キーンランドC

札幌競馬場4日目11R
第14回
キーンランドC
芝 1200m/GⅢ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランク★★★★☆】


あの薬物騒動で7頭の除外馬が出た函館スプリントSから2か月。リナーテ、ライトオンキューはUHB賞を経由してきたが、ダノンスマッシュ、シュウジはココ仕切り直しの一戦。そのダノンスマッシュに関しては当初、函館スプリントS→キーンランドC→スプリンターズSの予定。その意味でも予期せぬ除外は大きな誤算。その後の調整過程、そしてここに向けた勝負度合が大きなカギとなるだろう。
尚、その最終決断は『舟木Co.』監修のもと、当日SPECIALTY情報公開となっております。
さて、早くもサマースプリントシリーズ第5戦。今週と、9月のセントウルSを残すのみとなったが、暫定1位が11ポイントでカイザーメランジェ、ダイメイプリンセス(セントウルSを視野)。10ポイントで続いているのがライオンボス、レッドアンシェル(セントウルSを予定)の大混戦。現時点ではどの馬にもチャンスがあり、セントウルSまで目が離せないシリーズとなりそうだ。
そのセントウルSでは今年の高松宮記念を制したミスターメロディが復帰予定。秋のGⅠ開幕も間もなくといった時期になってきたが、そのスプリンターズSにはグランアレグリア、ステルヴォオも参戦予定。層の厚い、しかし、馬券的には面白い一戦となりそうである。







1枠1番
ナックビーナス
牝6/55.0kg 
岩田康誠/杉浦宏昭
騎手厩舎連対率:9.1%
札幌芝:1-0-1-1 
芝1200m:5-6-3-7 
最高タイム:1.07.2
《期待値60%》

鞍上モレイラを配した昨年のこのレース。ダノンスマッシュ以下を抑えて完勝で勝利して、待望の重賞初制覇となった。
その後2番人気に支持されたスプリンターズSは不完全燃焼の競馬で人気を裏切る形で7着。昨年の最終戦はダートで惨敗を喫するが、年明けのオープン特別では力のあるとろを示して連続好走。2走前の高松宮記念は不利があり、前走の香港では暑さが影響したり、結果は出ていないが、いずれも明確な敗因がある。
このレースには4回目の挑戦、当然連覇を目論んでいる。「放牧に出して7/24に函館に入厩して調整しました。高松宮記念は出遅れた上に直線で不利があったし、香港では負けても見せ場は作っています。函館滞在も慣れたもので、順調に調教をメニューをこなして、納得のいく仕上がりになりました。しかも絶好の1枠1番。得意の舞台なら決め手のある何かにやられても、圏内には残せると見ています」と今年も強気の厩舎サイド。






2枠4番
セイウンコウセイ
牡6/58.0kg 
幸英明/上原博之
騎手厩舎連対率:33.3%
札幌芝:未経験 
芝1200m:4-3-1-6 
最高タイム:1.07.3
《期待値65%》

2走前の高松宮記念で人気ガタ落ちの中で2着と好走して古豪復活をアピール。
間隔のあいた前走のCBC賞でも58キロのトップハンデを背負って3着と好走。馬場が向いたとはいえ、実績のあるGⅠ馬。完全復活をアピールするここ2走。開催が進んだ札幌の洋芝は絶好と見て、スプリンターズSの前哨戦にココを選んだ感がある。
「函館のWコースで順調に調整してきました。輸送を考慮して、最終追いは余力残すですが、雰囲気はとても良いです。札幌コースが初めてですが、同じ洋芝の函館で好走しているので、心配ないでしょう。速い先行馬もいますが、ここ最近のレースぶりからまだまだやれる手応えはありますよ」と陣営。
叩き良化型で、先を見据えての今回で万全ではないが、息を吹き返してきた大ベテランは軽視できない。鞍上幸騎手もこの馬の為に札幌に行く。






4枠7番
タワーオブロンドン
牡4/58.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:51.0%
札幌芝:1-1-0-0 
芝1200m:0-0-1-0 
最高タイム:1.08.6
《期待値65%》

直前で有力馬が例のサプリ問題で除外になり、断然の1番人気に支持された前走の函館SS。開幕週の先行有利の馬場で頭数も少なく、大事に乗りすぎてしまい、やや中途半端になり力を出し切れずの3着に終わった。
「前走はレーン騎手が大事に乗り過ぎた感じでした。もっと強気に行けば結果は変わっていたかもしれません。放牧で一息入れての調整ですが、このレースを目標にキッチリ仕上げました。集中させるためにブリンカーかチークを着ける事も考えましたが、稽古に乗ったルメールが、『何も着けないでほしい』との事だったので、その意見を尊重しました。距離も2回目になり慣れも見込めるので、巻き返してくる要素は十分あると見ています」と陣営。
この中間さらにパワーアップして益々筋骨隆々となり、短距離馬らしい体つきになったとの事。「ルメールも、『ボディビルダーみたい』と言ってます、あの感じから、今回は58キロの斤量でもという思いはあります」と巻き返し態勢。



5枠10番
アスターペガサス
牡3/53.0kg 
戸崎圭太/中竹和也
騎手厩舎連対率:66.7%
札幌芝:未経験 
芝1200m:2-2-0-0 
最高タイム:1.08.0
《期待値65%》

2走前の葵Sが距離短縮で2着と好走。古馬相手となった前走の函館SSは、斤量差もあり引き続き期待していて2着と連続好走を見せた。
「禁止薬物の影響で除外馬が多数出て、7頭立てになってしまい、苦し紛れの先行策でしたが、自分で位置を取りに行く競馬で結果を出せたのは収穫でした。裏函で先週まで調整していましたが、馬体のハリが物凄く良くなってきて、体調は前走以上です。今回は前に行きたい馬も多いので、本来の末を活かす形に持ち込む競馬をさせる予定です。相手強化も斤量が53キロで展開も向きそうなので、チャンスはあると思います」と陣営。
鞍上は今回から戸崎騎手に替わる。これはあまり小崎騎手を好まない馬主の意向らしい。その戸崎騎手が今週木曜日に札幌で跨り、好感触を掴んだとの事だった。






6枠11番
ライオンボス
牡4/57.0kg 
ルパルー/和田正一郎
騎手厩舎連対率:-
札幌芝:未経験 
芝1200m:0-0-0-1 
最高タイム:1.10.0
《期待値60%》

前走のアイビスサマーダッシュで本命に推奨。2着に相手筆頭に取り上げたカッパツハッチ、そして3着には9番人気のオールポッシブルと相手関係まで完璧に見通して、馬連大本線、3連複そして3連単は2万7100円の万券的中をお届けできた。
千直で3連勝した後だが、今回は久々に1200mに挑戦。そこが今回の最大のカギになりそうだ。
「美浦に戻ってから札幌に輸送しました。少し体が減りましたが、徐々に戻っています。今回は1200mになりますが、コーナーが曲がれない馬ではないので、流れに戸惑わなければ案外やれると思っての参戦ですよ」と陣営。担当はこの馬1頭の為に出張。この後は、GⅠを目標にしているが、それまでに間隔が開いてしまうし、サマーシリーズで上位争いしているだけに、出走すれば最低でも1ポイントは獲得できる。力をつけた事と腕っぷしの強い外国人騎手で、どこまで太刀打ちできるか注目ではある。






7枠13番
ダノンスマッシュ
牡4/57.0kg 
川田将雅/安田隆行
騎手厩舎連対率:75.0%
札幌芝:0-1-0-0 
芝1200m:3-1-0-1 
最高タイム:1.07.5
《期待値65%》

前走の函館SS。早目に入厩して入念に調教を積み、中間は新コンビとなる川田騎手も乗せて、まさに高松宮記念へのリベンジに向けて態勢は整っていた。しかし、薬物騒動で競走除外。この馬のために函館遠征を決めていた川田騎手も、『ダノンが出ないなら(函館に)行く意味はない』と投げやりになっていた。
万全に仕上げたのに、出走できないまま仕方なく放牧に出す羽目に。ただ、その後の調整は何とかうまく行き、前走当時、もしかしたらそれ以上のデキで今回出走となる感触を厩舎サイドは持っている。「仕切り直しになりましたが、順調です。昨年は惜しくも2着でしたが、今年こそ勝って、秋こそは大きなところを獲りたいですね」と陣営。
アクシデントがあったし、先を見据えての今回ではあるが、叩き台という意識はなく、勝ってスプリンターズSに向かうつもりの陣営だった。





8枠16番
リナーテ
牝5/54.0kg 
武豊/須貝尚介
騎手厩舎連対率:44.4%
札幌芝:2-0-0-1 
芝1200m:4-1-0-2 
最高タイム:1.07.9
《期待値65%》

函館SSを除外になり、仕切り直しの前走UHB賞では、『実績から54キロは恵まれました。洋芝実績も十分』との話で◎ライトオンキューの対抗に取り上げて的中をお届けできた。
「5歳牝馬ですが、今が一番充実して良い状態です。洋芝の適性は高いし、前走もかなり強い競馬をしています。今回は大外枠を引いたのがカギですが、内目の有力馬の出方を伺いながら競馬は出来そうなのは却って良いかもしれません。前がガシガシやってくれそうな展開も向きそうです。渋った馬場よりも乾いた馬場の方がいいタイプなので、良馬場に回復して欲しいですね」と陣営。
鞍上の武豊騎手との相性の良さも見逃せず、ここで待望の初重賞制覇も十分ありそうだ。



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