エルムS

札幌競馬場6日目11R
第24回
エルムS
ダ 1700m/GⅢ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


この北海道シリーズ。◎ロードゴラッソから【4万3800円的中】の大沼S、そして、◎リアンヴェリテから【1万0040円的中】のマリーンSと、ことごとく網羅してきたエルムSの前哨戦組に、今回は交流戦で数々の的中馬券をお届けしているグリムも加わり上位拮抗ムード。
ひとつ言える事はペースが速くなるであろう事。内からマルターズアポジー、ドリームキラリ、テーオーエナジー、外からリアンヴェリテ、グリムと続く前傾ラップ=高速決着は想像に難しくないだろう。
ちなみに、台風8号が熱帯低気圧に変わった事で、木・金はその雨雲が直撃した札幌。土曜は不良→重で行われたが、1勝クラスでも1分43秒台、3歳未勝利でも1分44秒台の高速決着となったが、それだけではなく、一部では「昨年よりも砂が薄くなってる感じがする」という関係者の話もある札幌のダート戦。今後回復するとして、当日はお湿りのある良馬場といったところか。
ロンドンタウンのレコードが重馬場で1分40秒9。「仮に良馬場でも今年はそれに近い時計になる」とも言われてり、時計勝負への対応力が問われる今年となりそうだ。
【【次週は真夏のGⅠ】】
それは出走馬も、注目度も“GⅠ級”の札幌記念。
凱旋門賞の壮行レースとしても、この夏一番の注目重賞と言えそうだが、中でも、凱旋門賞でも騎乗が決まっているルメール騎乗のフィエールマン。果たしてココでやるべき事は!? さらにワグネリアン、ブラストワンピースにはこの中間にちょっとした話もあり、そのあたりは馬券に直結するであろう裏話とも言えるだろう。
そして、そんなGⅠ級の大レースが組まれているこの週には、その裏にこそ“さらなる儲けドコロ”が転がっている事はメンバーの皆様ならもうご存知の事だろう。一般マスコミの取材が大レースに偏るからこそある“馬券話”は完全盲点に! その裏側にあたる次週の新潟・小倉には、今年も何かありそうだ。




3枠3番
ドリームキラリ
牡7/56.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:17.5%
札幌ダ:1-1-2-0 
ダ1700m:2-1-2-3 
最高タイム:1.41.0
《期待値60%》

昨年のこのレースで本命推奨して2着と好走。『今年こそは』、との思いで函館の大沼Sを叩いてココの予定だったが、前走一頓挫あり予定が変更になり、今年はブッツケでこのレースに挑戦となった。
「7/31に札幌に入厩して乗り込みました。昨年と比べると多少の物足りなさはありますが、何とか間に合いました。ココは得意にしている舞台だし、56キロでスンナリと先手を取っての粘り込みを期待したいですね」と厩舎サイド。
鞍上は6/30に落馬して左頬骨と胸骨を骨折して戦線を離脱していた坂井瑠星騎手。7/11に手術を受けてリハビリをしており、その間にイギリスに渡り、シュヴァルグランの出走したキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを観戦したとの事。「エネイブルの走りや、世界のトップ騎手の騎乗に刺激を受けてきました」とモチベーションを保つ努力も怠らなかった。調教は8/3から本格的に再開。復帰となった土曜日に7鞍に騎乗して勝てなかったが2着と好走を見せていた。自厩舎の馬でこの馬にとっては初の、自身にとっては復活をアピールする重賞勝利を狙っている。






3枠4番
モズアトラクション
牡5/56.0kg 
藤岡康太/松下武士
騎手厩舎連対率:50.0%
札幌ダ:未経験 
ダ1700m:0-1-0-1 
最高タイム:1.43.0
《期待値65%》

平安Sで2着と好走した後は、函館に転戦して、大沼Sが4着、マリーンSが2着と好走。ともに今回出走の⑬リアンヴェリテに負けているが、確実に差を詰めての3度目の闘いとなる。
「暑さに弱く、夏はバテてしまうのでこれまで、昨年は秋から始動しましたが、今年の函館が涼しかったお陰で体調は良く、今のところ夏バテの兆候はありません。むしろ滞在効果で調子はグングン良くなっているくらいです。今回も先行争いが激しくなりそういな展開だし、この馬に流れが向きそうです。前走の函館に比べると札幌はコーナーが緩いのでレースはしやすくなるだろうし、重賞ではあと1歩のところまで迫っている馬なので、何とかココで結果を出したいですね」と厩務員さん。
鞍上の藤岡康太騎手も「これで4戦連続の騎乗。乗りながら確実に手の内に入れている。馬1頭に対して調教助手と厩務員の二人掛かりで調整している。勝てば厩舎としては通算4勝目の重賞勝利、今年は初となるだけに、ここに賭ける意気込みは相当なものがある。






4枠6番
サトノティターン
牡6/57.0kg 
藤岡佑介/堀宣行
騎手厩舎連対率:0.0%
札幌ダ:未経験 
ダ1700m:未経験 
《期待値60%》

前々から「能力はオープン級」「GⅠ級」などと騒がれていた1頭。新馬勝ち後の骨折から紆余曲折あって6歳馬ながらキャリア10戦でしかないが、前々走のマーチSでは右回りを克服して末脚一閃、嬉しい重賞初制覇となった。
試金石でもあった前走の平安Sは、懸念していた通り、輸送が堪えて力を出せずに9着。「環境が変わったせいでピリピリしてました」とは当時騎乗していた石橋脩騎手。その潜在能力とは裏腹に繊細な部分でムラがあるが、その意味でも滞在できる札幌でレースがこの馬にとってはこの上ない舞台。という事で、前走後はすぐに札幌に入厩して調整を進めてきた。580キロ近い超大型馬だが、「小回りコースに関しては、そう心配はしていません。要は気持ちの問題なんです」との事。テンションも上がっていないこの中間。「1週前にビシッとやりましたが、具合は本当にイイです。スクリーングも行ってシッカリ準備してきました」と、状態に不安はなさそうだ。
しかもココは先行馬が揃ってハイペースになる可能性が高く、直線で大外をブン回してまとめて差し切るシーンも十分あり得る。
全兄のマチカネニホンバレは2009年に新潟競馬場で行われたこのレースを勝利しており、兄弟制覇が懸かっている。






5枠7番
タイムフライヤー
牡4/56.0kg 
池添謙一/松田国英
騎手厩舎連対率:23.1%
札幌ダ:未経験 
ダ1700m:未経験 
《期待値60%》

2歳時にGⅠのホープフルSを勝ったので、当然翌年はクラシック候補として注目され、三冠レースにも出走したが結果が出ず、古馬になった今年も伸び悩んで、徐々に影の薄い存在になりつつある。
そこで、このタイミングでダート路線への変更。芝で頭打ちになったので、苦し紛れでダートへというパターンは多々あるが、いきなり大きなレースでオープンでは厳しいものがある。しかし、この馬の場合まだ5歳だし、クラシックや重賞でも大敗はなく、頭打ちという状況とは少し違う。
更にこの馬の場合は血統背景にダート適性の高さを感じている者は少なくない。母の6歳上の全兄がタイムパラドックス。ジャパンカップダート、川崎記念、帝王賞、JBCクラシック、JBCクラシック、ブリーダーズゴールド、平安S、アンタレスS、白山大賞典の中央・地方両方の重賞を勝ち、ダート路線で大活躍。
そして管理する松田国英厩舎は、かつてベルシャザール・クロフネ・ブロードアピール等が、芝からダートへ絶妙なタイミングで路線変更して、結果的に大成功を収めているというのも見逃せない。
「前走後は放牧に出して十分に休養して、7/19にこのレースに向け牧場から函館に入厩しました。トモの緩さが解消されたことで、バランスのいい走りになりました。必要なところに筋肉がつき、力強さが出て来たし、稽古でも動いて仕上がりは良いです。函館ウッドコースの動きを見ている限りでは、小回りにも対応できそうなので、どんな走りを見せてくれるのか楽しみです」と、不安より期待の方が大きい様子。






7枠12番
グリム
牡4/57.0kg 
武豊/野中賢二
騎手厩舎連対率:62.5%
札幌ダ:未経験 
ダ1700m:未経験 
《期待値65%》

ひとつ上の厩舎の先輩インティとの兼ね合いもあり、この馬は名より実で勝てそうな交流を、GⅢを中心に使われており、常に堅実な走りで提供レースで再三本命に推奨して、しっかり応えて数多くの的中をもたらしているお馴染みの馬。前走のマーキュリーCを快勝した後はそのまま函館に入厩して、このレースを目標に調整してきた。
「前走、前に馬を置いて3~4番手で運ぶという作戦通りの競馬をして結果を出せました。控えて競馬できるようになったのは成長の証でしょう。持続力に加えて自在性も加わっているので、ここはキッチリと決めて、秋へ向けて弾みをつけておきたいですね」と厩舎サイド。今回も初ダートだが、芝同様行くしかないマルターズアポジー、先行脚質のドリームキラリ、連勝中でこれも行きたいクチのリアンヴェリテと先行激化が予想される。それを見ながら鞍上の意のままに好位で競馬をされたら、前走の再現で連勝も十分あるだろう。



8枠13番
ハイランドピーク
牡5/57.0kg 
横山和生/土田稔
騎手厩舎連対率:4.5%
札幌ダ:1-0-0-0 
ダ1700m:2-1-0-1 
最高タイム:1.42.0
《期待値60%》

昨年のこのレースで重賞初制覇。その後休養して今年の3月に復帰するも人気で不甲斐ないレースが続き、奮起させる意味もあり鞍上を横山和生騎手から武豊、岩田康と替えてみたがが、納得の行く結果は選られなかった。
ただ、前走の大沼Sでは得意の舞台という事もあったのか、2走前に見せた止める感じはなく、最後まで集中していたとの事。今回鞍上がいなくて横山和生騎手に手が戻る形になるが、良くなりだしたタイミングで癖を知り尽くした鞍上になるのは好材料と言えそうだ。「昨年と比較すると勢いは感じませんが、それでも追い切りで時計が出るようになり、確実に復調しています。昨年勝ったこのコースで目覚めてくれれば、まだまだ終わっていませんよ」と陣営。
鞍上横山和生騎手も弟の横山武史騎手がブレイクして、兄としては肩身の狭い思いもしている。この馬で起死回生の一発を決めて奮起するのを期待したい。






8枠14番
リアンヴェリテ
牡5/56.0kg 
国分恭介/中竹和也
騎手厩舎連対率:16.7%
札幌ダ:未経験 
ダ1700m:4-0-0-0 
最高タイム:1.42.0
《期待値65%》

過去にもエイシンモアオバー、テイエムジンソクなど、函館・札幌のダートの1700mに条件に滅法強い馬がいてタイトルを獲得した馬がいたが、この馬もココまではそれらとヒケを取らない勢いで来て、今回重賞挑戦となる。
今回がこの夏3回目の競馬になるが、「早目に札幌に入厩して仕上がりは万全です。体調面でも不安はありません。ハナに行かないと持ち味が出ないので、今回も何か何でも行かせます。あとは流れだけでしょう。強力な同型馬がいるし、3頭雁行とかになったらさすがに厳しいかもしれないですが、この馬の力を信じます」と陣営。
前走も鞍上の国分恭騎手がスタート直後から強引に気合をつけてかなり無理をしての逃げで、最後はモズアトラクションに際どく迫られた。更に先行激化、相手大幅強化となった今回押し切れれば、過去の勝ち馬とも肩を並べられるだろう。ここからは試金石の一戦となりそうだ。


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