京成杯オータムH

京成杯オータムH
芝 1600m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


紫苑Sの走破タイムが1分58秒3。昨年が1分58秒0であったことから、ほぼ馬場差は昨年の開幕週と同じと言うことになる。では昨年の京成杯AHはどうだったかというと、ややスローで流れて1分32秒4。今年も似たようなレースになる可能性が高い。
問題は台風15号の動き。昨日あたりの報道と比べるとやや速度が遅れていて、レース中に大雨になるようなことはなさそうだ(あくまで天気予報)。「馬場はそこまで変化しない」ことを前提にこれまで入手している情報をお伝えするが、直前の天気や馬場については十分にご注意頂きたい。
話は変わるが、来週は3日間競馬の最終日に中山でセントライト記念が行われる。そのレースにて先ほど面白い話が入ってきた。「セントライト記念には勝負度合いの高い穴馬がいる」「これはかなり楽しみな存在」と、馬券筋の間では早くも盛り上がりを見せている。続報は来週またお伝えしたいが、次週の3日間開催も楽しみにして欲しい。




1枠1番
プロディガルサン
牡6/55.0kg 
三浦皇成/国枝栄
騎手厩舎連対率:22.7%
中山芝:2-2-2-0 
芝1600m:2-4-1-3 
最高タイム:1.32.5
《期待値60%》

鞍上レーンで初重賞制覇を期待した前走のエプソムCだが、超スローで上りの勝負になってしまったし、馬場も合わなくて6着までだった。天栄を経由して8/15に美浦に帰厩してココというのは予定通りのローテ。「ウチの厩舎でも一番と言えるくらいに調教駆けする馬で、今回も動きは抜群です。1頭になると気を抜く癖があるので、最後まで馬込みに入れて競馬をして欲しいですね。乗り役さんもその辺りはもうわかってくれているので心配していません。何とかタイトルが欲しいですね」と陣営。全兄リアルスティール、全妹ラヴズオンリーユーという超良血。乗り難しいけど、重賞で勝ち負けする力は持っているので、常にチャンスのある一頭だ。






2枠4番
クリノガウディー
牡3/54.0kg 
戸崎圭太/藤沢則雄
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-0-0-2 
芝1600m:0-2-0-1 
最高タイム:1.33.5
《期待値65%》

人気を分け合うグルーヴィットには2戦2敗も、今回は55キロになるグルーヴィットに対してコチラは54キロ。前走でのゴール前の勢いはグルーヴィットにも勝っており、斤量1キロ差があれば、「まだ勝負付けは済んでいない」と陣営が強気になるのも頷ける。更に勝てば逆転でサマーマイルチャンピオン優勝となるだけにココは関係者も力が入っており、鞍上に戸崎騎手起用がそれを示している。その戸崎騎手、ここには前走騎乗したしたディメンシオン(関屋記念4着)よりこの馬に可能性を感じている、との話もある。
「前走、負けたのは悔しかったですが、うまく折り合いがついて立ち回れて大きな収穫があった一戦でしたと。あまり厩舎に置くとイライラしてしまうので、中間は短期放牧に出してリフレッシュしました。落ち着いて調教ができているし、動きも満足です。スタートが良い馬ので、これまでは先行させていましたが、中京記念のように我慢させて終いの切れを生かす競馬をさせたいですね」と調教師。関西馬ながら中山コースを2度も経験しているのは強み。立ち回りの上手さを生かしたいところだ。中間の坂路でもラスト1F11秒台を連発しているように、前走から大幅な上積みも見込める。
勝てば厩舎としては2014年の小倉2歳ステークスのオーミアリス(12番人気で単勝12020円という人気薄)以来5年ぶりの重賞勝利。今秋はマイルCSを目標に定めており、「GⅠ朝日杯で2着しているけど、前走を含めて重賞で勝ちがなく、GⅠでは賞金的に厳しいので何とか賞金加算したい」とこのレースに賭ける意気込みは相当だ。



3枠5番
ストーミーシー
牡6/56.0kg 
大野拓弥/斎藤誠
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:1-2-1-6 
芝1600m:1-3-2-20 
最高タイム:1.32.3
《期待値55%》

重賞でもオープン特別でも崩れずにソコソコまで来るが、勝ち切れない典型的な『善戦マン』だったが、前走の朱鷺Sは流れ、鞍上の誘導も完璧で久々の勝利となった。「2走前のパラダイスSは3コーナーから寄られて厳しい競馬になり、もったいないレースでした。それでも最後盛り返して4着。前走は外目からスムーズに運べて鮮やかに差し切り、会心の一戦でした。ハマらない競馬た続いていたのが、前走は色々噛み合ってくれました。使い込むと硬さがでる馬ですが、前走後はそんな事なく順調です。重賞で相手は強くなりますが、中山コースは悪くないし、いつも通りこの馬の競馬をして、それでどこまで、という感じですかね。中1週でここは予定通りですよ」と陣営。これまで4勝の内、未勝利戦以外の3勝を挙げている大野騎手が手の内に入れているのが心強いところ。






4枠7番
ロードクエスト
牡6/57.0kg 
デムーロ/小島茂之
騎手厩舎連対率:10.0%
中山芝:1-1-2-4 
芝1600m:3-1-0-14 
最高タイム:1.31.9
《期待値60%》

このレースは3回目の挑戦。2016年、3歳でハンデ55キロで初めて出走して1着、2018年がハンデ56.5キロで4着。そして今年はトップハンデの57キロを背負う。「前走も直線では極限の脚で追い込んできたのですが、6着までが精一杯でした。前走後は栗東から美浦に戻って、順調に調整できています。周りを気にするところが出てきたので、今回からチークを着けます。稽古に乗ったミルコは効果を感じてくれていたみたいだし、「今回は前走より前で競馬をしたい」と言っていました。展開さえハマればまとめて差し切る可能性は十分ありますよ」と陣営。鞍上のミルコはこの秋のマイルシリーズをセットで頼まれていたらしい。因みに鞍上のミルコ・デムーロ騎手はこの秋は中山中心での騎乗となり、重賞ない日でも普通に中山で依頼受けている。


4枠8番
フローレスマジック
牝5/53.0kg 
石橋脩/木村哲也
騎手厩舎連対率:18.2%
中山芝:2-1-1-2 
芝1600m:2-2-1-2 
最高タイム:1.33.0
《期待値50%》

ここ2戦が二桁着順が続いているが、2走前のマ―メイドSは2000mの距離が長く、前走は展開が向かずと思い当たる敗因はある。これまでは先々を考えて大事に使う方針だったが、5歳牝馬である程度は底が見えてきたので、条件が合い可能性のありそうなところに使っていく、という方針に転換した模様。実際、前走後ももう少し間をあけようか、という話もあったらしいが、中3週でここに使ってきた。「前走のダメージもなく、牧場に戻してすぐ乗り込めました。美浦に戻ってきてからは、今までにないくらいハードに調教していて、状態は申し分ないです。新潟よりは中山マイルは持ち味生きる舞台なので好勝負を期待します」と陣営。手が戻る鞍上の石橋脩騎手も、「昆かは無理に出して行かないで、馬の気に任せて乗ってみます」と、これまでとは違った競馬を試してみる予定。





5枠9番
グルーヴィット
牡3/55.0kg 
松山弘平/松永幹夫
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-1 
最高タイム:1.32.9
《期待値65%》

新コンテンツの匠ブログ【社台マニアックス】でも強調のあったキャロットF期待の1頭。前走の中京記念は軽量の52キロを生かして接戦をものにして勝利。現在サマーマイルシリーズのトップタイで最有力だ。
今回はハンデが55キロとなるが、勢いのある3歳馬で、ここまでの戦績からも人気するのは確実の今回。関係者サイドからもほとんど悪い話は聞かれない。「馬場が悪かった前走でした、力強い走りで最後まで長くいい脚を使ってくれました。今回は阪神の開幕週。馬場もいいと思うので、スタートをしっかり決めて流れに乗ったレースをさせたい。相手関係はあまり気にせず、長く脚を使うこの馬のレースを考えています。結果を出してサマーマイルのチャンピオンを獲りたいですね」と鞍上の松山騎手も自信満々。不利のあったNHKマイルCを除けば全て連対と底を見せておらず、前走と同じような顔触れならここも好勝負必至だろう。






5枠10番
トロワゼトワル
牝4/52.0kg 
横山典弘/安田隆行
騎手厩舎連対率:100.0%
中山芝:0-1-0-1 
芝1600m:1-1-0-3 
最高タイム:1.33.7
《期待値60%》

前走の豊明Sで一番人気にこたえて快勝。充実一途、ここに来て本格化の兆しを見せている。この厩舎でも抜群に稽古駆けするのだが、相変わらず前肢が良く伸びる豪快なフットワークで上々の推進力を発揮、この中間も超抜の動きを披露している。これまで馬の成長を妨げることなく無理のないローテーションで使われていることが、ここに来て実になっている。
「以前に比べると道中の我慢が利き、頭は高いながらもしかりとハミを取ってリズミカルに走れています。いい意味でロードカナロア産駒らしい前向きさが出ており、今回も態勢はきっちりと整っています。ハンデ52キロで相性の良い鞍上ならば1600mの重賞でも楽しみですよ」と陣営。
開幕週の速い時計の勝負は歓迎、前々のいいところで運べれば後続をシャッタアウトする可能性は十分ありそうだ。






6枠11番
ディメンシオン
牝5/53.0kg 
北村宏司/藤原英昭
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:0-0-0-1 
芝1600m:3-0-0-3 
最高タイム:1.32.2
《期待値60%》

牡馬相手で別定戦だった前走の関屋記念でも、一瞬勝てそうな感じで多いに見せ場を作ったように、GⅢレベルならば、いつ食い込みがあっても驚けないところまで力を付けてきた。
「2走前の米子Sはイレ込みがキツかったので、前走はパドックから色々と工夫もしたことで落ち着いてレースに臨むことができました。牡馬相手にもあそこまでやれたし、時計も詰めています。走りのバランスが良くなり、今なら右回りに替わるのもそう気にならない」と厩舎サイド。ハンデが53キロなら前走以上に楽しみが増した。今回テン乗りとまる鞍上の北村宏騎手は1週前に栗東入りして調教に跨る熱の入れようだし、勝てばサマーマイルのV資格がある馬ので、相手強化でも要注意の一頭と言える。






7枠13番
プールヴィル
牝3/52.0kg 
秋山真一郎/庄野靖志
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:未経験 
芝1600m:0-0-0-4 
最高タイム:1.33.0
《期待値60%》

3歳牝馬の挑戦となると、2015年のアルビアーノ(ハンデ53キロで勝ち馬から0.1秒差の7着)以来。前走のNHKマイルCのでは今回人気の中心となるグルーヴィットやクリノガウディーとほぼ互角の走りを見せており、クラシックでも大崩れしていない地力は侮れない。
「先行馬総崩れの阪神JFで不利がありながら5着に入り、桜花賞は6着。クロノジェネシスやダノンファンタジーらと差のない競馬をしてきたのだから能力は高いはずです。休み明けになりますが、ここを目標にしっかり仕上げました。春の連戦の疲れもとれて、体も一回り大きくなり、ここ2週の動きもかなり良いです。ハンデ52キロと立ち回りの巧さ生かして、上位を目指したいですね」と関係者。台風接近で荒天の可能性があるが、フィリーズレビューで悪い馬場を苦にせずに終い追い込んできたので問題なさそう。鞍上の秋山騎手は日曜日はこの馬だけの為に中山に遠征する。





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