フェアリーステークス

中山11R フェアリーステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場3日目11R
第35回
フェアリーS
芝 1600m/GⅢ/3歳/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクM】


今年のフェアリーSは1勝馬が14/21の抽選となり7頭が除外となったが、除外馬の中には「出れば1番人気になっていた」というルメール騎手×藤沢和雄厩舎のコントラチェック、唯一の阪神JF出走馬タニノミッション、「田村厩舎のナンバーワン」と言われていたマーフィー騎手騎乗予定のルガールカルム、ミナリク騎手騎乗予定だったシトラスノキセキらがいて、ある関係者の言葉を借りるなら「有力どころがほとんど全部いなくなった」という状況。元々波乱の多い重賞だが、今年も簡単な決着にはならなさそうだ。
ほとんどが1勝馬で、初勝利直後の参戦という馬も多数。今週は裏の京都で白梅賞、来週には同条件の500万菜の花賞があるという事情も含め、出走に至る理由や勝負度合は慎重に考える必要があるだろう。




1枠1番
フィリアプーラ
牝3/54.0kg 
丸山元気/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-0-0 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.34.4
《期待値60%》

前走は後方に控えて4コーナーで大外に持ち出して好時計の差し切り。先頭に立ってからは流す余裕もあり、見た目のインパクトも強い快勝だった。レース後は「フェアリーSに挑戦するか、手堅く2勝目を目指して翌週の菜の花賞に回るか」と陣営も悩んでいたそうだが、「先週の金曜日に時計を出した時の雰囲気が良かったので」と重賞参戦を決定。抽選を潜り抜けてこの舞台に立っている。
前走は毛がモサモサしていて見栄えは決して良くなく、厩舎サイドも「見た目だけで言えば強気なことは言いづらかった」と笑っていたほど。今回もその点はあまり変わらないそうで、パドックで毛ヅヤが悪く見えても、この馬に関してはあまり割り引く必要はないだろう。ただ、陣営は「この状態でこれだけ走れるのだから、暖かくなればもっと良くなりそう」と考えているそうだ。


1枠2番
アゴベイ
牝3/54.0kg 
北村宏司/尾関知人
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:未経験 
《期待値60%》

デビューからの2戦はいずれも左回りで走っている尾関知人厩舎アゴベイだが、関係者によると「右回りの方が走りやすい」という。「左にモタれる癖があるので、前走は前半内ラチを頼らせて、直線で大外へとブン回す大味な競馬になった。もう少し上手く立ち回れれば勝ち切れていた」という話で、「左手前で走りたがるので右回りの方が合っている」と、初の中山がプラスに働きそうな雰囲気だ。
前走で見せた末脚からも明らかだが持っている能力は高く、厩舎サイドは「心肺機能はレッドファルクス以上」と、厩舎のGⅠ馬を引き合いにだして絶賛するほど。「引っ掛かるタイプじゃないし、血統的にも距離延長は歓迎です。有力馬が除外されてほとんど1勝馬同士の戦いだし、この馬で勝負になりますよ」と、人気以上に関係者のトーンは高い。





3枠6番
レーヴドカナロア
牝3/54.0kg 
ブロンデル/斉藤崇史
騎手厩舎連対率:-
中山芝:未経験 
芝1600m:未経験 
《期待値60%》

兄姉に3頭の重賞馬がいる、競馬ファンにはお馴染みの良血であるレーヴドスカーの産駒。名前の通り父は今をときめくロードカナロアに替わり、松田博資厩舎にいた頃からこの血統を担当してきたという持ち乗りの担当者も「能力に関しては上ともヒケを取らない」と期待を寄せている。
新馬勝ちから2戦目での重賞挑戦となったファンタジーSは8着に敗れてしまったが、関係者によると「スタートで後手を踏んだことが響き、道中で馬群に付いていくのに脚を使ってしまった」ということが敗因。「しっかり脚さえ溜まれば一発まで期待していい」と、まだまだトーンは落ちていない。この血統だけに、前走の負け一つで見限るのは軽率だろう。


4枠8番
ホウオウカトリーヌ
牝3/54.0kg 
大野拓弥/栗田徹
騎手厩舎連対率:28.6%
中山芝:2-1-0-0 
芝1600m:未経験 
《期待値55%》

今年のメンバーでは2頭だけの2勝馬ながら、その2勝がどちらも1200m戦であり、これまで1400mまでしか走ったことがないということで世間的な評価はイマイチ上がってこない。マイル以上の距離で強い勝ち方をした馬や良血馬の集う重賞となるとある意味当然ではあるだろう。
しかし、陣営は「2走前の東京では、1400mかつ長い直線でどうかと思ったが最後までシッカリ脚を使って上がり最速。あれで距離が延びても心配はいらないと感じた。前走の楽勝ぶりからも持っている能力は高いし、中山だったらマイル戦でも勝負になるはず」と、かなり自信がある様子。軽快なスピードとレースセンスの高さは、混戦必至のこういうレースでこそ武器になるだろう。軽視は禁物だ。





6枠11番
アクアミラビリス
牝3/54.0kg 
デムーロ/吉村圭司
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.37.2
《期待値60%》

姉は中山でデビューから2連勝し、引退レースの有馬記念でも2着に好走したGⅠ馬クイーンズリング。アクアミラビリスも姉と同じく吉村圭司厩舎からデビューし、東京で着差以上に楽な新馬勝ち。父はこの世代好調なヴィクトワールピサに替わっている。
「姉のクイーンズリングよりも柔らかみがあって素材として上。輸送も新馬戦でクリアしたし、中山向きの器用さもある」と厩舎の評価はかなり高く、「重賞のメンバーであっても十分好勝負になる」と自信十分。「他の有力馬が軒並み除外になったのでこの馬に注目が集まりそうだが、だからこそキッチリと結果を残したいところ」と、1戦1勝馬ながら受けて立つという意識でレースに臨む。
ちなみに、もし今週除外になっても特別登録していた白梅賞への再投票はせず、翌週の菜の花賞に回ると決めていたそうだ。やはり中山向きの器用さという面を重視しているのだろう。


7枠13番
グレイスアン
牝3/54.0kg 
戸崎圭太/斎藤誠
騎手厩舎連対率:39.1%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.7
《期待値60%》

夏の新潟でデビューする予定も出走取消となり、仕切り直しとなった11月24日の東京でデビュー勝ち。その時に乗っていたのが戸崎圭太騎手だったが、「初戦は何も予備知識がなく乗ったんですが、凄くイイ馬でした。全く若さもなく、牝馬らしからぬドッシリした感じがあって本当にかっこいいんです」と、大のお気に入りに。それで厩舎サイドも戸崎騎手の予定に合わせて2戦目のローテを決めたという話のようだ。
「12月は戸崎騎手の予定が全て埋まっていたのでここまで待ちました。1勝馬なので抽選対象でしたが、戸崎騎手も『それでも乗りたい』と言ってくれたし、私たちの感覚以上に戸崎騎手は評価してくれているんだと思います」と厩舎サイド。「態勢は整っているし、大型馬の割に器用さがあるので中山はこなせるはずです」と、期待を持って送り出す一戦。





8枠16番
アマーティ
牝3/54.0kg 
三浦皇成/武井亮
騎手厩舎連対率:40.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-0-1-0 
最高タイム:1.34.8
《期待値60%》

前走のサウジアラビアロイヤルCは8頭立てで、勝ったグランアレグリアからも離されていたが、そうは言っても重賞3着。ほとんど500万下と変わらないようなメンバーの今回ならば実績上位と言える1頭だろう。
「前走後に骨折で休みましたが、本当に軽いものだったので乗っていない期間もほとんどなく、普通の休み明けと変わらず影響はありません」と陣営は順調さを強調。また、これまでは「調教は凄く動くが、その分硬くなりやすい」というタイプだったが、この中間は意識的に普段の乗り運動を強めて、追い切りは軽めにするよう調整パターンを変更。これが良い方に出ているそうだ。
「前走は勝ち馬を強気に追い掛けたことで最後に脚色が鈍ったが、内容そのものは良かった。今回は牝馬限定だしメンバーも楽になって、当然勝ち負けの期待は持っています」と関係者は強気。大外枠は少し痛いが、十分勝ち負けを争える1頭だろう。



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