札幌2歳S

札幌競馬場5日目11R
第54回
札幌2歳S
芝 1800m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクC】


過去にはロジユニヴァース、ゴールドシップ、アヴェンチュラなど、名馬が経由したクラシック登竜門。昨年のニシノデイジーもその後、東スポ杯2歳Sを制し、ホープフルS3着、ダービーでは5着と見せ場をつくっているのだから、先々に向けてもその結果、そして内容には注目が必要だろう。
今年も様々なドラマがあったが、札幌でも秋の大舞台に向けて、そして、その秋が楽しみな逸材が経由していった。
例えば、函館→札幌で2連勝したヒシゲッコウはどうやら菊花賞に直行(おそらく鞍上は外国人騎手となるだろう)の構え。また、当時『勝って菊花賞へ』と、その勝負話から馬連1万0210円の万券的中をお届けしたヒーリングマインドもすでに栗東に戻り稽古を開始している模様。
そんな旅立ちを見るのも北海道競馬の醍醐味だが、昨年はミッキーチャームが北海道3連勝から秋華賞で2着。一昨年はディアドラが紫苑S→秋華賞と連勝した事は記憶に新しいところだが、次週から開幕する秋競馬最初の重賞と言えば、同じく土曜日に組まれている秋華賞トライアル紫苑S。一昨年は◎ディアドラから【1万1870円的中】、昨年も◎ノームコアから【1万6070円的中】のドル箱牝馬重賞が組まれており、その開幕初日から目が離せない。




1枠1番
ダーリントンホール
牡2/54.0kg 
池添謙一/木村哲也
騎手厩舎連対率:62.5%
札幌芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.49.8
《期待値70%》

『まだ完成途上でこれからの馬だが、先日新馬勝ちしたオーソリティよりもモノは上。能力だけで押し切れる』と期待を持っての出走の前走。8頭立てでスローペースだったが、インの4番手で折り合って追走。直線を向いてから前を行く2着馬に並びかけて、楽に交わしてそのままムチを入れずに楽勝で初陣を飾った。
鞍上の池添騎手いわく、「我慢させて、レースを教えようと思ったので、あの位置で競馬をしました。落ち着いて追走してましたし、追い出してからのアクションも良く、デビュー戦としては満点の内容でした」と大絶賛していた。
その後はダーレーに放牧に出して札幌に入厩して調整。同厩舎のゴルコンダより1週早く戻って来た。「前走より筋肉量が増えて、更にパワーアップした感じです。まだまだ良くなる余地はありますが、現時点も十分勝負になりますよ」と陣営。
鞍上の池添騎手も惚れ込んでおり、2連勝でコスモス賞を勝ったルーチェデラヴィタを差し置いても、この馬を選んだとの事(結局ルーチェデラヴィタは放牧後にアルテミスSを目指す予定)今秋に短期免許で続々と来日するビッグネームの外国人騎手に大きなところを早々に依頼しているという話もある。そのためにもココは圧倒的なパフォーマンスで勝ちたいという気持ちは持っている。



4枠4番
ヨハネスボーイ
牡2/54.0kg 
石川倭/桧森邦夫
騎手厩舎連対率:-
札幌芝:0-1-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

前走の勝ち馬オータムレッドはデビュー戦で後の重賞勝ち馬に勝利しており、その2着なら順当、いや健闘なのかもしれないが、負かせると思って色気を持っていた陣営にとっては、位置取りの差が明暗を分けた。
道中はそのオータムレッドの内側で競馬をしていたが、3角過ぎでオータムレッドが先に動いて4角では先に入られてしまい、仕方なくその外に出すしかなかった。その分のコースロスと追い出しを待たされた事もあり、直線で猛然と差を詰めるも2着に終わった。
「前走はルメール騎手もウチの馬を意識していた様で、道中から相当抑え込まれました。踏み遅れているし、外を回ったロスも響きました。スムーズなら、結果は変わっていたかもしれません。中1週で再度札幌までの輸送になりますが、馬は元気一杯で状態面の不安はありません。今回は更に相手が強くなりますが、折り合って終いを活かせる流れになれば、アッと言わせるシーンもあるかもしれませんよ」と陣営。
このレース、ホッカイドウ競馬からの刺客が上位に飛び込んできて、何度となく高配当をもたらしている。前走のレースぶりなら、過去好走した馬にもヒケをとらず、食い込むシーンもありそうだ。



5枠5番
レザネフォール
牡2/54.0kg 
三浦皇成/池江泰寿
騎手厩舎連対率:50.0%
札幌芝:1-0-0-0 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.53.3
《期待値65%》

1番人気に推された前走だったが、スタート一息で後方から追走。9頭立てでスローペースだったので、たまらずに4角手前から動いて、直線で早々と先頭に立った。外から2着以下に猛追されたが、再加速を見せてその争いを凌いで新馬勝ち。ペースが遅かったので時計は平凡だが、2歳馬らしからぬ根性を見せつけて、内容はとても良かった。
レース後は引き続き札幌に滞在して調整。「レース後に少しテンションが上がっていましたが、気をつけて調整して、今は安定しています。三浦騎手が先週の水曜、日曜そして今週の水曜と調教に跨って感触を確かめてくれました。完全に手の内に入れてくれているので、あとはお任せします」と全幅の信頼を置いている様子。
その三浦騎手は、「まだ、これから良くなりそうで、伸びシロは十分にあるけど、現時点でもやれる動きです。当然期待は大きいです」と気合が入っていた。



5枠6番
ブラックホール
牡2/54.0kg 
石川裕紀人/相沢郁
騎手厩舎連対率:18.6%
札幌芝:未経験 
芝1800m:1-1-0-0 
最高タイム:1.51.3
《期待値65%》

若さを見せていたデビュー戦は、鞍上が意識的に後方からジックリ乗ったが、却って慎重になり過ぎて、ゴール前猛追するも不完全燃焼の2着。
鞍上も失敗を認めており、『もったいない事をしました。次は大丈夫です』と前走時は確かな手応えを掴んでいた。
その前走、レース前に蹄鉄を打ち替えるアクシデントがありながらも、前半は中団追走して、直線は早めに抜け出して先頭に。後続がくるとまたひと伸びして、最後は突き放しての快勝だった。「一度使ったことでピリッとしていました。折り合いに心配がないし、指示にも素直に従います」と、父ゴールドシップの産駒らしからぬ優等生ぶりを見せているとの事。
「中間短期放牧に出して、先週の水曜に函館から札幌へ移動。先週の時点では少し重かったですが、今週のひと追いで仕上がりました。重賞をとってクラシックに乗せたいと思っています」という強気な鞍上。春にスプリングSを勝ったエメラルファイトくらいの手応えを感じていると評価は相当だ。



7枠9番
ディアセオリー
牡2/54.0kg 
藤岡佑介/高木登
騎手厩舎連対率:-
札幌芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.50.6
《期待値65%》

『レベルが違う。クラシック級』との勝負話をお伝えして本命推奨した前走。馬連2点目、更に3連複1万4990円・3連単4万6810円とダブル万券的中をお届け。
レースは外枠だったが、促すと反応良く前にとりついて、前の3頭を見る形で2列目の外から追走。4角から前に押し上げて行き、直線の入り口では早々と先頭に立った。後ろから追い上げてくる馬の気配を感じると、もうひと伸びして、そのまま押し切り勝利。
騎乗していた江田照騎手がレース後に、『これは僕が乗るべき馬ではない』と驚きの発言。どういう事なのかと真意を確かめたら、『凄く能力があるし、将来性もあるので順調に育てばクラシックに乗れる素質がある。なので、それなりのジョッキーに乗せた方が良い。自分が失敗したら馬に申し訳ない』との事らしい。前走のレースぶりから相当の将来性を感じた様だ。ちょうど藤岡佑騎手がいて、稽古に乗ってもらったら良い感触を掴んでくれたらしく、新コンビとなった。「中間、そんなにビシビシやっていませんが、緩んだ感じもなく順調です。洋芝も合いそうなので、相手は強いけど楽しみですよ」と陣営。
厩舎は昨年このレースをニシノデイジーで勝っており、この馬で連覇を狙っている。



7枠10番
ゴルコンダ
牡2/54.0kg 
ルメール/木村哲也
騎手厩舎連対率:37.8%
札幌芝:1-0-0-0 
芝1800m:1-0-1-0 
最高タイム:1.48.3
《期待値70%》

◎プントファイヤーから的中をお届けした前走。「『裏函』で入念な調整過程を踏んできました。大きいけど洋芝の適性が高そうなので楽しみ』」との情報で関係者は強気だった。
当日はマイナス16キロと体が大きく減っていたが、初戦が太めだったのでこれは絞れたもの。好スタートを切り、抑え切れない手応えで、道中は口を割るシーンもあったが、速いペースでグングンと先行。直線に向いた時は着いて行った2着馬が苦しくなり、楽に先頭に立つ。そのまま追うところなく、後続を引き離す一方で勝利。従来のレコードを0.1秒更新しての大楽勝だった。
その後はノーザンF早来に放牧に出た後は、札幌に入厩して調整。
「札幌に帰ってからも順調に調整して、前走以上の雰囲気です。切れる感じじゃないので、今回も前々での競馬になると思います。コーナー4つのコースはこの馬に合っていると思うので、ここは連勝で重賞勝ちといきたいですね」と陣営。
最大の敵は同厩舎のダーリントンホールと見ている様で、「あの馬にやられるか、こっちが押し切るかという競馬になると思います」との事。



8枠12番
アールクインダム
牝2/54.0kg 
横山武史/伊藤大士
騎手厩舎連対率:25.0%
札幌芝:1-0-0-0 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.52.3
《期待値65%》

9頭立てながら、堀、藤沢和、斎藤誠、高野といった東西のリーディング上位厩舎の素質馬が揃い、レベルの高い一戦だったが、関係者が期待している情報があり3番人気に支持された前走。ポンと飛び出して好スタートを切り、ハナを切って軽快に逃げた。直線では内外から有力馬に強襲される苦しい展開だが、二枚腰での粘りを見せて、そのまま押し切って勝利。来場していた馬主さんの前での嬉しい新馬勝ちだった。
「道中、物見をしていて若い面を見せていましたが、何とか押し切れました。その後は一度裏函に戻って調整。順調だし、相手強化でもこの馬自身もポテンシャルはあるので、太刀打ちできると思います」と厩舎サイド。
鞍上も「相手は相当強いですが、最終週で紛れがあるならチャンスはありそうです」と色気を持っていた。




スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する