阪急杯

阪神競馬場2日目11R
第63回
阪急杯
芝 1400m/GⅢ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


昨年の1回阪神開幕週の芝は、土日で9鞍が組まれ、逃げ切りは阪急杯のみ。先行、差しも決まり、世間が抱くイメージほど、逃げ・内枠有利の結果ではありませんでした。土曜の阪神芝でも純粋な逃げ切り勝ちは最終の1鞍のみ。阪急杯が行われる阪神1400mは、直線に急坂があり、スピードだけでなく、持久力も必要なコース。当然ながら枠順や脚質だけでなく、その馬の個性が重要になってきます。
高松宮記念の前哨戦が終わると、来週の阪神では、桜花賞トライアルであるチューリップ賞が行われます。ここから始動する昨年の2歳女王ダノンファンタジーは、20日に1週前追い切りを実施。霧の影響で全体時計が計測不能となりましたが、調教に跨った川田騎手は、「メチャクチャ動きは良かったですよ」と好感触。桜花賞に向けてどんな走りを見せてくれるのか、その走りには注目です。そして、ダノン以外に「ここで出走権を獲りに来る馬」たちの動向も当然楽しみにしていて下さい!







1枠1番
レッツゴードンキ
牝7/54.0kg 
岩田康誠/梅田智之
騎手厩舎連対率:14.3%
阪神芝:1-1-1-2 
芝1400m:1-0-1-1 
最高タイム:1.20.1
《期待値65%》

JBCスプリントの後は香港スプリントを使って引退、繁殖入りの予定が、「もう一花咲かせたい」との事で明け7歳でも現役続行を決断。先週のフェブラリーSに登録があったが、回避してコチラに。陣営としてはココを勝って、高松宮記念で再度GⅠを勝ち有終の美を飾るというの青写真を描いている。
「先週の坂路で一番時計をマーク。いい具合でガスが抜けて、今週は落ち着いて良い感じで動いていました。開幕週なので、前残りの流れになるのが一番心配なので、できれば3~4列目でスムーズに立ち回りたいですね。目標は先なので、今回は内容重視ですが、54キロでベストの1400mならば、流れひとつでチャンスがありそうです」と陣営。
前哨戦とはいえ、ここで見せ場もなく終わるようでは本番でも出番はなさそうなので、その意味でもココは何とか格好をつけたいところ。






2枠3番
ロジクライ
牡6/56.0kg 
横山典弘/須貝尚介
騎手厩舎連対率:13.3%
阪神芝:1-0-1-3 
芝1400m:未経験 
《期待値60%》

前走の東京新聞杯は前半少し掛かっていたし、4コーナーから直線の坂下でペースが速くなったところでついて行ってしまった分、最後苦しくなってしまった。
「普通ならあんなに負ける馬ではありません。展開としてもそれほど厳しくはなかったし、それで伸びなかったのは少しノドの影響もあったのかもしれません。ただ、この中間は順調に来ているし、スピードがあるので、初の1400mでも問題ありません。むしろ良いでしょう。1200mでも大丈夫だと思っているくらいですから。開幕週の馬場もこの馬にとっては歓迎だし、1400mの距離で新たな良い面引き出せると思います」と距離短縮に関してはかなりプラスに捉えている。



2枠4番
タイムトリップ
牡5/56.0kg 
浜中俊/菊川正達
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:0-0-0-3 
芝1400m:2-0-0-4 
最高タイム:1.20.4
《期待値55%》

3歳時は重賞戦線を歩み、降級して準オープンなら力上位のハズだが、なかなか適性を見出せずに苦戦が続いたが、立て直して昨秋から1400mを中心に使われてからは着順はひと息も少差の競馬が続いており、そして前走で勝利。
「出遅れて脚が溜まったし、上手く流れも向いてくれました。噛みあえば、あれ位は走って当然です。関西圏に遠征が続きますが、タフな馬で疲れはありません。あとは開幕週なので前も止まらないと思うので、互角にスタートを出て、ある程度の位置で流れに乗りたいですね。能力的にはココに入っても全く見劣らないと思います」と今回も期待を持っての遠征。






3枠6番
スターオブペルシャ
セ6/56.0kg 
杉原誠人/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:15.8%
阪神芝:1-0-1-0 
芝1400m:4-3-4-2 
最高タイム:1.20.4
《期待値60%》

前走の阪神C、中団のインで上手く流れに乗り、直線もロスなく最内を突いて来て、メンバー中最速の上がりを使い3着に食い込んだ。
実はオープンで壁を感じて、障害に転向を考えており、既に試験にも受かって投票したが除外。その週は障害戦は1鞍しかなくて入るか分からないし、入障初戦は東京か中京にしたいということで、ひとまず繋ぎで使った重賞で思わぬ好走を見せて、再び平地に戻って来たという経緯の馬だ。
前走後は山元へ放牧。戻ってきてからも順調で、とても充実しています。前走は展開が向いて、ロスなく運べたにしても強敵相手に堂々の3着。オープン特別は2勝していますが、重賞はまだなので、何とか勝たせてやりたいですね」と陣営。
藤沢和雄厩舎所属の杉原騎手だが、未だ重賞は未勝利だし、自厩舎の馬で重賞の勝利のチャンスなど滅多にない事。それだけに鞍上も力が入っている。






5枠9番
ダイメイフジ
牡5/56.0kg 
和田竜二/森田直行
騎手厩舎連対率:29.4%
阪神芝:1-1-0-2 
芝1400m:3-2-1-5 
最高タイム:1.20.7
《期待値50%》

直近の2走は、緩い馬場が影響して最後の伸びを欠いたダイメイフジだが、それでも着差は僅か。開幕週の馬場に替わるのは歓迎で、3走前のラピスラズリSでの走りからも坂のあるコースもプラス材料だろう。今回は短期放牧を挟んでリフレッシュし、「暑さに弱い馬で冬場は体調を上げるタイプ。前走は馬場の悪い内を通った分の負けですからね。デキも良いので、開幕週の馬場なら巻き返してくれるでしょう」と陣営。初コンビの和田がどんな手綱捌きを見せるかにもよるが、斤量56キロなら2走前の阪神C以上の結果も期待できる。





6枠11番
ロードクエスト
牡6/57.0kg 
川田将雅/小島茂之
騎手厩舎連対率:100.0%
阪神芝:未経験 
芝1400m:1-1-0-1 
最高タイム:1.21.3
《期待値60%》

前走の東京新聞杯、追い切りに騎乗した三浦騎手が、『以前より硬さがなくなってスムーズな脚捌きになってます。上手く馬群を捌ければ実績ある東京で可能性もあると思います』と色気を持っていた。スタートはひと息だったが、挽回して中団の好位置につけて、馬混みから抜け出してきて4着。その前の2戦が二桁着順で10番人気と評価を落としていたが、関係者としてはあれくらいは走って当たり前という思いはあった。
そしてこの中間はスワンSを勝った時同様に栗東滞在。「環境にも慣れて順調に調整できています。今週の稽古は川田騎手に乗ってもらって感触を掴んでもらったし、1400mならば更に良さを出せそうです」と陣営。





7枠14番
ダイアナヘイロー
牝6/55.0kg 
武豊/大根田裕之
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:4-0-0-3 
芝1400m:2-0-0-2 
最高タイム:1.20.0
《期待値65%》

昨年は引退する福島信晴調教師に花を添える激走を見せて勝利。
その後は大根田裕之厩舎に移って短距離の王道を歩むも酷使された疲れもあり、思うような成績を挙げられず。3走前のセントウルSではレース中に鼻出血を発症。そこで少し間を開けて立て直した2走前の京阪杯が復調を示す3着。そして前走の阪神Cは抜群のスタートから難なくハナを奪い、道中も楽に運べてそのまま逃げ切りで勝利。
その後はひと息入れて、連覇を目指して鞍上に武豊騎手を配して今回臨む。「前走後に放牧を挟みましたが、予定通りの調教を消化して順調です。いい感じで精神的な余裕も出て来て、前走同様の良い感じで競馬に臨めると思います。あとは展開が嵌るか、嵌らないかでしょう。マークがキツくなっても自分の競馬に徹するだけです」と陣営。開幕週の絶好馬場と条件は申し分なし。スピードで圧倒して連覇も十分だ。






8枠16番
ミスターメロディ
牡4/56.0kg 
福永祐一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:42.5%
阪神芝:0-1-0-0 
芝1400m:1-1-0-1 
最高タイム:1.20.7
《期待値65%》

休み明けをひと叩きし、放牧を挟んでガス抜きもできて、体のラインもシャープになって期待していた前走の阪神C。好スタートを切り、折り合いがついて、勝ち馬をマークするように2番手から追走。直線では一旦は交わすかの勢いを見せたが、勝ち馬が渋太く、最後は脚色が同じになり、半馬身差まで迫ったところがゴールの2着だった。
「前走は勝ち馬に上手く乗られてしまいましたね。ただ、この馬自身、以前は気が悪くて右回りが乗りにくかったのが、前走で上手く立ち回れて、その点では収穫がありました。レース後はいつも通りに放牧を挟んで、順調に調整できています。気が勝っているタイプなのでそんなにビシビシやらなくても仕上がります。2着までに入って賞金加算しないと、次の高松宮記念に出走が微妙になるかもしれないので、最低でもそのノルマは果たせると思います」と自信の表情の陣営。
昨春はファルコンSを制して、NHKマイルCでも2着と好走。明け4歳の成長力で、前走先着された馬にリベンジして、次の大きな舞台を目指している。



8枠18番
エントシャイデン
牡4/56.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:24.4%
阪神芝:0-0-1-1 
芝1400m:0-0-1-2 
最高タイム:1.21.8
《期待値55%》

500万の身で格上挑戦した3走前で1000万条件を勝利。その後1000万条件を連勝し、前走で1600万も突破して只今3連勝中のエントシャイデン。
実は連勝し始めた3走前から担当が替わっており、その時から舌を縛った効果もあって、素質開花のキッカケになった可能性はある。
「まだモタれる面が残っていますが、舌を縛ってから集中力が増しました。今回は重賞で相手も一気に強くなり、どこまでやれるかという力試し的なところはありますが、明け4歳の強い世代でまだまだ伸びシロはあるし、これまで実績のない阪神コースも今なら違うかもしれません。今後を占う意味で重要な一戦ですが、不安より楽しみが大きいです」と前向きな陣営。



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する