開なら上り最速の後方一気の2パターンに分かれるこのレース。展開の読みには注意したい一戦だ。また、馬場については台風一過で回復しており「かなり時計は出やすいだろう」というのが大方の関係者の見立て。午前のレースから場の状況をシッカリとチェックして組み立てたい。
また、過去の戦績を見てもらうと分かるが、ここ4年はほぼ「デムルメ」だけで決まっている。4年のうち3度がワンツー、残る1度もデムルメが2・4着。これだけ騎手の傾向が偏っているレースも珍しい。今年は変則日程のため両者ともに騎乗しないが、これが示す意味合いとしては、『長いコースでシッカリ追えるジョッキーが上位に来やすい』ということが読み取れる。







1枠1番
ジョディー
牝3/52.0kg 
武藤雅/戸田博文
騎手厩舎連対率:18.1%
東京芝:2-0-2-1 
芝1800m:0-0-0-1 
最高タイム:1.48.3
《期待値55%》

アメリカ遠征とオークスでは結果が出なかったが、3走前のフローラSの内容は評価できる。この組から次走に好走馬が続出しており、逃げて3着したこの馬も条件さえ噛み合えば走ってきて何ら不思議ない。戦績から今のところ『高速馬場の東京コースで逃げた時』に好走しており、台風一過でインから乾く馬場もこの馬向き。メンバーが揃っているため軽視されているが、52キロなら見せ場以上があるかもしれない。「秋華賞に行かないで別路線にしたんだからそれなりの結果は欲しいね」と厩舎サイドも一発を狙っている。





1枠2番
ディメンシオン
牝5/54.0kg 
北村宏司/藤原英昭
騎手厩舎連対率:66.7%
東京芝:0-1-0-1 
芝1800m:2-1-0-0 
最高タイム:1.45.1
《期待値60%》

京成杯AHは前が止まらない馬場を上手く先行して2着。ただ、速い時計で目一杯走ったのでダメージが残ったらしい。よくある高速決着激走の代償だ。勝ち馬もダメージが残ったようで、次走は12月まで使わない方向と発表されている。厩舎からも「前走ほどのデキはなく、東京なら中山向き」と聞こえてくる話はやや弱気。普段乗っている助手もケガしていて中間は乗り手が変わっていることもプラスは言えない。枠がいい分でどこまで食い込めるか。






2枠3番
カンタービレ
牝4/54.0kg 
松岡正海/角居勝彦
騎手厩舎連対率:-
東京芝:0-0-0-2 
芝1800m:3-0-0-0 
最高タイム:1.45.7
《期待値60%》

ヴィクトリアマイルは中間に爪の不安があり、全く競馬していない。あれは度外視で良さそうだ。1800mは最も適性のある距離だし、これは巻き返せるだけの下地のある馬。松岡は先週コンタクト取って「凄い!引っ掛けられてもスピード持続できたし、普通に勝つでしょって動き」と相変わらずのビッグマウスぶり。この言葉は鵜呑みにはできないが、それくらいデキがいいのは間違いないようだ。負けなしの1800mでこの枠なら好勝負して不思議ない。



2枠4番
オールフォーラヴ
牝4/54.0kg 
川田将雅/中内田充正
騎手厩舎連対率:50.0%
東京芝:0-0-0-2 
芝1800m:1-1-0-2 
最高タイム:1.45.7
《期待値50%》

厩舎としては当初ミッキーチャームを予定していたが、そちらを取りやめて僚馬のこの馬を遠征させることになった。厩舎に近い筋によれば「ムキになる面がきつくなっており、明らかに東京1800mは長い。よっぽど上手く乗らないとチャンスはないかもしれないな」と辛口。ワンパンチ不足というのが関係者の共通意見。



3枠5番
ダノングレース
牝4/54.0kg 
三浦皇成/国枝栄
騎手厩舎連対率:23.1%
東京芝:1-0-0-2 
芝1800m:3-1-1-3 
最高タイム:1.46.2
《期待値55%》

前走は勝負どころで包まれてレースにならなかった。この中間はカイ食いが良くて馬体はキープできている。陣営も「体調はいいのでまともなら前走のようなことはない。まだ伸びる余地は持っているよ」と低評価に反発しているが、数字面などで強調できるものは少ない。



3枠6番
フロンテアクイーン
牝6/54.0kg 
津村明秀/国枝栄
騎手厩舎連対率:42.9%
東京芝:1-3-1-5 
芝1800m:3-4-1-2 
最高タイム:1.44.8
《期待値55%》

厩舎2頭出し。一応ダノングレースよりはこっちのほうが上という評価。ただ「年々ズブくなってきている印象があるので、時計や上がりの速い決着ではない方がいいかも…」と時計勝負は望んでいない様子。台風一過で馬場が回復しすぎるのはマイナスのようだ。国枝厩舎と津村Jと言えば、昨日の秋華賞でもカレンブーケドールで2着したようにこのコンビに勢いがあるが、とはいえ重賞でテン乗りというのもあまり好ましい材料ではない。地力でどこまでやれるか。



4枠8番
スカーレットカラー
牝4/54.0kg 
岩田康誠/高橋亮
騎手厩舎連対率:66.7%
東京芝:0-0-0-1 
芝1800m:1-1-0-3 
最高タイム:1.45.3
《期待値60%》

輸送が不得手で、札幌の時は前の週に持っていったほど。台風絡みで輸送時間がどうなるかもわからず、地元でない開催に一抹の不安は残る。ただ、3歳春の時点でも「オークスで勝負!」と言ってたくらいの期待馬だけに東京芝1800mの舞台は問題ないはず。状態もクイーンSの時より上という話なので、もうワンランクのパフォ向上は期待できそうだ。






7枠13番
クロコスミア
牝6/54.0kg 
戸崎圭太/西浦勝一
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:2-0-2-2 
芝1800m:3-1-1-6 
最高タイム:1.45.2
《期待値65%》

今となっては、札幌記念はあまりにもメンバーが強かった。一時みたいに逃げなきゃいけないという感じはなくなったし、この中間は早めにトレセンに戻してしっかり仕上げた。言うまでもなくここは能力を出し切れる舞台。「次の大舞台も狙っているのでここで不格好な競馬はできない。前回より状態はいいし、結果が欲しいね」と2年ぶりのVを狙って東上の今回は、厩舎情報からも結構な本気度が感じられる。6歳牝馬でも衰えが見られない。






7枠14番
プリモシーン
牝4/54.0kg 
福永祐一/木村哲也
騎手厩舎連対率:27.3%
東京芝:1-1-0-1 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

ここ3戦福永がしっかりと競馬を教えてきたので、ジワジワと守備範囲も広がってきた。1800mについてもジョッキーは「問題ない」とキッパリ。水曜日に坂路で時計を出し、予定通り金曜日にウッドで追い切られた。これだけやれるように秋緒戦でも状態はいい。今回は意識的に体重を10キロ以上増やして臨むとのこと。その点でも新しいプリモシーンが期待できるだろう。今回は斤量も一緒になるし、まず好勝負になりそうなムード。末脚勝負は望むところ。






8枠15番
ラッキーライラック
牝4/54.0kg 
石橋脩/松永幹夫
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:1-0-1-1 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.45.5
《期待値65%》

この馬も1年以上勝ち星から遠ざかっているが、決して早熟という感じはなく、毎回いいレースはしている。ヴィクトリアマイルに関しても納得の競馬。レース内容を考えれば負けて強しと言えるだろう。出走予定もあった札幌記念回避などあったけど、調教師に言わせれば「自分の中では(出走は)ない選択だった。最初からここ目標で作ってきて状態は全く問題ない」とのこと。同世代のライバルがいつもより少ないここなら主役が務まりそうだ。鞍上にとっても次走は来日する外国人ジョッキーへの乗り替わりが決まっているようで、ここがメイチ騎乗が確実。




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