CBC賞

中京競馬場2日目11R
第55回
CBC賞
芝 1200m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクC】


サマースプリントシリーズの第2戦にして、夏の中京開幕を飾る重賞であるCBC賞。昨年はこのレースを制したアレスバローズが続き北九州記念も連勝してサマースプリント王者に。そのアレスバローズは連覇を狙って今年もエントリーしてきたが、ハンデ戦ゆえに去年の54キロから今年は57.5キロ。夏競馬の重賞はこういったところも考える必要がある。先週までのGⅠ戦線とは少し考え方を切り替えたい。
梅雨時のレースだけに、過去にも雨に見舞われることが多いが、関係者もそういったことは考慮している。中には「中京は相性が良いけど、重馬場は嫌なので…」とあらかじめ別のレースを目標にした馬もいるそうだ。
今年はサマースプリント第1戦の函館スプリントSが禁止薬物問題の影響で何ともいえない結果となってしまったため、本州組はサマースプリントシリーズ制覇のチャンスが高まったと盛り上がっているそうだ。今年は3歳馬2頭を含む13頭立て。果たして夏の王者、そして秋の大舞台を目指して勝負の馬とは…!
来週も重賞は福島・中京の日曜ダブル開催。中京では同じ短距離戦でもダート1400mのプロキオンSが行われる。JRAで行われるダート短距離重賞は希少で、毎年好メンバーが揃う真夏の中京ダート。サンライズノヴァ、サクセスエナジー、ウインムートといったこの路線の常連に、昨年のプロキオンSをレコード勝ちしたマテラスカイも武豊騎手を背に連覇を狙って出走予定だ。




1枠1番
グランドボヌール
牡5/54.0kg 
城戸義政/鈴木孝志
騎手厩舎連対率:20.0%
中京芝:3-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-1 
最高タイム:1.08.4
《期待値60%》

中京コースでは過去3戦3勝と絶対的な好相性を誇る鈴木孝志厩舎グランドボヌール。短距離路線に転向してからは逃げ戦法で結果を出してきたが、準OPを勝ち上がったトリトンSはブロワを行かせて2番手からの抜け出し。レースの幅も広がって着実に成長を見せている。
こういうタイプだけに、淀短距離Sと安土城Sの大敗は度外視していいだろう。高松宮記念にも特別登録を行っていたほどで、中京で行われる短距離重賞はこの馬にとって最大目標と言っていい舞台。前走時にも関係者は「CBC賞が目標なので、まだビシっとはやっていません。安土城を使ってから夏に向けて良くなっていけば」と話していたほどだ。他の有力馬よりも軽い54キロならば、適性とココへ向けた本気度で逆転は狙える。「城戸なら他のマークも薄くなるでしょう」と、ある情報筋は展開利も匂わせていた。


2枠2番
ショウナンアンセム
牡6/56.0kg 
藤岡康太/田中剛
騎手厩舎連対率:0.0%
中京芝:0-0-1-0 
芝1200m:1-0-1-1 
最高タイム:1.07.4
《期待値55%》

マイルでは頭打ちになったので、刺激を与える意味で当初予定していた1600mの東風Sを変更して、1200mのオーシャンSに出走すると5着に健闘したショウナンアンセム。この結果を受けて挑戦することになった高松宮記念はさすがに短距離のスペシャリストの中で半信半疑だったが、ペースに戸惑い後方を追走することになったレース前半から一転、直線で内を上手く捌いてきて17番人気で3着に激走。3連単400万オーバーとなる大波乱の立役者となってしまった。
「内目を最高に上手く乗って3着。ただ、力のない馬ではGⅠの大舞台ではできない芸当でした。元々短距離への適性が高く、流れに乗れればそれだけやれるという馬だったということでしょう。この中間も順調、筋肉がついて体の張りが良くなりました。今回も前走同様にロスなく立ち回れれば、上位争いになると思います」と陣営。今回も希望通りの内枠の引き当てたのは大きな追い風になりそうだ。


3枠3番
セイウンコウセイ
牡6/58.0kg 
幸英明/上原博之
騎手厩舎連対率:50.0%
中京芝:1-1-0-1 
芝1200m:4-3-0-6 
最高タイム:1.07.3
《期待値60%》

2走前のシルクロードSで惨敗していたので、前走の高松宮記念ではGⅠ勝ちの実績がありながらも12番人気と評価ガタ落ちだったセイウンコウセイ。ところが、絶好のスタートを決めて、速い馬を行かせて、それを見る様な形でレースを進めて、直線でも勢い衰えずそのまま渋太さを見せて2着と好走を見せた。「少しハミを噛んでしまった分、最後甘くなりました。もったいないレースでした」と、陣営は2着でも悔しい思いを滲ませていた。
これまでは夏は函館スプリントSに向かっていたが、今年は左回りの適性の高さを重視して、ハンデが重くなること覚悟でCBC賞を選択した。「放牧を挟んでの調整で、前走の疲れは取れて順調に来ています。年齢的に大きな上積みこそありませんが、高いレベルで好調をキープしています。実績から58キロのハンデは仕方のないところで、想定の範囲内です。雨で馬場が悪くなるのは大歓迎ですので、そこは大きな強みですね」と陣営。





4枠4番
アレスバローズ
牡7/57.5kg 
川田将雅/角田晃一
騎手厩舎連対率:33.3%
中京芝:1-1-1-1 
芝1200m:6-3-2-13 
最高タイム:1.06.6
《期待値65%》

前哨戦をひと叩きして、期待していた前走の高松宮記念だが、3角手前でダノンスマッシュに寄られて川田騎手が手綱を引く大きな不利を受けてしまったアレスバローズ。そこでガッチリとハミを噛んでしまい、完全にリズムを崩し、流れに乗れずに不完全燃焼の競馬だった。鞍上の川田騎手も相当怒っていたとの事だ。
「デキが良かっただけに、あの不利は残念でした。その後は放牧でリフレッシュして、このレースを目標に調整しました。今週の最終追い切りも良く、仕上がりに関しては不安はありません。ハンデもこれまでの実績を考えれば妥当なところだし、馬格があるのでこなしてくれるでしょう。問題はお天気ですね。切れ味が身上なので、雨で渋った馬場では良さを出せないですからね。そこだけです」と陣営。
昨年のこのレースでは54キロを背負って優勝。続く北九州記念も勝ち、サマースプリントチャンピオンに輝いた。夏になると調子を上げる典型的なタイプ。敵は雨馬場だけ。






6枠9番
レッドアンシェル
牡5/56.0kg 
福永祐一/庄野靖志
騎手厩舎連対率:50.0%
中京芝:未経験 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.07.3
《期待値65%》

「満を持しての1200m。ここを勝ってサマースプリント路線での活躍を期待」という勝負話をお伝えした上で前走の彦根Sで本命に推奨。見事な快勝とともに3種馬券的中をお届けすることになったレッドアンシェル。好スタートを切り、スンナリと好位につけて、直線余裕の手応えで前を捉えて引き離す、という文句なしの強さ。時計も速く、関係者の見立て通りのスプリント適性を見せる強い内容だった。
その後は当時から言われていた通りサマースプリント路線へ。CBC賞を目標に調教を開始してからは順調そのものだ。「前走が絶好調だっただけに、それ以上と、まではいかないですが、落ちた感じはなく良い雰囲気はキープしています。左回りだと外に膨れてしまうところがありますが、そこは相性の良い福永騎手で上手く馬込みに入れて競馬ができれば、今の充実ぶりならここでも太刀打ちできるでしょう。秋には大きいところへ出したいと思っている馬なので、何とか賞金を加算したいです」と陣営。






7枠11番
メイショウケイメイ
牝3/50.0kg 
秋山真一郎/南井克巳
騎手厩舎連対率:25.0%
中京芝:未経験 
芝1200m:2-0-0-1 
最高タイム:1.08.8
《期待値60%》

2歳の頃から「大目標は葵S」と言われていたので、前走はキッチリと仕上げて勝負態勢だったメイショウケイメイ。しかし、スタート直後に外のエイティン―ンガールと接触し、ヨレて内のウィンターリリーともぶつかりそうな危ないシーンがあり、そこで下がってしまい後ろからの競馬。直線では差を詰めてきていただけに、前半のロスが致命的だった。ただ、あの敗戦でハンデが50キロと思った以上に軽くなったのは歓迎材料か。
「前走、目一杯の競馬はできなかった分、消耗が少なく回復が早かったです。ピッチ走法なので道悪になっても大丈夫だし、他の馬が苦にする分、この馬にとっては良いです。ハンデ50キロ、実績馬とはかなりの差があるし、食い込むシーンも十分あると思いますよ」と厩舎サイド。今回はデビュー以来コンビを組んでいた古川吉騎手に替わり鞍上は秋山騎手。中間再三調教に跨り、好感触を掴んでいる様子だ。50キロはそれ程無理しなくても、ちょっと減量したら乗れるレベルらしく、変に気負いもない。条件が揃ったココは見直しが必要だ。


8枠13番
アウィルアウェイ
牝3/51.0kg 
浜中俊/高野友和
騎手厩舎連対率:0.0%
中京芝:未経験 
芝1200m:1-0-1-0 
最高タイム:1.08.2
《期待値65%》

桜花賞後はNHKマイルカップに向かう予定だったが、相手関係と距離適性をを考えて葵Sへ変更したアウィルアウェイ。十分に疲れを取り調整できたこともあり、体調は万全。中団から追走して、ややコーナーリングでモタつくも、直線馬込みを捌いて3着。陣営の選択が吉と出た一戦だった。
「道中、外の馬に寄られるところがあったし、直線では前が邪魔になってブレーキを踏まされる不利がありました。それでも最後まで集中力を切らさずに盛り返して、内容は悪くありませんでした。その後はこのレースを目標に順調に来ています。もう一段階レベルアップした手応えもあります。古馬相手でもハンデ51キロならば食い込みシーンも十分ありそうです。パワフルなフットワークで道悪も大丈夫」と今回も関係者は好感触。前走以上がありそうだ。




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