ステイヤーズS

中山11R ステイヤーズS
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場1日目11R
第52回
ステイヤーズS
芝 3600m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


デスペラードが2連覇した後はアルバートが3連覇。その間にファタモルガーナが5年間で3回2着に走るなど、今の日本競馬では異端の3600m戦ということで、一部の長距離馬のためのレースという様相が強くなっているステイヤーズS。今年の注目はもちろんアルバートが日本競馬ではまだ1頭も成し遂げていない“同一重賞4連覇”を達成するかどうかになるが…。残る13頭も、簡単に重賞タイトルは渡したくないだろう。
とはいえ、今年も格上挑戦が4頭いるなど、この条件だけに顔ぶれは寂しい。5歳馬が6頭というのは、慢性的に高齢化の進む長距離戦としてはフレッシュだが…。果たしてアルバートを脅かす馬は現れるか?
一方、日曜日のチャンピオンズCは3歳馬ルヴァンスレーヴが注目を集め、他の人気馬もオメガパフューム、サンライズソアなどフレッシュな面々が並ぶ。ダート路線も5歳や6歳、脂の乗り切った馬が優勢という時代が長かったが、残念ながら回避となったゴールドドリーム、そして今年のルヴァンスレーヴを見るに、ダート路線も時代が変わりつつあるのかもしれない。WORLDのチャンピオンズCの最終決断は参加者限定。興味のある方は至急ご確認を。







1枠1番
アルバート
牡7/57.0kg 
モレイラ/堀宣行
騎手厩舎連対率:42.1%
中山芝:3-0-0-6 
芝3600m:3-0-0-0 
最高タイム:3.43.0
《期待値65%》

前人未到の同一重賞4連覇が掛かる堀宣行厩舎アルバート。もう7歳の冬を迎えるが、関係者はかなりの自信を持ってステイヤーズSに臨んでいる。「前走は究極の上がり勝負になってしまって着順は落としたが、アルバート自身も58.5キロを背負いながら32秒7の脚を使っている。衰えは全く感じない」と関係者。今年もステイヤーズSが大目標というローテーションを組み、「7歳なので成長や上積みといったことはないが、この馬なりに普通に良いし、これまでの年と同じ雰囲気。それで十分でしょう」と、もはや泰然自若といった表現がふさわしいような余裕を見せている。
アルバート自身が生粋の長距離ランナーであることは明らかだが、それに加えてステイヤーズSは別定戦のため2年目以降は毎年57キロで斤量が増えることなく走れているメリットがあり、今の日本競馬では超特殊な条件であるため、下の世代の突き上げというのも無い。今年のメンバーを見ても…というところ。これが3連覇を成し遂げた理由、そして4連覇が現実のものとなりつつある理由であろう。自分の力を出し切れば、今年も期待は大きい。





3枠3番
モンドインテロ
牡6/56.0kg 
ビュイック/手塚貴久
騎手厩舎連対率:-
中山芝:0-0-1-1 
芝3600m:0-0-1-0 
最高タイム:3.47.7
《期待値60%》

一昨年の12月はステイヤーズSに出走して3着だったが、昨年は阪神のチャレンジCに向かい4着。その後もダートを使うなどしつつ、2000m前後のレースに狙いを移していたように思われた手塚貴久厩舎モンドインテロだったが、今年はまたステイヤーズSへの出走を選んできた。
陣営は京都大賞典を振り返って「早めに動きたいタイプなのに、道中で動けずポジションを下げてしまった。この馬の競馬をさせてもらえなかった」とオーナーサイドに見解を伝えており、年齢とともにズブさが出て道中の立ち回りが難しくなったことから、再びこの距離での競馬を考えたようだ。
関係者からは「ロス無く運べば2~3着はある」「掲示板狙いでセコく立ち回って、展開や乗り方次第でもう少し上を」など気弱な話が並ぶが、今年のメンバーならば上位争いはそこまで難しくないだろう。


3枠4番
コウキチョウサン
牡5/56.0kg 
北村宏司/和田正一郎
騎手厩舎連対率:18.2%
中山芝:0-1-1-8 
芝3600m:未経験 
《期待値60%》

前走の六社Sは6着。準OPでの実績がない状態での重賞挑戦となると楽ではなさそうだが、関係者からは意外にトーンの高い話がいくつか入ってきている。
「本当は新潟記念に使う予定だったが、脚をぶつけて回避することになり、前走はスライドの影響もあって仕上がり途上だった。なので結果は気にしなくていい」と話すのは厩舎に精通する情報筋。「使ってからは状態がかなり良くなっていて、重賞でも健闘した春の最後の方と遜色ないデキ」とのことで、状態面はかなりのモノ。
さらに、このレースに参戦した理由が「前走後にジョッキーの方からステイヤーズに使って欲しいと打診があったから」とのこと。全兄がオジュウチョウサンという血統からも分かるが、「とにかく距離は長ければ長い方がいい」というタイプ。絶好のデキ、絶好の条件ということならば、格下でも無視は禁物か。


5枠7番
ララエクラテール
牡6/56.0kg 
戸崎圭太/今野貞一
騎手厩舎連対率:-
中山芝:未経験 
芝3600m:未経験 
《期待値55%》

格上挑戦、しかも前走が準OPへの昇級初戦で5着止まりということで、侮られて当然の立場と言える今野貞一厩舎ララエクラテールだが、関係者にとっては「今回のマラソンレース、しかも中山だったら変わる」と、非常に楽しみにしている一戦のようだ。
前走の古都Sは5着までだったが、元々この馬は「平坦でスピード勝負、瞬発力勝負になる京都は苦手」と言われており、京都は今年の初頭に走って13着、10着。京都コースで走ること自体を避けており、良績は上がりが掛かり馬力の要る阪神、中京、札幌に集中いている。それを踏まえれば、準OPへの昇級戦で京都を走って5着というのは、地力が付いてきた証と考えていい。
格上挑戦でも斤量面の恩恵が無いステイヤーズSへの参戦を決めたのは、やはり陣営が「この馬は距離が延びるほど良い」と考えているから。未勝利時代から2600m戦を使っていたほどのこだわりで、2走前の札幌での強い勝ち方、5着でも進歩が見えた前走の内容が重賞挑戦への決め手。戸崎騎手に声を掛けている点からも、色気のあるところは窺える。





7枠11番
リッジマン
牡5/56.0kg 
蛯名正義/庄野靖志
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:0-0-0-2 
芝3600m:未経験 
《期待値65%》

今年は格上挑戦だった万葉SとダイヤモンドSで2着、そして前走の丹頂SでOP初勝利と、長距離路線で存在感を見せている庄野靖志厩舎リッジマン。陣営は「ひと夏越して馬が良くなった。何より口向きが改善されてレースがしやすくなったのが良い」と、好調ぶりを評価している。
「スタミナ比べなら負けないし、この距離でも自分から動いていく形で攻めたい」とのことで、関係者からは「あまりアルバートを意識し過ぎず、まずはこの馬自身の力を出し切る競馬をしたい」という話もあった。上位争いを期待できそうな雰囲気の1頭。





7枠12番
アドマイヤエイカン
牡5/56.0kg 
田辺裕信/須貝尚介
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:0-0-0-2 
芝3600m:未経験 
《期待値65%》

前走の古都Sを制し、3年ぶりにOPに返り咲いた須貝尚介厩舎アドマイヤエイカン。2~3歳時の活躍や、1年以上の長期休養明けのレースをアッサリ制した実力からすると準OPでの足踏みは意外だったが、晴れて弥生賞以来となる重賞レースに挑む。
3歳の夏に丹頂Sを使っているように、元々関係者は長距離向きだと思っていた馬。「心肺能力が高くて、乗りやすいし掛かったりしないので距離はこなせる」と、初めての距離でも臆するところはない。今年は前走で勝っているのがリッジマンとアドマイヤエイカンの2頭だけ。その勢いと若さで4連覇を狙う不動の長距離王を止めたいところ。





8枠13番
メドウラーク
牡7/56.0kg 
丸田恭介/橋田満
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:0-0-0-1 
芝3600m:未経験 
《期待値55%》

橋田満厩舎メドウラークは今年のサマー2000シリーズチャンピオン。この日は阪神で2000mのチャレンジCがあり、普通ならチャレンジCに向かうはずだが…そこにはしっかりと陣営の意図がある。
「以前は乗り難しさがあったので中距離ばかりを使っていただけ。年をとって逆にズブさが出てきた今なら、長めの距離の方が合う可能性もある」と、しっかり考えた上でのステイヤーズS参戦。弟のダノンアローダやダノンディスタンスも長距離志向で活躍しているという点も踏まえ、今回の参戦に踏み切ったようだ。意外性のあるタイプだけに、ココで新味を出して再び大穴という可能性もあるか。



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する