中山牝馬S

中山競馬場5日目11R
第37回
中山牝馬S
芝 1800m/GⅢ/4歳上/牝馬/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


春の古馬牝馬女王決定戦・ヴィクトリアマイルに向けての牝馬ステークスの一つ。中山で行なわれるハンデ戦で、時期的にここが引退レースという馬も毎年出走してくるため、なかなか順当には収まらない。ちなみに、今年はアッフィラート、ウインファビラス、ワンブレスアウェイはこのレースで引退すると既に決まっている。
しかしながら、今年はその話題だけでなく、例年になく良いメンバーが揃ったということで関係者も注目している。実績上位で実質トップハンデのノームコア、ミッキーチャームの明け4歳馬に加え、GⅠ馬アドマイヤリードとエリザベス女王杯2年連続2着クロコスミアも参戦。金鯱賞を走るリスグラシュー、モズカッチャンも含めて、今週は今後の主役になりうる古馬牝馬が多く始動する。要注目だ。







1枠1番
アドマイヤリード
牝6/56.0kg 
横山典弘/須貝尚介
騎手厩舎連対率:12.5%
中山芝:1-0-0-1 
芝1800m:3-2-1-3 
最高タイム:1.45.3
《期待値60%》

GⅠ勝ちの後はローテーションの設定や仕上げが上手くいかず低迷期に入ってしまった須貝尚介厩舎アドマイヤリードだったが、横山典弘騎手との新コンビ、そして中山の小回り中距離戦という舞台で復活。56キロを背負ったディセンバーSで牡馬を破って久々の勝利を挙げると、中山金杯でも僅差の4着に健闘した。
陣営によると、復活の要因は鞍上やコースだけでなく「以前と比べると落ち着きが増して、中間の調教を思い通りに出来るようになった」という面もあるという話。「引き続き56キロなのは他との比較では重いですが、この馬自身はこの斤量でも頑張っていますからね」とのことで、引き続き有力な存在と考えて問題ないだろう。





2枠2番
ノームコア
牝4/55.0kg 
田辺裕信/萩原清
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:2-0-1-0 
芝1800m:1-0-1-0 
最高タイム:1.49.1
《期待値65%》

前走の愛知杯でも本命公開し、ワンブレスアウェイとの馬連4600円的中をお届けしている萩原清厩舎ノームコア。昨秋の紫苑Sでの的中も含め、もうWORLDのドル箱と言ってもいい存在で、明け4歳の今年は更なる活躍を期待したい。
その前走は珍しく出遅れてしまい後方からの競馬。それでも33秒5の上がりで2着まで追い込んできたように、牝馬限定のGⅢでは明らかに格上。しっかり賞金を加算して、日曜日の金鯱賞に使っているリスグラシューやモズカッチャンのように「もう牝馬限定のハンデ戦は使えない」というくらいの立場を目指したいところ。
鞍上はルメールの予定だったが、先週の落馬負傷(そうでなくても騎乗停止処分を受けていたが)で田辺裕信騎手に乗り替わり。とはいえ、厩舎サイドも「乗り替わりが堪えるようなタイプの馬ではない」と話すように、変な癖はなく正攻法の競馬ができる馬。心配はいらないだろう。





4枠5番
クロコスミア
牝6/55.0kg 
岩田康誠/西浦勝一
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:0-0-0-1 
芝1800m:3-1-1-5 
最高タイム:1.45.2
《期待値60%》

香港ヴァーズで遠征しての帰国初戦となるが、「輸送で減ったけど立て直したし、この中間はしっかり食べていて馬体も戻っている。今年で6歳だけど更にパワーアップしている」と厩舎サイドは強気で、状態面の心配は不要。GⅡ勝ちに加えてエリザベス女王杯2着2回の実績がありながら55キロというのも恵まれている。
関係者が今回心配しているのはやはり展開面。カワキタエンカ、ランドネ、ミッキーチャームと逃げたい馬が多く、「行かなくても競馬は出来るけど、成績が出ているのはハナを切った時だから」と、やはり本音では先手が欲しい様子。「もし行けなかったら、あまり逃げ馬を追い掛けたくはない」とも話していた。


4枠6番
ランドネ
牝4/53.0kg 
戸崎圭太/角居勝彦
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:0-0-1-0 
芝1800m:2-1-0-0 
最高タイム:1.47.7
《期待値60%》

角居勝彦厩舎のランドネも同型馬が揃う展開を気にする1頭だが、「前に行く馬の中では最も軽量で走れるというのはプラスでしょう」と関係者。53キロは確かに有利だし、小回りの1800mというのも合っている。掲示板を外したのは引っ掛かって自滅した忘れな草賞とGⅠの2戦だけで、それ以外は重賞でも堅実。牡馬相手の準OPを一発で突破した2走前の修学院Sも相手関係を考えると評価すべきレースだった。
今週の角居勝彦厩舎は中山牝馬Sにランドネを使う一方で、日曜の金鯱賞にはエアウィンザー、タニノフランケル、さらに牝馬のサトノワルキューレも使っての3頭出し。バランスを考えるとサトノワルキューレは中山牝馬Sでも良かった気もするが、距離適性だけでなく、ランドネで勝負になる手応えがあるということなのかもしれない。


6枠9番
ウラヌスチャーム
牝4/53.0kg 
ミナリク/斎藤誠
騎手厩舎連対率:36.4%
中山芝:1-2-0-0 
芝1800m:1-1-0-1 
最高タイム:1.45.1
《期待値60%》

連勝の勢いで挑戦した愛知杯は3番人気で4着。最後まで上位争いの追い比べに加わっての0.2秒差で、ゴール前で2着馬に寄られて追いづらい場面があったことを考えれば及第点以上の内容だった。今回は実績上位馬の参戦のよって相対的に人気の盲点となりそうだが、愛知杯で牝馬限定のGⅢなら通用するメドは立っており、ハンデも据え置きの53キロ。中山へのコース替わりも後押しに出来るタイプで、前進がありそうだ。
「前走は位置を取りに行った分なのか、直線の脚がいつもより鋭さを欠いていた」とのことで、この中間は調教から意識的に末脚を伸ばす内容。陣営も「末脚を活かす競馬で好勝負を期待したい」と、今回は待機策を示唆している。溜めていけばほぼ確実に最速の上がりを繰り出せるタイプで、展開に乗れば2走前のような突き抜けるシーンまである。


7枠11番
フローレスマジック
牝5/53.0kg 
石橋脩/木村哲也
騎手厩舎連対率:26.7%
中山芝:2-1-1-1 
芝1800m:2-1-1-1 
最高タイム:1.48.0
《期待値60%》

11着に敗れてしまったターコイズSは「10キロ増えていたのが響いた」とのこと。今回も数字そのものはそこまで変わらないそうだが、陣営は「見た目はだいぶ良くなってるし、休み明けでもデキは前走以上」と前向きに話している。
また、この中間の調教では「真剣さに欠けるような走りをしている」という話が出たそうで、当日は返し馬までチークピーシーズを着け、その感触でレース前に外すか着けたままレースをするか判断するという。厩舎スタッフは「これまで好走していたのは少頭数のレースばかりで、多頭数だと気持ちが切れるようなことがある」とも語っており、やはり気持ちの面が影響する部分はあるようだ。


8枠13番
ミッキーチャーム
牝4/55.0kg 
川田将雅/中内田充正
騎手厩舎連対率:51.4%
中山芝:未経験 
芝1800m:3-0-1-0 
最高タイム:1.46.5
《期待値65%》

秋華賞では不動の◎だったアーモンドアイからの相手大本線に抜擢し、的中に貢献してくれた中内田充正厩舎ミッキーチャーム。夏の北海道での3連勝の内容、そして秋華賞の走りを見れば、今年の牝馬重賞路線では十分な活躍を見込める存在と考えるのが妥当だろう。
「秋華賞以来のレースになるが、動きの良さがひときわ目に付く」と関係者は状態面を評価。「気のいい馬なので調整はソフトでも大丈夫」とのことで、「2週続けてジョッキーが跨り、テンションに気を付けながらやってきたが問題なく仕上がりました」と、今年も好調の中内田厩舎らしくしっかり仕上げてきている。
唯一気になるとすれば、同型馬の多さ、そしてミッキーチャームだけが外枠を引かされたという点。川田騎手は「道中にいじれない馬なので、このメンバーと枠順だと立ち回りは難しくなる」と考えている様子だったそうだ。



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