マイラーズC

京都競馬場2日目11R
第50回
マイラーズC
芝 1600m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクC】


今年は10頭立てながら、3頭のGⅠ馬に加えて今年のマイル重賞を勝っている明け4歳馬2頭も参戦し、上位陣は非常に豪華。安田記念に向けては最重要の前哨戦となってくるだろう。
土曜日の10Rに行なわれた古馬1000万の芝1600m戦六波羅特別は、7頭立てで前半3ハロンが35秒4のスローペースながら1分32秒8の好時計が出た。昨年のマイラーズCを勝ったサングレーザーが1分31秒3で京都芝1600mのコースレコードを更新したが、今年のメンバーならば1年で再び更新というシーンもあるかもしれない。
馬券的には、前日段階で1倍台前半という圧倒的な支持を集めているダノンプレミアムの評価がやはり重要になってくるだろう。同厩舎のパクスアメリカーナ、3連勝中のインディチャンプ、GⅠ馬モズアスコットとケイアイノーテックがいてもこれだけの人気。久々のマイル戦でどんなパフォーマンスを披露するか。







2枠2番
パクスアメリカーナ
牡4/56.0kg 
藤岡佑介/中内田充正
騎手厩舎連対率:50.0%
京都芝:3-0-1-0 
芝1600m:4-1-1-2 
最高タイム:1.33.2
《期待値65%》

京都金杯で重賞初制覇を飾り、すぐに次走をマイラーズCと決めてグリーンウッドへの放牧を挟んで調整。「厩舎スタッフの話しぶりだけならダノンプレミアムより良かったくらい」と情報筋が語るように今回はかなり上手く調整されていて、「体のバランスが良くなってモタれる面を見せなくなった。それで調教でもそういった点を気にせずやれている」とのこと。状態面に関してはケチを付けるところがない。「相手はかなり強いが、この馬もまだまだ上積みが見込めるし、極端な時計勝負にならなければ上位争いになる」と関係者。「この厩舎でワンツーでしょう」と見込む者も少なくないようだ。
今回はデビューから全て乗っていた川田将雅騎手から藤岡佑介騎手に乗り替わるが、これはダノンプレミアムの参戦とは関係なく早くから決まっていた。ダノンが安田記念に行くことは決まっていたので「マイラーズCからセットで乗れる騎手に頼みたい」ということで、早めに乗り替わりを打診していたそうだ。一方、ケイアイノーテックも近走で結果が出ておらず、オーナーサイドから「一度違う乗り役を試して欲しい」と言われて藤岡佑介騎手からシュタルケ騎手へ。この辺りの動きに、藤岡佑介騎手としては期するものがあるだろう。






3枠3番
インディチャンプ
牡4/56.0kg 
福永祐一/音無秀孝
騎手厩舎連対率:80.0%
京都芝:1-0-0-0 
芝1600m:4-1-0-1 
最高タイム:1.31.9
《期待値65%》

3連勝で東京新聞杯を制し、さらに上を目指して今回はGⅡに臨む4歳馬インディチャンプ。デビュー当時からの関係者の評判を振り返ればここまでは順当に出世してきたという表現が妥当だが、今回はいよいよGⅠ級の馬たちが相手。ココでどこまでやれるかが安田記念やこの先の展望を占うことになるだろう。
「安田記念に直行すると少し間隔が空いてしまうのでマイラーズCに使うことにしました」とのことだが、調整は順調にきておりゲート練習もしっかり行なっている。「メンバーは揃いましたが、この相手に良い競馬が出来なければGⅠとは言っていられないですから」と、陣営は試金石の一戦ながら強気で臨んでいる。追い切りに乗った福永騎手も「トモの入りが格段と良くなっているし、更に一段階レベルアップしています」と手応え十分で、「結果を出して胸を張って安田記念に行きたい」とトーンは高かった。





4枠4番
モズアスコット
牡5/58.0kg 
ルメール/矢作芳人
騎手厩舎連対率:63.6%
京都芝:1-3-0-1 
芝1600m:3-1-0-2 
最高タイム:1.31.3
《期待値60%》

香港以来、2019年の初戦を迎える去年の安田記念馬モズアスコット。「以前はカイ食いがあまり良くなかった馬ですが、帰ってきてからはよく食べています」という話で、「その分しっかり調整できているし、むしろ今回は太目残りを心配しているくらいです」とのこと。あくまでも「目標は今回ではないが、前哨戦としては良い仕上げになった」という状態ではあるが、陣営としては思った通りの状態で送り出せている。
昨年は賞金加算のために連戦を続けていた中でのマイラーズC出走だったが、今年は余裕のあるローテーション。昨年は安土城Sからの連闘で安田記念を制した規格外の馬なので普通の休み明けがどちらに出るかだが、能力的には最上位。明け4歳の有力馬たちにとっては力を測る目標となるだろう。





6枠6番
ダノンプレミアム
牡4/57.0kg 
川田将雅/中内田充正
騎手厩舎連対率:52.8%
京都芝:未経験 
芝1600m:2-0-0-0 
最高タイム:1.33.0
《期待値70%》

ダービー以来の復帰戦だった金鯱賞を快勝し、世間的にはそのまま同じ2000mの大阪杯に行くのだろうと思われていたが、実は厩舎とオーナーサイドであらかじめその後の方針が話し合われていて、「距離が短い方が競馬がしやすいし、どうせ安田記念が最大目標ならばマイルを使っていけばいいでしょう」ということで、マイラーズCに向かうことを決定。ただ、助手や担当厩務員は「大阪杯でも使えたくらいで脚元の不安などはない」と話していて、大阪杯も確かに選択肢の一つではあった。
今回は同厩舎のパクスアメリカーナもいるが、「デキだけならパクスアメリカーナの方が良いくらいですが、ダノンプレミアムが負ける要素はありません」と陣営はかなり強気。脚元だけでなく、この中間は落ち着きもあるということで、「普通に回ってくれば楽勝」というムード。


7枠8番
グァンチャーレ
牡7/56.0kg 
池添謙一/北出成人
騎手厩舎連対率:25.0%
京都芝:3-4-3-4 
芝1600m:4-5-2-12 
最高タイム:1.32.2
《期待値55%》

これまでも数々のレースで的中馬券に貢献してきた北出成人厩舎グァンチャーレがOP勝ちを弾みにGⅡマイラーズCに参戦。古馬になってからはOP特別の安定株というイメージが強いが、3歳春にシンザン記念を勝っており、京都コースは阪神よりも得意としている。今年も相手は強いが、まずは昨年の6着を上回りたいところだろう。
鞍上は前走に引き続き池添謙一騎手。レース後に「早めに外から来られたので一旦は交わされましたが、余裕を持って追い出すと反応良く伸びてくれた。これなら重賞でも楽しみです」と評価しており、関係者も「もうOPなら力上位ということ。今年で7歳だけど充実しているし、より強い相手とも戦っていけるようにしたい」と今回の参戦には前向きだ。





8枠9番
ケイアイノーテック
牡4/58.0kg 
シュタルケ/平田修
騎手厩舎連対率:-
京都芝:0-1-1-1 
芝1600m:3-2-1-2 
最高タイム:1.32.8
《期待値60%》

距離短縮やダート戦など様々な試行錯誤をしてきたが、なかなか結果を出すことができていないケイアイノーテック。その間に新興勢力の台頭などもあり、今回は注目度を落とすことになりそうだが、GⅠを制したマイル戦の舞台に戻る今回、関係者のトーンは外野が想像する以上に高い。
これは根岸Sの当時から関係者の間では伝わっていたことだが、「夏場の調整が上手くいかず、秋は本調子に戻っていなかった」という事情があり、毎日王冠やマイルCSは参考外と言っていい敗戦。ようやく本来のデキが戻ってきたのが根岸Sで、一部では「今のケイアイノーテックで芝を使っていれば」と、巡り合せを悔やむ声も出ていたそうだ。
今回も昇り調子のデキで調整できており、「これで結果が出ないようなら力負けということでしょう」と、陣営は強い気持ちでマイラーズCに目標を定めている。追い切りに乗ったシュタルケ騎手も「びっくりするくらいイイ馬だ!」と相当な好感触を得ているのも、流石はGⅠ馬というところ。今回は期待外れの競馬とはならないだろう。



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