オールカマー

中山競馬場7日目11R
第65回
オールカマー
芝 2200m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクC】


GⅠ・2勝馬にして昨年の勝ち馬でもあるレイデオロと、香港でGⅠタイトルを手にした現役屈指の中山巧者ウインブライト、2頭のGⅠ馬が始動。前日オッズでは七夕賞を勝ったミッキースワローを加え、三強に近いような勢力図となっている。
今年は2011年の9頭立て以来となる少頭数。毎日王冠、京都大賞典といった秋の始動戦が控えていること、GⅠ直行というローテーションが当たり前になってきたという時勢的なものもあるが、やはりレイデオロ、ウインブライトといった実力馬が早々に参戦を表明していた影響もあるだろう。
今週からCコースに替わり、土曜日は相変わらず時計が速くて先行有利だった中山。日曜日は台風と秋雨前線の影響により、天候が不安定。雨を求める陣営と嫌う陣営、そして逃げ馬不在の10頭立てという状況も、レースに影響を与えそうだ。果たして、秋のGⅠロードに向けて好スタートを決めるのはどの馬か。
そして、来週の中山はいよいよ秋競馬最初のGⅠスプリンターズS。グランアレグリアとステルヴィオの回避など、既に話題には事欠かない、いかにも何かありそうな気配の漂う電撃戦だが…。どういった結論を下すことになるのか、週明けに入ってくる情報が非常に楽しみである。







1枠1番
ミッキースワロー
牡5/56.0kg 
菊沢一樹/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:16.4%
中山芝:2-1-0-2 
芝2200m:2-1-0-1 
最高タイム:2.12.7
《期待値65%》

七夕賞で本命公開し、馬連大本線2710円の的中をお届けしている菊沢隆徳厩舎ミッキースワロー。その後はサマーシリーズ制覇には一切色気を見せることなく、オールカマーを目標に調整を進めてきた。中山の2200mといえば、2年前のセントライト記念で皐月賞馬アルアインを撃破した舞台。強敵が揃うことを承知でこのレースを目標にしてきたからには陣営にも自信がある。
厩舎サイドは表向きには「今回はメンバーが違うので簡単にはいかない」と控え目なコメントをしているが、親しい関係者に対しては「ウインやレイデオロは休み明けの叩き台。こっちにはコンスタントに使ってきた強みがあるし、順調さでは上」と一発を狙うような話をしているという。鞍上は引き続き菊沢一樹騎手。厩舎は「前走は馬の力を信じて上手く乗ってくれた」と、傍目には大味にも見えた七夕賞の戦法を高評価しているそうだ。


2枠2番
ゴーフォザサミット
牡4/56.0kg 
石橋脩/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:1-0-0-2 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

藤沢和雄厩舎は先週のセントライト記念に続いてオールカマーも2頭出し。注目度が高いのがレイデオロの方であることは間違いないが、ゴーフォザサミットの方も意外にトーンは悪くない。ワンツーという可能性すら考えられる雰囲気のようだ。
「前走の札幌記念は急仕上げ気味。相手も強かったし10着という結果は仕方ありません。それでも最後は期待以上に伸びてきていたし、今回はもっとやれますよ」と関係者。石橋脩騎手は「上手く乗れなかった。あの位置取りじゃどうにもならなかった」とレース後に責任を感じていたとのことで、それだけ今回は気合十分。「今度はもっと流れに乗る競馬を意識したい」と話しており、善戦していた時のような好位からの競馬が予想される。厩舎筋によると、「レイデオロはこの先が本番だけど、ゴーフォザは今回がメイチのような気配」とのこと。


4枠4番
グレイル
牡4/56.0kg 
戸崎圭太/野中賢二
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:0-0-1-1 
芝2200m:0-0-1-0 
最高タイム:2.12.5
《期待値55%》

前走は極端に悪かった福島の馬場や展開面もあって期待に応えられなかった野中賢二厩舎グレイルだが、今回はトーンが急上昇。「前走は地力で何とかなると思っていたが、休みが長かったし流れに乗れなかった。今回はオールカマーを目標にしてきたのでキッチリ仕上がっているし、去年のセントライト記念で3着の舞台。勝ち負けとは言いませんがチャンスは十分にあります」と、陣営は色気を持っている。
また、グレイルは雨による馬場悪化を望んでいるクチ。「高速決着だと厳しいタイプだし、今の中山は良馬場だとなかなか前が止まらなさそうなので、雨で馬場が緩んでほしい」と関係者。ある別の情報筋は「本当はダートを使って欲しいが…まあ道悪で時計が掛かればココでも」と語っていた。





7枠7番
ウインブライト
牡5/58.0kg 
松岡正海/畠山吉宏
騎手厩舎連対率:12.5%
中山芝:5-2-0-1 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

ここまで中山で重賞4勝のコース巧者にして、「中山とコース形態が似ているから」という理由で参戦した香港でGⅠタイトルを持ち帰ってきた畠山吉宏厩舎ウインブライト。今回は帰国初戦という形になるが、2か月前に入厩してオールカマーを目標に入念に調整。中山でさらに勝ち星を積み重ねる態勢は整っている。
「香港の後は宝塚記念というプランもありましたが、秋に備えるため回避。牧場に戻ってからは全く乗らずに休ませて、その分早めに入厩してトレセンでイチから仕上げてきました」と関係者は中間の様子を語る。「結果を出してくれたので暮れにも香港に行くつもり。なので、もちろん初戦から100%の仕上げではないですが、中山では負けられない馬ですからね」と、初戦から自信あり。





7枠8番
レイデオロ
牡5/58.0kg 
福永祐一/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:3-1-0-1 
芝2200m:1-0-1-1 
最高タイム:2.11.2
《期待値65%》

昨年と同じく秋はオールカマーから始動する藤沢和雄厩舎レイデオロ。今年は昨年出走しなかったジャパンカップを目標にしている。「宝塚記念は内を回る形になったのと、馬場が合わなくて伸び切れなかった」と関係者は敗因を語っており、今回はホームの中山で巻き返しへの期待が掛かる。
今回はルメール騎手が神戸新聞杯のサートゥルナーリアに騎乗するため、京都記念のバルジュー騎手以来となる乗り替わりで福永騎手に。今週はこの馬のために美浦のに調教に乗りに来ている。福永騎手に近い関係者曰く「良いところも悪いところも含めてしっかり感触を掴んでいた」とのことで、しっかり役目を果たしてくれそうな雰囲気がある。


8枠9番
スティッフェリオ
牡5/56.0kg 
丸山元気/音無秀孝
騎手厩舎連対率:40.0%
中山芝:0-0-0-2 
芝2200m:0-0-0-3 
最高タイム:2.12.4
《期待値60%》

レイデオロと同じく宝塚記念以来となる音無秀孝厩舎スティッフェリオ。夏場は山元トレセンで休養し、8月24日に栗東へ帰厩。1か月かけてしっかりと調整が進められている。陣営は「この馬は調子の良し悪しが掴みにくいタイプ」と言いつつも、「コンディションそのものは良好だし、中間の仕上げも予定通り。休み明けからしっかり力を出してほしい」と期待を持っているようだ。
春のGⅠはワンパンチ足りない結果だったが、その前には右回りの中距離重賞を連勝。「まだ本当の一線級とは差があるが、他の有力馬も休み明けだし今回は頭数が少ないので競馬がしやすいはず。好位で立ち回れる強みを活かしたい」と、関係者のトーンは決して悪くない。展開を味方に付ければ好勝負は可能だろう。



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