シンザン記念

京都11R 日刊スポシンザン記念
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

京都競馬場2日目11R
第53回
シンザン記念
芝 1600m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクM】


昨年はアーモンドアイが大外から圧巻の差し切りを決めて優勝。それだけでなく、ジェンティルドンナ、オルフェーヴルといった歴史的名馬たちもクラシックへのステップに選んだレースでもある。ノーザンFの勢力拡大によって有力馬の使い分けという流れが生まれ、レースの価値が大きく変わった代表的な重賞と言えるだろう。
今年は12頭立てで5頭がノーザンF生産馬。「今年はさすがにアーモンドアイのような馬はいないね」と去年と比べて語る関係者は少なくないが、それは早計だろう。昨年の今頃も、アーモンドアイが3冠どころか世界レコードでジャパンカップを勝つ馬になると思っている関係者はいなかった。今年のメンバーの中にも、まだ真の力を見せていない超大物が潜んでいる可能性はある。
昨年はホープフルSも的中で締め、WORLDの2歳戦情報はかなりの精度を誇った。いよいよクラシックに向けてスタートを切る3歳戦、最初の重賞であるシンザン記念、来週のフェアリーSと京成杯と、WORLDのジャッジをお楽しみに。




2枠2番
ヴァルディゼール
牡3/56.0kg 
北村友一/渡辺薫彦
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:1-0-0-0 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.4
《期待値65%》

11月の京都で新馬勝ちし、その直後には「放牧を挟んでシンザン記念に挑戦する」というプランが決まっていたという渡辺薫彦厩舎ヴァルディセール。関係者にそう考えさせるだけの良い勝ち方だったということで、今回は実績のある相手もいるが気配で見劣ることはないようだ。
「暮れにしっかりやったので3日はサッとやるだけのつもりだったが、坂路で52秒台が出た。乗っていたジョッキーもこんなにやるつもりはなかった」と渡辺師は最終追い切りについて話しているが、これは「無理せずこの時計が出たのは調子が良い証拠」というプラス材料。「キャリア一戦で半信半疑の面はありますが、新馬戦の勝ちっぷりから持っている能力やセンスの良さは相当。力試しの一戦ですが期待の方が大きいです」と、厩舎の初重賞制覇も掛かる一戦に臨む。





3枠3番
ハッピーアワー
牡3/56.0kg 
秋山真一郎/武幸四郎
騎手厩舎連対率:28.0%
京都芝:0-0-1-0 
芝1600m:0-0-1-0 
最高タイム:1.35.9
《期待値65%》

前走のデイリー杯2歳Sはスローペースで後方勢には不利。その中で3着争いを制したハッピーアワーの末脚は十分に評価できるものだった。「前走は北海道から栗東に戻った時に馬体を減らしてしまい、そこを気にしながらの調整で攻め切れなかったし、マイルが初めてということでレースでも慎重に乗っていた」とのことで、あの内容でも100%の力は出し切っていない。「今回は何も気になるところがなく順調」という今回は前進必至だ。
秋山騎手は2走前の札幌にもわざわざ乗りにきたようにハッピーアワーの素質を買っており、今回は賞金加算に成功すればこの後のGⅠ戦線がほぼ当確となるレース。「前走と同じ舞台になるし、引き続き少頭数ならロスも少ない。相手関係はデイリー杯と大差ないと思うし、引き続き好勝負を期待」と、関係者のトーンは高い。


5枠5番
アントリューズ
牡3/56.0kg 
川田将雅/栗田徹
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:未経験 
芝1600m:2-0-0-0 
最高タイム:1.34.7
《期待値65%》

東京のマイルで2連勝したアントリューズが京都への遠征で重賞初挑戦。今回はこれまで乗っていた戸崎圭太騎手に替わって川田将雅騎手が騎乗しており、戸崎騎手は京都にいるにもかかわらずシンザン記念の乗り馬がいない。これは、戸崎騎手は元々アンブロークンに騎乗するためにシンザン記念への遠征を決めていて、その後使うことになったアントリューズは新たに川田騎手を手配したのだが、その後でアンブロークンが故障で回避となったため。川田騎手にとってはラッキーな形で有力馬が回ってきた。
勝った2戦はいずれも好位で運んで上がり最速と力の違いを見せており、「初戦は右回りよりも距離が合わなかった。京都マイルならしっかり力を出せると思います」と、関係者は今回の舞台に関しても心配していない。このメンバーに入っても上位評価すべき1頭になる。


5枠6番
ドナウデルタ
牝3/54.0kg 
福永祐一/石坂正
騎手厩舎連対率:30.8%
京都芝:0-0-0-1 
芝1600m:0-0-0-1 
最高タイム:1.36.2
《期待値65%》

母ドナウブルーは2011年のシンザン記念で5着。叔母のジェンティルドンナは2012年のシンザン記念を勝っている。ドナウデルタは父にロードカナロアを迎えたドナウブルーの2番仔。ロードカナロア産駒といえば、昨年のシンザン記念はアーモンドアイが初重賞勝利を果たしたレースだった。
前走のデイリー杯2歳Sも高い評価を受けて臨んだ一戦だったが、直線で進路を塞がれて切り返すロスがあって5着まで。とはいえ不完全燃焼の一戦だっただけに、「まともなら牡馬相手の重賞でも戦えることは分かった」と、関係者はレース後も前向きだった。
今回も牡馬相手、京都マイルの重賞となるが、「状態だけならすこぶる良い」と関係者はデキを強調している。「放牧を挟むたびにトモの力強さや体付きが良くなっている。この時期にしては毛ヅヤもいいし、さすが良血馬といった雰囲気」と、仕上がりに対してはかなり自信を持っている様子だった。「身の丈にあった使い方をする石坂厩舎にしては、重賞連戦は珍しい」と、ある関係者が話していたが、厩舎としてもそれだけ出世を期待する存在ということだろう。





6枠7番
ニホンピロヘンソン
牡3/56.0kg 
浜中俊/安達昭夫
騎手厩舎連対率:21.1%
京都芝:1-0-0-0 
芝1600m:0-0-0-1 
最高タイム:1.36.6
《期待値60%》

2連勝で臨んだ朝日杯フューチュリティSは後方のまま全く見せ場もなく最下位となってしまった安達昭夫厩舎ニホンピロヘンソンだが、これには事情があった。「馬場入りしてから急にイレ込んでしまい、そのせいで出遅れて前にも行けずそのまま。せっかくのGⅠなのに何も出来ませんでした」と悔しそうに語るのは厩舎筋の関係者。前走は能力の一端すら見せておらず、ひとまず度外視でいい。
今回はゲート裏までホライゾネットを着用するなど陣営も対策を考えており、平常心で臨めれば巻き返しは可能。そもそもデビューからの2戦は普通に走れており、前走はGⅠ独特の雰囲気に戸惑ったという可能性もある。2連勝の内容は濃く、この相手なら能力を出し切れば十分通用する。


7枠9番
パッシングスルー
牝3/54.0kg 
池添謙一/黒岩陽一
騎手厩舎連対率:10.0%
京都芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.35.8
《期待値60%》

新馬勝ちから3ヶ月の休みを挟んでの重賞挑戦、しかも牡馬混合で関西遠征と不安に感じる要素は多いが、黒岩厩舎や周辺の関係者は全体的に前向きなトーン。「新馬戦はレベルが高い中で鮮やかな勝ち方でした。この中間は天栄への放牧を挟んで、帰厩してからも負荷を掛けて調整してきたので仕上がりも万全です」と陣営は強気に話しており、「能力的にはこの相手でもウチの馬が上です」と、1戦1勝馬でも不安より楽しみの方が大きいといった雰囲気。2戦目に京都のシンザン記念を選んだのには、広いコースが向くという点もあるが、アーモンドアイの出世ルートを意識した節もあるようだ。


7枠10番
ミッキーブリランテ
牡3/56.0kg 
坂井瑠星/矢作芳人
騎手厩舎連対率:39.3%
京都芝:0-1-0-0 
芝1600m:未経験 
《期待値60%》

新馬戦はマカヒキの弟ウーリリとマッチレースを繰り広げ、2戦目でアッサリと2馬身半差で初勝利。デビュー前は意外にも関係者の評価はそれなり程度だったミッキーブリランテだが、レースを重ねるごとにその評価は上がってきている。
「前走は2戦目の上積みが大きかったが、今回はそこから再度の中2週なので、状態は横ばい程度」と、厩舎サイドは状態面に関しては控え目だったが、前走並みに動けるならば及第点。それよりも「道中で頭を上げたり若さを見せていたから、まだまだ良くなる余地はある」と、レースでの立ち回りは3戦目の今回、もっと良くなる期待を持てる。「折り合いを考えればマイルへの短縮はプラスになる」とのことで、ここまでは2戦続けて1800mを使っていたが、距離短縮は以前から考えていたようだ。



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