ラジオNIKKEI杯京都2歳S

ラジオNIKKEI杯京都2歳S
芝 2000m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


重賞に昇格して今年で5回目を迎える2000mの2歳重賞。昨年は勝ったグレイルが年明けの共同通信杯を連勝し、2着タイムフライヤーがホープフルSでGⅠ制覇。3着ケイティクレバーは若駒S、4着アイトーンは若葉Sを勝っており、上位入線馬が軒並みその後のレースで活躍してクラシック戦線に乗っている。OP特別時代にはエピファネイアやヴィクトワールピサといったGⅠ馬も勝っているレースで、今年も少頭数ながら今後への展開も含めて楽しみなレースとなるだろう。
ホープフルSがGⅠに昇格したこともあり、年末に向けての叩き台というプランで使う陣営がいる一方、ここで賞金を加算できれば年内は使わないだろうと話す陣営もいて、やはりキャリアの浅い2歳馬のレースとあって、このレースへの臨み方や今後のプランは様々。勝負度合いの差というのも、馬券を考える上では一つの要素となってくる。




1枠1番
クラージュゲリエ
牡2/55.0kg 
モレイラ/池江泰寿
騎手厩舎連対率:66.7%
京都芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値60%》

札幌開幕週の新馬戦を2馬身差で快勝し、続く札幌2歳Sでは1番人気に推されるも3着まで。レース後に「キャリアの浅さもあってか幼さが全面に出たようなレースになってしまった」と関係者が振り返っていたように、スタート前からテンションが高く、向正面では遊ぶようなところを見せていた。単純な力負けではないし、その札幌2歳Sを勝ったニシノデイジーは先週の東スポ杯2歳Sまで連勝。レースレベルは高かった。
この中間はNFしがらきへの放牧を挟み、11月6日に帰厩。「1週前の追い切りではテンションが上がって折り合いを欠いてしまったが、今週はしっかり最後まで動けていました。新馬戦を勝たせてくれたモレイラ騎手との再コンビになりますし、当日輸送でテンションが上がる面だけを気を付ければ勝負になると思います」と陣営は自信を見せている。





2枠2番
ワールドプレミア
牡2/55.0kg 
武豊/友道康夫
騎手厩舎連対率:50.0%
京都芝:1-0-0-0 
芝2000m:未経験 
《期待値60%》

皐月賞2着馬ワールドエースの全弟で、セレクトセールでは2億5920万円という値段で落札された超良血馬。もちろん目標はクラシックであり、新馬戦は見た目こそ辛勝だったが、「正直なところ仕上がりは進んでいないが、この時期に負荷を掛けてビシビシ仕上げてしまうと、距離に限界のある馬になってしまう。だから、長めの距離を走らせることを意識した調教を積んできた」と陣営が振り返るように、目先の仕上がりよりも先を見据えた調教を課してのデビューだったそうだ。それでもキッチリ勝ち切るのだから、やはり素質は高い。
今回も調教の時計だけを見れば地味で、まだまだ結果を意識した仕上げではないようだが、それでも陣営は「来春のためにも賞金加算はしておきたい」と前向き。この後は友道厩舎らしく、ホープフルSよりは年明けの若駒Sを意識しているようだが、無事にクラシックに乗せるためにも今回で力は示しておきたい。


4枠4番
ペルソナデザイン
牡2/55.0kg 
池添謙一/大竹正博
騎手厩舎連対率:35.7%
京都芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-1 
最高タイム:2.02.2
《期待値60%》

未勝利勝ちから直接の重賞挑戦、しかも関西への遠征となる大竹正博厩舎ペルソナデザインだが、これには陣営の考えがある。「2戦目には中山の自己条件も考えたが、この馬はモタれる癖があるので中山の急坂では余計に苦しくなってしまうかもしれない。それなら平坦の京都の方が力を出せる」という、馬の個性を考慮した上での遠征決断だ。
この中間は主にモタれる原因を探りながら、今回騎乗する池添謙一騎手にも追い切りに乗ってもらっての調整。最終追い切りでは違うハミを試し、かなり感触は良くなっているようだ。前走もモタれながら接戦を勝ち切ったように、秘めているポテンシャルは確か。この中間に教えてきたことが実れば重賞でも一発のチャンスはある。


8枠8番
ミッキーブラック
牡2/55.0kg 
C.デムーロ/音無秀孝
騎手厩舎連対率:0.0%
京都芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-0 
最高タイム:2.01.3
《期待値60%》

新馬戦、芙蓉Sと連勝中の音無秀孝厩舎ミッキーブラック。前走後に「今年の目標はホープフルS。放牧を挟んで、ひとつレースを挟んでから向かう」と予定が述べられており、今回はいわゆるホープフルSへの叩き台という位置付けの出走ではある。また、関係者はここまでの2戦のレースレベルも気にしているようで、「重賞のメンバーでどれだけやれるか。今回が試金石になる」と、実績は上位ながら意外に控え目なトーンだった。
とはいえ、「まだまだ緩さが残っている」と言われながら最速の上がりで差し切った初戦、向正面で一気にマクってそのまま追い比べを制するレースセンスの高さを見せた2戦目の芙蓉Sと、レース内容はいずれも秀逸。調教の動きも力強さを増しており、デビュー当初と比べれば緩さは抜けてきている。無傷の3連勝で2歳中距離王者へ挑戦、そうなる可能性は十分にあるだろう。





8枠9番
ショウリュウイクゾ
牡2/55.0kg 
浜中俊/佐々木晶三
騎手厩舎連対率:14.3%
京都芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値60%》

6月阪神の新馬戦ではスタートで大きく出遅れてしまい、勝負処でも早めに鞍上の手が動き始めるなど厳しい態勢に見えたが、直線に向くと馬群の真ん中から軽々と抜け出して、最後は手綱を緩める余裕を見せて快勝。粗削りながら、ポテンシャルの高さを示すデビューとなった。
その後は放牧を挟んで新潟2歳Sに向かう予定だったが、「捻挫や爪を痛めるアクシデントがあった」とのことで、無理せず夏場は全休。しかし、間隔を開けたことで「馬体に幅が出て、気持ちもデビューの時よりピリっとしてきましたね」と厩舎スタッフが話すように、馬は成長しており、久々に跨った浜中騎手も「フットワークや背中から素質を感じる」と手応えを掴んでいたそうだ。2000mでも。


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