京都記念

京都競馬場6日目11R
第112回
京都記念
芝 2200m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


近年は大阪杯、ドバイの前哨戦という位置付けだった京都記念だが、今年のメンバーは例年に比べてかなり小粒に映る。これは、2週後に行われる中山記念が、天皇陛下の御在位30年を祝した『慶祝競走』として行われることも影響しているようだ(スワーヴリチャード、ディアドラ、エポカドーロ、ステルヴィオ、ラッキーライラックといったGI馬が既に中山記念への参戦を表明)。ただ、実力拮抗のメンバーが集まったことで、今年の京都記念は馬券としては面白くなった。逃げ馬不在でスローが濃厚、しかも内が荒れてタフな馬場状態。伏兵台頭の可能性も十分ありそうだ。
馬の入れ替えやローカル開催の実施等により、新馬戦以外は、なかなか頭数が揃わない京都だが、来週の京都牝馬S(GⅢ)は、独自の調査段階から20頭を超えフルゲートは必至。昨年はデアレガーロから1万0260円の万券的中をお届けした牝馬重賞。今年も波乱となりそうだが、果たして。







2枠2番
ノーブルマーズ
牡6/56.0kg 
高倉稜/宮本博
騎手厩舎連対率:7.8%
京都芝:1-3-5-4 
芝2200m:2-1-1-2 
最高タイム:2.11.4
《期待値65%》

直前でややトーンアップしたが、それでも、『宝塚記念のデキにはありません。宝塚が10なら今は7くらいです』と歯切れが悪かった前走の日経新春杯。速い馬が揃っていたので、先行する本来の形ではなく差す競馬に切り替えて、勝ち馬から0.2秒差の4着と、復活の気配を見せた一戦だった。
その後は在厩で調整しての今回。「宝塚を10とすると9.3から9.5くらいはあります。目黒記念やメトロポリタンの時よりもイイですよ」と俄然トーンが上がって来た。速い決着になると分が悪いが、上がりを要して渋太さを活かせる今の京都の馬場はピッタリだ。「今回は前走とは違い、前に行きたい馬が全然いないので、自然に2・3番手で競馬できそうです。勝てば大阪杯、負けたらメトロポリタンSを視野に入れてます。できれば勝って、もう一度大きな舞台に行きたいですね」と厩舎サイド。鞍上の高倉騎手も、「まだまだギアは上げられます。今回は期待していてください」と気合十分だったとの事。



5枠5番
ブラックバゴ
牡7/56.0kg 
池添謙一/斎藤誠
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:1-0-0-0 
芝2200m:0-0-0-2 
最高タイム:2.11.9
《期待値55%》


ノーザンファームの使い分けで福島記念ではなく中山金杯に出走を決めた前走。乗り込んで仕上がりはかなり良く、密かに期待していたが、鞍上の戸崎騎手が以前の、『気難しくて乗りにくい』という印象が強く、とにかく折り合い重視で前半は最後方からの追走。勝負どころで動いて、直線はメンバー中最速の上がりを使い追い上げたが、10着までが精一杯だった。
「中途半端に動くのは難しい馬ですが、前走はもう少し前で競馬をして欲しかったですね。中間も順調で良い気配を維持しているし、京都コースの実績もあります。それでどこまで頑張ってくれるかですね」と厩舎サイド。『勝ち負け』等の威勢の良い言葉は聞こえてきなかったが、この馬で勝利して、良い印象を持っている池添騎手に乗り替わる事は大きなプラス材料。大駆けがあっても不思議ではない。






6枠7番
パフォーマプロミス
牡7/57.0kg 
福永祐一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:43.2%
京都芝:2-0-1-1 
芝2200m:1-0-1-2 
最高タイム:2.12.6
《期待値60%》


好スタートを切った前走の有馬記念。鞍上が手を動かして気合をつけたら、少し掛かりそうな仕草を見せたので、慌てて押さえたら、ズルズルと後退してしまい後ろからの競馬に。終始後手後手に回って、流れに乗れずに14着と全く良さを出せずに終わった。それなりに色気を持っていた厩舎としても、ダメージは大きかったようで、ココは巻き返しに向けて鼻息が荒い。
「前走後はミニ放牧を挟み、完璧に疲れを抜いてから、シッカリ乗り込みました。瞬発力勝負になると見劣るところがあるので、そういう意味で今の京都の馬場は合っていると思います。本格化してきた今なら、別定戦でも太刀打ちできるでしょう」との事。GⅠではやや甘さが見られる厩舎だが、GⅡレベルなら勝つ仕上げで臨んで来る。






6枠8番
ダンビュライト
牡5/56.0kg 
松若風馬/音無秀孝
騎手厩舎連対率:13.9%
京都芝:0-0-1-1 
芝2200m:1-0-1-2 
最高タイム:2.11.7
《期待値50%》

天皇賞の馬場入り後の放馬で、ルーラーシップ産駒が持つ気性難が顕在化したかに見えたダンビュライト。その後は、中間にプール調教を取り入れることで馬のテンションが上がらないようケアしたり、レース当日も馬場へ先入れするなど、厩舎サイドもしっかりと対策ができている。
2走前のチャレンジCでは、ゲートに突進してポジションが取れず、前走のAJCCでは、この馬にとっては不得手な決め手勝負になったことが敗因で、近2走の結果だけで見限るのは早計だろう。水曜の坂路では、翌週の小倉大賞典へ出走予定のスティッフェリオと併せて半馬身先着。右肩上がりに時計を上げた加速ラップで、好調ぶりをアピールした。
「中間も落ち着いているし、追い切りの動き自体も良かったので、今の状態でレースに臨めれば力は出せるはずです。重い馬場も合っているので、自分の形に持ち込むことができればメンバー的にもチャンスはあると思います」と厩舎サイドも色気を持っている。





7枠10番
ステイフーリッシュ
牡4/56.0kg 
藤岡佑介/矢作芳人
騎手厩舎連対率:25.9%
京都芝:1-0-0-1 
芝2200m:1-0-0-0 
最高タイム:2.11.0
《期待値65%》


2走前のチャレンジCは、『菊花賞の疲れが抜け切っていない』との事だが3着、前走の日経新春杯は、『短期放牧からいい状態で帰ってこなかった。トモが甘くなっていた』との事で2着。ともに弱気の2戦だったが、完調手前でもGⅢレベルでは力上位という事を証明した。
「前走、もう少し内枠だったら、もっと際どかったかもしれません。以前よりも精神的な強さも出て、輸送も苦にしなくなりました。ここ2回と比べると今回は久々に良い状態で帰ってきました。納得のいく出来で臨めます」と、俄然トーンアップしている。
更に京都コースの2200mは昨年京都新聞杯を勝った絶好の舞台。状態が上がって来て、条件も整ったとなれば、重賞2勝目も見えて来た。






8枠11番
タイムフライヤー
牡4/55.0kg 
和田竜二/松田国英
騎手厩舎連対率:10.5%
京都芝:1-1-0-1 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

GⅠ勝ちしたホープフルSと同じ中山の2000mで、それ以来の勝利を目指したタイムフライヤーだが、前半やや大事に行き過ぎた感があり、勝負どころで自分から動いたが5着までだった。
「弾けそうな感じはありましたが、もうひと息でした。ただ、前走使った事で馬が前向きになり、この中間の稽古の動きは前走以上です。先週、下が悪くて走り辛い馬場でも、長めから追って好時計を出しました。デキは間違いなく上向いているし、前走時と同様にトモに力がついて、全身を使った走りが出来るようになっています。京都コースにも実績があるし、今度こそ完全復活と行きたいですね」と、改めて期待の様子の関係者。






8枠12番
マカヒキ
牡6/57.0kg 
岩田康誠/友道康夫
騎手厩舎連対率:35.9%
京都芝:2-0-1-0 
芝2200m:0-0-1-0 
最高タイム:2.14.3
《期待値60%》

ジャパンカップを回避し、目標を切り替えて臨んだ前走の有馬記念。シッカリと乗り込んで体つきが良くなり上向いていたが、真っ向勝負で勝ち負けになるというトーンではなく、『内枠の岩田というのが頼みです。上手くいけば力はあるので可能性はなくはないと思いますが』というのが本音だった。ところが、その良いと思っていた内枠が皮肉な事に仇となり、勝負どころでスムーズに動けずにモタついてしまう始末。脚はあっただけにもったいないレースになってしまった。
その後は放牧に出さずに厩舎で調整。「凄く良かった札幌記念の時には及びませんが、秋の疲れはスッカリ取れて、前走よりは良い雰囲気です。前走もズムーズさを欠きながら着順(10着)ほど負けていないし、京都コースは得意で乗り役さんも2回目。今回の場合は外枠の方が良かったので、この馬らしさを見せられる可能性はありますよ」と厩舎サイド。



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