日経賞

中山競馬場1日目11R
第67回
日経賞
芝 2500m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


大阪杯よりも天皇賞・春を見据える馬が中心のため、超豪華メンバーだった中山記念や金鯱賞と比べるとメンバー構成は地味に映るが、菊花賞2着馬エタリオウを筆頭に明け4歳馬が4頭参戦し、GⅡ馬も3頭。毎週のように有力馬を重賞に送り込み、高松宮記念にはミスターメロディが控える藤原英昭厩舎もルックトゥワイスを使ってきている。
レース傾向としては、トリッキーで距離的にも難しいコースである中山芝2500mで行なわれることもあって、テンジンショウグンやネコパンチのような驚きの結果がファンの印象に残っているが、そこまではいかなくとも波乱含みのレースになることは多い。
昨年は当時折り合いに苦しんでいたキセキが暴走気味の競馬から直線失速。2年前は中山なら崩れないと思われていたゴールドアクターが不可解な5着に敗れている。時期的なこともあり、スンナリ実力通りにいくとは限らないのは難しいところだろう。







1枠1番
メイショウテッコン
牡4/55.0kg 
武豊/高橋義忠
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:未経験 
芝2500m:未経験 
《期待値60%》

明け4歳初戦の日経新春杯で9着に敗れてしまった高橋義忠厩舎メイショウテッコンだが、あれはレースを見ての通り出遅れが致命的だった。元々積極的な逃げや先行で結果を出していた馬で、後方からの競馬から「後ろから馬が来たときにハミを噛んだのでそのまま行かせた」というレース途中の猛スパート。あれでも一瞬はあるかと思わせたのだから大したものだが、流石に最後は止まってしまった。
陣営は「前走はまだ調整が上手くいっていなくて何とか仕上がったという状態」と仕上がりにも満足していなかったようだが、「今回はしっかり調整できている。時計もしっかり出ているしデキは全然違う」とのことで、状態面には上積みあり。
ただ、関係者によると「ゲートが悪くなってきた。また出遅れるかもしれない」という新たな心配事が出てきており、「遅れても無理に行かないで出たなりの競馬がいいのかも」と、スタート次第で戦法に幅を持たせる考えを持っている様子。ブリンカーは「気性が成長してきたし、前走のような形になると良くないので」と、久々に外している。





2枠2番
ゴーフォザサミット
牡4/56.0kg 
石橋脩/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:-
中山芝:1-0-0-1 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

「札幌記念、神戸新聞杯の負け方が良くなかったのでジックリ立て直すことにした」と、昨秋は菊花賞を見送って放牧に出ていた藤沢和雄厩舎ゴーフォザサミット。関係者は「肉付きが良くなって、秋からビックリするくらい良くなっている。10キロくらい増えているが、馬体の張りや毛ヅヤが素晴らしい」と成長度を絶賛しており、青葉賞を勝った時と同じくらいの雰囲気にあるそうだ。
一方で、今回騎乗する石橋脩騎手は「乗り味は良いけどまだ緩い気がするし、乗ったことのあるエタリオウと比べるとスピードの絶対値で見劣る印象」と、追い切りに乗った後で辛口な話を親しい関係者にしていたとのこと。「長丁場だし、スムーズに走らせてジワジワ加速させてどこかで外に出せれば」と、レースの形は思い描いていたそうだ。この後は天皇賞・春を目指す予定。





4枠4番
サクラアンプルール
牡8/56.0kg 
横山典弘/金成貴史
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:3-1-2-4 
芝2500m:0-0-1-2 
最高タイム:2.32.9
《期待値60%》

近走はワンパンチ足りない結果が続いているものの、サクラアンプルールの実績と中山巧者ぶりは今回も見逃せない。5着だった前走のAJCCは大外枠が堪えた格好で、騎乗していた蛯名正義騎手も「なかなか内に入れてもらえなかった。流れが遅くて馬群が密集してしまい、ごまかすしかなかった」と振り返っている。そして、2走前の有馬記念も大外枠。直線でかなりの脚は使っていたものの、外から外を回す格好では厳しかった。
今回も枠順に関しては運頼みになるが、関係者は「状態は着実に上向いている」と前向きで、昨年3着の日経賞は春の目標として狙ってきた一戦でもある。GⅡまで、特に中山でのレースならば流れ一つで勝ち負けに持ち込める能力と立ち回りの上手さがあることは言うまでもなく、今回は久々のタッグとなる横山典弘騎手が2週連続で追い切りに乗って「イメージは出来た」と強気の話。この舞台で復活を狙う。





5枠6番
ルックトゥワイス
牡6/56.0kg 
戸崎圭太/藤原英昭
騎手厩舎連対率:40.7%
中山芝:1-0-0-0 
芝2500m:1-0-0-1 
最高タイム:2.32.7
《期待値65%》

日経新春杯で半馬身差の2着まで追い込み、重賞でもやれるメドを立てた藤原英昭厩舎ルックトゥワイス。昨秋のアルゼンチン共和国杯では格上挑戦にもかかわらず同厩舎のパフォーマプロミスを差し置いて2番人気に推されていたほどで、その能力は以前から評価されていた。別定戦となる今回も前走から1キロ増ならば気にならないだろう。
条件戦を走っていた頃は安定感の高さがウリだった一方でとにかく勝ち切れないレースが多く、前走の2着もそんな結果。ただ、今回の中山2500mは2走前に圧勝で1年ぶりの勝利を手にしたコース。以前は走法の関係で左回りにこだわっていたが、その心配がなくなった今なら、中山コースは相性絶好なのかもしれない。陣営は「今後は能力的に足りるかどうかというレースになる」と謙遜しているが、一連の内容を考えればGⅡでも見劣ることはないだろう。





6枠7番
エタリオウ
牡4/55.0kg 
デムーロ/友道康夫
騎手厩舎連対率:60.0%
中山芝:未経験 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

昨秋は神戸新聞杯で◎ワグネリアンからの対抗馬に指名して馬連◎○1点目からの3種馬券的中、3連単万馬券に貢献し、菊花賞では本命に指名してフィエールマンとの馬連的中をお届けしている友道康夫厩舎エタリオウ。ダービーの本命馬だったワグネリアンからの、同厩舎内での3冠目へのバトンタッチだった。
今回は友道師が「天皇賞が楽しみになるようなレースをしてほしい」と話しているように、天皇賞・春に向けての復帰戦。ワグネリアンとマカヒキが大阪杯、シュヴァルグランがドバイシーマC、ヴィブロスがドバイターフと豪華な使い分けをしている友道厩舎の中で、エタリオウは昨秋と同じく長距離のカテゴリーで頂点を目指す。
「復帰戦でも力は出せる態勢です。心肺機能がしっかりしているので長丁場が合うし、実績があるとはいえ現状は1勝馬なので勝って本番に行きたいですね」と陣営は自信十分。この馬も勝ち切れないのが個性といったところはあるが、明け4歳のシーズンは良い意味で去年と違った走りを見せたい。





8枠12番
クリンチャー
牡5/56.0kg 
三浦皇成/宮本博
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-0-0-3 
芝2500m:0-0-0-1 
最高タイム:2.33.8
《期待値55%》

昨年の天皇賞・春3着馬クリンチャーが今年は日経賞から始動。当初は大阪杯を使いたかったようだが、特別登録前の想定だと除外対象だったため、三浦騎手を押さえて日経賞に切り替えてきたという話だ。その影響もあるのか「戻ってきてからの日数が少ないし、追い切りも1、2本足りないので、その分だけ体に余裕がある」と、仕上がりに関してはやや途上。関係者も「春天に向けての叩き台という印象はあるし、地力でどこまでやれるかでしょう」と認めていた。
三浦騎手は追い切りに乗りに行っており、「次に余力を残すような仕上げ」と感じたそうだが、一方で「フレッシュな感じなのは良いし、能力もある。そんなにバカにしていい馬じゃない」と意外と好感触でもあった様子。長距離適性と経験値で勝負。


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