クイーンC

東京競馬場5日目11R
第54回
クイーンC
芝 1600m/GⅢ/3歳/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクC】


昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで2・3着に好走した関西馬2頭、クロノジェネシスとビーチサンバが明け3歳の初戦に東京のクイーンCを選択してきた。
今後に向けての賞金加算を狙い、1勝馬も多く出走してくるため、これまではほとんどの年でフルゲートとなっていたこのレースが、今年は何と地方馬を1頭入れて9頭立て。これも、クロノジェネシス・ビーチサンバの参戦表明により半端な馬の参戦意欲が削がれたからではないか、そう見る関係者も少なくない。
とはいえ、迎え撃つ地元関東馬も藤沢和、国枝、鹿戸雄、戸田、尾関、斎藤誠と関東リーディングの常連厩舎がズラリと並ぶ。元より、極端に順当な人気決着のほとんどないレースでもあり、桜花賞まで2ヶ月の間隔がある今回はひと波乱あっても決して驚けないだろう。







2枠2番
レッドベルディエス
牝3/54.0kg 
ブロンデル/鹿戸雄一
騎手厩舎連対率:-
東京芝:1-1-0-0 
芝1600m:1-1-0-0 
最高タイム:1.35.1
《期待値65%》

レッドディザイア、レッドリヴェール、昨年ならレッドサクヤなど、クラシック路線においては牡馬よりも牝馬の活躍が目立つ「レッド」の東京ホースレーシング。この世代はレッドアネモスが阪神JFへの出走を果たしているが、関係者の間で「何とかクラシックに乗せたい。一番チャンスがある」と期待されているのが鹿戸雄一厩舎レッドベルディエスだ。
同厩舎の全姉レッドベルローズはフェアリーS3着、ミモザ賞勝ちを果たすもクラシック出走にはあと一歩届かず、1つ下の全妹レッドベルジュールは藤原英昭厩舎に預託されることが決まっているが、こちらも既に超大物という噂になっているという素質馬の系譜。新馬戦は藤沢和雄厩舎のレディマクベスに敗れたものの3着以下には7馬身差を付け、2戦目は単勝1.1倍の支持に応えて大楽勝。その後は調教師からクラブ側へ「クイーンCを使わせて欲しい」と進言があって調整を進めてきた。
「相手は強いが、この馬の走りが出来れば通用する」と陣営は前向き。鞍上のブロンデル騎手は1月中に依頼しており、ここまで乗れないとは予想外だったかもしれないが…、それでもこの頭数なら馬の力で何とかしてしまう可能性は十分。


3枠3番
ミリオンドリームズ
牝3/54.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:43.0%
東京芝:未経験 
芝1600m:未経験 
《期待値60%》

新馬勝ちの後は10月のアルテミスSを使う予定だったが、体調が整わず回避。何と、そこから3ヶ月以上在厩のままで調整を続けて今回の出走に至っている。そこは有力馬を多く抱える藤沢和雄厩舎の事情もあり、途中で何度か出走予定に名前が出たこともあったが、コントラチェック、レディマクベス、スイープセレリタスなどとの兼ね合いでココまで待機することになったという側面はある。
とはいえ、最近の藤沢和雄厩舎は3歳馬を長期の在厩のまま仕上げるパターンを意識的に使っており、ミリオンドリームズも状態面には不安なし。良質なフランケル産駒らしいポテンシャルを持っており、厩舎での評価以上にルメール騎手が「乗りやすくてイイ馬」と気に入っているそうだ。グランアレグリア、シェーングランツ、コントラチェックに続くこの厩舎の牝馬クラシック候補となれるか。


4枠4番
ジョディー
牝3/54.0kg 
武藤雅/戸田博文
騎手厩舎連対率:23.7%
東京芝:2-0-0-0 
芝1600m:2-0-0-3 
最高タイム:1.34.3
《期待値55%》

前走の阪神ジュベナイルフィリーズは16着という結果に終わってしまったが、「テンションが高くてレースでのイレ込みが課題なので、輸送を考慮して強い調教をしていない」と、レース前から関係者からは仕上がりの不安を指摘する声があり、さらにレースに騎乗予定だった武藤雅騎手が2週前の競馬で騎乗停止処分を受けて乗れなくなるというアクシデントもあった。
一転して今回は2戦2勝の地元東京マイル。同じくコンビで2戦2勝の武藤雅騎手も戻ってくる。赤松賞の内容は今回のメンバー相手でも通用するレベルで、少頭数で逃げも可能な顔ぶれ。大敗からの一変を果たす状況は整っている。


6枠6番
ビーチサンバ
牝3/54.0kg 
福永祐一/友道康夫
騎手厩舎連対率:42.9%
東京芝:0-1-0-0 
芝1600m:1-1-1-0 
最高タイム:1.33.8
《期待値70%》

昨秋のアルテミスSでは単勝10.5倍の5番人気と世間的には伏兵扱いの1頭でしかなかったが、WORLDは『層の厚さは栗東でも最高レベルと言っていい友道厩舎の中でも春先から「コレは相当期待出来ると思う」と絶賛されており、育成段階からデキの良さは相当。一部の関係者からは「この馬がフサイチエアデールの最高傑作になるかも」という声も上がるほどだったそうだ。』という情報をお伝えした上で本命馬に抜擢。シェーングランツの豪脚に屈しはしたものの、2着と結果を残して馬連5420円の高配当的中をお届けした。
そして阪神JFではシェーングランツを逆転して3着に入り、今や世間的にも3歳牝馬勢の中でトップクラスの1頭と評価されていることはご存知の通り。早くから素質を見抜いていたWORLDからすれば当然の成績だが、今回も最有力の1頭であることは間違いない。
今回はアルテミスSと同じ東京マイルになる点がプラスで、現状の収得賞金が1000万円しかないため賞金加算へのモチベーションもクロノジェネシスより上。阪神JFの着差も展開一つのもので、今回は逆転、そして重賞制覇のシーンも十分に想像できる。





8枠9番
クロノジェネシス
牝3/55.0kg 
北村友一/斉藤崇史
騎手厩舎連対率:38.1%
東京芝:1-0-0-0 
芝1600m:0-1-0-0 
最高タイム:1.34.2
《期待値70%》

阪神JFは勝っていても不思議ではない競馬だったが、相手のダノンファンタジー、そして鞍上のC.デムーロ騎手のテクニックも含めて上手くやり込められてしまった2着だった。それでも堂々たる競馬で世代最上位の能力を証明。今年は他の3歳牝馬の目標となる形でココから桜花賞、オークスを戦っていくことになる。
先週、今週と追い切りに乗った北村友一騎手は「まだ八分くらいですかね」と関係者に伝えていたそうで、やはりこの時期のGⅢで全力という雰囲気はないが、「体の方は出来上がり過ぎているくらい。レースに行けば勝手に走るタイプだし、輸送もコースも経験済みで不安要素はほとんどない」と陣営は強気。
2戦目に東京で牡馬相手の1800m戦であるアイビーSを使った際に、「オークスを狙っているから」という話があり、その当時の話から考えるとマイル戦はベストではないのかもしれないが、距離適性を能力の違いで突破できるのが東京の長い直線。やはり、勝負駆けの何かに脚元を掬われることはあっても大崩れは考え難い。




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