アルゼンチン共和国杯

東京11R アルゼンチン共和国杯
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

東京競馬場2日目11R
第56回
アルゼンチン共和国杯
芝 2500m/GⅡ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


春の目黒記念と同じく、芝2500mのハンデ戦として行われるGⅡアルゼンチン共和国杯。天皇賞・秋の翌週のハンデGⅡで、距離的にも長距離志向の馬が集まりやすいため、あまり王道路線の勢力図には影響しないという捉え方をされる時期もあったが、近年はゴールドアクター、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードと後のGⅠ馬が勝ち上がるようなレースとなってきた。
例年ならこの週はGⅠの中休みで、アルゼンチン共和国杯が週のメインと言えたが、今年は京都てJBCが開催されるため、日曜の東京は裏開催っぽい雰囲気に。リーディング上位の騎手も多くが京都に行っているため、ガンコ、パフォーマプロミス、ムイトオブリガード、ルックトゥワイス、アルバートといった上位人気馬が軒並み乗り替わりとなっているのはJBCの影響の一つと言えるだろう。
東京開催はジャパンカップまでGⅠがなく、「天皇賞が終わると気が抜けてしまうね」という美浦の関係者も少なくないという話だが、来週は武蔵野S、再来週は東スポ杯と重賞は毎週続く。11月末の山場に向けて、東京後半の傾向はしっかりチェックしておきたいところ。







1枠1番
エンジニア
牡5/54.0kg 
北村宏司/牧光二
騎手厩舎連対率:28.6%
東京芝:3-4-4-4 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

OP入りしての初戦だった新潟記念は4着。前崩れの展開に助けられた部分はあるにせよ、メドの立つ競馬は出来ていた。今回は2ヶ月ぶりの実戦で、これまで2000mまでしか経験のないエンジニアにとっては未知の条件である2500m戦。人気にはなりにくい立場だが、陣営の雰囲気はかなり良いようだ。
「久々でも調教の動きは素晴らしいし、奥手の血統なのでまだまだ成長している。特にこの中間は精神的にだいぶシッカリしてきた」と関係者。「前走以上のデキにあるのは間違いない」と、仕上がりにもかなりの手応えを持っている。距離に関しても「血統的にもスタミナはあるし、テンが速いと結果が出ない馬なので、ゆったり流れそうな今回の条件は向くはず」と、むしろ大駆けのスイッチになりそうな気配がある。枠とハンデ差を活かして上手く立ち回れば人気ほどの差はないはずだ。





4枠4番
ガンコ
牡5/57.0kg 
三浦皇成/松元茂樹
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:未経験 
芝2500m:1-0-0-0 
最高タイム:2.33.9
《期待値60%》

秋初戦のオールカマーの時には「休み明けで全然馬に気が入っていない。調教の時計が出ているだけで、春に見られた自分から向かっていく気持ちが全く見られない。一言で言うと気合不足で、ひと叩きしないとどうしようもない」と、情報筋の間では散々な評価だったガンコ。結局レースでは直線の粘りがなく7着に敗れてしまった。
しかし、この話なら叩き2走目の今回は期待が持てるというもの。やはり今回は「一度使って馬はだいぶ良くなってきた」と、状態は確実に上昇しており、水曜日に栗東まで調教に乗りに行った三浦皇成騎手も「凄く良い動きでビックリしたくらい。デキだけなら十分勝ち負けのレベルです」と好感触だったそうだ。
そうなると、焦点となるのはデキの問題よりも初めての東京コースとハンデ差。GⅡを勝っているとはいえ「ハンデは1キロ見込まれたかな」と、57キロには陣営もやや不満気。東京コースに関しては「すんなり先行して、あまり切れ味勝負にならないようにしたい」とのことだが。





5枠6番
パフォーマプロミス
牡6/56.0kg 
オドノヒュー/藤原英昭
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:0-2-1-1 
芝2500m:1-0-1-0 
最高タイム:2.29.8
《期待値65%》

京都大賞典を感冒で取り消したため、今回が仕切り直しの秋初戦となるパフォーマプロミス。出馬投票を行った木曜日の夜に熱発してしまったため出走を自重したが、日曜日には運動を再開できたように症状は軽く、この中間は影響なく調整を進められている。
関係者によると「太目もないし、このレースに向けてしっかり態勢は整っている。結果的にはブッツケになったが、東京コースは合っているので元々このレースは使うつもりだった」とのこと。宝塚記念を58キロで走ったのは良い経験になったようで、「今回はまた目黒記念の時と同じ56キロで走れる。良い競馬になるよ」と厩舎サイドも自信を持っていたとのことだ。





6枠7番
ムイトオブリガード
牡4/55.0kg 
四位洋文/角田晃一
騎手厩舎連対率:14.3%
東京芝:3-0-0-0 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

ダートでは500万条件も勝てなかった馬が、芝に舞台を移してから6戦4勝。負けたのは芝替わり初戦の4着と、2階級格上挑戦だった阪神大賞典の8着だけで、「完全に本格化した」という関係者の言葉通りの充実ぶりと言えるだろう。
「ダートを使っていたのは脚元が弱かったからで、馬が成長するとともに脚元も落ち着いて芝でも走れるようになった」とのことで、もうダート時代の成績を振り返る必要はないだろう。「今もグングン力を付けているし、休み明けで余裕のあった前走でもあの勝ちっぷり。スローの瞬発力勝負も克服したし、今や死角がない」と、関係者は強気一辺倒だ。
前走で手綱を取った横山典弘騎手はJBCのため乗れないが、「次も乗れるなら乗りたい。重賞は勝てる馬」とレース後に絶賛していたという話。今回騎乗する四位洋文騎手はムイトオブリガードと芝のレースでコンビを組むのは初めてで、あまり良いイメージは持っていないようだが、厩舎サイドから「勝てるからそのつもりで乗ってくれ」とハッパを掛けられているそうだ。


6枠8番
ルックトゥワイス
牡5/54.0kg 
北村友一/藤原英昭
騎手厩舎連対率:46.2%
東京芝:1-4-0-1 
芝2500m:未経験 
《期待値65%》

藤原英昭厩舎はパフォーマプロミスとルックトゥワイスの2頭出し。ルックトゥワイスの方は格上挑戦の形となるが、勝敗に関わらず六社Sをステップにアルゼンチン共和国杯に進むというローテは前走の当時から聞いていた。
ただ、誤算が一つ。今回のアルゼンチン共和国杯はハンデ戦で、それを考えると負けて格上挑戦の形になるのは有利だったはずだが、この馬のハンデは54キロ。「準OPからの馬は53キロが相場だろう」と、軽ハンデの恩恵を期待していた関係者は不満を持っている様子だ。それだけ準OPでの安定した走りを評価されたということだし、前走で負けたムイトオブリガードとの比較では、斤量差は逆転。他の人気馬との比較では有利な斤量と言えるのだが…。
状態面は問題なく、元々左回りにこだわっていた馬で東京コースは好相性。厩舎としてもGⅡウィナーのパフォーマプロミスと評価はほぼ差が無く、決め手を欠く面はあるものの、ココでも上位に食い込んできそうな雰囲気はある。





7枠9番
アルバート
牡7/58.5kg 
田辺裕信/堀宣行
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:4-1-2-4 
芝2500m:0-1-0-4 
最高タイム:2.30.7
《期待値60%》

アルゼンチン共和国杯は一昨年が2着、去年が4着ときて今年が3回目の参戦。ハンデは昨年と同じ58.5キロ。やはり他馬と比べると楽な斤量ではなく、そこへの対応は今年もテーマとなるが、厩舎筋によると、もう一つ気になる部分があるという。
「この後はムーアを乗せてステイヤーズSを使うことが決まっている。京都大賞典から始動して、間隔を詰めていくつもレースを使うのはこの厩舎らしくない」と言われており、どうやら今回は状態的に強調できるデキではない様子。やはり本線は相性抜群のステイヤーズSのようで、今回は緩めないために使って、それで結果も出ればという程度の意気込みのようだ。結局自己条件に回ったが、ヘリファルテにジナンボーまで特別登録していたのはアルバートに自信が無かったからだろうか。軽視できない実績馬であることは確かだが…。





7枠10番
ウインテンダネス
牡5/56.0kg 
松岡正海/杉山晴紀
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:2-2-0-4 
芝2500m:1-0-0-0 
最高タイム:2.29.7
《期待値60%》

今年の目黒記念で重賞制覇を果たしたウインテンダネスが、同じ東京芝2500mのハンデGⅡであるアルゼンチン共和国杯の勝利に向けてトーン上々との報告だ。秋初戦の京都大賞典は6着だったが「元々休み明けは結果が出ない馬だし、結果は別として、次以降に期待が持てるようなレースが出来れば良いと思っていた」と陣営が語るように、あくまで京都大賞典は叩き台。「ジャパンカップに使いたい」という話からも明らかなように、秋競馬の狙いは春に準OP→目黒記念と連勝した東京でのレースだ。
栗東まで追い切りに乗りに行った松岡騎手は「前に乗った時よりも良くなっています。ここで力が上とは言えませんが、ハンデも恵まれたと思いますし、この相手関係なら面白いと思います」と話している。


スポンサーサイト
コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する