函館2歳S

函館競馬場6日目11R
第51回
函館2歳S
芝 1200m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


世代最初のJRA2歳重賞。函館の開催が短縮されたことで、中央馬は全馬が新馬か未勝利勝ち直後という状況の中、その比較材料と言えば、勝ち時計、血統、調教内容によるところが大きいが、ただ、その内容に関わらず、使った事で、「テンションが上がってしまう馬」「実は疲れが残っている馬」など、その中間の過程は様々。ゆえに毎年一筋縄では決まらないケースが多いのも恒例。現在の前売りオッズでは想定通りレッドヴェイパーが1番人気だが、決して断然ではないオッズの序列。果たして、結果は如何に!?
【!】次週はクイーンS【!】
舞台は替わって札幌となる次週。お馴染みのクイーンSから、夏のGⅠとも言われている札幌記念など重賞も充実のラインナップにして、どれも目の離せない注目重賞だが、まずは開幕週に定着しているクイーンS。今週から開場した札幌競馬場の本馬場に出走馬の中では唯一登場したミッキーチャームの1週前追い切りを確認(ちなみにクイーンS出走予定馬に関して、本馬場使用について、その申請は1回までというルールがあり、新馬の場合は2回までOKなのだそうだ)。その他はダートコースで確認されているが、その1週前段階からの報告によると……。滞在筋の間ではちょっとした盛り上がりになっているとの事。待望の札幌開幕に、そして同様にクイーンSにも大きくご注目頂きたい。









1枠1番
ビアンフェ
牡2/54.0kg 
藤岡佑介/中竹和也
騎手厩舎連対率:60.0%
函館芝:1-1-0-0 
芝1200m:1-1-0-0 
最高タイム:1.10.0
《期待値60%》

新馬・未勝利ともに本命推奨して的中をお届け。当時から新馬・函館2歳Sを勝って連勝し当時本命公開して3万4290円の万券的中をお届けした姉のブランボヌールの血統背景も含めて期待の高さをお伝えしていた。
新馬戦を取りこぼしたことで今回抽選対象となったが、見事にクリア。「先週シッカリやっていい仕上がりです。前回よりも更に上向いてます。乗り役さんいわく、良馬場ならもっとやれそうとの事。血統的にもここで期待できる馬なので楽しみです」と陣営。
ちなみに姉のブランボヌールよりは母のルシュクルに似た雰囲気だそうだ。その母も函館の芝1200mの新馬を勝ち、函館2歳Sは6着。この舞台で活躍を約束されたような馬でもある。



2枠3番
レッドヴェイパー
牝2/54.0kg 
北村友一/安田隆行
騎手厩舎連対率:44.9%
函館芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.09.8
《期待値65%》

『函館で出たトコ。勝って2歳Sへ』と一週目から聞いていたが、例の薬物騒動で除外。翌週スライドした為に、騎乗予定だった北村友騎手が乗れず(宝塚記念でアルアインに乗るので)代打で藤岡佑騎手が乗り、ゴール前で強襲されるが何とかハナ差粘って新馬勝ちを収めた。
「勝った後はすぐに放牧に出して、7/10に函館に戻りました。予定が一週延びて、テンションが上がり気味でしたが、一息入れてガス抜きができました。今週の調教で上手く壁を作ってとても良い内容でした。中間も食い落ちなく体はキープしているし、ここは当初から狙っていたレースなので、連勝といきたいですね」と陣営。
担当者はロードカナロアやカレンチャン、ダノンスマッシュを手掛けた腕利き。既に完成の域に達しており、この後大きな成長が見込めるかは微妙なだけに、ここで結果を出しておきたいのが本音。更に前走時にハナ差まで迫られたケープコッドが除外になったのも大きい模様。「今度あの馬とやったら負けるかもしれない」と最大限に警戒していたそうだ。



3枠5番
タイセイビジョン
牡2/54.0kg 
ルメール/西村真幸
騎手厩舎連対率:20.0%
函館芝:未経験 
芝1200m:未経験 
《期待値65%》

新馬戦を勝った後は放牧に出して、一度栗東に戻ってから函館に移動して調整した。
「テンション高い馬なので、輸送を心配していましたが、今週の感じでは落ち着いています。1400mで勝ちましたが、気性を考えると先々は1200mくらいの短いところの馬になりそうです。まだ随所に幼いところを見せますが、オンとオフの区別がハッキリしている馬です。少し右に張る癖があるので、小回りでその辺りがロスにならないと良いですね。ルメール騎手なら上手くカバーしてくれるでしょう」と陣営。
前走で騎乗した石橋脩騎手も乗りに行きたがっていたが、早々にルメール騎手を確保していたとの事。今年既に24勝を挙げて、重賞も制覇した絶好調の西村真幸厩舎。函館ラストを重賞勝利で締めくくる可能性は十分ありそうだ。



3枠6番
パフェムリ
牝2/54.0kg 
菱田裕二/岡田稲男
騎手厩舎連対率:30.6%
函館芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.10.2
《期待値65%》


栗東で乗り込まれて函館入りし、鞍上の菱田騎手が付きっきりで稽古をつけて期待していた前走。道中馬混みでも辛抱できて、仕掛けてから良い反応を見せて3馬身差での勝利。
「乗り手に従順で操作性が良く、センスの高さを見せた勝ち方でした。その後もテンションが上がることなく、ここまで順調に調整ができました。今週の追い切りでも、古馬2勝クラスの馬と併せて軽く子ども扱いして先着しました。使った事でかなり馬が良くなっています。枠も内の良いところに入ったし、これは勝ち負けになると思います」と前走の勝ち方でここも色気を持っている陣営。距離の融通性があるので、先々はマイルまでこなせると見ており、ここで活躍すれば秋以降も注目できる。
これまで重賞で2勝を挙げている菱田騎手だが、大根田厩舎と角田厩舎の馬。所属している岡田厩舎で初のチャンスという事で厩舎一丸となって盛り上がっているとの事。



6枠11番
スマートカーリー
牝2/54.0kg 
武豊/須貝尚介
騎手厩舎連対率:50.0%
函館芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.10.2
《期待値60%》

久々の函館滞在を満喫している様子の武豊騎手だが、函館での最初の勝利がこの馬での新馬戦だった。好スタートを切ったので、行く気を見せてハナに立ち、ロスなく最内を通りゴール前までギリギリ残して押し切った。勝ち時計も上々で馬の能力の高さも十分アピールできた一戦だった。「自ら勝ちに行くレースをして、良い内容でした。一度使ってスイッチが入った感じで、前走に比べて調教の動きが格段に良くなっています。主張する馬がいたら、ハナに拘らないで控えても競馬ができそうです。相手は強くなりますが、チャンスはあると思います」と陣営。
管理する須貝厩舎はこれまで札幌2歳Sは2勝しているが、函館2歳Sは勝てば初制覇。鞍上の武豊騎手は1997年のアグネスワールド以来の22年ぶり。当時はまだ「函館3歳S」の表記だった。


6枠12番
アザワク
牝2/54.0kg 
桑村真明/角川秀樹
騎手厩舎連対率:-
函館芝:未経験 
芝1200m:未経験 
《期待値60%》

道営からは角川秀樹の3頭出しとなるが、その中で一番期待しているのはこの馬との事。デビュー戦が8馬身、前走が7馬身と共に圧倒的なスピードを見せての大楽勝だった。
「芝替わり、距離延長、そして相手大幅に強化されるのが課題ですが、使い込まれてタフな最終週の函館の馬場なら合いそうです。前に行ける脚もあるし、血統から芝もこなせると見ています。パワー生かして前々で流れに乗れれば、上位に食い込んでも驚きませんよ」と陣営。牝馬ながら470キロ台と、馬格でも中央馬にヒケを取らない。しかもデビュー戦よりも馬体を増やしてパワーアップしている点に好感が持てる。



8枠16番
ゴッドスター
牡2/54.0kg 
池添謙一/池上昌和
騎手厩舎連対率:-
函館芝:未経験 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.12.8
《期待値60%》

福島で新馬勝ちした後は、ダリア賞や新潟2歳Sも検討された様だが、「ワンペース向きで速い脚があるタイプじゃないので、洋芝の函館に挑戦しよう」との事で参戦。
騎乗依頼された池添騎手に追い切り後に話を聞いたところ、「馬場が悪かったとはいえ1分12秒8も掛かっている馬だったし、跨った感じもピンとこなかったけど、動かしたらとても良い動きをしました。特に追ってからの反応が良かったです」と好感触を掴んだ様子。「函館の芝に適性がありそうだし、お天気が悪くなっても心配ないです。先々はダート路線に進む感じもしますが、完成度と適性で好勝負を期待しています」と陣営。
少頭数の中で勝ち上がった馬が多い函館デビュー組に対して、この馬は初戦から16頭立ての中で揉まれた経験も強みになりそうだ。


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